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Channel: メランコリア
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【アマンダ・パーマー「上手なお願いのしかた」】

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スーパープレゼンテーション


【アマンダ・パーマー「上手なお願いのしかた」】



アマンダさんは、以前、路上パフォーマーとして生計を立てていた。
花嫁衣裳を着て、帽子にお金を入れてくれるお客さんに花をプレゼントした。

「もっとマシな仕事をしろ!」とやじられた時はショックで落ち込んだ。これが「仕事」なのに。
実際、毎日60ドル、90ドルという安定した収入が得られていた。

同じ頃、バンド活動もしていて、レコードデビューを果たしたが、25000枚売ったにも関わらず、
レコード会社からは「売れ行きは下がっている。失敗だ。出てけ」と言われた。



それから、ライブ後にファンから
「私は友だちにCDを無断でコピーしてしまったの、ごめんなさい!
 あなたがレコード会社を嫌っているのを知っている。だからこのお金をあなたにあげます」
と言われて、直接お金をもらうようになった。

「私はこの時から自分の曲をできるだけ無料配信すると決めた」

ライブ後に、アマンダさんはファンの家を泊まり歩いていた!
不法移民の貧しい家族にとてもよくしてもらい、良心の呵責を感じたが
その母親から「あなたの音楽が娘の心の支えになっています。ありがとう」と言われて、
「これはフェアな交換なんだ」と納得する。


そこで、ゆうちゅうぶを使って「クラウド・ファンディング」を思いついた。

「とってもいい音楽ができたの! 宣伝費が必要だから助けてください!」

集まった金額はなんと約1億円! 協力してくれた支援者の数は偶然にも約25000人。

「他人を信頼するということ。通じ合った人たちは助けてくれる。
 でも、多くのアーティストは援助を求めることに抵抗がある。
 自分の弱みを見せることになるから」

 

「こっちではフェアな交換が行われていることを、彼らは知らない
 歴史的に見れば、アーティストは身近な存在であり、雲の上の存在ではなかったのに
 現代のスターは遠くから大勢に愛される。

 でも今、ネットのおかげで本来の価値観を取り戻しつつある。
 近くで応援してくれるファンが少数いれば十分という考え」

「どうやって音楽にお金を出させるかじゃなくて、
 どうしたら人々がお金を出したくなるか、なんです」


坂本龍一「本当はライブが音楽。メディアを通したのは実はコピーだった」てゆう原点回帰の話。
伊藤「ネットでコピーが簡単になったから生まれた現象だよね」
つまりは「信頼」と「交換」てことなんだ。アマンダさん、ブッ飛んでてかっけえ!




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