■『手塚治虫の旧約聖書物語』(集英社文庫)
手塚治虫/著 初版1999年 838円
※2002.1~ part3のノートよりメモを抜粋しました。
※「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
1.天地創造~創世記
1日目:天地「光あれ」光と闇(昼夜)
2日目:空
3日目:海と地、植物
4日目:太陽と月
5日目:魚と鳥
6日目:地の生物、神を型どった人に生物を“支配”させるため、土(アダマ)からアダムをつくり、エデンの園に住まわせる
7日目:聖別して休み、エデンから4つの川(ピション、ギホン、チグリス、ユーフラテス)が流れ出る。
アダムから、あばら骨の一部で女エバをつくり、「産めよ増えよ地に満ちよ」
善悪の知識の木(リンゴ)を食べて園から追放される。
(まず、男からっていうのが差別の始まりだね。生物を人間が支配するのが当然てのもとんだ驕りだし
「女は苦しんで子を産み、男はお前を支配する(!)。男は生涯、食べ物を得ようと苦しむ」
2人の息子のうち、カインは土を耕し、アベルは羊を飼い、楽をしているアベルに嫉妬したカインは
弟を殺した罪でさすらい、妻をめとってメノクを授かる。
●ノアの方舟
堕落した人々を憂いて、一掃する決心をした神は、正しいノアに方舟をつくらせ、
各生物をオスメス1組ずつ乗せて、洪水の中、40日後、オリーブの茂る地にたどり着いて繁栄する。
●バベルの塔
キャラバンから石の町の話を聞いた砂漠の放浪者アサフは、町へ行って神の家バベルの塔の建設に働くが、
偶像を敬うことを禁ずる神は怒り、人々の言葉を分けて、各地に散らせる。
(すべてを統べるものが怒るわけないと思うんだけど
アブラハム(ノアの末裔)は、神の声を聞き、ハランを出る(75歳)。
子宝に恵まれないのを悲しみ、奴隷女ハガルとの間にイシュマエルをもうけた。
99歳の3人の神の使いから
「“国民の父”として、子孫は男子を割礼する」契約を交わす。
妻サラとの子イサクができる。
悪行の町ソドムに暮らすアブラハムの甥ロトは使いの助言に従い町を去り、町は燃えた
イシュマル母子は去り、オアシスに住み、アラビア人(アラブ族)を繁栄させた。
神はアブラハムに愛子イサクを捧げさせることで神への忠誠心を試す。
(だんだん“民族・宗教差別”のニオイがしてきた
2.十戒~出エジプト記
イサクの子ヤコブは、カナンへ向かう。
夢予言するヨセフは、他の兄が自分にかしずく夢を話したために隊商に売られ、
エジプトで7年の大豊作と、7年の大飢饉を予言し、エジプトを救い出世する。
兄らに罪を償わせ、兄弟らは父の死後もエジプトに貢献した。
●モーゼ
イスラエル人の増加を恐れたエジプト人は、ヘブライ人の息子を川へ流す。
王家に引き取られたモーゼもその1人。
第1王子ラメセスと競うほど成長したが、イスラエル人をこき使うエジプト人を殺めたためエジプトを去り、救った娘と結婚。
シナイ山でイスラエル人を解放する啓示を受ける。
雄弁な兄アロンとともにエジプトに川の水を血にかえ、カエルの大発生、ブヨの大発生、疫病等の大発生をして解放を実現。
“約束の地”へ移動を開始する。追うエジプト兵。
海に道をつくり、飢える人々には肉、パン、卵が与えられ、迷う人々には優れた者から裁判役を選んで管理させる。
シナイ山でモーゼは十戒を得て、再び山にこもって戻らぬ間、金の雄牛の像をつくった者らを皆殺しの罰に
それを許したアロンは、途中で死ぬ。
人々に水を与えるため、2度岩を叩いたことで、モーゼは約束の地を見ただけで死ぬ。
3.イエスの誕生~ヨシュア記 他 サムエル記
約束の地カナンには、他民族がいた(そりゃいるよね、原住民はどこにでも
使いの助言で城周辺を周り、戦い、滅ぼした(残虐な征服者???
次々と戦を重ねるイスラエル人は、王の必要性を感じて、ロバ飼いの息子サウルが選ばれ、
王として戦いを成功させて、天狗になり、生贄を捧げる祭祀の仕事をしたため失墜。
新王に選ばれたのは、羊飼いのダビデ。嫉妬したサウルは、ダビデを追うが、改心して、その後戦死する。
●ダビデ王の息子ソロモン王
ソロモンの神殿に神が降り、その評判を聞いて訪れたシェバの女王は、
「生涯徳を持ちつづけるのは難しい」と言った通り、エルサレムの地は再び堕落し、
バビロニア人に剥奪され、ヘブライ人はバビロンに強制移住させられ、奴隷生活が続いた。
●エズラ記、ダニエル書
ペルシア王国の創立者キュロスに攻められるバビロン。
ヘブライ人は、ソロモンの宝とともに母国へ帰される(ルパンに出てきた話?
その後、また異国の神が入り、宗教も形式的になり、人々は堕落した。
(宗教がないと、すぐ堕落しちゃうんだね
●ルカによる福音書 マタイによる福音書 (新約)
エルサレムは、ローマの支配となり、人々はメシアの出現を待った。
15歳のマリアに使いが現れ、主の子イエスの懐妊を告げる。
星の輝く夜、ダビデ一族からメシア(救い主)は生まれた。
手塚治虫/著 初版1999年 838円
※2002.1~ part3のノートよりメモを抜粋しました。
※「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
1.天地創造~創世記
1日目:天地「光あれ」光と闇(昼夜)
2日目:空
3日目:海と地、植物
4日目:太陽と月
5日目:魚と鳥
6日目:地の生物、神を型どった人に生物を“支配”させるため、土(アダマ)からアダムをつくり、エデンの園に住まわせる
7日目:聖別して休み、エデンから4つの川(ピション、ギホン、チグリス、ユーフラテス)が流れ出る。
アダムから、あばら骨の一部で女エバをつくり、「産めよ増えよ地に満ちよ」
善悪の知識の木(リンゴ)を食べて園から追放される。
(まず、男からっていうのが差別の始まりだね。生物を人間が支配するのが当然てのもとんだ驕りだし
「女は苦しんで子を産み、男はお前を支配する(!)。男は生涯、食べ物を得ようと苦しむ」
2人の息子のうち、カインは土を耕し、アベルは羊を飼い、楽をしているアベルに嫉妬したカインは
弟を殺した罪でさすらい、妻をめとってメノクを授かる。
●ノアの方舟
堕落した人々を憂いて、一掃する決心をした神は、正しいノアに方舟をつくらせ、
各生物をオスメス1組ずつ乗せて、洪水の中、40日後、オリーブの茂る地にたどり着いて繁栄する。
●バベルの塔
キャラバンから石の町の話を聞いた砂漠の放浪者アサフは、町へ行って神の家バベルの塔の建設に働くが、
偶像を敬うことを禁ずる神は怒り、人々の言葉を分けて、各地に散らせる。
(すべてを統べるものが怒るわけないと思うんだけど
アブラハム(ノアの末裔)は、神の声を聞き、ハランを出る(75歳)。
子宝に恵まれないのを悲しみ、奴隷女ハガルとの間にイシュマエルをもうけた。
99歳の3人の神の使いから
「“国民の父”として、子孫は男子を割礼する」契約を交わす。
妻サラとの子イサクができる。
悪行の町ソドムに暮らすアブラハムの甥ロトは使いの助言に従い町を去り、町は燃えた
イシュマル母子は去り、オアシスに住み、アラビア人(アラブ族)を繁栄させた。
神はアブラハムに愛子イサクを捧げさせることで神への忠誠心を試す。
(だんだん“民族・宗教差別”のニオイがしてきた
2.十戒~出エジプト記
イサクの子ヤコブは、カナンへ向かう。
夢予言するヨセフは、他の兄が自分にかしずく夢を話したために隊商に売られ、
エジプトで7年の大豊作と、7年の大飢饉を予言し、エジプトを救い出世する。
兄らに罪を償わせ、兄弟らは父の死後もエジプトに貢献した。
●モーゼ
イスラエル人の増加を恐れたエジプト人は、ヘブライ人の息子を川へ流す。
王家に引き取られたモーゼもその1人。
第1王子ラメセスと競うほど成長したが、イスラエル人をこき使うエジプト人を殺めたためエジプトを去り、救った娘と結婚。
シナイ山でイスラエル人を解放する啓示を受ける。
雄弁な兄アロンとともにエジプトに川の水を血にかえ、カエルの大発生、ブヨの大発生、疫病等の大発生をして解放を実現。
“約束の地”へ移動を開始する。追うエジプト兵。
海に道をつくり、飢える人々には肉、パン、卵が与えられ、迷う人々には優れた者から裁判役を選んで管理させる。
シナイ山でモーゼは十戒を得て、再び山にこもって戻らぬ間、金の雄牛の像をつくった者らを皆殺しの罰に
それを許したアロンは、途中で死ぬ。
人々に水を与えるため、2度岩を叩いたことで、モーゼは約束の地を見ただけで死ぬ。
3.イエスの誕生~ヨシュア記 他 サムエル記
約束の地カナンには、他民族がいた(そりゃいるよね、原住民はどこにでも
使いの助言で城周辺を周り、戦い、滅ぼした(残虐な征服者???
次々と戦を重ねるイスラエル人は、王の必要性を感じて、ロバ飼いの息子サウルが選ばれ、
王として戦いを成功させて、天狗になり、生贄を捧げる祭祀の仕事をしたため失墜。
新王に選ばれたのは、羊飼いのダビデ。嫉妬したサウルは、ダビデを追うが、改心して、その後戦死する。
●ダビデ王の息子ソロモン王
ソロモンの神殿に神が降り、その評判を聞いて訪れたシェバの女王は、
「生涯徳を持ちつづけるのは難しい」と言った通り、エルサレムの地は再び堕落し、
バビロニア人に剥奪され、ヘブライ人はバビロンに強制移住させられ、奴隷生活が続いた。
●エズラ記、ダニエル書
ペルシア王国の創立者キュロスに攻められるバビロン。
ヘブライ人は、ソロモンの宝とともに母国へ帰される(ルパンに出てきた話?
その後、また異国の神が入り、宗教も形式的になり、人々は堕落した。
(宗教がないと、すぐ堕落しちゃうんだね
●ルカによる福音書 マタイによる福音書 (新約)
エルサレムは、ローマの支配となり、人々はメシアの出現を待った。
15歳のマリアに使いが現れ、主の子イエスの懐妊を告げる。
星の輝く夜、ダビデ一族からメシア(救い主)は生まれた。