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Channel: メランコリア
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大英博物館 芸術と人間展@世田谷美術館(1990.11.21)

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いやあー、日本にもとうとうこんなのが渡ってくるようになったかあ!
とにかくスケールがデカイ

それでドキっとしたのは、これが今、目の前に触ろうと思えば、簡単に触れる、
ケースにも入っていない石造なんかがあること
(おばさんがスルっと触って、すぐ怒られてた)(現地では触ってるけどね 2016

どおりで各コーナーごとに係員と警備員が配置されてはいるけど、そこはマナーのよい日本人
防犯カメラの目も光っているけれど、普通のおばちゃんで(失礼)監視が務まるということに誇りを覚える


作品の裏側にも、表と同じくらい興味をそそられるが、
四方から眺められるケースなので充分観れた

神秘的な古代エジプト人の創造物を、はるばるイギリスに行くこともなく拝めるとは有難や、有難や
(後に実際に観に行ったけどねv


途中でどうしてもお腹が空いて倒れそうだったので(これ、毎回書いてあるな
2、3のコーナーをすっ飛ばして(!)、1F会場を出てしまったのが大きな過ちだった。

思い切り「再入場はできません」という看板を見落としてしまった・・・
惜しい。あまりにも惜しい。。。




なんて生き生きとして鋭い目をしているんだろうか
この視線が何千年という歴史の流れを眺め続け、
また私たちの未来の行く末をも永遠に見届けようとしているんだ


こんなのがギッシリ詰まっていて700円は安い。安すぎる
でも、そうやって手ごろな料金で価値ある文化に触れることで
国民の文化的な眼を養おうとするスウェーデン的考え方は大変結構なことであります


興味を持ったのは、エジプトとマヤ文明だったけれども、
それは一般に名が知られているからであって、
本当なら名もない部族たちが作っている、なんとも知れない造形だって
感銘を受ける可能性はあるわけだよね

なら石で作ったエジプト美術と呼ばれる前に「美しい」と素直に感動した一番最初の人は誰だったかしら?



朝11:40頃に出て、時間帯をズラして、ましてや雨模様だし、
火曜だし、人はいないだろうと思ってもなんのそのの混みよう

じっくり観ていたら17:30くらいになっちゃって、もう外は真っ暗!!

バスのほうが時間がかかるから、適当に女子大生っぽい2人組の後を徒歩でついていったんだけど
世田谷って緑が多くて、昼間は散歩なんかにいいかもしれないけど、
夜は肝試し大会みたいにおどろおどろしい道に化けて、
もしはぐれたらとんでもないことになりそうだった


まったく夢見が変わりそうな大英博物館展見学のハッピーな1日でした。




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