楽しみにしていた錦織の4回戦。
実は、ブログ解析での検索で結果が分かってしまってから見たんだけれども、
これほど痛々しい試合を見たことがない。観ていて心底辛かった。
全席指定席の2番コートで、今日は土居と錦織の4回戦が行われた。
観客は当日券に並んで、センターコートを選ぶことも出来るが、
敢えて2番コートのチケットを買ったという日本のファンもいたそう。
辻野「日本人にとっては、今日の2番コートはプラチナチケットに近いですよね」
朝の練習は30分のうち15分。
今日の大きなカギはとにかく錦織の脇腹の痛みの程度。
練習中もコーチと真剣に話し合う様子が見られたそう。
まずは勇気をもって試合に臨んでくれたことに尊敬の意を表したい。
今日勝てば、ウィンブルドン初のベスト8がかかっている。
解説は辻野さん。
現在第9シードのCはトスに勝ってサーヴを選んだ。サーヴが得意だから先行したいんだな。
対戦は2014年の全米準決勝で敗れているのが印象に強いが、7-3で錦織が勝っている。
Cのコーチは、なんとイワニセヴィッチ。そりゃビッグサーヴァーになるわけだ!
すっかりふつーのおじさんになったねw 去年の11月からならまだ短いか。2001年のチャンプ。
ブログ内の「テニス名試合まとめ」を見たら、もう2001年当時はテニス観戦から離れていたみたい
対するチャンコーチ。これからは、このコーチ対決も大きな見物の1つだけど、錦織陣営はみな厳しい表情。
5分間のウォームアップを終えて、ベンチでの表情はすでに厳しい錦織。大きく息を吐いて、首をちょっと振った。
ストレッチしたりして、なんだかもう痛そうじゃない?
【第1セット】
●第1ゲーム
いきなりワイドへのサーヴィスエース。今度はセンターへのサーヴィスエース。今大会61本目。
これは、まるで、イワニセヴィッチvsアガシのウィンブルドン決勝戦の再来ではないか?!
3回目のサーヴィスエース。なんと、4本のサーヴィスエースでラブゲームキープ。これかあ。。。0-1
●第2ゲーム
脇腹の心配がなければ、リターンの錦織にも勝算はあるのに。140km/h台のサーヴ
サーヴが遅くても、1ポイント。15-40からブレイクされて0-2
●第3ゲーム
サーヴィスエース。こういう試合は面白くないんだよなあ・・・サーヴィスエースだらけで3-0
ベンチではずっとうつむく錦織。1ゲームごとに続けるか、棄権するかの判断も自ら決断しなければならない。
見ていて辛い
辻野「プレーのフィーリングは悪くない」
●第4ゲーム
普段でも弱点のファーストサーヴ。速度も遅くなると、相手に有利なのは確実。0-4
それでも試合に出る決断をした理由は何だったのか。
●第5ゲーム
8本目のサーヴィスエース。1本取って歓声が起こる。観客は錦織を応援。5-0 まだ10分
ベンチでこれほで険しい表情は見たことない。。。
なにやら、相談し合うチェアアンパイア。なんでしょう?
●第6ゲーム
「FIGHT!」と声がかかる。アガシが「彼はサーヴが上手いだけの男だ」と言ったように、
自分のプレーの幅で勝負できるという自信で、ここに立っているんだろうか?
まったく走って追わない錦織。よし、ストロークで振ってからダウン・ザ・ライン出た。
コーチ陣は隣り合わせなのね。ストロークで少し調子戻してきた。1ゲーム取りましたv 1-5
●第7ゲーム
錦織のストロークが深い。Cとの戦いより、痛みとの戦い。サーヴが多くてプレーにならない。
セットポイント。サーヴィスエース12本で6-1
ベンチで顔を覆う錦織。見てられない・・・
辻野「こういう時は対戦相手もやりづらい。でも自分の調子も落としたくない。
相手の調子が出てくる前にゲームを進めたい」(そーなんだよね
自分と戦っている錦織。「タイム」と声がかかって、しばらくして立ち上がり、客席から応援の拍手が起きる。
【第2セット】
●第1ゲーム
サーヴ&ボレーに出て、パッシングショット。やれることは全部やったほうがいいよね。気持ちだけで負けたくない。
センターへのサーヴが入った。ダブルフォルトでファーストゲームもブレイクされた。0-1
チャンが白いタオルを出しているのは、ドクターストップ的なしるし?
●第2ゲーム
第2セットを一方的に取られたら棄権の可能性が高まるな。フォアで1本。組み立てが出来れば錦織のほうが断然上手い。
30-30まで来たがサーヴの威力は変わらない。デュースまで来た。じりじり追い込んでるか?
ブレイクチャンス! ファーストサーヴにチャレンジしてフォルト。よし、ブレイクバック。素晴らしい1-1
●第3ゲーム
ストロークのミスは抑えたいが、押されているか。スライスで1本。15-40
ストロークで左右に振るのはいい作戦。1-2 すこーーーしずつでも自分のプレーに持ち込めたらなあ。
「試合後、出し尽くした感がある。そんな中でも勝ちへの欲、無の境地になった」と話していた錦織。
辻野「2014年も怪我のことがあって、ベストの状態じゃない中、集中力でパフォーマンスも上がっていった」
またスタッフがチェアアンパイアに話しに来た。気になりすぎる。
●第4ゲーム
ファーストサーヴ30%に下がったC セカンドサーヴになると極端にポイントが取れない弱点がある。
大会のトレーナーがコートに入ってきた。メディカルタイムアウトをとるかどうか。サーヴィスエースで1-3
辻野「ゲームが進むことで痛みが消えていくことはない。逆に増していく」
アナ「痛みと戦っています。自分自身と戦っています」
(疲れで眠ってしまって、ここから見始めた。
●第5ゲーム
会場の雰囲気も重苦しい感じ。デュース。いいアプローチから、スマッシュしたくてもボレーにしてネットにかけてしまった。
Cのドロップショット。ダブルフォルトでブレイク。1-4 ラケットを投げつけようとしてやめて顔を覆う。
「トレーナーと話させて欲しい」と主審に頼んだ。チャンや、ダンテ・ボッティーニコーチはやめろのサインを送る。
なんと、今から痛み止めを飲む!? どのくらいで効くの? これから挽回して勝算があるという自信からか。
フルセットに強い錦織だけど、この試合を仮に乗り切ったとして、後々、影響を残さなきゃいいんだけど・・・
ビッグサーヴァーでも、万全の体調なら同等に戦える相手。諦めきれない気持ちも分かる。
フォアのダウン・ザ・ラインが入った。リターンエース入って、デュース。
サーヴィスエース17本目で1-5 43分のところでチャンと話して、棄権を決断。
2年連続、怪我でウィンブルドン敗退って、本人の残念さを思うと涙が出る。
いくら、痛み止め飲んでも、あと3セットは厳しいだろう。
*
スタジオの解説は、福井さんと坂井さん。
福井:
左脇腹だと、逆をつかれた時、踏ん張る時に力が入る(それだけ踏ん張り続けた結果だ
瞬間的な動きが遅れてしまう。錦織らしいゲームが出来ない
坂井:
今シーズン調子が上がってきてのこのウィンブルドン。
3回戦のプレーの内容も良くて、これからという時に、本人が一番無念だったと思う。
(前哨戦でのケガが悔やまれるばかり
<試合後インタビュー>
昨日からかなり痛みがあった。それが前の試合と比べものがないくらい痛かったので、難しいのは分かってましたけど、
ほぼどの試合もウォームアップの時に痛くて、それで試合に入ってなんとかやってたので、
まあ、その可能性を少し信じつつ、今日も試合に入りましたけど、痛みの度合いがまったく酷かったので、
最初からサーヴもほとんど打てなかったですね。
Q:あそこまで試合をつづけたのは?
一応、なんか、こう、、、きれる(?)ぐらいまではやれるかなと、やろうかなと思ってたので、
(なにが“きれる”と思ったら、筋肉が?! 何ゆっちゃってるの???
筋肉を思いっきりケガするまでは。そんなに場所的にも、折れたりする場所ではないと言われていたので、
多少悪くなっても大事にはならないとドクターに言われていたので、
うーん・・・でも、よく考えてみたら、あれで勝てるわけがなかったですね/苦笑
たぶんグランドスラムじゃなかったら1回戦から出てなかったと思いますしね、かなり最初から痛みがあったので。
2、3試合目は少しは良くなりましたけど、グランドスラム、とくにこのウィンブルドンで頑張りたいという気持ちがありましたし、
そのモチベーションだけですね(気力だけでここまで戦ってたなんて、なんて人だ
テニス自体はすごく満足してます。
1試合目はそこまでラリー戦がなかったですけど、この2、3試合目はすごく得たものは大きかったので、
もしかしたら来年になって忘れるかもしれないですけど、ストローク戦でいい試合が出来ていたので(忘れちゃうの?
プラスいつもみたいなサーヴが打ててれば、もうちょっと簡単な試合もあっただろうし
今日もチリッチはかなり強敵ですし、自分のテニスがそんなに出来てなかったんで、あれですけど、
それに対しても、サーヴとしっかりストロークが出来ていれば、チャンスはあったと思うので、
ま、少し芝が好きにはなってきました(それは大きな収穫だ!
理由としては、芝での違う筋肉を使っているのもあると思いますけど、ヨーロッパのクレーシーズンで
あれだけの結果が出て、今年はケガがなかったので、それ自体は収穫ですし
ここで出てしまったのはすごく悔しいですし、同じ場所で2年連続リタイアするのは、もちろん情けない思いもありますけど、
今年1年見ても、大きい怪我をしたのはまだハレとここだけなので、そういう意味ではポジティブな部分もありますし、
あんまり悲観しすぎないように、対策を練ることはもちろん大事だとは思いますけど、ポジティブにまた夏に入れるといいですね。
(ひと言、ひと言ずつ考えて、受け答えをしていた。終わってホッとしてる部分も少しはあるのかな。
とにかく、養生して、ケガを回復させて欲しい
*
福井:
試合を止めるのは本当に勇気のいることなんですけど、最後まで戦いたかった気持ちが伝わったし、
3回戦まで見ても、芝の戦いに自信がついてきたと思う
ドロップショット、スライスを混ぜて、けして焦らず、サーヴィスがこれに加われば、もっともっと勝てるんではないか
という可能性を示してくれた(本人はサーヴの確率は上がってきてるって言い方に聞こえたけどね
坂井:
私は“大きなケガじゃない”と言ったことに少し安心しました。
今シーズンに入って、腰回り、体全体が一段と逞しくなっている感じがする
それはロバート大橋トレーナーさんによるトレーニングの成果もあると思う
さらに体を鍛えて、今シーズンこれから頑張ってほしい。夏以降の戦いもとても楽しみ
(どれくらいで回復するものなんだろうか?
福井:
クレーも、ハードコートも、芝のコートの戦い方もプラスされて、より戦術が増えてきたのではないかと思う
総合力が増してきたので、これからのハードコートのシーズンも楽しみ
そっか、オリンピックがもう来月?!
福井:
得意のハードコートシーズン。
ベストのパフォーマンスを出すためには、ベストコンディションでのぞんでもらいたい(そこだよ
まず休養して、しっかり治してほしい
坂井:
グランドスラムは心技体すべてが揃わないと難しいと改めて感じましたし、錦織自身もそれを感じて、また気持ちを高めてのぞんでほしい
錦織圭19時から20分軽く調整 今日チリッチ戦
錦織「悔しいです、情けない」 全英無念の2年連続棄権
「今大会は怪我の痛みと人生で一番戦った。出し尽くしたというか、頑張った感があった」
「人生で一番痛みと闘った」錦織、棄権
“リオデジャネイロ五輪代表に決まっているが「テニスはしばらくできないし、まず治療に専念するしかない」。”
錦織「なんで俺をセンターに」
コート12からセンターコートへ移ったことについて「もうちょっと他に(センターコートに入る選手が)いたかなと思います」と笑って錦織は答えた。
錦織「キレそうだった(笑)」
“順延決定が遅かったことについて「ちょっとだけキレそうでした」と笑顔で話し、記者たちを笑わせた。”
“会見では「昨日はやりたくはなかった。もうちょっと早く決断してくれたら」と話し「チキショーって感じです」と笑顔で当時の心境を明かした。”
実は、ブログ解析での検索で結果が分かってしまってから見たんだけれども、
これほど痛々しい試合を見たことがない。観ていて心底辛かった。
全席指定席の2番コートで、今日は土居と錦織の4回戦が行われた。
観客は当日券に並んで、センターコートを選ぶことも出来るが、
敢えて2番コートのチケットを買ったという日本のファンもいたそう。
辻野「日本人にとっては、今日の2番コートはプラチナチケットに近いですよね」
朝の練習は30分のうち15分。
今日の大きなカギはとにかく錦織の脇腹の痛みの程度。
練習中もコーチと真剣に話し合う様子が見られたそう。
まずは勇気をもって試合に臨んでくれたことに尊敬の意を表したい。
今日勝てば、ウィンブルドン初のベスト8がかかっている。
解説は辻野さん。
現在第9シードのCはトスに勝ってサーヴを選んだ。サーヴが得意だから先行したいんだな。
対戦は2014年の全米準決勝で敗れているのが印象に強いが、7-3で錦織が勝っている。
Cのコーチは、なんとイワニセヴィッチ。そりゃビッグサーヴァーになるわけだ!
すっかりふつーのおじさんになったねw 去年の11月からならまだ短いか。2001年のチャンプ。
ブログ内の「テニス名試合まとめ」を見たら、もう2001年当時はテニス観戦から離れていたみたい
対するチャンコーチ。これからは、このコーチ対決も大きな見物の1つだけど、錦織陣営はみな厳しい表情。
5分間のウォームアップを終えて、ベンチでの表情はすでに厳しい錦織。大きく息を吐いて、首をちょっと振った。
ストレッチしたりして、なんだかもう痛そうじゃない?
【第1セット】
●第1ゲーム
いきなりワイドへのサーヴィスエース。今度はセンターへのサーヴィスエース。今大会61本目。
これは、まるで、イワニセヴィッチvsアガシのウィンブルドン決勝戦の再来ではないか?!
3回目のサーヴィスエース。なんと、4本のサーヴィスエースでラブゲームキープ。これかあ。。。0-1
●第2ゲーム
脇腹の心配がなければ、リターンの錦織にも勝算はあるのに。140km/h台のサーヴ
サーヴが遅くても、1ポイント。15-40からブレイクされて0-2
●第3ゲーム
サーヴィスエース。こういう試合は面白くないんだよなあ・・・サーヴィスエースだらけで3-0
ベンチではずっとうつむく錦織。1ゲームごとに続けるか、棄権するかの判断も自ら決断しなければならない。
見ていて辛い
辻野「プレーのフィーリングは悪くない」
●第4ゲーム
普段でも弱点のファーストサーヴ。速度も遅くなると、相手に有利なのは確実。0-4
それでも試合に出る決断をした理由は何だったのか。
●第5ゲーム
8本目のサーヴィスエース。1本取って歓声が起こる。観客は錦織を応援。5-0 まだ10分
ベンチでこれほで険しい表情は見たことない。。。
なにやら、相談し合うチェアアンパイア。なんでしょう?
●第6ゲーム
「FIGHT!」と声がかかる。アガシが「彼はサーヴが上手いだけの男だ」と言ったように、
自分のプレーの幅で勝負できるという自信で、ここに立っているんだろうか?
まったく走って追わない錦織。よし、ストロークで振ってからダウン・ザ・ライン出た。
コーチ陣は隣り合わせなのね。ストロークで少し調子戻してきた。1ゲーム取りましたv 1-5
●第7ゲーム
錦織のストロークが深い。Cとの戦いより、痛みとの戦い。サーヴが多くてプレーにならない。
セットポイント。サーヴィスエース12本で6-1
ベンチで顔を覆う錦織。見てられない・・・
辻野「こういう時は対戦相手もやりづらい。でも自分の調子も落としたくない。
相手の調子が出てくる前にゲームを進めたい」(そーなんだよね
自分と戦っている錦織。「タイム」と声がかかって、しばらくして立ち上がり、客席から応援の拍手が起きる。
【第2セット】
●第1ゲーム
サーヴ&ボレーに出て、パッシングショット。やれることは全部やったほうがいいよね。気持ちだけで負けたくない。
センターへのサーヴが入った。ダブルフォルトでファーストゲームもブレイクされた。0-1
チャンが白いタオルを出しているのは、ドクターストップ的なしるし?
●第2ゲーム
第2セットを一方的に取られたら棄権の可能性が高まるな。フォアで1本。組み立てが出来れば錦織のほうが断然上手い。
30-30まで来たがサーヴの威力は変わらない。デュースまで来た。じりじり追い込んでるか?
ブレイクチャンス! ファーストサーヴにチャレンジしてフォルト。よし、ブレイクバック。素晴らしい1-1
●第3ゲーム
ストロークのミスは抑えたいが、押されているか。スライスで1本。15-40
ストロークで左右に振るのはいい作戦。1-2 すこーーーしずつでも自分のプレーに持ち込めたらなあ。
「試合後、出し尽くした感がある。そんな中でも勝ちへの欲、無の境地になった」と話していた錦織。
辻野「2014年も怪我のことがあって、ベストの状態じゃない中、集中力でパフォーマンスも上がっていった」
またスタッフがチェアアンパイアに話しに来た。気になりすぎる。
●第4ゲーム
ファーストサーヴ30%に下がったC セカンドサーヴになると極端にポイントが取れない弱点がある。
大会のトレーナーがコートに入ってきた。メディカルタイムアウトをとるかどうか。サーヴィスエースで1-3
辻野「ゲームが進むことで痛みが消えていくことはない。逆に増していく」
アナ「痛みと戦っています。自分自身と戦っています」
(疲れで眠ってしまって、ここから見始めた。
●第5ゲーム
会場の雰囲気も重苦しい感じ。デュース。いいアプローチから、スマッシュしたくてもボレーにしてネットにかけてしまった。
Cのドロップショット。ダブルフォルトでブレイク。1-4 ラケットを投げつけようとしてやめて顔を覆う。
「トレーナーと話させて欲しい」と主審に頼んだ。チャンや、ダンテ・ボッティーニコーチはやめろのサインを送る。
なんと、今から痛み止めを飲む!? どのくらいで効くの? これから挽回して勝算があるという自信からか。
フルセットに強い錦織だけど、この試合を仮に乗り切ったとして、後々、影響を残さなきゃいいんだけど・・・
ビッグサーヴァーでも、万全の体調なら同等に戦える相手。諦めきれない気持ちも分かる。
フォアのダウン・ザ・ラインが入った。リターンエース入って、デュース。
サーヴィスエース17本目で1-5 43分のところでチャンと話して、棄権を決断。
2年連続、怪我でウィンブルドン敗退って、本人の残念さを思うと涙が出る。
いくら、痛み止め飲んでも、あと3セットは厳しいだろう。
*
スタジオの解説は、福井さんと坂井さん。
福井:
左脇腹だと、逆をつかれた時、踏ん張る時に力が入る(それだけ踏ん張り続けた結果だ
瞬間的な動きが遅れてしまう。錦織らしいゲームが出来ない
坂井:
今シーズン調子が上がってきてのこのウィンブルドン。
3回戦のプレーの内容も良くて、これからという時に、本人が一番無念だったと思う。
(前哨戦でのケガが悔やまれるばかり
<試合後インタビュー>
昨日からかなり痛みがあった。それが前の試合と比べものがないくらい痛かったので、難しいのは分かってましたけど、
ほぼどの試合もウォームアップの時に痛くて、それで試合に入ってなんとかやってたので、
まあ、その可能性を少し信じつつ、今日も試合に入りましたけど、痛みの度合いがまったく酷かったので、
最初からサーヴもほとんど打てなかったですね。
Q:あそこまで試合をつづけたのは?
一応、なんか、こう、、、きれる(?)ぐらいまではやれるかなと、やろうかなと思ってたので、
(なにが“きれる”と思ったら、筋肉が?! 何ゆっちゃってるの???
筋肉を思いっきりケガするまでは。そんなに場所的にも、折れたりする場所ではないと言われていたので、
多少悪くなっても大事にはならないとドクターに言われていたので、
うーん・・・でも、よく考えてみたら、あれで勝てるわけがなかったですね/苦笑
たぶんグランドスラムじゃなかったら1回戦から出てなかったと思いますしね、かなり最初から痛みがあったので。
2、3試合目は少しは良くなりましたけど、グランドスラム、とくにこのウィンブルドンで頑張りたいという気持ちがありましたし、
そのモチベーションだけですね(気力だけでここまで戦ってたなんて、なんて人だ
テニス自体はすごく満足してます。
1試合目はそこまでラリー戦がなかったですけど、この2、3試合目はすごく得たものは大きかったので、
もしかしたら来年になって忘れるかもしれないですけど、ストローク戦でいい試合が出来ていたので(忘れちゃうの?
プラスいつもみたいなサーヴが打ててれば、もうちょっと簡単な試合もあっただろうし
今日もチリッチはかなり強敵ですし、自分のテニスがそんなに出来てなかったんで、あれですけど、
それに対しても、サーヴとしっかりストロークが出来ていれば、チャンスはあったと思うので、
ま、少し芝が好きにはなってきました(それは大きな収穫だ!
理由としては、芝での違う筋肉を使っているのもあると思いますけど、ヨーロッパのクレーシーズンで
あれだけの結果が出て、今年はケガがなかったので、それ自体は収穫ですし
ここで出てしまったのはすごく悔しいですし、同じ場所で2年連続リタイアするのは、もちろん情けない思いもありますけど、
今年1年見ても、大きい怪我をしたのはまだハレとここだけなので、そういう意味ではポジティブな部分もありますし、
あんまり悲観しすぎないように、対策を練ることはもちろん大事だとは思いますけど、ポジティブにまた夏に入れるといいですね。
(ひと言、ひと言ずつ考えて、受け答えをしていた。終わってホッとしてる部分も少しはあるのかな。
とにかく、養生して、ケガを回復させて欲しい
*
福井:
試合を止めるのは本当に勇気のいることなんですけど、最後まで戦いたかった気持ちが伝わったし、
3回戦まで見ても、芝の戦いに自信がついてきたと思う
ドロップショット、スライスを混ぜて、けして焦らず、サーヴィスがこれに加われば、もっともっと勝てるんではないか
という可能性を示してくれた(本人はサーヴの確率は上がってきてるって言い方に聞こえたけどね
坂井:
私は“大きなケガじゃない”と言ったことに少し安心しました。
今シーズンに入って、腰回り、体全体が一段と逞しくなっている感じがする
それはロバート大橋トレーナーさんによるトレーニングの成果もあると思う
さらに体を鍛えて、今シーズンこれから頑張ってほしい。夏以降の戦いもとても楽しみ
(どれくらいで回復するものなんだろうか?
福井:
クレーも、ハードコートも、芝のコートの戦い方もプラスされて、より戦術が増えてきたのではないかと思う
総合力が増してきたので、これからのハードコートのシーズンも楽しみ
そっか、オリンピックがもう来月?!
福井:
得意のハードコートシーズン。
ベストのパフォーマンスを出すためには、ベストコンディションでのぞんでもらいたい(そこだよ
まず休養して、しっかり治してほしい
坂井:
グランドスラムは心技体すべてが揃わないと難しいと改めて感じましたし、錦織自身もそれを感じて、また気持ちを高めてのぞんでほしい
錦織圭19時から20分軽く調整 今日チリッチ戦
錦織「悔しいです、情けない」 全英無念の2年連続棄権
「今大会は怪我の痛みと人生で一番戦った。出し尽くしたというか、頑張った感があった」
「人生で一番痛みと闘った」錦織、棄権
“リオデジャネイロ五輪代表に決まっているが「テニスはしばらくできないし、まず治療に専念するしかない」。”
錦織「なんで俺をセンターに」
コート12からセンターコートへ移ったことについて「もうちょっと他に(センターコートに入る選手が)いたかなと思います」と笑って錦織は答えた。
錦織「キレそうだった(笑)」
“順延決定が遅かったことについて「ちょっとだけキレそうでした」と笑顔で話し、記者たちを笑わせた。”
“会見では「昨日はやりたくはなかった。もうちょっと早く決断してくれたら」と話し「チキショーって感じです」と笑顔で当時の心境を明かした。”