■映画『誰も守ってくれない』(2008)
監督:君塚良一
出演:
(勝浦卓美):佐藤浩市
(船村沙織):志田未来
(三島省吾):松田龍平
(本庄久美子):石田ゆり子
(梅本孝治):佐々木蔵之介
(坂本一郎):佐野史郎
(稲垣浩一):津田寛治
(佐山惇):東貴博
(園部達郎):冨浦智嗣 ほか
9.15までの「U-NEXT」シリーズ。9月17日まで配信
なんで、選んだんだっけ?
角川映画つながりから、松田優作さんを探して、なくて、松田龍平くんにたどりついたのかも
▼あらすじ(ネタバレ注意
練馬 警察が船村宅に駆け込み 家宅捜査 長男に逮捕状が出される
そんなことは一切知らずにふつうの学校生活を送っているサオリのもとにも連絡が来る
1月24日
刑事の勝浦は娘にプレゼントを買い、明日から休みをとって家族旅行の予定
妻からは離婚届をつきつけられていると聞いて、バディの三島「背筋が凍るな」(これは2人の口癖?
18歳の青年が小学生の姉妹を殺した事件が起きて、直後からもう報道関係者が自宅に押し寄せる
「容疑者側のコメントをとってこい」と命令される新聞記者・梅本
勝浦は、休暇願いはキャンセルされ、加害者の保護を命令される(これじゃ家庭も崩壊するな
加害者の自宅前はマスコミ、スマホで撮る野次馬の人だかり
これまで、加害者の身内がマスコミや世間にさらされて自殺するケースがあり、
証言も必要だから守る必要があるといわれ、裏口から入る勝浦ら
家族と警察ですでにいっぱいの部屋 「うるさくて眠れない」と近隣住民から抗議の電話も殺到し、電話線を遮断
母「まさかウチの子が なにかの間違いです」
父「私はきちんとしつけていました」
家庭裁判所、区役所の職員が来る
警察「名前が本名で出ると、ずっと追われるので、奥さんとは今すぐ離婚して頂いて、
奥さんには旧姓に戻ってもらいます ここにサインしてください」
(こんな強引なこと、強制できるの?
窓を割られて、非難の声を浴びる
刑事「息子さんを許さない連中が一生追ってきます」
慌ててサインする両親
改めて、夫が奥さんの籍に入り、船村から大野となる
サオリ「兄だけ別の苗字になるのはイヤです!」
教育委員会も入り、理由も明かされないまま
「明日から学校に行けなくなるので、手続きします」
父はホテルで事情聴取 警察署の前もマスコミだらけ
「家族は容疑者じゃない 警察内で家族を聴取すると、後で“人権問題だ”て弁護士が騒ぐから」
(まだ容疑者の段階で、こんなに早くいろんなことが決められちゃうの? “速報”の意味を考えさせられる
母は家宅捜査に協力してもらう
「遺族に謝れ!」「お兄さんについて話してください!」と追うマスコミ団
(私たちは、いつもこの映像をテレビで見ているんだな
クルマでも追ってきて、カメラで撮られまくりのカーチェイス状態
これはスピード違反では? 事故になるのも構わず追いかけまくり、
ドアを開けてまでカメラで撮る(これは記者魂?
自宅前では「犯人の写真買いますよー」
ホテルの部屋に着くと、男に取り囲まれて兄のことで立て続けに質問されるサオリ
もうホテルにマスコミがきて、すぐ「連れ出してくれ」と言われた勝浦は、
頭からコートをかぶせてカメラを避けてクルマに乗せる
サオリの親戚の家にかくまってもらおうと行くと、そこもマスコミでいっぱいで取材に答えている
(こういう映像もよく見るよね
梅本は勝浦に見覚えがあるという
新聞社に戻り、池袋の記事を見つける
助手の佐山に刑事のインタビューをとるため、住所を調べろと指示
家族と別居中の勝浦の住所を知り、早速向かう梅本
三島は家宅捜索に回され、仕方なく、勝浦は一人暮らしの自宅に連れていく
「隠れ先を探すまでかくまってくれ」と係長から指示される
勝浦にも同い年くらいの娘がいると知るサオリ
「ケータイ、ウチに忘れた 警察の人が見つけたら調べられる?」
「お兄さんとのやりとりは?」
「ない でも、友だちとのメール見られたら恥ずかしくて、私死ぬ」
被害者の父はもうテレビで話している
船村の表札をガムテで隠す刑事
勝浦はさり気なく現場に戻って、サオリのケータイを見つけて、やっぱり調べるんだ
三島はカレシとの2ショットの待ち受けを見て
「最近の子どもは色気づきやがって だからあんな事件起こすんだよ」
兄は黙秘しているため、長引きそう 大学受験で父は暴力をふるってた?
自供に追い込む決定打がないから、サオリの供述が必要
係長から「事件当日、両親は留守で妹は家にいた 本部が行く前に証言とってくれ」
係長の本音は、大きな事件の犯人を逮捕して昇進すること
母親がトイレにこもっていると聞き、こじ開けると首を吊っている
勝浦が心臓マッサージしてもダメだったが救急車で運ばれる
手が震える勝浦 なにかのフラッシュバック?
サオリにケータイを返す
監視していたのは女性の精神科医(勝浦の担当医
「母親の死を伝えたら、パニックを起こすかも 私から話す ウチに行きましょう クスリもあるから」
友だちからのメールも見ないほうがいいみたい
女医の家に移るところに、ちょうど梅本が着いて追う
カレシのタツロウから電話がきて「知らないの? お母さん自殺したんだよ」
「警察の人なにをしてたの? 悪いことしたのはお兄ちゃんでしょ!」と暴れるサオリ
家に梅本と佐山が来る
「家族にも連帯責任がある 話を聞かせてください
知ってますよ 捜査でヤク中の男を泳がせて、子どもが巻き込まれて死んだでしょ?
あんたらは容疑者のことしか考えない 税金使って容疑者を守ってるじゃないか!
ご遺族は、犯人の家族にも死んで償えと思ってる 犯罪者の家族は迫害されて当然でしょ」
(ICレコーダーはこう使うのね 昔ならメモ帳か?
安定剤を飲ませてサオリを寝かせた女医
「今、彼女は、兄のこと、母の死をどう受け止めたらいいか考えてるところ 15歳には荷が重過ぎるわ」
梅本の娘はイジメ受けて引きこもっている
「学校はウチの子を切り捨てて、イジメた子を守った 警察のようにな」
午前2時(『24』並な忙しさだな
係長「ウチが調べる」
勝浦「オレは降ります オレには人を守ることはできない」
3年前の事件が新聞に載る
係長「今回は停職処分じゃ済まない、警察にいられなくなるぞ 心配するな私が守る 妹を連れて東京離れろ」
(佐野さん、また悪い目してるなあ!
翌朝7時 保護2日目
女医「カウンセリング休まないでよ 最後までこの子のそばにいてあげて」
今はマスコミより、ネット拡散のほうが情報早い 容疑者の顔写真も貼られてる
「だいまじん」てハンドルネームが猛烈な勢いで情報操作
「もっとさらしてあげましょう」
ファミレスで食事する2人
勝浦:
これからは大人同士として付き合おう オレの仕事は君をマスコミから隠すこと
君はお兄さんのことで知ってることを話してくれ
お兄さんは口を閉ざしている
テレビでも事件が大きな音で流され、
勝浦が過去に母子を事件に巻き込んだことも流される
「いいか、世の中な誰も守っちゃくれないんだ!」
勝浦に娘ミナから電話「旅行行けるよね?」「すまん、東京を離れる」
手の震えが止まらないまま運転
3年前の事件で「尾行を続けろ」と指示したのは係長
犯人がナイフで少年を殺したことがフラッシュバックする
結局、家族と行こうと予約していたペンションに来る
宿の主人に保護している事情を話すと快諾してくれる
「ほかに行くところがないんですよ」
妻クミコと夫婦で経営している 勝浦の事件の被害者家族
「一度、家族同士で会いたいと思っていました」
「警察のことは恨んでる だが、あなたは上司の命令に従っただけだ
こうして毎年、手を合わせに来てくれていますし」
「私は、容疑者の家族も被害者だと思っています」
クミコ「今年はハヤトは小学生だからランドセル買ってあげようか、なんて言ったりして」
夫「でも、忘れることもできなくて、2人で泣いてます
2人だけでいると、どうしてもあの子の死と向き合ってしまう」
クミコ「でも、あのことから逃げたら負けだから」
夫「そう負け犬だ 何も悪いことしていないのに負け犬になってどうする
ご家族だけは大切にしてくださいね ウチは元には戻れないけど」
クミコ「海の匂いって気持ちをしずめてくれますよ」
勝浦「家族とはまだギリギリつながっていると思います」
会話を聞いているサオリ
娘に電話して「旅行は延期だ お前たちと一緒に行くはずだったペンションにいる」と明かすと切られる
保護3日目
ペンションを撮影している男を見かける
三島から電話がきて、スレッドを見ると、ペンションのこともバレてる
「削除できないのか?」
「だいまじんの住所に今向かってます」
(恐ろしやネット社会 でも、本当に恐ろしいのはヒトの心の闇だ
勝浦が娘に電話すると「“人殺しの家族を守る奴は死ね”って張り紙や無言電話も! 怖いよ!」
名誉毀損と侮辱罪の容疑でだいまじんを逮捕し、掲示板も閉鎖(何が目的なんだろう???
勝浦の家族も守ってくれと三島に頼む
掲示板を見る主人
「痛かっただろうに 殺された子はナイフで刺されたんですね ウチの子と同じように
出てってくれませんか? やっぱり人殺しの家族とはいれない
あんた、容疑者の家族も被害者だってゆったが、僕らにとっては“犯人の妹”なんだ
警察はウチの子は守ってくれなかったのに、犯人の家族は守るんですか?
オレらはね、鬼畜のような男のせいで、すべてを失くした
犯人はいつか街に帰ってくるが、ウチの子は帰ってこない!
そっか、あんたにとっちゃ、犯人の家族も、被害者の家族もいっしょなんだな
ほんとはあんたの顔も見たくねえんだ、出てけ!」
ペンションの窓に石が投げ込まれる 居場所を教えたのはサオリ
「刑事さんも困ればいいんだ! 私の家族奪ったくせに!」
梅本は今さらネットで居所を知る
佐山「たまには有力な情報もあるから、警察も上手に利用してるんですよ」
サオリのことで悩む勝浦に主人は
「目の前に勝浦さんしかいなかったからですよ
母親を失った悲しみをどこにぶつけていいか分からなくて
ウチもそうでした 事件の後、私はクミコをひどく責めた
どうしてハヤトを守ってやらなかったんだって
残された家族の思いは同じかもしれない
それまで一緒に暮らしていた者を失うってことでは」
ペンションに三島らが来る
(所轄同士で吐かせようと争ってるのもおかしな話
「服とか手に血がついてなかったか? ウソつくなよ 血まみれのお兄さん見たんだろ?! 協力しないとお前も同罪だからな!」
「何も知らない」
「こいつも腐ってんだ」
夜まで事情聴取を続けていると、タツロウがペンションまで来る
「親に止められたけどガマンできなくて来ちゃった」と聞くと、初めてサオリに笑顔が戻る
(女の子みたいな声/驚
別の掲示板に、また“だいまじん”の書き込みを見つける
「一人じゃないってことか・・・」
タツロウ:
てかさ、警察の奴らうざくない?
あいつらがサオリから話を聞こうとしてるのなんでか知ってる?
裁判でお兄さんを死刑にするためなんだよ
翌朝、サオリはタツロウと逃げ、勝浦はすぐ追う
友だちからラブホテルのカギをもらうタツロウ
「絶対そっから動くなよ」(ラブホって外からカギかけるの?
室内のカメラで撮られてる(いろんなサイトあるなあ! そして、どうやってこんなサイトを知るの?
それを見る梅本(取り締まっておくれよ
駅やらをアナログで探してた勝浦はタツロウを見つける(刑事の勘もバカにならないな
タツロウ「人殺しの家族と付き合えるか!」
勝浦はホテルに駆けつけ、カメラに気づく 空調機の下にはパソコンが隠されていた
「タツロウは、ネットで一番情報持ってるカリスマなんだ」(それって嬉しいこと?
「なにしてくれんだよ、高いんだから!」
とパソコン、カメラを回収し、刑事を殴って去る男2人組
クルマのナンバーもちゃんと隠してる
また海岸に戻るサオリと勝浦
「いつまで続くの? 一生逃げ続けなきゃいけないの? もう1人でいい」
「お前は一人じゃないだろ お兄さんが罪を犯しても家族だろ」
「お兄ちゃん苦しんでたの 小さい頃は仲が良かった
でも中学の頃から勉強ばっかりさせられて
成績落ちてお父さんにぶたれた後、一度だけ“助けてくれ”って
悲鳴あげてたんだと思う 部屋にこもるようになって
あの日、お兄ちゃん帰ってきて、風呂場でつまづいたって洗ってた
“助けてくれ”って悲鳴が聞こえた 私、何も出来なかった
全部忘れたくて、目を閉じた
お兄ちゃんが何も話してないって聞いて、私も何も言わないって決めた」
「これからも君が家族を守るんだ お兄さんとお父さん」
「お父さんと会いたくない」
「誰かを守るってことは、その人の痛みを感じるってことだ
それはとても辛い でもそれが生きていくってことなんだ」
家族写真を渡す
「お母さんが持ってた 生きるんだ」
ネットは、新しく起きた品川の殺人事件のほうにもう興味が流れている
梅本「ボールをキープしてるのはオレだと思ってたが、いつの間にか足元が坂になってたんだよ
転がっていくボールには誰も追いつけない」
三島にタツロウを調べさせ、サオリを捜査本部に連れて行く
「オレはしばらく休暇とるわ」
「戻ってきますよね」(手の震えは止まってる?
宿の主人「今度はご家族で来てくださいね」
クミコが妊娠していることを告げる
(こういう事件に巻き込まれた夫婦は、その後なかなかうまくやっていけないことが多いって聞いたことがあるけど
サオリは、娘へのプレゼントを勝浦に渡す
「今日までありがとう」
*
ヒトは守るものがあったほうが強くなれるのかなあ
挿入歌も、最近の好みの音だった
やっぱ最初のだいまじんはムロさんだった
似てるから何度か見返したんだけど、短いシーンだし、顔の正面が暗かったし、別人みたいだったから/驚
ロケは伊豆か ステキな景色
なんだか、昔の角川映画みたいな作り方だったな
監督:君塚良一
出演:
(勝浦卓美):佐藤浩市
(船村沙織):志田未来
(三島省吾):松田龍平
(本庄久美子):石田ゆり子
(梅本孝治):佐々木蔵之介
(坂本一郎):佐野史郎
(稲垣浩一):津田寛治
(佐山惇):東貴博
(園部達郎):冨浦智嗣 ほか
9.15までの「U-NEXT」シリーズ。9月17日まで配信
なんで、選んだんだっけ?
角川映画つながりから、松田優作さんを探して、なくて、松田龍平くんにたどりついたのかも
▼あらすじ(ネタバレ注意
練馬 警察が船村宅に駆け込み 家宅捜査 長男に逮捕状が出される
そんなことは一切知らずにふつうの学校生活を送っているサオリのもとにも連絡が来る
1月24日
刑事の勝浦は娘にプレゼントを買い、明日から休みをとって家族旅行の予定
妻からは離婚届をつきつけられていると聞いて、バディの三島「背筋が凍るな」(これは2人の口癖?
18歳の青年が小学生の姉妹を殺した事件が起きて、直後からもう報道関係者が自宅に押し寄せる
「容疑者側のコメントをとってこい」と命令される新聞記者・梅本
勝浦は、休暇願いはキャンセルされ、加害者の保護を命令される(これじゃ家庭も崩壊するな
加害者の自宅前はマスコミ、スマホで撮る野次馬の人だかり
これまで、加害者の身内がマスコミや世間にさらされて自殺するケースがあり、
証言も必要だから守る必要があるといわれ、裏口から入る勝浦ら
家族と警察ですでにいっぱいの部屋 「うるさくて眠れない」と近隣住民から抗議の電話も殺到し、電話線を遮断
母「まさかウチの子が なにかの間違いです」
父「私はきちんとしつけていました」
家庭裁判所、区役所の職員が来る
警察「名前が本名で出ると、ずっと追われるので、奥さんとは今すぐ離婚して頂いて、
奥さんには旧姓に戻ってもらいます ここにサインしてください」
(こんな強引なこと、強制できるの?
窓を割られて、非難の声を浴びる
刑事「息子さんを許さない連中が一生追ってきます」
慌ててサインする両親
改めて、夫が奥さんの籍に入り、船村から大野となる
サオリ「兄だけ別の苗字になるのはイヤです!」
教育委員会も入り、理由も明かされないまま
「明日から学校に行けなくなるので、手続きします」
父はホテルで事情聴取 警察署の前もマスコミだらけ
「家族は容疑者じゃない 警察内で家族を聴取すると、後で“人権問題だ”て弁護士が騒ぐから」
(まだ容疑者の段階で、こんなに早くいろんなことが決められちゃうの? “速報”の意味を考えさせられる
母は家宅捜査に協力してもらう
「遺族に謝れ!」「お兄さんについて話してください!」と追うマスコミ団
(私たちは、いつもこの映像をテレビで見ているんだな
クルマでも追ってきて、カメラで撮られまくりのカーチェイス状態
これはスピード違反では? 事故になるのも構わず追いかけまくり、
ドアを開けてまでカメラで撮る(これは記者魂?
自宅前では「犯人の写真買いますよー」
ホテルの部屋に着くと、男に取り囲まれて兄のことで立て続けに質問されるサオリ
もうホテルにマスコミがきて、すぐ「連れ出してくれ」と言われた勝浦は、
頭からコートをかぶせてカメラを避けてクルマに乗せる
サオリの親戚の家にかくまってもらおうと行くと、そこもマスコミでいっぱいで取材に答えている
(こういう映像もよく見るよね
梅本は勝浦に見覚えがあるという
新聞社に戻り、池袋の記事を見つける
助手の佐山に刑事のインタビューをとるため、住所を調べろと指示
家族と別居中の勝浦の住所を知り、早速向かう梅本
三島は家宅捜索に回され、仕方なく、勝浦は一人暮らしの自宅に連れていく
「隠れ先を探すまでかくまってくれ」と係長から指示される
勝浦にも同い年くらいの娘がいると知るサオリ
「ケータイ、ウチに忘れた 警察の人が見つけたら調べられる?」
「お兄さんとのやりとりは?」
「ない でも、友だちとのメール見られたら恥ずかしくて、私死ぬ」
被害者の父はもうテレビで話している
船村の表札をガムテで隠す刑事
勝浦はさり気なく現場に戻って、サオリのケータイを見つけて、やっぱり調べるんだ
三島はカレシとの2ショットの待ち受けを見て
「最近の子どもは色気づきやがって だからあんな事件起こすんだよ」
兄は黙秘しているため、長引きそう 大学受験で父は暴力をふるってた?
自供に追い込む決定打がないから、サオリの供述が必要
係長から「事件当日、両親は留守で妹は家にいた 本部が行く前に証言とってくれ」
係長の本音は、大きな事件の犯人を逮捕して昇進すること
母親がトイレにこもっていると聞き、こじ開けると首を吊っている
勝浦が心臓マッサージしてもダメだったが救急車で運ばれる
手が震える勝浦 なにかのフラッシュバック?
サオリにケータイを返す
監視していたのは女性の精神科医(勝浦の担当医
「母親の死を伝えたら、パニックを起こすかも 私から話す ウチに行きましょう クスリもあるから」
友だちからのメールも見ないほうがいいみたい
女医の家に移るところに、ちょうど梅本が着いて追う
カレシのタツロウから電話がきて「知らないの? お母さん自殺したんだよ」
「警察の人なにをしてたの? 悪いことしたのはお兄ちゃんでしょ!」と暴れるサオリ
家に梅本と佐山が来る
「家族にも連帯責任がある 話を聞かせてください
知ってますよ 捜査でヤク中の男を泳がせて、子どもが巻き込まれて死んだでしょ?
あんたらは容疑者のことしか考えない 税金使って容疑者を守ってるじゃないか!
ご遺族は、犯人の家族にも死んで償えと思ってる 犯罪者の家族は迫害されて当然でしょ」
(ICレコーダーはこう使うのね 昔ならメモ帳か?
安定剤を飲ませてサオリを寝かせた女医
「今、彼女は、兄のこと、母の死をどう受け止めたらいいか考えてるところ 15歳には荷が重過ぎるわ」
梅本の娘はイジメ受けて引きこもっている
「学校はウチの子を切り捨てて、イジメた子を守った 警察のようにな」
午前2時(『24』並な忙しさだな
係長「ウチが調べる」
勝浦「オレは降ります オレには人を守ることはできない」
3年前の事件が新聞に載る
係長「今回は停職処分じゃ済まない、警察にいられなくなるぞ 心配するな私が守る 妹を連れて東京離れろ」
(佐野さん、また悪い目してるなあ!
翌朝7時 保護2日目
女医「カウンセリング休まないでよ 最後までこの子のそばにいてあげて」
今はマスコミより、ネット拡散のほうが情報早い 容疑者の顔写真も貼られてる
「だいまじん」てハンドルネームが猛烈な勢いで情報操作
「もっとさらしてあげましょう」
ファミレスで食事する2人
勝浦:
これからは大人同士として付き合おう オレの仕事は君をマスコミから隠すこと
君はお兄さんのことで知ってることを話してくれ
お兄さんは口を閉ざしている
テレビでも事件が大きな音で流され、
勝浦が過去に母子を事件に巻き込んだことも流される
「いいか、世の中な誰も守っちゃくれないんだ!」
勝浦に娘ミナから電話「旅行行けるよね?」「すまん、東京を離れる」
手の震えが止まらないまま運転
3年前の事件で「尾行を続けろ」と指示したのは係長
犯人がナイフで少年を殺したことがフラッシュバックする
結局、家族と行こうと予約していたペンションに来る
宿の主人に保護している事情を話すと快諾してくれる
「ほかに行くところがないんですよ」
妻クミコと夫婦で経営している 勝浦の事件の被害者家族
「一度、家族同士で会いたいと思っていました」
「警察のことは恨んでる だが、あなたは上司の命令に従っただけだ
こうして毎年、手を合わせに来てくれていますし」
「私は、容疑者の家族も被害者だと思っています」
クミコ「今年はハヤトは小学生だからランドセル買ってあげようか、なんて言ったりして」
夫「でも、忘れることもできなくて、2人で泣いてます
2人だけでいると、どうしてもあの子の死と向き合ってしまう」
クミコ「でも、あのことから逃げたら負けだから」
夫「そう負け犬だ 何も悪いことしていないのに負け犬になってどうする
ご家族だけは大切にしてくださいね ウチは元には戻れないけど」
クミコ「海の匂いって気持ちをしずめてくれますよ」
勝浦「家族とはまだギリギリつながっていると思います」
会話を聞いているサオリ
娘に電話して「旅行は延期だ お前たちと一緒に行くはずだったペンションにいる」と明かすと切られる
保護3日目
ペンションを撮影している男を見かける
三島から電話がきて、スレッドを見ると、ペンションのこともバレてる
「削除できないのか?」
「だいまじんの住所に今向かってます」
(恐ろしやネット社会 でも、本当に恐ろしいのはヒトの心の闇だ
勝浦が娘に電話すると「“人殺しの家族を守る奴は死ね”って張り紙や無言電話も! 怖いよ!」
名誉毀損と侮辱罪の容疑でだいまじんを逮捕し、掲示板も閉鎖(何が目的なんだろう???
勝浦の家族も守ってくれと三島に頼む
掲示板を見る主人
「痛かっただろうに 殺された子はナイフで刺されたんですね ウチの子と同じように
出てってくれませんか? やっぱり人殺しの家族とはいれない
あんた、容疑者の家族も被害者だってゆったが、僕らにとっては“犯人の妹”なんだ
警察はウチの子は守ってくれなかったのに、犯人の家族は守るんですか?
オレらはね、鬼畜のような男のせいで、すべてを失くした
犯人はいつか街に帰ってくるが、ウチの子は帰ってこない!
そっか、あんたにとっちゃ、犯人の家族も、被害者の家族もいっしょなんだな
ほんとはあんたの顔も見たくねえんだ、出てけ!」
ペンションの窓に石が投げ込まれる 居場所を教えたのはサオリ
「刑事さんも困ればいいんだ! 私の家族奪ったくせに!」
梅本は今さらネットで居所を知る
佐山「たまには有力な情報もあるから、警察も上手に利用してるんですよ」
サオリのことで悩む勝浦に主人は
「目の前に勝浦さんしかいなかったからですよ
母親を失った悲しみをどこにぶつけていいか分からなくて
ウチもそうでした 事件の後、私はクミコをひどく責めた
どうしてハヤトを守ってやらなかったんだって
残された家族の思いは同じかもしれない
それまで一緒に暮らしていた者を失うってことでは」
ペンションに三島らが来る
(所轄同士で吐かせようと争ってるのもおかしな話
「服とか手に血がついてなかったか? ウソつくなよ 血まみれのお兄さん見たんだろ?! 協力しないとお前も同罪だからな!」
「何も知らない」
「こいつも腐ってんだ」
夜まで事情聴取を続けていると、タツロウがペンションまで来る
「親に止められたけどガマンできなくて来ちゃった」と聞くと、初めてサオリに笑顔が戻る
(女の子みたいな声/驚
別の掲示板に、また“だいまじん”の書き込みを見つける
「一人じゃないってことか・・・」
タツロウ:
てかさ、警察の奴らうざくない?
あいつらがサオリから話を聞こうとしてるのなんでか知ってる?
裁判でお兄さんを死刑にするためなんだよ
翌朝、サオリはタツロウと逃げ、勝浦はすぐ追う
友だちからラブホテルのカギをもらうタツロウ
「絶対そっから動くなよ」(ラブホって外からカギかけるの?
室内のカメラで撮られてる(いろんなサイトあるなあ! そして、どうやってこんなサイトを知るの?
それを見る梅本(取り締まっておくれよ
駅やらをアナログで探してた勝浦はタツロウを見つける(刑事の勘もバカにならないな
タツロウ「人殺しの家族と付き合えるか!」
勝浦はホテルに駆けつけ、カメラに気づく 空調機の下にはパソコンが隠されていた
「タツロウは、ネットで一番情報持ってるカリスマなんだ」(それって嬉しいこと?
「なにしてくれんだよ、高いんだから!」
とパソコン、カメラを回収し、刑事を殴って去る男2人組
クルマのナンバーもちゃんと隠してる
また海岸に戻るサオリと勝浦
「いつまで続くの? 一生逃げ続けなきゃいけないの? もう1人でいい」
「お前は一人じゃないだろ お兄さんが罪を犯しても家族だろ」
「お兄ちゃん苦しんでたの 小さい頃は仲が良かった
でも中学の頃から勉強ばっかりさせられて
成績落ちてお父さんにぶたれた後、一度だけ“助けてくれ”って
悲鳴あげてたんだと思う 部屋にこもるようになって
あの日、お兄ちゃん帰ってきて、風呂場でつまづいたって洗ってた
“助けてくれ”って悲鳴が聞こえた 私、何も出来なかった
全部忘れたくて、目を閉じた
お兄ちゃんが何も話してないって聞いて、私も何も言わないって決めた」
「これからも君が家族を守るんだ お兄さんとお父さん」
「お父さんと会いたくない」
「誰かを守るってことは、その人の痛みを感じるってことだ
それはとても辛い でもそれが生きていくってことなんだ」
家族写真を渡す
「お母さんが持ってた 生きるんだ」
ネットは、新しく起きた品川の殺人事件のほうにもう興味が流れている
梅本「ボールをキープしてるのはオレだと思ってたが、いつの間にか足元が坂になってたんだよ
転がっていくボールには誰も追いつけない」
三島にタツロウを調べさせ、サオリを捜査本部に連れて行く
「オレはしばらく休暇とるわ」
「戻ってきますよね」(手の震えは止まってる?
宿の主人「今度はご家族で来てくださいね」
クミコが妊娠していることを告げる
(こういう事件に巻き込まれた夫婦は、その後なかなかうまくやっていけないことが多いって聞いたことがあるけど
サオリは、娘へのプレゼントを勝浦に渡す
「今日までありがとう」
*
ヒトは守るものがあったほうが強くなれるのかなあ
挿入歌も、最近の好みの音だった
やっぱ最初のだいまじんはムロさんだった
似てるから何度か見返したんだけど、短いシーンだし、顔の正面が暗かったし、別人みたいだったから/驚
ロケは伊豆か ステキな景色
なんだか、昔の角川映画みたいな作り方だったな