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『ブッダ 8 祇園精舎』(潮出版社)

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『ブッダ 8 祇園精舎』(潮出版社)
手塚治虫/著 初版1988年(1992年 21刷) 1000円

※2001.8~のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


▼あらすじ(ネタバレ注意
ダイバダッタの陰謀で王は毒に苦しみ、幽閉されていたアジャセ王子が代わりに王となり、逆に父を幽閉する。

ダイバダッタは、竹林精舎のリーダーの座を得るが、ついてくる者は1/4。
しかも、象頭山はロケーションも悪く、サーリプッタらの諭しでみんな元へ戻る。

獣になったナラダッタは、ついにブッダと再会。神に召される。
自然のままに生き、死んだ彼の姿に胸を打たれるブッダ。

商人スダッタは、名を残す案を考えていて
「全ての欲を捨てれば、心身が解放されて幸せに暮らせる」とブッダに説かれ、

ルリ王子の息子ジェーダの命令で私財を投げ打って金をしきつめ、心打たれたジェータは、
スダッタにタダで園を与え、立派な僧園、祇園精舎となり、ブッダを迎えた。


コーサラの有名な僧ポッカラサティは、ブッダを落とし入れようと、女に誘惑させて殺し、濡れ衣をかぶせる。
犯人探しに行った兵は、再び復讐心に燃えたダッタに殺され、
シャカ族は、コーサラに逃げた妃らを残して全滅する。

自分の教えが何の解決にも役立たず、ショックを受けるブッダ。
竹林での話を聞いて、再び旅に出る。

ダイバダッタは、ブッダを殺そうと企てて、自ら命を落とす。

アジャセ王は腫瘍で苦しみ、ブッダは指1本でオーラ治療。
治ってきて、笑顔の戻った表情を見て
「神は誰者にも宿っている!」と悟る。


霊鷲山で「他人を救えば、きっと自らも救われる」と説く。

後継者に決めていた預言者サーリプッタとモッガラーナの死を聞き、
さらに弱った体で死期を知ったブッダは、
最期のお布施の旅に出て、キノコにあたって寝込み、
「仏僧に従いなさい」と告げて涅槃。紀元前483年。



9~12巻は単行本のほうで、8巻がラストだった!

著者本人のあとがきで、かなり仏典にないキャラクター、脚色があることが書かれているが、
一筋のメッセージとブッダの物語りは伝わった。

その教えの実は無限。時間がかかっても1つ1つ学んでみたい。



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