『ラヴ・ユー・フォーエバー』（岩崎書店）

■『ラヴ・ユー・フォーエバー』（岩崎書店）
ロバート・マンチ／作　梅田俊作／絵　乃木りか／訳

ＮＡＶＥＲまとめ　美しくて切なくて温かい。心に響く、大人向け絵本、２５選。
こんなサイトを見つけて、数冊借りた中の１冊

＊

こちらはもっとフシギ。
日本の絵本が「アメリカの超ベストセラー」なの？？？
和風な絵




赤ちゃんのうちなら分かるけど、子どもが９歳、ティーンエイジャーになり、
家を出た後も、車で家まで行って、寝室に入って抱きしめていたら、
ちょっと危なくないですか？



子離れできないお母さんの話じゃないよね
「母親は、いつまでも子どもが心配。愛しているのよ」っていうイメージを表しているのかな

そして、今度はその息子が父となり、娘を抱きしめる。
こうして愛情は伝わってゆく
とてもシンプルだけど、とても大切なこと




・・・いつまでも自立できない子どもの話ではないんだよね？
心理学的に読むと、いろいろ深読みしてしまう


それにしても、暴れん坊の時の子どもは、まさにゴジラ並みの破壊力だね

ときどき、おかあさんはさけびます　“この子のせいで、きがくるいそうだわ！”


「アイ・ラヴ・ユー　いつまでも
　アイ・ラヴ・ユー　どんなときも
　わたしが　いきているかぎり
　あなたは　ずっとわたしのあかちゃん」


「アイ・ラヴ・ユー　いつまでも
　アイ・ラヴ・ユー　どんなときも
　ぼくが　いきているかぎり
　あなたは　ずっとぼくのおかあさん」


「アイ・ラヴ・ユー　いつまでも
　アイ・ラヴ・ユー　どんなときも
　ぼくが　いきているかぎり
　おまえは　ずっとぼくのあかちゃん」




うーん、やっぱり、楳図かずおさんの映画『MOTHER』(2014)が頭をよぎってしまう！

“切なくて温かい本”て、人によって随分と違うイメージなんだなあ