■「松岡修造×茂木健一郎」@SWITCHインタビュー 達人達
松岡修造さん@スタジオパークからこんにちは
上記でも番宣していた番組を予録して、見てみた。
いきなりユヅくんが出てきてビックリ/驚
茂木さんはF氏のお気に入りで、随分前から名前は聞いていたけれども、見るのは今回が初めて。
思っていた以上にハイテンションで、修造さんとタイかもw
修造さんの「できる!」Tは、黄色や青、言葉もいろんなヴァージョンがあるってことに気づいたw
語りは六角精児さん。
【side A:松岡修造】
嵐の櫻井翔くんと並ぶ本数って!
日めくりカレンダーも大好評
いきなり、茂木さんにラケットを持たせて、コートに入った瞬間から速いボールを叩きつける修造さん。
でも、茂木さんも追いつこうと必死で転んだりするから「今後のお仕事に支障があるといけないので、止めます」
「ゴメン」と謝った茂木さんに対して、
「ママさんプレイヤーに禁句にしてるのは、謝ること。謝るとスポーツは本当に面白くなくなっちゃう」
●アスリートの経験する「ゾーン」「スーパーゾーン」とは!?
アスリートが極度の集中状態に入って、最高のパフォーマンスを見せること。
松「本当に集中していて、ものすごく落ち着いている感じ。
怒ったりせず、ミスっても動揺せず、すべてあるがままにいればいいという感覚。無我の境地。
時間の感覚はすごくゆっくり」
茂「脳科学の世界だと、集中すると時間がゆっくりたつ。脳が普段より細かく情報処理をしている」
松「ゾーンは入っている時に何となく分かる。でも、それを意識した途端にポンとなくなっちゃう。
だから、どれだけそれを掴んでおくか。テニスは相手がいるので、ゾーンに入りっこしている。
相手がゾーンに入ったら“トイレに行く”とかで崩す。駆け引きはどうしても必要」
ウィンブルドン1995 4回戦 松岡修造×マイケル・ジョイス戦
松「勝った解放感で倒れて、尾てい骨を打って、その後、病院に行ったw
ピートとの準々決勝で“勝てるかもしれない”って思ったら、ゾーンがポーンってなくなった。
ボクにとって、それが指導する上で最高の教訓になっている」
●プレッシャーに弱い松岡~テニスはメンタルスポーツ
松「本当に自分が成長するのは、残念ながら試合本番でしかない。
だから、ジュニアにも、まず全員並ばせて“セカンドサーヴ1本だけ打て。入らなかったら帰れ”って言う。
入らないと皆泣いていく。“覚えとけ、これがテニスだ”と感覚で教えさせる。
ウィンブルドン、センターコートに実際起きる感覚だから」
茂「感情に関わる記憶は、1回でも強烈に残ります」
1996 アトランタオリンピック 1回戦 松岡修造×ティム・ヘンマン
●ホームシックで泣いた時期
松「世界を転戦してると、必ず日本に帰れる飛行機があるわけですよ。そこに行くと全員が日本人。
ボクは乗るわけじゃないけど、そこにいて、本当に涙が出てくる。“オレ、帰りてえ”って」
茂「今、我々が知ってる松岡修造は、何回か変わった後なんだ」
松「“ガラスのメンタル”って言われてて、プレッシャーのかかる試合は、ほとんど負けました。
次の日の新聞には『松岡、期待を裏切る』。人前に出るのが怖くて、1人で泣いてました。
今、熱いって言われるのは、自分はどことも戦っていないし、結果が必要ない。
プレーヤーだった時は、自分を応援してたけど、その後はずっと人を応援してたから」
茂「自分のためだと1人分のエネルギーしか出ない。でも、皆のためと思ったら無限のエネルギーが出る」
●錦織圭との出会い
松「圭は、11歳の時から、ボールを打つ感覚、才能はずば抜けていた。完全にボクより上。
“ジャンピングしながら打つかお前!?”って思った。
天才は、世界で2人しかいないと思ってる。圭と、フェデラー。
圭のほうが、ジョコビッチやナダルよりも上。でも、テニスは体力、メンタルも大事な要素。
圭は、同じことを繰り返すのが大嫌い。練習が嫌いだった」
松「チャンがコーチになって変わった。チャンは、ハッキリ言って、全然パワーもない。走るだけ。
でも、メンタルと戦略でいつも競って、ボクは負けてた。
チャンがゆってた“圭が自分のメンタルをつければ、絶対にグランドスラムを取れる”」
●選手とコーチの関係とは?
松「テニスは100%コーチがつきっきりで必要。親や彼女にも頼りたいスポーツなんです。
競れば競るほど、ものすごい孤独になる。メンタルが8~9割と言われてる。
ホントは、コーチと目も合わせちゃいけないルールがあるんですけど、
スーパーショットの後は、皆アイコンタクトする。
そこで、コーチがうなづくだけで、選手はものすごく安心する」
ジュニア合宿で
圭くんを攻めるシーンには泣いてしまった/涙
松「テニスは世界です。英語が喋れないとダメ。自己表現しないと。
ボクもそれで苦労したから、それを低年齢のうちにやっておけば変わると思う。
“英語で1分間、スピーチしてみろ”って言ったら、
圭は“My name is Kei Nishikori. I like tennis.”その後が全然出てこない。
“次に言葉が出ないんだったら帰れよ。君は世界を目指してるんだろ?”
そこで乗り越える力が生きてくる。英語じゃないんです」
茂「グランドスラムは取れると思います?」
松「テニスを知っている人で、取れないという人は100%いない。勝ちますよ。でも、それがいつになるかだけ」
茂「1人が出来ると、皆“できる”と思えるんです。
人は固定観念にとらわれていて、脳のリミッターを外すのは一番難しい」
松「ボクが18歳の時の夢は、世界100位だった。でも、いざなってみると、“どうしよう!”ってどうしていいか分からなくなった。
でも、錦織は11歳で“グランドスラムで優勝して、世界一になりたい”と言った」
茂「人を応援する、元気づけることは、松岡さんの天職なんだな」
松「でも、ボクの欠点は人の話を聞かないところ。2つのことを同時にできない」
松「これからの一番の願いは、松岡恵美子(妻)に気に入られること」
【side B:茂木健一郎】
茂木さんがゆった「感動することは大事」てコトバに200%同意。私のモットーも「毎日、感動」v
茂「脳の中で、ココロや愛が作られてるってスゴクないですか?!」
●これまでの常識が真逆に覆ることはないのか?
松「昔は、スポーツで絶対水を飲むなって言われてた」(常識なんて、コロコロ変わるよね
茂「最近の脳科学では、神経細胞は大人になってからも新しく作られると言われている。
片方の脳の働きが弱まることで、もう片方の才能が開花することがある」
「ミラーニューロン」
松「松岡修造は、この脳のどれなんですか?」
茂「思考を担うのは、主に前頭葉の前頭前野。
実は、自分と他人を認識するのは、同じ神経細胞で、
他人の気持ちが分かるのと、自分の気持ちが分かるのは同じこと」
茂「意識の中に浮かぶものがほとんど認知されず、記憶にも残らないことが分かった」
「オーバーフロー」
実験1:白いシャツの人が何回ボールをパスしたか数える。
私も15回だと正解したものの、ゴリラの着ぐるみにはまったく気づかなかった! ウソでしょ!!
こんなに大きくて、真ん中まで来て、胸を叩いたりしてたなんて信じられない・・・
脳ってけっこーバカだよね。
茂「みんな白にばかり意識がいってるから気づかない」
実験2:雑多なモノを覚えてから隠して、そこに何があったか当てる
(こんなにたくさんあったらムリだよw
茂「意識で“見えてる”と感じていても、実はほとんど認知・記憶されない。
脳はディテールを覚えるのとは全く別のことをやっている。
細かいことを覚えるより、“全体の印象を覚えること”を優先している。
概略を正確に把握し、適切な行動に結びつけることができることのほうが、脳にとっては大事」
●忘れるとはイイこと
茂「世界にこれまで20人くらい、人生で起こったことがすべて忘れられない人が見つかっている。
それは、とても辛いんだって。思い出が作れるのは、細かいことを忘れるから。
それがコンピューターに比べて、脳が優れているところ」
(どこかにはデータとしてあるだろうけど、日常の意識に引き出さないってことだよね?
・将棋の羽生善治さんインタビュー
「人の思考は、強くなればなるほど、たくさんのことを考えなくなる。
逆に、コンピューターは、どんどん計算量を増やしていく。
ヒトは“省略する”という、すごい能力がある」
●欠点と長所は表裏一体
●急に♪15の夜 を歌いだす茂木さんw
●名言対決!
茂木さんのFacebookは大人気
松「根拠のない自信って、アスリートには一番大事。
自分を信じていたらウィンブルドンで勝てたと思う。
なぜヒトを応援するかっていったら、自分を信じられなかったから」
松「ジミー・コナーズの試合を初めて生で見て、握手してもらった。
あの時の感動がなかったら、松岡修造というテニスプレーヤーはいない」
松「噴水を見た時、出し切ってると思った。いろんなものを出せ! 中途半端にやることが一番よくないって学んだ」
松「ヒトって、考えれば考えるほどマイナスに動くことばかり一生懸命考える」
茂「ヒトが一番変わるのは、考えないで行動してる時」
松「変わろうなんて考えていては、変われない」
茂「ボクは、松岡さんの脳にホレました」
松岡修造さん@スタジオパークからこんにちは
上記でも番宣していた番組を予録して、見てみた。
いきなりユヅくんが出てきてビックリ/驚
茂木さんはF氏のお気に入りで、随分前から名前は聞いていたけれども、見るのは今回が初めて。
思っていた以上にハイテンションで、修造さんとタイかもw
修造さんの「できる!」Tは、黄色や青、言葉もいろんなヴァージョンがあるってことに気づいたw
語りは六角精児さん。
【side A:松岡修造】
嵐の櫻井翔くんと並ぶ本数って!
日めくりカレンダーも大好評
いきなり、茂木さんにラケットを持たせて、コートに入った瞬間から速いボールを叩きつける修造さん。
でも、茂木さんも追いつこうと必死で転んだりするから「今後のお仕事に支障があるといけないので、止めます」
「ゴメン」と謝った茂木さんに対して、
「ママさんプレイヤーに禁句にしてるのは、謝ること。謝るとスポーツは本当に面白くなくなっちゃう」
●アスリートの経験する「ゾーン」「スーパーゾーン」とは!?
アスリートが極度の集中状態に入って、最高のパフォーマンスを見せること。
松「本当に集中していて、ものすごく落ち着いている感じ。
怒ったりせず、ミスっても動揺せず、すべてあるがままにいればいいという感覚。無我の境地。
時間の感覚はすごくゆっくり」
茂「脳科学の世界だと、集中すると時間がゆっくりたつ。脳が普段より細かく情報処理をしている」
松「ゾーンは入っている時に何となく分かる。でも、それを意識した途端にポンとなくなっちゃう。
だから、どれだけそれを掴んでおくか。テニスは相手がいるので、ゾーンに入りっこしている。
相手がゾーンに入ったら“トイレに行く”とかで崩す。駆け引きはどうしても必要」
ウィンブルドン1995 4回戦 松岡修造×マイケル・ジョイス戦
松「勝った解放感で倒れて、尾てい骨を打って、その後、病院に行ったw
ピートとの準々決勝で“勝てるかもしれない”って思ったら、ゾーンがポーンってなくなった。
ボクにとって、それが指導する上で最高の教訓になっている」
●プレッシャーに弱い松岡~テニスはメンタルスポーツ
松「本当に自分が成長するのは、残念ながら試合本番でしかない。
だから、ジュニアにも、まず全員並ばせて“セカンドサーヴ1本だけ打て。入らなかったら帰れ”って言う。
入らないと皆泣いていく。“覚えとけ、これがテニスだ”と感覚で教えさせる。
ウィンブルドン、センターコートに実際起きる感覚だから」
茂「感情に関わる記憶は、1回でも強烈に残ります」
1996 アトランタオリンピック 1回戦 松岡修造×ティム・ヘンマン
●ホームシックで泣いた時期
松「世界を転戦してると、必ず日本に帰れる飛行機があるわけですよ。そこに行くと全員が日本人。
ボクは乗るわけじゃないけど、そこにいて、本当に涙が出てくる。“オレ、帰りてえ”って」
茂「今、我々が知ってる松岡修造は、何回か変わった後なんだ」
松「“ガラスのメンタル”って言われてて、プレッシャーのかかる試合は、ほとんど負けました。
次の日の新聞には『松岡、期待を裏切る』。人前に出るのが怖くて、1人で泣いてました。
今、熱いって言われるのは、自分はどことも戦っていないし、結果が必要ない。
プレーヤーだった時は、自分を応援してたけど、その後はずっと人を応援してたから」
茂「自分のためだと1人分のエネルギーしか出ない。でも、皆のためと思ったら無限のエネルギーが出る」
●錦織圭との出会い
松「圭は、11歳の時から、ボールを打つ感覚、才能はずば抜けていた。完全にボクより上。
“ジャンピングしながら打つかお前!?”って思った。
天才は、世界で2人しかいないと思ってる。圭と、フェデラー。
圭のほうが、ジョコビッチやナダルよりも上。でも、テニスは体力、メンタルも大事な要素。
圭は、同じことを繰り返すのが大嫌い。練習が嫌いだった」
松「チャンがコーチになって変わった。チャンは、ハッキリ言って、全然パワーもない。走るだけ。
でも、メンタルと戦略でいつも競って、ボクは負けてた。
チャンがゆってた“圭が自分のメンタルをつければ、絶対にグランドスラムを取れる”」
●選手とコーチの関係とは?
松「テニスは100%コーチがつきっきりで必要。親や彼女にも頼りたいスポーツなんです。
競れば競るほど、ものすごい孤独になる。メンタルが8~9割と言われてる。
ホントは、コーチと目も合わせちゃいけないルールがあるんですけど、
スーパーショットの後は、皆アイコンタクトする。
そこで、コーチがうなづくだけで、選手はものすごく安心する」
ジュニア合宿で
圭くんを攻めるシーンには泣いてしまった/涙
松「テニスは世界です。英語が喋れないとダメ。自己表現しないと。
ボクもそれで苦労したから、それを低年齢のうちにやっておけば変わると思う。
“英語で1分間、スピーチしてみろ”って言ったら、
圭は“My name is Kei Nishikori. I like tennis.”その後が全然出てこない。
“次に言葉が出ないんだったら帰れよ。君は世界を目指してるんだろ?”
そこで乗り越える力が生きてくる。英語じゃないんです」
茂「グランドスラムは取れると思います?」
松「テニスを知っている人で、取れないという人は100%いない。勝ちますよ。でも、それがいつになるかだけ」
茂「1人が出来ると、皆“できる”と思えるんです。
人は固定観念にとらわれていて、脳のリミッターを外すのは一番難しい」
松「ボクが18歳の時の夢は、世界100位だった。でも、いざなってみると、“どうしよう!”ってどうしていいか分からなくなった。
でも、錦織は11歳で“グランドスラムで優勝して、世界一になりたい”と言った」
茂「人を応援する、元気づけることは、松岡さんの天職なんだな」
松「でも、ボクの欠点は人の話を聞かないところ。2つのことを同時にできない」
松「これからの一番の願いは、松岡恵美子(妻)に気に入られること」
【side B:茂木健一郎】
茂木さんがゆった「感動することは大事」てコトバに200%同意。私のモットーも「毎日、感動」v
茂「脳の中で、ココロや愛が作られてるってスゴクないですか?!」
●これまでの常識が真逆に覆ることはないのか?
松「昔は、スポーツで絶対水を飲むなって言われてた」(常識なんて、コロコロ変わるよね
茂「最近の脳科学では、神経細胞は大人になってからも新しく作られると言われている。
片方の脳の働きが弱まることで、もう片方の才能が開花することがある」
「ミラーニューロン」
松「松岡修造は、この脳のどれなんですか?」
茂「思考を担うのは、主に前頭葉の前頭前野。
実は、自分と他人を認識するのは、同じ神経細胞で、
他人の気持ちが分かるのと、自分の気持ちが分かるのは同じこと」
茂「意識の中に浮かぶものがほとんど認知されず、記憶にも残らないことが分かった」
「オーバーフロー」
実験1:白いシャツの人が何回ボールをパスしたか数える。
私も15回だと正解したものの、ゴリラの着ぐるみにはまったく気づかなかった! ウソでしょ!!
こんなに大きくて、真ん中まで来て、胸を叩いたりしてたなんて信じられない・・・
脳ってけっこーバカだよね。
茂「みんな白にばかり意識がいってるから気づかない」
実験2:雑多なモノを覚えてから隠して、そこに何があったか当てる
(こんなにたくさんあったらムリだよw
茂「意識で“見えてる”と感じていても、実はほとんど認知・記憶されない。
脳はディテールを覚えるのとは全く別のことをやっている。
細かいことを覚えるより、“全体の印象を覚えること”を優先している。
概略を正確に把握し、適切な行動に結びつけることができることのほうが、脳にとっては大事」
●忘れるとはイイこと
茂「世界にこれまで20人くらい、人生で起こったことがすべて忘れられない人が見つかっている。
それは、とても辛いんだって。思い出が作れるのは、細かいことを忘れるから。
それがコンピューターに比べて、脳が優れているところ」
(どこかにはデータとしてあるだろうけど、日常の意識に引き出さないってことだよね?
・将棋の羽生善治さんインタビュー
「人の思考は、強くなればなるほど、たくさんのことを考えなくなる。
逆に、コンピューターは、どんどん計算量を増やしていく。
ヒトは“省略する”という、すごい能力がある」
●欠点と長所は表裏一体
●急に♪15の夜 を歌いだす茂木さんw
●名言対決!
茂木さんのFacebookは大人気
松「根拠のない自信って、アスリートには一番大事。
自分を信じていたらウィンブルドンで勝てたと思う。
なぜヒトを応援するかっていったら、自分を信じられなかったから」
松「ジミー・コナーズの試合を初めて生で見て、握手してもらった。
あの時の感動がなかったら、松岡修造というテニスプレーヤーはいない」
松「噴水を見た時、出し切ってると思った。いろんなものを出せ! 中途半端にやることが一番よくないって学んだ」
松「ヒトって、考えれば考えるほどマイナスに動くことばかり一生懸命考える」
茂「ヒトが一番変わるのは、考えないで行動してる時」
松「変わろうなんて考えていては、変われない」
茂「ボクは、松岡さんの脳にホレました」