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シンガポール(1996.11.28-12.1)

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※notes and movies(1996.10~ part1)からの転記。

「おでかけスポットリスト」カテゴリーの「小さな旅」に追加しました。



当時のレート:1シンガポールドル=約85円


【11.28】

最初は台湾の予定で12月7日~だったのが、私の仕事の都合で急遽こちらに決定。

シンガポールは今、気温26~30度、雨量300ミリ?以上という高温多湿の時期。
日本はすっかり冬だし、服装に何日も悩んだ挙句、シャツの上にセーターを着て、ジーンズにした。

6時起床、7時出発、8:30上野正面口に集合京成スカイライナーで小1時間。

第1ターミナル、シンガポール航空は12時発だから、2時間前に集合で、
最初はルックの窓口で引換券を渡して、搭乗券やらをもらって、飛行場使用料2000円払って、ロビーに入る。
唯一、今回、私のデカい失敗は、ここでこの券を落として、また2000円で払い直して入ったこと

30分くらい前から荷物検査をして、番号、クラスごとに乗って、うちらは列の一番後ろ。
窓際で外の景色が見れて、また雲が下に見える席

シンガポールは、雨雲に突入して視界ゼロのフシギな世界だった。
晴れたら夕陽とたくさんの船がとっても美しかった。
(このシンガポール航空がこれまで乗った中で一番快適だったな。スタッフの制服もステキ



外に出ると、とにかく蒸し暑い
湿気が多くて、空港は新しくて、広くて、キレイで、静か!

入国審査でパスポートを見せる。
今回の現地ガイドはジミーさんだったけど、送迎は別で女性。

ホテルは五つ星の「マンダリン」。シンガポールの繁華街「オーチャード通り」にある。
夕方の軽食は「Tripple3」の外で、プール横のビュッフェタイプ。
パサパサのチーズサンドイッチはいただけない
部屋はとってもリッチ。とくにバスルームはカッコよくて満足v



【11.29】

[市内観光]
モーニングコールが鳴らずに6:30起床。7:30朝食は「松葉亭」で和食はなかなかgood

8:30出発。
回った順序の記憶が怪しいけど、まず、シンガポールの国花である蘭園。
熱帯植物が育ち放題で、南国!て感じがイイ。煙るほどの湿気

ここでは写真にフィルム1本分(24枚)も撮ったから説明不用。
カメラおねえさんにもバシバシ撮られた。

展望のいい丘では、マレーシアやインドネシア方面が見えた。


[シンガポール最古の寺]
中国の木材を運んで、釘を使わず建てたもの。
船をくわえて国を助け、父や兄を亡くしたという女神が祀られていて、線香の香りがすごい。


[スリ・タンダユタパニ寺院]


新しく出来たばかりで写真撮影に2ドルもとられた。
中華街に似たインド系だからヒンズー教?
8回変身する神さまは、今は7回目の段階。毒を飲んで青い顔をしている。
最後は世界滅亡「ハルマゲドン」思考なのが怖い

ここの中は裸足が厳則。観光客は奥までは入れない。
額に赤い点をつけた女性(既婚者?)らがたくさん参拝に来ていた。


[エリザベスウォーク]


英国支配下の時代か。エリザベス2世が通ったのを記念したとか。
ここで「マーライオン」にやっと会えたら、8mサイズ、しかも後ろ姿。
屋形船みたいな船タクシーが風情を感じた。

父は、そこのお土産屋さんで重いマーライオンの像を3体も買った(ほんとベタだな、いつも
そこが待ち合わせ場所だったらしく、私たちはちょっと間違えちゃった。


【マーライオンの由来】
シンガポールに獅子がいた記録はなく、漁業中心の町らしく、下半身は魚、上半身は開拓者が獅子と間違えて、
マレー語の「シンガプーラ」(獅子の町)が英語訛りでシンガポールになった。
「元住民は虫だけだ」っていうのはジミーさんのジョーク。


[インド街]を通ったりして、ランチは[ウエスタン・スタンフォードホテル]70階?
4分間もエレベータに乗って、1階分降りて、展望レストランだけど、真ん中のテーブルに案内されて景色が見えない
(今じゃ絶対ムリなシチュエーションだ・・・/滝汗

「コンパスローズ」にてバイキング。
隣りは、オーストラリアのパースの甥を訪ねてシンガポールに寄った神戸のおばさんと、
8ミリフィルム撮りまくりの無口な旦那さんで、
イタリア(父母だけで行った)や香港、それぞれの旅行話に花が咲いた。語学も達者。

シンガポールは多民族国家。淡路島と同じサイズ。ほとんどが中国の移民。ほかはインド系、マレー人。
小さい頃から英語、広東語、福建語もろもろを習得するスゴイ人たち。料理もgood
丸いカマボコみたいなのや、春巻き、ワインゼリーとか。



午後は興味のない「ジュエリー工場」とショップ、革製品店、免税店(タバコ、酒、香水、化粧品、アクセサリー、服)など。

帰って15:30頃、コーヒーを飲みながら少し休んで、18時に夕食に出かけた。

「グランドシティ」で広東料理はうちらだけ。
落ち着いた雰囲気で、7つのコース内容はブラックペッパーの鯛(ちょっと生臭い)、焼き飯、ボイルエビ、
デザートはきなこ餅みたいな中にゴマの甘いタレが入っててgood!
フカヒレ、ペキンダック、チキンも出た。今回はお腹の調子も快調だったし

帰りは雨がパラパラ降ってたのがやんで、Xmasの飾りやライトアップでキレイなオーチャード通りを歩いて、
高島屋では、ポーチ(サラサっていうスチュワーデスさんの着ていた民族衣装で出来た)をお土産に買った。

母と私でホテル内の店も探索。2階はグルっと店が取り囲んでいて、親しみのある女性店員の民芸品店で、
マーライオンの栓抜き(私もベタじゃんw)、自分には象の置物を15ドルで買った。
(ああ、アレそうなのか、今もテレビの下に飾ってる。ウチには象がたくさんいるんだよねw

母は、サラサを買おうか迷って、結局やめた。
この日の朝、なぜか間違えて荷物を預けて失敗した。
連れが多いと助かることも多いけど、余計な失敗も増えちゃう。
夜は夢の笑い話とかして、兄と3人で23時まで喋ってた。



【11.30】

6:30起床、7:30また「竹葉亭」で朝食。

「セントーサ島」(オプション)


8:30発。ほかのオプションは、コースがダブっていたり、2日前の申し込みでダメだった。
ロープウェーからの眺めはサイコー!



島全部がプレジャーアイランドって感じ。戦時中は死体の捨て場所だったそう
そこらじゅうに竜がいる(神話? 聞かなかった

「Images of Singapore」
戦争、植民地支配時代の歴史や文化の資料館。
細かい動きと、ライト効果がスゴイ蝋人形で再現。雑踏の音や音楽、説明が流れて30分足らずじゃ
とても見きれなくてちょっと待ち合わせ時間に遅刻した。
兄に説教ばかりされてウンザリしちゃう!

【資料館内容抜粋メモ】
中国移民、英国支配(ラツフルさん)は平和な時代だった。

日本の植民地政策で(天然資源を求めてと説明していた)韓国やら周辺を次々と征服。
ヨーロッパでは戦争が起こり、第二次大戦へ突入。
日本がシンガポールを陥落した時点で原爆が落とされて無条件降伏。
降伏文書にサインした当時のフィルムが残っている。
シンガポールは独立を祝った。
(この後も、島に観光で行くと、必ず日本の植民地支配時代の資料館や戦跡があって考えさせられたっけ

こんな恐ろしいことをした(それも、そんなに昔の話ではない)民族の末裔なのが恥ずかしいやら、信じられないやら。
それで終わりかと思いきや、インド式の結婚式、子どもの遊び、影絵、舞踏、祭りなどの文化の紹介も興味深いのに
小走りしなきゃならなかった


次の「世界昆虫館+バタフライパーク」なんて要らない(虫は大の苦手!



ブキミなムカデやサソリ、イモムシ、ピンで刺されて乾燥したどぎつい色の虫なんか気色悪い~~~!

しかもどしゃ降りの雨!!
現地人や白人は全然気にしていなかった。

可愛いチンチンバスに乗って、楽しみだった「UNDER WATER WORLD」へ。



アジア最古&最大の水族館といっても、そんなに広くない、いくつかの水槽と、アーチ型の海底トンネルを
動く歩道に乗って通る。2回も乗った。
エイが幻想的。ウミガメの泳ぐところも見たかったなあ!
2階はお土産屋だけど、また兄に叱られて見ているヒマがなかった




その後、モノレールで島を一周。まるでディズニーの世界。
1~7の駅ごとにテーマパークっぽい遊ぶ施設があるのね。

私たちは雨のしぶきを浴びながら終点まで着いて、途中のジャングルは迫力あったけど、
海岸、砂浜、ゴルフ場、竜の足跡とかは人工的。よくこれだけのものを作ったね。

ランチは、西洋料理のコースメニュー
なんだっけ? またサケのムニエル! マッシュポテトが可愛くて美味しい。
サラダは薄切りキャベツの山盛り。コンソメスープとコーヒー付き

大体、最初の酒類、ジュースを別にオーダーを聞いてきて(ビールは10ドルくらい)、水とかはない。
水道水はマレーシアから買って飲めるらしいけど、観光客には出さないっていうルールがあるらしい。
デザートはチョコレートムースv

シンガポールはなにも資源がなく輸入に頼っている(あれ?さっきの説明とすれ違うような・・・?


こちらはセントーサ島にあるマーライオンで36m! 夜はライトアップされてキレイらしい。やっぱりこのくらい大きくなくちゃね

帰りはボートで10分ほどで本島に戻っちゃった。

いったんホテルに戻って休んで、まだ15時。
チェックアウトの18時まで、父母と私はオーチャード通りを1~2時間ぶらついて
デパートのXmasプレゼントコーナーで、友だちに旅行用ケアセットみたいのを買って(長く使ってくれてて嬉しい/礼
高島屋でマーライオンチョコレートを8ドルで買ったら、母が17ドルで1箱買って、もう1箱オマケでついてきて損した




チェックアウト後、集合の20:30までレストランで時間を稼ごうとして迷った、迷った!

展望レストラン「Top of the M」がイイんじゃないかなんて言わなきゃよかった。
エレベータは間違えて、部屋のあった新館とレストランのある本館を行ったり来たりするし、
着いたらメニューの英語を父が大声で読み上げて、高値のは避けようと努力した挙句、
これなら「Tripple3」のヴァイキングでイイという結論に達して、これが正解。

43ドルでいろんな料理と生バンドの演奏付き!
オーソレミーヨ、SUKIYAKI(上を向いて歩こう)、真珠の首飾り、
カンツォーネから、カントリー、歌謡曲まで、イイ声の3人のストリングスが息が合ってて、
とっても良かったのに、周りは無視してて、私たちのところだけ大ウケ。
メンバーが「ありがと」とニコニコ挨拶してた。

料理もデッカイボイルエビ、チキン、リンゴソースがgood
果物も丸ごと食べられるブドウや、母の好きなスイカ、イチゴ、洋梨、
父が食べたかったソフトクリーム!

イチゴとバニラ味があって、私たちはバニラにいっぱいトッピングしてとっても美味しかった!
トッピングは、ラムレーズン、スライスアーモンド、チョコレートソース。

カニサラダ、生もののシーフードが多い。肉もあったけど。

ちょうどいい時間に出て、ガイドさんに会って、30分でチャンギ空港着。
出国審査でパスポートを見せて、ガイドさんと別れて、22:15にシンガポールを離れた。


行きは7時間弱、帰りは気流の関係か5時間40分くらいで日本には6:30着の予定。
それまでなるべく休もうとしたけど、やっぱり眠れない。
ウーピー・ゴールドバーグのスポコンものの映画をやってたけど、私はずっと音楽やらを聴いてた

エルトン・ジョン、クラプトン♪Let It Grow、ホール&オーツの♪Rich Girl、S.ビショップも流れた。
P.サイモンの大好きな♪Still Crazy After All These Years などなど(この曲は今でも大好き!

ジャズとお笑い番組が一緒で、なんとジョン・クリーズも入ってた
ほんの10分くらいのコントで、タイトルは“The Doctor”と、ビデオにもなってる“あぶねえホテル”。
英語が分からなくても、喋り方が独特だから笑える。

P.セラーズもあったけど、行きの時のプログラムで聞けなかったのが残念。

雑誌も、ビートルズや、キアヌ・リーブスらの特集もの。あまり読めなかった。


今回使った英語といえば、“Thank You.”“How much is this?”“Where is the bathroom?”“How many chochorates in this box?”
と初心者レベル。どーも外国人さんを目の前にすると喋れない。
まあ、シンガポールの人たちも発音は悪いけど。

長いフライトだったけど、1日働いている時間と同じで、最近座り仕事が多くて、お尻を鍛えられているせいか?、あんまり気にならなかった。
最後の機内食は早すぎる朝食で5時!
オムレツにしたけど、果物と白ソーセージ、それぞれひと口ずつしか入らなかった
(毎日、大量の食べ物が捨てられてるんだろうね・・・


向こうでもいろいろ書かされたけど、健康状態のも機内で書かされる
成田では、まず検疫所でその紙を渡して、次に入国審査でパスポートを見せて、簡単な荷物検査。
500ドル以上の買い物で3%税金分返ってくる申請?とか聞かれて、もう手荷物だけだけだから、
京成線方面に行って、各停に乗って、けっこう長かった。

日本は晴れてもマイナス2度。長野は初雪! 異常に寒い
上野で分散。家に着いたのは9時過ぎくらいかな?
掃除、洗濯、おかずを買って、写真も現像できた。あんまり写りのイイ写真が少なかった。3本分も撮ったのに・・・と反省。

明日から1週間働かなきゃ。
日本に着いてホッとするけど、本当に空を飛んで他の国へ行ったのかしら?といつもフシギになる。


追。


14時から伊達公子の引退特別企画の特番をやって、ビデオの調子がおかしいから録画出来なかったのが悔しい。感動ものだった。

1時間半のラストインタビューで、来年からATPランキング制度が改正されて、
プレイヤーにとってよりハードスケジュールを強いるものとなること、
グラフに勝ち、ウィンブルドンのセンターコートで勝ち、夢がひと通り叶ったことなどのもろもろの理由で引退を決めたこと。
(これまでも今年限りと思ってやっていたのかあ)

井上さんが憧れ(彼女も25歳で引退した)で、精神的プレッシャーも強かったけど、
「その緊張感が好き!」と言えちゃうところが関西系の強さ。

芯の太さが世界に対抗できた理由かな。
ラストの今年、11月のATPツアーでもセレス!?を敗ったの!?
やっぱり見ればよかった。優勝!?

「これから人として生きたい」

松岡修造や、親友の杉山愛のコメントも泣かせる。
「これが最後だから」と聞かされ、ロッカーで泣いた杉山の話とか。

本人はいたってクールな表情が、自信と人間の大きさをうかがわせる。
坂井さんも「スッキリした」なんて言ってるし
しかし、女子テニス界も寂しくなるなあ・・・

(そんな伊達さんが今も現役バリバリなんだから、分かんないよねえ!
 これは、テニスのカテゴリーに入れるべきだったけど


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