■The Happy Planet Index「地球幸福度指数」ニック・マークス
Q:日本人に聞いた世界一幸せな国とは?
ブータン、ハワイ、スウェーデン(福祉が充実してる)、フランス(裕福そう)、日本(なんでも揃っているから)
答えは中米の「コスタリカ」
統計学者のニックのテーマは「幸せ」
今、経済学の世界では、幸せを数字ではかる研究が盛ん
ヒマラヤの王国「ブータン」では、国民の幸せを政策に取り入れてきた
【ニック氏のプレゼンテーション内容抜粋メモ】
キング牧師は「私には悪夢がある」なんていわなかった
私の夢は、人々が悪夢のような未来を想像しなくなること
なぜかって、近頃の大作映画は、世界の終わりばっかり描くから
最近、とくにキツいと思ったのは『ザ・ロード』
良い映画だけど、とにかく暗い 舞台は荒廃した世界で、父と息子が生き延びようとあがく話
▼Trailer
こうした未来像は、昨今の環境保護運動のせいでもあると思う
我々は長いことネガティブな予測を発信して、充分な解決策を考えていない
不安を煽って関心を引こうとしてきた
でも、心理学者はこう言う
「生き物は恐怖を感じると逃げようとするものだ」
鹿は恐怖を感じると、ピタっと止まり、すぐに逃げられる体勢をとる
環境問題も同じ、人々は動かなくなり、逃げてしまう
だからこれからは前向きな考え方をすべきだと思う
どう人類を救うかを考える
それで問題となるのは、これまでの成長は、もっぱら金融・経済面で、数字が増えることがいいと思われていること
株価やGDPが上がれば、暮らしが良くなるとね
(ニュースがそのいい例だね
人々は、多ければ多いほどいいと欲望を煽られている
だけど、欧米には、お金もモノももう十分にある
そもそも、お金と国の豊かさは比例しない
(これを信じない人が多いから変わらないんだよな
国民所得計算の生みの親クズネッツも「国の豊かさは、国民所得からは推し量れない」と言った
なのに、生産量に基づく指標ができてしまった
第二次世界大戦の時は、生産が重視された
それが大破壊をもたらし、その後は復興
そこでも、やっぱり生産が重視された
でも、1968年に大統領選に出馬していたR.ケネディはGNPという指標を鋭く批判した
「GNPでは測れないものがある 本当の豊かさだ」
もしケネディが今生きてたら、何が本当の豊かさなのか、統計学者に調べさせて指標を作り直そうと言うでしょう
社会正義、持続可能性、生活の質などに基づく指標が要ると
実際、世界中でこうした調査が行われました
「人々が求めるものは何か」という調査です
(なるほど「お金」はないね
多くの人は、自分や家族、身近な人たちの「幸せ」を挙げた(それがヒトの本質だと思う
あと、お金も少しは大事だと(w
みんな、愛し愛されたいんです
みんな健康に暮らしたいんです
これは自然な願望ですよね
物質的な豊かさではなく、心の豊かさを測るべきです
我々は「地球幸福度指数」という指標をつくった
人間と地球の両方が幸せであることが大事なんです
すべての国にとって、一番の課題は、国民が幸せで、健康な生活を送れるようにすることです
ただし、地球資源の消費量についても考えなきゃいけない
みんなで1つの惑星を共有しているわけで、その資源には限りがある
「希少性」がポイント
限られた資源を、効率的に利用することを考えなきゃいけない
いかに効率的に幸せを得るか
「地球幸福度指数」は、そのコスパを示すもの
グラフを見ると分かりやすい
横軸が「エコロジカル・フットプリント」環境への負荷を示し、数値が大きいほど悪い
縦軸は「ハッピーライフイヤーズ」平均寿命に幸福度をかけあわせた、いわば人生の質と長さ
黄色い点は、世界平均、その周りの記号が世界の国々
右上の国々は、幸福を生み出しているが、大量の資源を消費している
アメリカ、ヨーロッパ諸国、一部の湾岸諸国です
左下の国々は、幸福を生み出していない
おもにサハラ以南のアフリカ
そこでの人生は過酷です
平均寿命わずか40歳という国が多くある
マラリア、エイズなどで大勢が亡くなっている
左上の黄色の国々は、地球にやさしい、良い暮らし、ラテンアメリカです
左上の一番上の国は、コスタリカです(会場がどよめく
コスタリカの平均寿命は78.5歳 アメリカより長い
ギャラップ社の世界調査によれば、地球上で最も幸せな国です
スイスやデンマークより幸せ
そして資源消費量は、なんと欧米に比べて1/4
どんな国かというと、電力の99%が再生可能エネルギー由来
カーボン・ニュートラルの実現に積極的
軍隊は、1949年に廃止されました/驚
健康、教育に力を入れている
識字率は、世界の中でも高いほう
それと、あのラテンのノリには社会的連帯感がある
私たちがこれから目指すべきは、北米や西欧ではなくラテンアメリカなのかもしれません
そして、世界平均を引き上げることが課題です
下のほうの国を上に、右のほうの国を左にもっていけば
次は推移を示すグラフ
これはOECD加盟国のデータですが、「ハッピーライフイヤーズ」は微増、「エコロジカル・フットプリント」は激増
効率が悪くなって、「地球幸福度指数」が下がってしまった
みんな2050年に地球が無事であることを願いますよね?
世界の終わりを避けたいでしょ?
意外とすぐですよ
今のちびっ子が中年になる頃です
そう遠い未来ではない
イギリス政府が掲げるCO2排出量の削減目標は、こう
普通にしていては達成できない
ビジネスのやり方、政策の立て方、暮らし方などを変えなければならない
誰も生活の質は落としたくはない
人類の進歩が止まるのを望む人なんていないと思う 気候変動否定論者はいますが
生活の質は上げたいけど、何も手放したくはない
そんな人たちも巻き込むこと
そのためにはもっと効率を上げること
私は連鎖反応が起こる取り組みがいいと思う
適切な情報を提供して、「今、何をすべきか」を示す
たとえば、家に「スマートメーター」を設置したら、子どもも節電に協力的になる
[どうなの?ヤナギ- 電力自由化]
ラジオのニュース番組ですが、株価や為替の情報を聞いても私にはよく分からないし(ほんと分からない
それより日々のエネルギー使用量を伝えて欲しい
CO2排出量の年3%削減ができているとか、人々に意識してもらう(それイイね!
幸せの連鎖反応も必要です
政府は、報告書を作成する、企業は従業員の幸せを考える
幸せだと創造力が高まり、イノベーションが生まれやすくなる
個人レベルでは何をしたらいいか?
健康のためには、野菜と果物ですよね
あと、運動 私はあんまりしてないけどw
幸せのためには、日々何をしたらいいか?
数年前、我々は政府から依頼を受けて、大規模なプロジェクトに参加し、調査・研究して
「幸せを増やす5つの方法」を発表しました
●「幸せを増やす5つの方法」
1.つながること
人間関係が人生で一番重要(それが一番難しい
大切な人たちと時間を過ごし、関係を築き続けてください
2.活動的であること
ブルーな時は、外に出て、散歩して、踊る 動けば気分が晴れます(ゲーム開発者は怒るねw
3.敏感でいること
世の中の動きや、季節の変化、人の思い、自分の感情も感じとる
これは心理療法(マインドフルネス)でも効果的だとされています
4.学び続けること
一生、学び続けましょう 好奇心をもって学べば、高齢になっても健康でいられます
別に堅苦しい勉強じゃなくていい
作ったことのない料理を学ぶとか、楽器に挑戦するとかでもいい
5.反経済的なこと「与えること」です
人間は「思いやり」をもつと、脳の報酬系が活性化されます 与える喜びです
実験で、人に100ドルずつ渡して使わせると、
自分に使うか、他人に使うかで、幸福度に差が出ます
他人に使った人のほうがずっと幸せというデータです
この5つは、地球に負担をかけずに実行できます
たくさんのモノが要ることではないですから
キング牧師は、暗殺される前日に素晴らしい演説をした
「今後、さらなる困難が予想されるが、私は恐くはない 気にしない
私は山の頂上に達して、そこから“約束の地”を見たのだ」
環境保護運動にも、これが必要です
財界、政界、みんなで山頂へ行き、楽園を見る必要があるのです
理想をきちんとイメージして、実現するために大いなる転換を図る
そして、幸せであることも大切 だから例の5つのことをする
「地球幸福度指数」のような指標で人々を良い方向に導く
私は実現できると思う
(財界、政界に頼らず、1人1人のマインドが変われば、世界は一瞬で変わると思うな
*
グラフの縦軸は「幸せに暮らせる年数」で、国の平均寿命にアンケート調査で得た「生活に対する満足度」をかけあわせた数字
横軸は、「環境への負荷」。右にいくほど、資源を消費していることを示す
「幸せに暮らせる年数」を「環境への負荷」で割った数字が「地球幸福度指数」
「地球幸福度指数」が最も高かったのがコスタリカだった
その他のランキング
中南米やカリブ海の国々がほとんど
143カ国中、日本は75位
ニックは今、「地球幸福度指数」の考えを広めるために、世界各地で講演活動を行っている
2010年 キャメロン首相は、世界で初めて、国民の幸せをはかるための指標を導入すると発表した
「2011年4月より、イギリスの発展を測る指標に、経済成長だけではなく、生活の向上を加えます」(今ごろ?
ほかの国々でも幸せをはかる指標が検討されはじめている
【Joi's Superview】
とくにアメリカは、お金はあればあるほど幸せで、それが目的だとみんな生きてきた
産業革命後の大量生産型の社会から、今は情報や、クリエイティビティな社会になってきていて
ロボットやコンピューターが単純作業をやってくれる社会になってくると
人間の創造の自由っていうのがとても重要で、会社も教育もハッピーじゃなきゃいい働きができないっていうのは
ずいぶん研究されているので、どうやって、ゆとりのある、心の幸せのある「ハピネス」を中心に
「クリエイティヴ」な生産性を出すかっていうのが、これから重要な目標だと思う
Q:日本人に聞いた世界一幸せな国とは?
ブータン、ハワイ、スウェーデン(福祉が充実してる)、フランス(裕福そう)、日本(なんでも揃っているから)
答えは中米の「コスタリカ」
統計学者のニックのテーマは「幸せ」
今、経済学の世界では、幸せを数字ではかる研究が盛ん
ヒマラヤの王国「ブータン」では、国民の幸せを政策に取り入れてきた
【ニック氏のプレゼンテーション内容抜粋メモ】
キング牧師は「私には悪夢がある」なんていわなかった
私の夢は、人々が悪夢のような未来を想像しなくなること
なぜかって、近頃の大作映画は、世界の終わりばっかり描くから
最近、とくにキツいと思ったのは『ザ・ロード』
良い映画だけど、とにかく暗い 舞台は荒廃した世界で、父と息子が生き延びようとあがく話
▼Trailer
こうした未来像は、昨今の環境保護運動のせいでもあると思う
我々は長いことネガティブな予測を発信して、充分な解決策を考えていない
不安を煽って関心を引こうとしてきた
でも、心理学者はこう言う
「生き物は恐怖を感じると逃げようとするものだ」
鹿は恐怖を感じると、ピタっと止まり、すぐに逃げられる体勢をとる
環境問題も同じ、人々は動かなくなり、逃げてしまう
だからこれからは前向きな考え方をすべきだと思う
どう人類を救うかを考える
それで問題となるのは、これまでの成長は、もっぱら金融・経済面で、数字が増えることがいいと思われていること
株価やGDPが上がれば、暮らしが良くなるとね
(ニュースがそのいい例だね
人々は、多ければ多いほどいいと欲望を煽られている
だけど、欧米には、お金もモノももう十分にある
そもそも、お金と国の豊かさは比例しない
(これを信じない人が多いから変わらないんだよな
国民所得計算の生みの親クズネッツも「国の豊かさは、国民所得からは推し量れない」と言った
なのに、生産量に基づく指標ができてしまった
第二次世界大戦の時は、生産が重視された
それが大破壊をもたらし、その後は復興
そこでも、やっぱり生産が重視された
でも、1968年に大統領選に出馬していたR.ケネディはGNPという指標を鋭く批判した
「GNPでは測れないものがある 本当の豊かさだ」
もしケネディが今生きてたら、何が本当の豊かさなのか、統計学者に調べさせて指標を作り直そうと言うでしょう
社会正義、持続可能性、生活の質などに基づく指標が要ると
実際、世界中でこうした調査が行われました
「人々が求めるものは何か」という調査です
(なるほど「お金」はないね
多くの人は、自分や家族、身近な人たちの「幸せ」を挙げた(それがヒトの本質だと思う
あと、お金も少しは大事だと(w
みんな、愛し愛されたいんです
みんな健康に暮らしたいんです
これは自然な願望ですよね
物質的な豊かさではなく、心の豊かさを測るべきです
我々は「地球幸福度指数」という指標をつくった
人間と地球の両方が幸せであることが大事なんです
すべての国にとって、一番の課題は、国民が幸せで、健康な生活を送れるようにすることです
ただし、地球資源の消費量についても考えなきゃいけない
みんなで1つの惑星を共有しているわけで、その資源には限りがある
「希少性」がポイント
限られた資源を、効率的に利用することを考えなきゃいけない
いかに効率的に幸せを得るか
「地球幸福度指数」は、そのコスパを示すもの
グラフを見ると分かりやすい
横軸が「エコロジカル・フットプリント」環境への負荷を示し、数値が大きいほど悪い
縦軸は「ハッピーライフイヤーズ」平均寿命に幸福度をかけあわせた、いわば人生の質と長さ
黄色い点は、世界平均、その周りの記号が世界の国々
右上の国々は、幸福を生み出しているが、大量の資源を消費している
アメリカ、ヨーロッパ諸国、一部の湾岸諸国です
左下の国々は、幸福を生み出していない
おもにサハラ以南のアフリカ
そこでの人生は過酷です
平均寿命わずか40歳という国が多くある
マラリア、エイズなどで大勢が亡くなっている
左上の黄色の国々は、地球にやさしい、良い暮らし、ラテンアメリカです
左上の一番上の国は、コスタリカです(会場がどよめく
コスタリカの平均寿命は78.5歳 アメリカより長い
ギャラップ社の世界調査によれば、地球上で最も幸せな国です
スイスやデンマークより幸せ
そして資源消費量は、なんと欧米に比べて1/4
どんな国かというと、電力の99%が再生可能エネルギー由来
カーボン・ニュートラルの実現に積極的
軍隊は、1949年に廃止されました/驚
健康、教育に力を入れている
識字率は、世界の中でも高いほう
それと、あのラテンのノリには社会的連帯感がある
私たちがこれから目指すべきは、北米や西欧ではなくラテンアメリカなのかもしれません
そして、世界平均を引き上げることが課題です
下のほうの国を上に、右のほうの国を左にもっていけば
次は推移を示すグラフ
これはOECD加盟国のデータですが、「ハッピーライフイヤーズ」は微増、「エコロジカル・フットプリント」は激増
効率が悪くなって、「地球幸福度指数」が下がってしまった
みんな2050年に地球が無事であることを願いますよね?
世界の終わりを避けたいでしょ?
意外とすぐですよ
今のちびっ子が中年になる頃です
そう遠い未来ではない
イギリス政府が掲げるCO2排出量の削減目標は、こう
普通にしていては達成できない
ビジネスのやり方、政策の立て方、暮らし方などを変えなければならない
誰も生活の質は落としたくはない
人類の進歩が止まるのを望む人なんていないと思う 気候変動否定論者はいますが
生活の質は上げたいけど、何も手放したくはない
そんな人たちも巻き込むこと
そのためにはもっと効率を上げること
私は連鎖反応が起こる取り組みがいいと思う
適切な情報を提供して、「今、何をすべきか」を示す
たとえば、家に「スマートメーター」を設置したら、子どもも節電に協力的になる
[どうなの?ヤナギ- 電力自由化]
ラジオのニュース番組ですが、株価や為替の情報を聞いても私にはよく分からないし(ほんと分からない
それより日々のエネルギー使用量を伝えて欲しい
CO2排出量の年3%削減ができているとか、人々に意識してもらう(それイイね!
幸せの連鎖反応も必要です
政府は、報告書を作成する、企業は従業員の幸せを考える
幸せだと創造力が高まり、イノベーションが生まれやすくなる
個人レベルでは何をしたらいいか?
健康のためには、野菜と果物ですよね
あと、運動 私はあんまりしてないけどw
幸せのためには、日々何をしたらいいか?
数年前、我々は政府から依頼を受けて、大規模なプロジェクトに参加し、調査・研究して
「幸せを増やす5つの方法」を発表しました
●「幸せを増やす5つの方法」
1.つながること
人間関係が人生で一番重要(それが一番難しい
大切な人たちと時間を過ごし、関係を築き続けてください
2.活動的であること
ブルーな時は、外に出て、散歩して、踊る 動けば気分が晴れます(ゲーム開発者は怒るねw
3.敏感でいること
世の中の動きや、季節の変化、人の思い、自分の感情も感じとる
これは心理療法(マインドフルネス)でも効果的だとされています
4.学び続けること
一生、学び続けましょう 好奇心をもって学べば、高齢になっても健康でいられます
別に堅苦しい勉強じゃなくていい
作ったことのない料理を学ぶとか、楽器に挑戦するとかでもいい
5.反経済的なこと「与えること」です
人間は「思いやり」をもつと、脳の報酬系が活性化されます 与える喜びです
実験で、人に100ドルずつ渡して使わせると、
自分に使うか、他人に使うかで、幸福度に差が出ます
他人に使った人のほうがずっと幸せというデータです
この5つは、地球に負担をかけずに実行できます
たくさんのモノが要ることではないですから
キング牧師は、暗殺される前日に素晴らしい演説をした
「今後、さらなる困難が予想されるが、私は恐くはない 気にしない
私は山の頂上に達して、そこから“約束の地”を見たのだ」
環境保護運動にも、これが必要です
財界、政界、みんなで山頂へ行き、楽園を見る必要があるのです
理想をきちんとイメージして、実現するために大いなる転換を図る
そして、幸せであることも大切 だから例の5つのことをする
「地球幸福度指数」のような指標で人々を良い方向に導く
私は実現できると思う
(財界、政界に頼らず、1人1人のマインドが変われば、世界は一瞬で変わると思うな
*
グラフの縦軸は「幸せに暮らせる年数」で、国の平均寿命にアンケート調査で得た「生活に対する満足度」をかけあわせた数字
横軸は、「環境への負荷」。右にいくほど、資源を消費していることを示す
「幸せに暮らせる年数」を「環境への負荷」で割った数字が「地球幸福度指数」
「地球幸福度指数」が最も高かったのがコスタリカだった
その他のランキング
中南米やカリブ海の国々がほとんど
143カ国中、日本は75位
ニックは今、「地球幸福度指数」の考えを広めるために、世界各地で講演活動を行っている
2010年 キャメロン首相は、世界で初めて、国民の幸せをはかるための指標を導入すると発表した
「2011年4月より、イギリスの発展を測る指標に、経済成長だけではなく、生活の向上を加えます」(今ごろ?
ほかの国々でも幸せをはかる指標が検討されはじめている
【Joi's Superview】
とくにアメリカは、お金はあればあるほど幸せで、それが目的だとみんな生きてきた
産業革命後の大量生産型の社会から、今は情報や、クリエイティビティな社会になってきていて
ロボットやコンピューターが単純作業をやってくれる社会になってくると
人間の創造の自由っていうのがとても重要で、会社も教育もハッピーじゃなきゃいい働きができないっていうのは
ずいぶん研究されているので、どうやって、ゆとりのある、心の幸せのある「ハピネス」を中心に
「クリエイティヴ」な生産性を出すかっていうのが、これから重要な目標だと思う