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『ブッダ 5 鹿野苑』(潮出版社)

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『ブッダ 5 鹿野苑』(潮出版社)
手塚治虫/著 初版1987年(1990年 14刷) 1000円

※2001.8~のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


▼あらすじ(ネタバレ注意
青年となったダイバダッタは、タッタをマガダ国の勇者として売り出し、王、王子と親しくなる。

アジャセ王子が狂い象に捕まった時、タッタが救い、子ゾウを殺された復讐のためと知り、
死に場所へ行く父ゾウを追うのをやめる。

領土争いでコーサラとマガダは、それぞれの勇者を決闘させることになり、タッタの相手はヤタラ。
2人はシッダルタのことで心を通じ合わせる。

不利なタッタにダイバダッタは毒矢でヤタラを倒す。

口のきけなくなる毒をミゲーレに盛って濡れ衣を着せる。
シッダルタに救いを求め、心の中に入り込み、
再び口がきけるようになる奇跡を見て、タッタは改心する。

洪水から助けてくれた鹿らに連れられて、修行僧の集まるサールナートでデーパらと再会する。

鹿を相手に最初の説法をするシッダルタ。

むやみな狩りの代わりに1頭ずつ生贄を捧げることにしたが、
身重のメスの代わりに、王自らが犠牲となり、
それを知った人の王は、無意味な殺生をしないと誓う話。

人になりたくて11年も休まず働いた牛が、ついに人となり、姫と結婚までした当日、
ケガをした鹿のために足を、卵を狙われた鳥のために手を、
濡れ衣を着せられた醜い男のために顔を与え、
牛に戻った時には人に殺され、神に召された話をする/涙


「苦行は遊びにおけると同様、人生をムダにしている。
 人は苦しむためだけに生まれたのではなく、
 自分のため、人のため、世界のために働かなければならない」


蟻地獄に落ちた子鹿を救い、蟻に食われたブッダの傷を舐める鹿たち。その様子を見たルリ王子。

復讐を果たそうとするタッタ。

デーパは戦争に巻き込まれて死ぬ寸前、カヤの茎を自分の腕に刺して輸血して生き返らせる。



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