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岸恵子さんがゲスト@あさイチ

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岸恵子さんがゲスト@あさイチ
 

ウチの母もクラシック映画好き(&白人至上主義)だから、
岸恵子さんと言えば「フランスの監督と結婚して・・・」といかにも羨ましそうに話す女優さんのイメージだけれども、

横浜空襲での話、日本に二度と戻れないと決心してフランスに渡った話、
再び日本に戻ったら、映画出演オファが次々と来て、結局離婚に至った話、
ジャーナリストとして紛争地で何度も死にかけたとか、尊厳死を認めなかった大統領を嫌いになったとか、

しかも、初めて「あさイチ」を見たのは、前回書いた「女のホケン室 なったらどうなる?閉経@あさイチ」を見て大感動!
「こういうプログラムは素晴らしい!!」と大絶賛!

含蓄のある深い話を、あの優雅な笑顔で話される、とってもステキな方だった。
短縮版なのが残念。くだらない国会中継などよりずっとココロ豊かになる話がまだまだあったろうに。

その後に出た3人の陽気なオペラ歌手もホントに楽しかった♪♪♪
ユーモアって大切v


【内容抜粋メモ】

・2人お孫さんに夢中
上のコは「日本はノーベル賞を受賞する科学者が多い。研究費にお金が使えるから、戦争はやらなくていい」なんてことを言う/驚

 




・『わりなき恋』
4年をかけて書き下ろした小説を、自らの脚色・出演で朗読劇として上演している。

 



Q:ヒロインが岸さんと重なるのでは?


「私は、OLを全然知らないから、主婦もちゃんとやってないし、職業、性格的なものは自分のまま。
 でも、クキはよく考えた。飛行機での出会いだけは実話。

 なにが素敵だったかというと、ビジネスマンなのに『プラハの春』という、
 人間の顔をした社会主義に胸を熱くしたというところに興味を持って、この人を主役にしようと決めた。
 真面目なだけじゃつまらないから、少しエグサントリックな男にした」
(エグサントリックて何だろう?て思ったけど、エキセントリックのフランス語発音か?

「世界中の男がやっぱり『自己肯定症候群』に罹っている。女にはちょっと引いてもらいたい。
 日本人は特にそうです。マナーとしては女をたてるけれども、芯の奥のほうでは、
 自分主体に事が運ばないとっていう、女から見ると“ちょっと・・・”というところも入れて、
 男の嫌さも入れて、でも良さのほうが多い男にしたかった」


「女のホケン室 なったらどうなる?閉経@あさイチ」を見て大感動!
自分も小説を書く時、4~5人にインタビューして、婦人科の医師にも取材した。
自分は婦人科に行ったことがないから、あの先生に診察してもらいたい。とてもためになりました。

“ホルモン剤の服用はがんになる”とフランスで聞いていた。
フランスでは45歳ぐらいからホルモン剤を飲まない女はいないというくらいだったんです、一時。
性的なことではなく、女として底力がなくなるから。

とくに私は子宮筋腫の手術をした時に、全摘出してしまった。取っちゃいけないんですって、ほんとは。
子宮筋腫だけを取ればよかった。そういう知識もない。
だから、ああいう番組は素晴らしいです。


・成熟した男女の恋愛を、敢えてこの時期に書こうとしたのは?
私、怒るんです。どのメディアを見ても寂しい高齢者のことばっかり!
ご自身は意識がなくて、パカっと口開いちゃったお年寄りを映して、
ひい孫みたいな人が「おばあちゃん、コレ食べて」なんて言ってると、
ムラムラっと怒りが湧いてくるんです。そういう人ばかりじゃないよと。
そういうものを映すべきではない。

それだったら、こないだオランド首相に訴えた人がいるんです。「尊厳死を認めてくれ」と言って。
世界中の何か国かは認めているけれども、フランスではまだ認められていない。

60歳ぐらいのキレイな女性で、でもいろんなもの(チューブなどか)をくっつけて、
「私は、苦しくて、痛くてしょうがない。これを抜いてください」と訴えて、
娘さんが「どうぞ、母をラクにしてあげたい」と言って、国会で取り上げたが、
オランド首相は「NO」と言ったので、私、キライになっちゃいました。

次の選挙のことを考えているのかもしれないけれど、フランスはカソリックの国ですから、
「最期まで家族で温かく見守ってあげてください」っていう話で、なにゆってんだ、
家族のない人はどうするのって私は思って、「尊厳死」は絶対認めるべきだと思いました。


有働「私はジャーナリストの頃から存じてますが、思ったことをバンとおっしゃりますよね」

私、どこにも所属していませんから、NHKでこんな話しちゃいけないのかもしれないけれども、
私、個人の話をしているのでお許しください。
私はやる事がなくなったら、サッサと死にたいです。

【ブログ内関連記事】
『さよならエルマおばあさん』(小学館)
ドラマ『風のガーデン』(2008) (1~11話)



井ノ原「それって、これまで何度も戦争や死と向き合ってきたことと関係しているんですか?」

戦争で死ぬ思いをしましたし、イランでも、イスラエルでも、過激派に襲われて、今日で終わりかと思った日もありました。



「横浜空襲」の時に、12歳で、一人で横浜公園に避難しなければならず、階段に若い女性が座ってて、防空頭巾が燃えていた。
「逃げなきゃ!」ってゆすったら、もう亡くなっていたんです。爆風で。

私は動けなくなっていたら、腕章をつけた大人が助けてくれて、「子どもが一人で何してる。防空壕に入れ!」と言われて
入れられた防空壕が、急ごしらえの、見るからに、そこにいたら死ぬだろうなと思うような所で、
私はそこを出て、地獄の中へ飛び出したんです。外は地獄でした。その防空壕にいた人は全員死にました。

私は助かったので、私は松の木に登って自宅が燃えているのを見て、“ああ、12歳の今日で子どもを止めた”と思いました。
もう大人の言うことは聞かないと。皆さん、土砂崩れと、爆風で死んでいました。


・あの小説を書いている時はパソコンも全然使えなかった
すごく詳しい人は、オタク的だから、自力で新米の人、秘書ですけど、その人から教わったんです。


・女優を捨てて渡仏
 

当時は旅行が禁じられていたので、日本は貧乏で、日本人は海外に行く切符が買えない時代だった。

主人が「一人っ子をもらうんだから、1年に1回は親孝行をしに帰りなさい」と言ってファーストクラスの切符を買ってくれた。
帰ったら、映画会社の人が待っていてくだすって、どんどん仕事が延びてしまって、結局は離婚になってしまった。

日本のジャーナリズムの悪いところは、なにしろけなすことが好きで、
「人気女優が、わざわざ青い目のじいさんのところに行かなくてもいいじゃないか」とか
「出稼ぎに来たんだ」とか言われて、そういう日本がちょっと嫌になりました。

 

 


・見送りには、大勢の俳優陣!
池部良さん、「にんじんくらぶ」の有馬さん、久我さん(チラッと映ったのに録画しそびれてしまった!)とか来てくれた。
池部さんに言われました「本当に行っちゃうの?」て。


・池部さんと共演した30年前のトークショー


有働「池部さんのステキさはどんなところ?」
あの人、ウィットがあるんですよ。ユーモアがあって、優しいし、教養があってとってもステキでした。

 

「ユーモアがない人はダメ。それがなくなったら、人間は滅ぶ、老けると思う」

有働「今の若い男女はどうご覧になっていますか?」

格好はいい。でも、何を思っているか分からないし、男か女か分からない。

日本の男性の女性の趣味って「可愛いコ」でしょ? ヒラヒラした。
どうして、もっとイイ女を好きにならないのか。

有働「女は40からですよね~?」

いや、50~60がステキですよ。潮が満ちてくる感じで。
20~30代は、キレイだけど、私はコンプレックスを持っていて、細いという。
その頃は、京マチ子さんとか、マリリン・モンローとか豊満な女性が人気で、私は割り箸みたいでしたので。

*************

この後、グッチさんのエンタメコーナーに「ソレ・ミオ」の3人組が出演。
芸風的には、ポカスカみたいな?(違うかw

 

有名な♪オー・ソレ・ミオ も、歌詞を改めて見たら、とてもステキな曲で、元気が出た。

素晴らしきかな 太陽輝く一日
嵐の後の爽やかな空気

休日にそよ吹く新鮮な空気
素晴らしきかな 太陽輝く一日

更に美しいのは
もう一つの私の太陽

君の瞳に輝く僕だけの太陽

君の瞳に輝く

君の瞳に輝く



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