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宮部みゆきサスペンスドラマ『模倣犯』(2016)

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宮部みゆきサスペンスドラマ『模倣犯』(2016)
原作:宮部みゆき 監督:松田秀知 脚本:森下直

出演:
前畑滋子:中谷美紀
前畑昭二 - 杉本哲太

塚田真一 - 濱田龍臣

網川浩一(ピース) - 坂口健太郎
高井和明 - 満島真之介
高井由美子 - 清水富美加
栗橋浩美 - 山本裕典

有馬義男 - 橋爪功
古川真智子 - 室井滋
古川鞠子 - 松本穂香
木田隆夫 - 吉田鋼太郎

板垣雅子 - 高畑淳子

武上悦郎 - 岸部一徳
秋津信吾 - 眞島秀和

樋口めぐみ - 久保田紗友
田川一義 - 笠原秀幸

増岡匡史 - 渡辺いっけい


2夜にわたって2時間20分のドラマってすごいな
原作は宮部さんで間違いないし、好きな中谷さんほか、最近気になる眞島秀和さんら、キャストも豪華

サスペンスは、大掛かりなほど出演人数が増えて、誰が後々カギになり、どの場面が伏線になっているか
最後まで分からず気が抜けないから面白いんだけど、名前と相関関係を覚えるのが大変
メモったのを読んで初めて分かることも多々あり
メモに間違いがあったらすみません/謝


▼あらすじ(ネタバレ注意

【前編】

塚田真一が家に帰ると、家族が強盗に惨殺されていた


1年後 台東区
アラ、かあいい柴さん(ロッキー)が・・・と思ったらゴミ箱から腕見つけちゃった



有馬豆腐屋
女性の腕が発見されたというニュースを聞き、「失踪している娘マリコだったらどうしよう」と母マチコ
武上警部が担当 マチコの夫が浮気して悩んでいたのか、失踪して99日目
現場にマリコの定期券が発見された
祖父「腕も見せてほしい」と言うがまだダメ
「ヒジのウラにアザ、紫のマニキュア」と聞いて、「違う! よかった」と母

そこに「マリコは別の場所に埋めてある」と匿名電話がきた
母は呆然として道で轢かれてしまう


葛飾区 前畑鉄工所
フリーライター・滋子と夫・昭二は、事件のニュースを聞き、以前、失踪した女性たちを取材した中の一人と知る

シゲコの勤めていた朋憂出版社の雑誌『サブリナ』に企画を持ち込んだのは2年前
滋子は筆才に限界を感じて、結婚したが、「もう一度書きたい」と板垣編集長に頼む

「猟奇殺人の修羅場に、主婦になったミニコミライターが参戦できると思う?」

1年前、千葉県で中学校教師一家(両親・妹)が強盗に殺害された生き残り・真一が今度の事件の第一発見者
今は父の友人・石井のもとに身を寄せていると教える板垣


石井家を訪ねると、真一が女の子から逃げているので、クルマに乗せる
「取材協力する代わりにかくまってください」

真一を家に預かる 強盗犯は捕まって、追われていた女の子はその娘・樋口めぐみ
死刑嘆願に署名すれば、死刑判決は出さないだろうとつきまとわれている

「あの事件を引き起こしたのはぼくだから」

祖父の遺産が1000万円あると自慢して、それを聞いたゲーセンの店長・樋口が事件を起こした
事件の全貌を話し、今でも自分を責めている

「ぼくにもルポの手伝いをさせてほしい 少しでも前に進まないと気が変になりそうなんです」


マリコの祖父・有馬義男を訪ねる マチコは重体
夫シゲルを訪ねる有馬 「一緒に暮らしてる彼女が妊娠しました この家を売らせてください」


ボイスチェンジで犯人から電話がくる
「じいさん次第だ 六本木の最高級のホテルに来い ケケケ」

ホテルに行くとフロントに手紙 届けたのは女子高生
最高級バーに来いと言われて行くと電話がくる
「オレが犯人だという証拠はマリコの家にある」

マリコの家の玄関にかけてある袋の中には、祖父のプレゼントの時計が入っている
「まだ終わらない これからがスタートだ」とメモ


三鷹市 日高家
娘チアキが出会い系サイトで売春していると教師に言われる母
犯人から電話「思い出の公園でチアキが待ってるぜ」 
離婚で迷惑かけたと謝ると、絞殺されている
フロントに手紙を届けたのはチアキだった


警察の会議


「ボイスチェンジではなく人口音声の合成だから声紋の判定はムリ 音声入力ソフトではないか」
「ホシは犯罪捜査に精通してる者ではないか」「劇場型犯罪」
報道協定でマリコに被害が及ばないよう念を押す
事件当日にレンタカーを借りた男・田川一義が容疑者として浮かぶ


また有馬を訪ねるシゲコ
犯人から退屈だと電話がくる 「私は弱くて惨めなじじいですと言え」と咳き込んでいる
武上警部が張っていたが、ネット経由で特定できなかった
その頃、田川は電話をしていないことが分かる


1週間後 中野区
坂崎運送の駐車場から人骨が発見され、DNA鑑定を待つ HBS局に犯人の声が放送される


有馬のもとに取材が殺到するが、「マリコはオレの豆腐が大好きだから店開けて待っててやるんだ」
DNA鑑定の結果、マリコと分かる 「私が店番をします」というシゲコ
“日常を奪う権利は誰にもない”とメモる

シゲコが電話をとると犯人で、逆上したシゲコは思わず
「弱い女性ばかり狙って、相手が大人の男だったらなんにも出来ない臆病者!」
「だったら方針をかえる 大人の男が殺されたらお前のせいだ」


田川を張る武上ら HBSと田川が接触し、「疑惑のT氏」とネットが炎上する


田川は容疑者として生放送に出る
犯人に見せるのが目的の局 案の定、真犯人から電話が来て放送する
「モザイクから顔出してみない? 交換条件で遺体の残りを返してやるよ」 CMが入って電話が切れる

CM明けも続ける「連続殺人犯として英雄になれるチャンスだ」
田川は顔を出して名前を言うと、警察に電話があり、8歳の女児を連れ去ろうとした男だと母親から通報がくる
「被害者を返せ! 君は永遠の馬鹿だ」


心臓を病んでる有馬
シゲコ「変な感じしませんでした? CM明けの喋り方は違う 冷静な大人の喋り方 犯人は2人いる こういう事件で珍しくないですか?」
ライターだと武上、有馬に明かす


川崎市 木村宅
犯人から妻に電話 旦那は消息をたっている
群馬県警から4時間前、県道でクルマの事故があり、後ろ手に縛られた木村の死体が発見された
一緒に死んだ高井和明、幼馴染・栗橋浩美は死体を運ぶ途中転落したと思われる
ヒロミは薬局の息子、タカイは蕎麦屋の息子で精神発達の遅れがある
初台のマンションから腕のない女性の腐乱死体が発見される




21年前
ヒロミ、カズ、妹・高井由美子は一緒に遊んでいる
ヒロミの姉は亡くなり、男児なのに姉の名前をつけられたため、「私の体を返して」と夢に出てくるという

カズ「僕がヒロミを守る 誓いを破ったら死んでいい」

19年後 練馬
すっかり不良になったヒロミはカズ(脚が不自由)を訪ねる ユミコはヒロミを嫌っている
彼女のアケミに「心霊スポットに行こう」と誘われる
アケミとのドライヴ中「私の体、返して」とまた姉の幽霊を見る



2年後の大川公園につながる
電話していたのはヒロミ それを見てしまったカズに気づく
カズ「ヒロミの引越しの時、坂崎運送だったよね?」

カズには「犯人を探している」とウソをつくと、「ヒロミを手伝う」というカズ
カズ「警察に届けないのはヒロミの友だちだからだろ? 警察には言わない」
ヒロミ「犯人の別荘にいるから殺人の証拠を見つけるのを手伝ってくれ」


群馬県の別荘に行くカズ
地下に木村の死体があり、カズも手錠をかけられる
カズ「犯人はもう1人いる お金持ちのピースだ 彼は危険だから離れて」
ヒロミ「ピースは姉の幽霊を追い払ってくれた」


中学時代
ピースに言われて、ヒロミはカズを絞め殺そうとして失敗
「お前に殺人はできないって分かった」と縁を切られる


廃墟のビルで姉の幽霊を見て、アケミは穴に落ちて死ぬ ピースが来て、アケミを埋めてくれた
P「死体がいっぱいになったら物語を作ろう」

ヒロミ「“全部オレがやりました”と遺書を書いて自殺するんだ」とカズに迫る

カズ:
こんな物語り、幼稚で、いやらしくて、ヘタなテレビドラマのほうがいいよ
見たい人なんて誰もいない 殺された人には家族がいるんだ
このままではヒロミだけが犯人にされる 世の中の大人はヒロミやピースが思ってるほど愚かじゃないよ

カズのクビに麻酔薬を打つピース(なんと、犯人は、「とと姉ちゃん」の星野さん!



木村の死体を運ぶ2人
ヒロミ「オレは死刑かな? 警察までついてきてくれるかカズ」
ブレーキが壊されていてクルマは転落した

「被疑者死亡で送致」となり捜査は終了
責任を感じて戦くシゲコ「私のせいでごめんなさい」とつぶやいていると、Pとすれ違う



ホシの名前以外なにも分かってないのに、これで終わりは納得できない武上



【後編】



お化けビルで「彼らはロストジェネレーションだと言えます」とテレビのレポートをしているシゲコ
犯人の電話を受けた主婦ライターとして、すっかりマスコミに引っ張りだこになっている
編集長の「シゲちゃんが言ったことは、女性ならみんな言いたかったことよ」というひと言に救われたって単純な・・・

塚田「シゲコさんの言うことは抽象的で読んでてイライラしてます 冤罪ですか? じゃ、どうしてもっと踏み込まないんですか?」


カズの妹ユミコがシゲコに会いたいという Pも代理人として一緒に来る
「一家離散より殺されるよりマシです」という塚田に興味を持つP



ユミコ「兄は暴力が嫌いで、マスコミの言うように善悪の分からない人じゃありません!
    そういう記事を書いてください 兄は無実です!」

塚田「それ、殺された被害者家族にも言えますか?」
Pは塚田が一家惨殺の生き残りだとネットで調べて知る


弁護士・浅井祐子は、殺されたチアキの母ミチコと有馬のところに来る

ユウコ「うやむやな幕引きはよくない 被害者の会を結成して、
    刑事裁判が開かれない以上、民事裁判でハッキリさせましょう!」


シゲコの家にPが急に差し入れをもって来て、心を許したシゲコは被害者遺族の会のオフレコ情報を流す

「網川くんの笑顔って癒される」
「昔からそう言われるんです あだ名はピース その頃の夢は物語りを書くことでした」
「私もそうだったの!」

「なぜ人は物語りを求めるんでしょう?」
「そこに人生があるからかな」
「違います 現実がクソだからです」 塚田のことを聞き出そうとするP

P「面白い物語りを作りたいなら、作者は読者に生餌を与えないと ネットに流れてましたよ」

ネットに「木村を殺したのはシゲコだ」と流れていて、殺人幇助ではと問われる


被害者遺族の会に行くシゲコ 「着手金」は1家族100万円!

ユウコ「裁判にはお金がかかります でも、買った暁には返りますから」
シゲコ「みなさんこれは着手金詐欺です 浅井祐子という名前は弁護士リストにありませんでした」

ユミコも来る 「兄は無実なんです!」 2人とも被害者家族にもみくちゃにされる
有馬「この人は妹だ!」と間に入るが、もみ合って塚田は頭を打ち入院する

有馬にも家族惨殺の事情を話す

塚田「暴力を振るう気持ちなんて分かってたまるかと思ってたのに、ユミコの腕を折ってやれって・・・」
有馬「我々の悲しみを全部君が引き受けてくれた」

ユミコ「もう兄を恥ずかしがらないって決めました 兄に償いたくて」
P「雑誌『サブリナ』にユミコちゃんの記事はひと文字もなかったですよね?」

ユミコにいきなり告白するP


塚田のお見舞いで有馬に会い、土下座して謝るシゲコ

有馬「真一くんはイイ子だ あなたも自分で思ってるほど悪人じゃない」
シゲコ「私、もう連載をおりようかと そもそも才能ないんです」
有馬「俺、あんたの連載ずっと読んでんだ! 理由が知りたくて俺たちは生きてる 所詮マスコミのあんたには他人事か!」

シゲコは“本当にカズが犯人か”という記事を書いていると
日刊「ジャパン」にシゲコが叩かれているのを知り、
「人殺し! 国民に謝罪しなさい!」など、嫌がらせの電話やFAX、ケータイにまで殺到

夫「個人情報が漏れてる 親父のところに避難しよう!」
シゲコ「連載は絶対止めない!」
夫「オレと夫婦でいるのがそんなに中途半端か!?」と夫婦仲まで悪くなる


塚田を見つけるメグミ


シゲコは、ヒロミの通った中学校に行き、姉のことを知る 4年生になったらおさまったことが気にかかる
ちょうど転校生が来た時期で、あだ名はピース 彼がヒロミを操っていたと聞く

Pに直接取材するシゲコ
「オフレコならお答えします 明日、発売です」と自分の著書を見せる



「本当の悪の物語り うちのめされた人間が、なぜこんな目に遭うのか分からず苦しむこと、
 理解できないから観客がその魅力に引き込まれる、それで“オレだけは謎を解いたぞ”と得意になる
 理解とは打ち下ろす側に自分を置くことなんですよ 頭の悪い連中に鼻高々と打ち下ろす!」


(真犯人バレバレじゃん こんなに目がイっちゃってて

「ネットにリークしたのあなたね」
「大川公園がまだスタートだと思ってる?」
「いつからこんなこと・・・」
「理由がない あなたは最高の観客 登場人物です」


「真犯人Xは網川なんです」とシゲコは板垣に話す
「動機は? 証拠は? この本は売れるわ 悪魔のヒーロー網川」
「書いたのは公園の事件の前からです 自作自演を止めさせないと!」
「抽象に逃げずに、スクープをモノにしろ! 中止したら私たちの負けだから」


被害者の写真は同じ場所 山間部の別荘 憎しみを抱いているから監禁の場所に選んだと分析する武上

テレビ取材にも出て、物語りを語る網川

「シゲコさんをバッシングするのは止めてください 彼女は充分、社会的制裁を受けています」


塚田は有馬に豆腐づくりを教えてもらう
有馬は塚田にウチに来いという「毎日同じ品質の豆腐を作ることだ」
シゲコの家族、工場にも迷惑がかかりまくる


シゲコはアケミの落ちた穴を見つける 中にはバラバラになったマネキン


網川のポスターにサインがある食事処で、網川の大ファンだというウエイトレスから
「氷川高原に山荘持ってるんだって」と聞き、取材許可をとる
(口コミも相当なものだな


明日、網川とユミコに会わせるてはずを整える板垣
そこに現れるメグミに塚田は「死刑は当たり前 お前のオヤジの問題だと思う」
「一人にしないでよ!!」


ホテルの一室で会う有馬、ユミコ、網川、塚田
和明が無実だっていう証拠がない 網川はユミコを置いて去ってしまう

ユミコ「私、浩一さんに救われました 今すごく幸せです」
有馬「幸せな人間は泣いたりしないよ」

そこにまた日刊ジャパンがきた Pの仕業 データの中にはユミコとの親密な写真も入っている
塚田「あなたは網川にマインドコントロールされている」と説得されても聞く耳を持たないユミコ


「一瞬で死ねるよ」とPはクスリを渡して、ユミコは死ぬ


別荘地が広すぎてPの別荘が見つからず帰るシゲコ
ユミコの死亡が報道され、“発作的な自殺”とされる

ショウジの父が脳卒中で倒れて意識不明

「俺たちもう限界だ、別れよう お前が家のことを気にかけないのは、そっちのほうが面白いからだ
 教養のある女より、世話女房のほうがよかった」
(なんだか気に障るセリフ また男のプライドか 女性の自立なんて何世紀も向こうの話だな


シゲコは有馬のところに逃げてくる

「有馬さんはなんでそんなに強くいられるんですか?
 このままだと網川のどす黒いものに飲み込まれてしまいそうです」

「オレは強くない 人にはそれぞれ自分の心の守り方っていうのがあると思う それは日常だ
 歯を食いしばって日常を繰り返す オレにとっては真っ白い豆腐を作る それだけだ」

「私の日常は・・・書きます この人死にを終わらせます」


板垣の調べだと、網川の両親は浩一が生まれた翌年に離婚
父親が「この子は自分の子どもじゃない」と言ったため

母親キヨミは、世田谷の資産家・天谷ヒデオの愛人だった
キヨミ(23歳)はヒデオ(80歳)の屋敷に押しかけた

天谷は浩一を認知して養子縁組をしようとしたが、本妻らが資産を巡って猛反対し、DNA鑑定が強引に行われた
浩一は誰の子どもでもないやっかい者として10年間過ごした

10歳で練馬に引っ越したのは本妻のせい 遺産相続を放棄する代わりに別荘をもらい
練馬に浩一ひとりを置いて、育児放棄した母親

シゲコ「どんな過去があっても言い訳にはなりません」


再び氷川高原に行くシゲコ 夜になって別荘に着くと捜査中の武上と遭遇
武上らは、監禁場所を科捜研で分析し、カメラに車が映っていたため、別荘を特定
シゲコに関わるなとクギを刺すが、「少しでも償えるなら 誰にも言いませんから」
アケミから連続殺人が始まったと知る


生放送でシゲコとの直接論争を持ちかける網川
次回作は塚田の一家殺人をターゲットにしている
出演を受けるシゲコ

塚田「公開処刑です」
有馬「オレの心をあんたに託す」
武上「氷川高原のガサ入れをお願いします」


スタジオにはこれまでの犠牲者の写真が飾られる演出ぶり

 

サドンデス方式の生放送が始まる

P「ユミちゃんはあなたに殺された カズが犯人じゃないと記事にしたことがないじゃないですか」

警察のオフレコは話さないというルールを守り不利なシゲコ
「私の連載は誤報でした 和明さんは犯人ではありません」
ユミコが可哀相だとウソの涙を流す網川

そろそろCMに入るという時、シゲコの反撃がはじまる

シゲコ「反論はありませんが、真犯人Xを取材しました」と網川の過去を話し出す

シゲコ:
何度も井戸に落としていたのは母親では?
みんなが思っていた 事故で死んでくれればいいのに 生まれる前の闇に戻ってくれたらいいのに
Xは物語りを作った 悲劇の少年時代を描き、自分には作家性があると思い込んだ それが一番の悲劇、いえ喜劇です

10年前、アメリカの本の連続殺人が今回の本にソックリだと分かりました


マスコミを騒がした男が真犯人が捕まり、「だってみんなも楽しんだだろ?」と言う
実際に起きた事件を基に書かれた 網川さんの本はまさに猿真似 Xは盗作した 模倣犯に過ぎません!

案の定、激情する網川 CMに入る


シゲコ「今の発言は自分が犯人だと認めたようだけど、そう受け止めてもいいのかな?」
呆然とスタジオを去る網川

局「網川をカメラで追いかけろ!」
武上「あれは自白だ」と逮捕に踏み切る

シゲコが控え屋にたどり着くと夫から電話「かぎ閉めて、オレ以外誰も入れるな!」
本のことはウソ ミステリー好きの板垣から借りたと明かす


網川は、マネキンがいっぱいいる美術倉庫に入り塚田に電話する

「僕は書き続けるぞ 今度は君の物語りを
 僕はたぶん死刑になるけど、拘置所で書くよ
 樋口めぐみは大川公園にいるよ 殺したっていい、君にはその権利がある
 樋口めぐみを殺せ 僕は何者なんだろう・・・」

有馬「お前は人でなしの、人殺しだ! 本当のことはブーメランのように返ってくるんだ
   世間はお前がもてあそべるほど単純じゃない 俺たちは助け合って生きてるんだ」
(網川も愛される子どもだったらなあ・・・


生放送を見ていたメグミ

塚田「お前も犠牲者だってちょっとだけ分かった だからお前は他に助けてくれる人を探せ」
メグミ「網川さんに本を書いてもらうの!」

塚田「どんな本が出ても、僕には助け合える人がいるから」
メグミ「私にもいない?」
塚田「まだお母さんがいるだろ? 有馬さんが“まずウチに帰ってお母さんを安心させてやれって”」


武上「別荘の裏山から俺たちが把握してる以上の人骨が出てる」

網川は出てくる


「最初の殺人は2年前じゃない アケミよりも前 僕が母を殺したところからだ
 木を隠すには森の中 死体を隠すには死体の中 死体が足りなかったのかな?」

武上「俺たちはお前にもうウンザリだ」


有馬はマチコに「解決だとさ」と告げると目を開けるが
「マリコはどこ?」と言われ、有馬は飲んだくれて初めて号泣する

「何が解決だ なんも終わってねーぞ! 誰かマリコを返してくれよ 俺の初孫なんだよ」


豆腐屋は閉店する
有馬は心臓発作で入院 塚田が付き添っている
「お豆腐ください」とシゲコがくる




次は湊かなえさんのドラマ『望郷』
きっと面白いだろうけど、出演者にあまり私好みの人がいないなあ・・・椎名桔平さんくらいか




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