好きなモローの展覧会を観に行ってきたv
ランチは、お蕎麦+あんみつ。
ここのところずっと舌の下にできたデッカイ口内炎が痛くて、食べる時だけじゃなく、喋るのもままならない
ったく・・・まったくどこも不調がないカラダになりたい/切望
■モローとルオー@パナソニック汐留ミュージアム
モローがルオーと出会ったのは、モローがすでに60歳、ルオー20歳の時。
自分の跡を継いでくれる弟子として、また先輩の画家として真摯に、2人の交流は深まってゆく。
展覧会は、2人の自画像からはじまり、数ある賞をとった絵が並ぶが、
ルオーが下書きに2ヶ月かかり、仕上げに1ヶ月しかかけられずに賞を逃したことで、
モローは学校を辞めたほうがいいと忠告する。
マティスやマルケら多くの画家を育てた国立美術学校では、とにかくデッサン重視。
デッサンが完璧に描けないと絵筆を持たせてもらえず、
そんなルールに抵抗したルオーは、デッサンなしに直接描いたことが多くの生徒に注目された。
デッサンだって完璧なのに、敢えてくずしてあの絵にたどり着いたんだから、やっぱすげいや
そもそもはステンドグラス職人をやるはずだったが、画家の道を諦めきれずに入学したルオー。
労働者階級の彼が途中で絵の道を辞めてしまうことをモローはとても心配した。
2人の「裸体表現」の違い、「ピエタ」や「三本の十字架」などの宗教画の対比も面白い試み。
2人が交わした20通ほどの書簡も展示
ルオーのお孫さんの話によると、最初は「ルオー君」てゆう書き出しが、だんだんくだけていくのが分かるとのこと。
筆不精なルオーに「もっと様子を教えてほしい」とか、誤字を指摘して注意してるのが可笑しい
ルオーの「聖顔」は以前も観たな。
モローの「油彩下絵(ebauche:エボージュ)」シリーズがよかった。
モローがこだわり、ルオーにもそのエッセンスが引き継がれたのは、その色彩の広がり。
キャンバス地がところどころに残ったままなのが、かえって素晴らしいスペースになってる。
「マチエール」
1 材料。素材。材質。
2 美術で、絵画の絵肌、彫刻の質感など、作品における材質的効果。また、表現されたもの固有の材質感。
ルオー「キリスト教的夜景」
今日観た中でこれがいちばん心に入った。ルオー最晩年の作品。
どの場面か本人は明言してないけれども、幻想的な世界がとても穏やかで、
ずっと観ていると溶け込んでしまいたくなる。
画壇に失望し、パリで隠遁生活しながら、作品を描きつづけて、神秘主義者扱いだったモローは、
次第に体調が衰えはじめ、自らの美術館を作る夢を実現するため、
自宅を改装して、ものすごい集中力で未完成作品に手を入れてゆく。
そんな自宅に入れたのは、ほんの一握りの者たちだけで、ルオーもその1人。
モロー亡き後、ルオーはショックのあまり名前を口にすることさえ出来なかった。
ルオーは、モロー美術館の初代館長を務め、一時期は絵に囲まれながらその家に住んでいた。
絵の並びは本人が配置した。1万4000点以上が壁に所狭しと並べられている映像は圧巻
ルオーは「師であるモローこそが、画家ルオーをルオーたらしめた」とよく言っていたという。
何度も何度も塗り重ねて立体化した絵の具の色の深さ、素朴さは、観ていると心が静かに落ち着くなあ。
表参道に移動。
■『気づかいルーシー』原画展@山陽堂書店
▼『気づかいルーシー』サイト
14日までってことで寄ってみた。この本屋さん、外観は見たことあったけど、中に入るのは初めて、たぶん。
書店とは言え、本があるのは狭い1階部分のみ。
螺旋階段をあがると2、3階に可愛いギャラリーがある。
草間彌生さん的ドットのワンピをきて、つりあがった目をしたルーシーちゃんが可愛い
荒唐無稽な童話の内容も笑える。児童文学好きとしては、部長の絵本は嬉しい。
細かいところまでじっくり見ると、線がキレイだったり、小動物などの何気ないキャラもカワイイw
3階には、部長が昔描いた、ルーチーって女社長のマンガも展示されてた。ルーシーの元ネタ?
自分の名前が言えたって理由で採用した新入社員を暇つぶしに案内して、
壁の釘を抜くだけの有能社員がいたり、廊下になまぬるいお茶が置いてあったり。
「あなたの席は、窓のむこうがわよ」これに騙されてビルから落ちたヒトもたくさんいたとか。
結局、会社はほかに買われてしまうけど、ルーチーは全然気にしていない様子。
ルーチーのほうがルーシーよりおかっぱ度が高いな。
ランチは、お蕎麦+あんみつ。
ここのところずっと舌の下にできたデッカイ口内炎が痛くて、食べる時だけじゃなく、喋るのもままならない
ったく・・・まったくどこも不調がないカラダになりたい/切望
■モローとルオー@パナソニック汐留ミュージアム
モローがルオーと出会ったのは、モローがすでに60歳、ルオー20歳の時。
自分の跡を継いでくれる弟子として、また先輩の画家として真摯に、2人の交流は深まってゆく。
展覧会は、2人の自画像からはじまり、数ある賞をとった絵が並ぶが、
ルオーが下書きに2ヶ月かかり、仕上げに1ヶ月しかかけられずに賞を逃したことで、
モローは学校を辞めたほうがいいと忠告する。
マティスやマルケら多くの画家を育てた国立美術学校では、とにかくデッサン重視。
デッサンが完璧に描けないと絵筆を持たせてもらえず、
そんなルールに抵抗したルオーは、デッサンなしに直接描いたことが多くの生徒に注目された。
デッサンだって完璧なのに、敢えてくずしてあの絵にたどり着いたんだから、やっぱすげいや
そもそもはステンドグラス職人をやるはずだったが、画家の道を諦めきれずに入学したルオー。
労働者階級の彼が途中で絵の道を辞めてしまうことをモローはとても心配した。
2人の「裸体表現」の違い、「ピエタ」や「三本の十字架」などの宗教画の対比も面白い試み。
2人が交わした20通ほどの書簡も展示
ルオーのお孫さんの話によると、最初は「ルオー君」てゆう書き出しが、だんだんくだけていくのが分かるとのこと。
筆不精なルオーに「もっと様子を教えてほしい」とか、誤字を指摘して注意してるのが可笑しい
ルオーの「聖顔」は以前も観たな。
モローの「油彩下絵(ebauche:エボージュ)」シリーズがよかった。
モローがこだわり、ルオーにもそのエッセンスが引き継がれたのは、その色彩の広がり。
キャンバス地がところどころに残ったままなのが、かえって素晴らしいスペースになってる。
「マチエール」
1 材料。素材。材質。
2 美術で、絵画の絵肌、彫刻の質感など、作品における材質的効果。また、表現されたもの固有の材質感。
ルオー「キリスト教的夜景」
今日観た中でこれがいちばん心に入った。ルオー最晩年の作品。
どの場面か本人は明言してないけれども、幻想的な世界がとても穏やかで、
ずっと観ていると溶け込んでしまいたくなる。
画壇に失望し、パリで隠遁生活しながら、作品を描きつづけて、神秘主義者扱いだったモローは、
次第に体調が衰えはじめ、自らの美術館を作る夢を実現するため、
自宅を改装して、ものすごい集中力で未完成作品に手を入れてゆく。
そんな自宅に入れたのは、ほんの一握りの者たちだけで、ルオーもその1人。
モロー亡き後、ルオーはショックのあまり名前を口にすることさえ出来なかった。
ルオーは、モロー美術館の初代館長を務め、一時期は絵に囲まれながらその家に住んでいた。
絵の並びは本人が配置した。1万4000点以上が壁に所狭しと並べられている映像は圧巻
ルオーは「師であるモローこそが、画家ルオーをルオーたらしめた」とよく言っていたという。
何度も何度も塗り重ねて立体化した絵の具の色の深さ、素朴さは、観ていると心が静かに落ち着くなあ。
表参道に移動。
■『気づかいルーシー』原画展@山陽堂書店
▼『気づかいルーシー』サイト
14日までってことで寄ってみた。この本屋さん、外観は見たことあったけど、中に入るのは初めて、たぶん。
書店とは言え、本があるのは狭い1階部分のみ。
螺旋階段をあがると2、3階に可愛いギャラリーがある。
草間彌生さん的ドットのワンピをきて、つりあがった目をしたルーシーちゃんが可愛い
荒唐無稽な童話の内容も笑える。児童文学好きとしては、部長の絵本は嬉しい。
細かいところまでじっくり見ると、線がキレイだったり、小動物などの何気ないキャラもカワイイw
3階には、部長が昔描いた、ルーチーって女社長のマンガも展示されてた。ルーシーの元ネタ?
自分の名前が言えたって理由で採用した新入社員を暇つぶしに案内して、
壁の釘を抜くだけの有能社員がいたり、廊下になまぬるいお茶が置いてあったり。
「あなたの席は、窓のむこうがわよ」これに騙されてビルから落ちたヒトもたくさんいたとか。
結局、会社はほかに買われてしまうけど、ルーチーは全然気にしていない様子。
ルーチーのほうがルーシーよりおかっぱ度が高いな。