■『海のオーロラ 4』(全6巻)(中公文庫―コミック版)
里中満智子/著
▼あらすじ(ネタバレ注意
黒百合に捕まったルツとレイ。レイは仕方なく彼女を刺す。
城は高い壁に囲まれ、持久戦を覚悟で食料を貯めこみ、あちこちに抜け道を作っていた。
“昔から、何度も戦争が起こるたびに、女はこんなふうに悩んだのかしら。
悩んで、恐れて、苦しんで、それでも戦う男を愛し続け、ついていったのかしら。私のように・・・”
レイは3年ぶりに親友のクレウス、妹のルビアと再会する
ルビアはクレウスと愛し合っていたが、戦争に勝って、結婚するまではキスも許さない。
激闘の末、クレウスは背を刺されて死ぬ。レイはトトメスと死闘の末、行方不明。
ルビア「拒まなければよかった。なにもなも、あなたにあげてればよかった!」
ルツは戦士とともに戦い、トトメスはルツを見つけ、危ないところを思わず救ってしまう。
エジプト軍に食糧を運ぶ船を襲うレイ。そこにはイサクが奴隷として船を漕いでいた。
エルトニアは、この日のために最上の鉄鉱石をエジプトにおさめずに剣を準備していた。
ルツを捕虜にし、トトメスはレイと一騎打ちをするが、レイはルツを助けるために剣を投げる。
エルトニア人は全員捕虜となり、帰りの船を漕ぐ。
その過酷さに負けて、ルビアは命を落とす。
トトメスは「ルツがそばにいてくれさえすれば、エルトニア人捕虜を解放する」と約束する。
「レイを愛し続けていてもいい。ただオレのやすらぎになってくれれば。
せめて1日1度、偽りの微笑みでもくれれば、それでいい」
トトメスはレイに、最上の鉄鉱石の産地を教えるよう拷問にかける。
それを見て、ルツはトトメスの命令を受け入れる。
「愛は形じゃない。心だ。どんなことになっても、俺の心は変わらない」
トトメスは、エルトニア人を処刑することを止め、奴隷とすることにする。
レイを介抱するルツ。その耳の後ろにアザがあるのを見つけ、彼こそが運命の人だったとようやく知る。
トトメスはレイを国外追放にし、ルツには「処刑した」と言うが、愛することを止めないツルに真実を明かす。
レイは両目を潰されて国外追放された。
トトメス「ルツ。お前を解放する。行きたい所へ行け。生きたいように生きろ。西へ真っ直ぐ進めばレイに会うかもしれない」
トトメスは、その後、権力のかぎり尽くし、周囲の国を征服し、憐れみを知らぬ冷たい侵略者として歴史に名を残す。
イサクらの子孫は、自分たちの国で、自分たちの神を信じる生活をするためにエジプトを脱出する。
“レイとルツが巡り会えたのか、それはだれも知らない。”
(これで終わっちゃうのかとヒヤっとした
里中満智子/著
▼あらすじ(ネタバレ注意
黒百合に捕まったルツとレイ。レイは仕方なく彼女を刺す。
城は高い壁に囲まれ、持久戦を覚悟で食料を貯めこみ、あちこちに抜け道を作っていた。
“昔から、何度も戦争が起こるたびに、女はこんなふうに悩んだのかしら。
悩んで、恐れて、苦しんで、それでも戦う男を愛し続け、ついていったのかしら。私のように・・・”
レイは3年ぶりに親友のクレウス、妹のルビアと再会する
ルビアはクレウスと愛し合っていたが、戦争に勝って、結婚するまではキスも許さない。
激闘の末、クレウスは背を刺されて死ぬ。レイはトトメスと死闘の末、行方不明。
ルビア「拒まなければよかった。なにもなも、あなたにあげてればよかった!」
ルツは戦士とともに戦い、トトメスはルツを見つけ、危ないところを思わず救ってしまう。
エジプト軍に食糧を運ぶ船を襲うレイ。そこにはイサクが奴隷として船を漕いでいた。
エルトニアは、この日のために最上の鉄鉱石をエジプトにおさめずに剣を準備していた。
ルツを捕虜にし、トトメスはレイと一騎打ちをするが、レイはルツを助けるために剣を投げる。
エルトニア人は全員捕虜となり、帰りの船を漕ぐ。
その過酷さに負けて、ルビアは命を落とす。
トトメスは「ルツがそばにいてくれさえすれば、エルトニア人捕虜を解放する」と約束する。
「レイを愛し続けていてもいい。ただオレのやすらぎになってくれれば。
せめて1日1度、偽りの微笑みでもくれれば、それでいい」
トトメスはレイに、最上の鉄鉱石の産地を教えるよう拷問にかける。
それを見て、ルツはトトメスの命令を受け入れる。
「愛は形じゃない。心だ。どんなことになっても、俺の心は変わらない」
トトメスは、エルトニア人を処刑することを止め、奴隷とすることにする。
レイを介抱するルツ。その耳の後ろにアザがあるのを見つけ、彼こそが運命の人だったとようやく知る。
トトメスはレイを国外追放にし、ルツには「処刑した」と言うが、愛することを止めないツルに真実を明かす。
レイは両目を潰されて国外追放された。
トトメス「ルツ。お前を解放する。行きたい所へ行け。生きたいように生きろ。西へ真っ直ぐ進めばレイに会うかもしれない」
トトメスは、その後、権力のかぎり尽くし、周囲の国を征服し、憐れみを知らぬ冷たい侵略者として歴史に名を残す。
イサクらの子孫は、自分たちの国で、自分たちの神を信じる生活をするためにエジプトを脱出する。
“レイとルツが巡り会えたのか、それはだれも知らない。”
(これで終わっちゃうのかとヒヤっとした