フィギュアスケート緊急特番

・フィギュアＧＰシリーズ2015　フランス大会　男女ショート

フィギュアスケートＧＰシリーズフランス大会男女フリーが、テロによって急遽中止となり、
慌てて作ったにしては、いろいろと情報のつまった特番だった。

試合直前の１時間前に中止が告げられた
テロが起こったのは前日の21～22時。様子が分からないまま、選手たちは翌朝会場に入って練習を始めた。

皆が集められて会長からアナウンスがあった。

「フランスで大惨事が起きて、緊急事態に陥ったため、フランス政府はフィギュアスケートＧＰシリーズ第４戦フランス大会の中止を決定しました。
　すべてのスケート関係者に大変申し訳なく思っています」

フランス人選手のメイテ：

「私たち家族や、多くの友人はパリに住んでいます。両親が事件に巻き込まれていた可能性もあった。気が動転しています。
　たくさんの人が亡くなり、恐怖が広がっています。どこに行ったら安全かも分からない。
　私の国が傷ついています。私たちスポーツ選手にも影響があります」

パトリック・チャン（カナダ）

「これは深刻な出来事で、フランスにとって大きな悲劇です。スポーツ選手は人々の心を１つに束ねなければいけません。
　僕はフランスにたくさんの友だちがいるので、彼らのサポートをして、お悔やみを申し上げたいです」

会場にはすでに大勢の観客が集まっていたが、中止のしらせに動揺が走った。

「でも僕たちにとって、彼らのプログラムを見られないのは悲しいです」

選手はすぐ帰国しなければならない事態に困惑した

村上佳菜子

「スケートで勇気を与えられるのなら滑りたいと思いますし、なにかできることがあれば全力で尽くしたいと思います」

今井遥

村上大介

宇野昌磨

「少しでも皆さんを勇気づけられるというか、こういう時でも元気づけられる選手になれたらいいと思います」

ほかの選手からのメッセージ

スタジオ

アナウンサーは進行役で、ほぼ修造さんが仕切ってた。

「会場にはもう誰もいない状況です」

新聞では、フィギュアスケートの写真が載り、「フランスのすべてのスポーツが止まっている」との見出し

ＳＰの順位のポイントがファイナルに換算されることになった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

羽生結弦選手のプログラム制作に独占密着

【ブログ内関連記事】

フィギュアスケート　ＧＰシリーズ2015　番宣 part2

羽生結弦ｘ野村萬斎　能舞台で念願の対談＠news every.(2015/9/22)

浅田真央ちゃん＆羽生結弦くん特集

こだわり１：振りつけ

これまで数々のプログラムに携わった

清明の強さは「精神」からくるものだから、表情は変えず、物理的に何もしなくていいの。
あなたはすごく静かだけど力強い。それがメリハリになるわ。
善が常に勝利し、清明の精神のほうがパワフルだということ。
私はそのキャラクターを羽生のスケートで表現したい。
和太鼓に合わせたステップも見所。

これまで力強さを出すプログラムはなかなかなかったので、すごく独特で
シェーリーンらしい振りつけがほどこされているので、すごくイイものになっている。

こだわり２：衣装

デザインもさることながら、あらゆる動きに対応できなければならないため、入念な打ち合わせが必要になる

こだわり３：曲の編集

「多分０．８秒くらい違うと思います。わずかな差がジャンプの跳びやすさに影響する。
　ＳＰのクラシックのゆるいビートだとズレてしまう。
　オリンピックの♪パリの散歩道　はものすごい速いビートだからちょうどよかった。
　あとは音楽をどう体現するか」

こだわり４：和の表現

野村さんとの対談後、左手を天に向けるよう工夫した

羽生「フィギュアのダイナミックさと、自然の原理も一緒だと思う」
野村「型は自分で解釈するもの。この型に何の意味があるのかを考えること」

羽生「野村さんから“天地人を司っている”という話を聞いて、振りつけに意味が宿ったように思えた」

端末で動画を見て、振りつけを確認する

ゆづくんは、イーグルからすぐ４回転を跳ぶ練習もしている。
2011年、中国大会のエキシビションでも４回転を跳んでみせた。

荒川「彼は常にどんな場所でも自分へのチャレンジをするんです」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

復活！　浅田真央の舞台裏

「ゴーラー（かき氷フリーク）です。でもまだ“ゴー”にもいってないかもｗ」

記者会見にて：
「今ある自分の技術１つ１つをきわめていくこと。もっとレヴェルアップしていくこと」

世界最高難度となるプログラム

３ルッツは、トリプルアクセルの次に高得点の技

廊下でも「（新記録）出ないですねぇ～」「フリーもトリプルアクセルだけだった・・・」と残念顔

荒川「１０年前、中国大会で一緒になった時、ジュニアから驚異的な選手が上がってくるということで、
　　　一緒の試合はヤダなって思うくらいの選手だった。
　　　自分はオリンピックシーズンのもどかしさで戦っている中で、のびのびと楽しそうに取り組んでいるっていうのが印象的で、
　　　その時の表情と今シーズンの表情がすごく重なるような気がして、チャレンジに楽しく取り組めている」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

村上大介、波乱のスケート人生