『映画の昭和の雑貨店　完結編 (Shotor Library)』（小学館）

■『映画の昭和の雑貨店　完結編 (Shotor Library)』（小学館）
川本三郎／著　初版1999年　1500円

※2001.5～のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


【内容抜粋メモ】

[目次］
ボートの青春
テニス
山登り、ハイキング
スキー
スケート
バレエ
ダンス
ファッション・モデル
スチュワーデス
断髪
アベックでランデブー
カフェーの女給
サラリーマン
麻雀
円タク
エレベーター、エスカレーター
カメラ
レコード
テープレコーダー
トランジスタ・ラジオ
ネオン
豪華客船
アメリカ
コカ・コーラ
外食
海水浴
修学旅行
運動会
ペットとしての犬
切り花、花屋
汲み取りから水洗へ
ダム


今では日常の事が、昭和初期には“モダン”だった。
モガ＝モダン・ガール、モボ＝モダン・ボーイ

今、モダンな物を探しても、当時ほどの新鮮な驚き、感動、ドキドキする冒険感は得られないのでは

明治維新によって急速に取り入れられた欧米文化。
それまでの伝統的日本文化は「大量生産」「安価」などにとって代わられた。

豊かさを越えた今、逆に昔の日本文化が海外で新鮮に映っている。

戦前・戦後、そして関東大震災後の救援物資で洋装化が進んだという事実は興味深い

「女性の自立」が始まった時代でもある

映画『挽歌』で久賀美子さんが言っていたアミイ＝愛人、コキュ＝妻を寝取られた男の意味も分かった
フランス文学も入ってきてたんだ。

欧米映画から邦画へ。

ブルジョアな人々の最先端の生活
戦後から這い上がった人々は、逞しく、そして夢をもって、新しい文化と時代を体で積極的に吸収していった。