過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで茶色のノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『イン&アウト』(1998)
監督:フランク・オズ 出演:ケビン・クライン、ジョン・キューザック ほか
なんだか能天気な1本だったなあ。クラインがなぜか若く見える!
最近はコメディ俳優として板についてきた感じ。
ゲイがどうだのってより、これほどハリウッド業界を皮肉って愚弄してることに注目w
「皆ゲイなの? トワイライトゾーン?!」w
この変な喋り方の女優『隣人は〜』にも出てた。なにげによく見る。
俳優の恋人はいつもトップモデルで、彼女らはいつも“吐いてる”ってのもブラックジョーク。
トム・セレックの濃い容姿は、映画のフィクション以上のリアルさを醸し出してるし、
バーバラ・ストライサンドがゲイいち押しとは知らなかったw
常にオシャレで清潔、アート志向なのが系統か・・・勉強になるなあ。
“男らしい男は踊らない?”マッチョ系をとことんバカにしてる。
そういえばシュワちゃんのダンスは観たことないぞ。
けっこう自分でも気づかないゲイ志向はいるのかも??
■『マーキュリー・ライジング』(1998)
監督:ハロルド・ベッカー 出演:ブルース・ウィリス ほか
暗号を自閉症の子が解くってアイデアはどっかにあったような・・・?
今作はウィリスが『シックス・センス』を完全に演じるためのプロローグだったといえそう。
子役もなかなかだけど、あの子にゃ誰もかなうまい。
通りで秘密を話している時に撃たれちゃうシーンはヒッチコックっぽい。
愛国心が口ぐせのアメリカ人にとって国防の連中に裏切られるのは皮肉。
ハイテク機器を駆使したやりとりが現代風。
部下の彼女がいうとおり「これからは暗号はローテクの時代」かも?
■『セブンティーン』(1997)
監督:ガイ・ファーランド 出演:ブラッド・レンフロ、ケビン・ベーコン ほか
「何て言った?」「真実のみ。なぜ金持ちなのに?」
「みんな借り物さ。俺もテキサス出身の訛りがあった。5年間流れて今も空っけつだ」
「ワシントンが桜の木を切ったのは自分だといった勇気の話と、4kmも石を投げたという話を信じるかい?」
「いいえ」「私もだ。人はウソをつくものなのさ」
'60のヒット曲をBGMに、移民問題をからめつつ、少年が大人になってゆく成長過程を演じたレンフロ。
ポストデカプリオと言われ、マット・デイモンらとともに次世代を担う注目株の1人。
苦労を舐めてきたって感じのどっしりした父を演じたマクシミリアン・シェルあっての作品。
■『Message in a Bottle』(1999)
監督:ルイス・マンドーキ 出演:ケビン・コスナー ほか
「人生は円のように完璧なものもあれば、そうでないものもある」
これがコスナー主演でなかったら、ラストがこう気分の悪いものでなかったら、
今作の完璧ロマンティックストーリーに酔えたのに! 他に考えられなかったろうか?
悲劇のほうがハッピーエンディングよりハクがつくと思ったか? アイデアはポリスの歌か?
とにかく、年配の男女の分別わきまえた初恋のような話の展開がイイ。
そして老境に入ったポール・ニューマンの父親演技!
「関係ないだって? 息子のことが関係ないなら、俺に何が残る? 味方は誰なんだ?」
嵐と分かってて海に乗り出した男は賭けたのかも知れない。
Tへの想いの真剣さと、妻からの承諾を求めて。
彼が死んだなら妻の彼を引き留める想いが強かったのかもしれない。
それにしてもアクシデントは何の予告もなく起こるもので、こんな計画のようにではない。
GがTに会えたなら単純にこのロマンスに酔えたのに。波と砂と潮の香りとともに。
この後、ボトルみたいにGがどこかに流れ着いてたってオチなら、コメディにもなっただろう。
■『影武者』(1980)
監督・脚本:黒澤明 出演:仲代達矢、山崎努、倍賞美津子、桃井かおり、萩原健一、隆大介 ほか
[1巻]
久々の黒澤作品。週末にこんな映画を観れば、年末かなにか特別な時間に思えてくる。
主役を2役やってる大御所の仲代もすごいが、例えば馬を走らせる信長のイスを差し出す名もない少年ですら清清しい。
スパイは猿のように音もなく岩山を鮮やかに跳び回るし、盗っ人の動きも音を出さずつぼを割るなど見事。
1シーンごとに古代ロマンと驚きが満ちていて、時代劇なんて今さら・・・って思う人にも、
日本を知らない外国人でもこのエンタテイメントは伝わるだろう、というのが黒澤作品の素晴らしさ。
山なりに大勢の侍が列も乱さず行進してゆくシーンひとつずつが美しい絵になり、
プロット、セリフも練り上げられた面白さにはムダがない。さてこの後どうなるか・・・?
[2巻]
ジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラがなぜか外国語アシスタントとして参加したとテロップに流れてた。
志村喬、藤原釜足ら昔ながらの黒澤ファミリーの名もあるが、コスチュームと遠距離のショットで誰だか分からないのが残念。
桃井かおりも側室に徹し、ロマンスはないが3Hのスペクタクル、ミステリーは飽きさせない面白さ。
ラスト、見せ場の馬が一斉に駆ける戦闘シーンは圧巻
その後の死の混乱と静けさはカラーのリアルさはあってもかえって生々しさがないような感じ。
■『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)(劇場にて
監督:ダニエル・マイリック、エドゥアルド・サンチェス 出演:へザー・ドナヒュー ほか
地図を1枚しか持ってないってのもあれだが、川に捨てるってのもアンビリーバブル!
樹海に入るならトランシーバーとか、帰らなかった時の連絡先くらいの準備はすべきじゃない?
ずーっとカメラに撮ってるってゆーのも映画向け。レンズをのぞいてると現実逃避できるってのはあるけど。
一瞬映った男の影がちょっとブキミだった。
TVのドキュメンタリーを観ているみたいで、映画を観てる感覚を忘れそうになった。
こりゃまったく低予算だよな〜。アメリカ人は今作にどんな興味を持ったのか?
魔女とゆーより、ここで死んだ人々の霊魂の仕業、はたまた森で迷って集団妄想にかかった3人の男女の話ってとこ。
■『スクリーム2』(1997)
監督:ウェス・クレイヴン 出演:ネーヴ・キャンベル ほか
シリーズ3まで公開される、映画オタクのためのひたすら殺して犯人探しをする今作の中にも
たくさんの暗黙のルールがあるのが面白い。
ポイント1:黒人は真っ先に殺される?
ポイント2:「2はもっと殺しと血を多く、プロットも凝らなきゃダメだ。でも2には駄作が多い」w
C役のコ面白くて良かったんだけどなあ。犯人どころか脇役のまま殺されちゃって、
3じゃあの軽妙でオタッキーな解説が聞けないじゃん。
前回誰がいたっけって忘れてても今作は今作で楽しめる。
シドニーがだんだんアクションスターみたく鍛え上げられて、もう殺人鬼なんか目じゃないんじゃなかろうか?
共犯がいたとしても思わぬところから急に出てくる超人的な身のこなしは映画的。
でも殺人鬼に追われたらどう逃げる?ってゆう参考になるのも本作ならでは。
■『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)
監督:トッド・ヘインズ 出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ、ユアン・マクレガー ほか
小規模の映画館での公開ながらロングランだった今作。日本のグラムロックファンも根強かったことをしのばせる。
どこまでもボウイに近くて、どこまでも平行している虚構。
どっかこっぱずかしくて、真のファンと本人が観たら、『ラットルズ』みたいな世界。
♪20th Century Boy のボラン役は誰? ♪Satellite of love ほか好きな曲もいっぱい
ジギーもあのままだったら狂言殺人事件も起こしかねなかったろーなあ。
そこはでもボウイの賢いところ。ヤク中の時でさえ魂は売らずにいたから、今も健在でいられるしなやかなアーティスト。
今作はRock'n Rollとsuicideした男たちのその後バージョン。
■『カラー・オブ・ハート』(1998)
監督:ゲイリー・ロス 出演:トビー・マグワイア ほか
ハッピーエンディングなのに薄ら暗い余韻の残る『トゥルーマン・ショー』みたい。
要は「変わろうと思う心が自分を変える」
「変化、選択、自由の裏には常に不安、危険、悪や毒も受け入れなくちゃならん」ってこと。
HIV感染に大気汚染、人口肥大による飢饉を当たり前に話す授業からして
TVの中の偏ったドラマよりも変テコワールドなのが今の現実だっていうフリ。
TVドラマオタクを演じているのはもしや、『シーバー家』のあの子?!
妹役もどっかで観たことあるよーな・・・?
白黒とカラーの違いだけ、日常の些細なことに感動する姿に、この世の美しさを再認識。
ラストに流れるどこまでもレイジーな♪Nothing's gonna change my world がなんともいえない。
それにしてもTVの世界で妹は満足なのか? 虚構にハマったヤバい状態なんじゃないの?
「お先真っ暗」とか「人生バラ色」に見えるのは、本人の気持ち次第なのかも。
でなければこの世も虚構なのか!?
■『プラクティカル・マジック』(1998)
監督:グリフィン・ダン 出演:サンドラ・ブロック、ニコール・キッドマン ほか
2大スターの美の競演がなんといっても見所。
それぞれ対照的な個性を最大限に生かして、姉妹のつながり、女の性、恋愛の喜びと悲しみを描いた。
運命を半分受け入れ、半分拒絶し、立ち向かおうとするブロックのほうがちょっぴりおいしい役所かもしれない。
【読書感想メモ】
「ムーミン谷の彗星」トーベ・ヤンソン著
「たのしいムーミン一家」トーベ・ヤンソン著
「ムーミン谷の夏まつり」トーベ・ヤンソン著
【歌詞をメモした曲】
♪FEARLESS/C.LAUPER
【イベントメモ】
「ロンドン&パリ」1999.10.27-11.2→詳細はこちら
「千ヶ滝温泉」「トリックアート美術館」@軽井沢
宝島コレクションマーケット@東京ビッグサイト
「劇団四季 ライオンキング」@四季劇場[春]
フィジー 1999.12.2-6
新田ライブ@大塚Beckers?
フリーマーケット@代々木公園
お台場観覧車、横浜ラーメン博物館、みなとみらい大観覧車、ユネスコ村、森林公園
part2からのつづきで茶色のノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『イン&アウト』(1998)
監督:フランク・オズ 出演:ケビン・クライン、ジョン・キューザック ほか
なんだか能天気な1本だったなあ。クラインがなぜか若く見える!
最近はコメディ俳優として板についてきた感じ。
ゲイがどうだのってより、これほどハリウッド業界を皮肉って愚弄してることに注目w
「皆ゲイなの? トワイライトゾーン?!」w
この変な喋り方の女優『隣人は〜』にも出てた。なにげによく見る。
俳優の恋人はいつもトップモデルで、彼女らはいつも“吐いてる”ってのもブラックジョーク。
トム・セレックの濃い容姿は、映画のフィクション以上のリアルさを醸し出してるし、
バーバラ・ストライサンドがゲイいち押しとは知らなかったw
常にオシャレで清潔、アート志向なのが系統か・・・勉強になるなあ。
“男らしい男は踊らない?”マッチョ系をとことんバカにしてる。
そういえばシュワちゃんのダンスは観たことないぞ。
けっこう自分でも気づかないゲイ志向はいるのかも??
■『マーキュリー・ライジング』(1998)
監督:ハロルド・ベッカー 出演:ブルース・ウィリス ほか
暗号を自閉症の子が解くってアイデアはどっかにあったような・・・?
今作はウィリスが『シックス・センス』を完全に演じるためのプロローグだったといえそう。
子役もなかなかだけど、あの子にゃ誰もかなうまい。
通りで秘密を話している時に撃たれちゃうシーンはヒッチコックっぽい。
愛国心が口ぐせのアメリカ人にとって国防の連中に裏切られるのは皮肉。
ハイテク機器を駆使したやりとりが現代風。
部下の彼女がいうとおり「これからは暗号はローテクの時代」かも?
■『セブンティーン』(1997)
監督:ガイ・ファーランド 出演:ブラッド・レンフロ、ケビン・ベーコン ほか
「何て言った?」「真実のみ。なぜ金持ちなのに?」
「みんな借り物さ。俺もテキサス出身の訛りがあった。5年間流れて今も空っけつだ」
「ワシントンが桜の木を切ったのは自分だといった勇気の話と、4kmも石を投げたという話を信じるかい?」
「いいえ」「私もだ。人はウソをつくものなのさ」
'60のヒット曲をBGMに、移民問題をからめつつ、少年が大人になってゆく成長過程を演じたレンフロ。
ポストデカプリオと言われ、マット・デイモンらとともに次世代を担う注目株の1人。
苦労を舐めてきたって感じのどっしりした父を演じたマクシミリアン・シェルあっての作品。
■『Message in a Bottle』(1999)
監督:ルイス・マンドーキ 出演:ケビン・コスナー ほか
「人生は円のように完璧なものもあれば、そうでないものもある」
これがコスナー主演でなかったら、ラストがこう気分の悪いものでなかったら、
今作の完璧ロマンティックストーリーに酔えたのに! 他に考えられなかったろうか?
悲劇のほうがハッピーエンディングよりハクがつくと思ったか? アイデアはポリスの歌か?
とにかく、年配の男女の分別わきまえた初恋のような話の展開がイイ。
そして老境に入ったポール・ニューマンの父親演技!
「関係ないだって? 息子のことが関係ないなら、俺に何が残る? 味方は誰なんだ?」
嵐と分かってて海に乗り出した男は賭けたのかも知れない。
Tへの想いの真剣さと、妻からの承諾を求めて。
彼が死んだなら妻の彼を引き留める想いが強かったのかもしれない。
それにしてもアクシデントは何の予告もなく起こるもので、こんな計画のようにではない。
GがTに会えたなら単純にこのロマンスに酔えたのに。波と砂と潮の香りとともに。
この後、ボトルみたいにGがどこかに流れ着いてたってオチなら、コメディにもなっただろう。
■『影武者』(1980)
監督・脚本:黒澤明 出演:仲代達矢、山崎努、倍賞美津子、桃井かおり、萩原健一、隆大介 ほか
[1巻]
久々の黒澤作品。週末にこんな映画を観れば、年末かなにか特別な時間に思えてくる。
主役を2役やってる大御所の仲代もすごいが、例えば馬を走らせる信長のイスを差し出す名もない少年ですら清清しい。
スパイは猿のように音もなく岩山を鮮やかに跳び回るし、盗っ人の動きも音を出さずつぼを割るなど見事。
1シーンごとに古代ロマンと驚きが満ちていて、時代劇なんて今さら・・・って思う人にも、
日本を知らない外国人でもこのエンタテイメントは伝わるだろう、というのが黒澤作品の素晴らしさ。
山なりに大勢の侍が列も乱さず行進してゆくシーンひとつずつが美しい絵になり、
プロット、セリフも練り上げられた面白さにはムダがない。さてこの後どうなるか・・・?
[2巻]
ジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラがなぜか外国語アシスタントとして参加したとテロップに流れてた。
志村喬、藤原釜足ら昔ながらの黒澤ファミリーの名もあるが、コスチュームと遠距離のショットで誰だか分からないのが残念。
桃井かおりも側室に徹し、ロマンスはないが3Hのスペクタクル、ミステリーは飽きさせない面白さ。
ラスト、見せ場の馬が一斉に駆ける戦闘シーンは圧巻
その後の死の混乱と静けさはカラーのリアルさはあってもかえって生々しさがないような感じ。
■『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)(劇場にて
監督:ダニエル・マイリック、エドゥアルド・サンチェス 出演:へザー・ドナヒュー ほか
地図を1枚しか持ってないってのもあれだが、川に捨てるってのもアンビリーバブル!
樹海に入るならトランシーバーとか、帰らなかった時の連絡先くらいの準備はすべきじゃない?
ずーっとカメラに撮ってるってゆーのも映画向け。レンズをのぞいてると現実逃避できるってのはあるけど。
一瞬映った男の影がちょっとブキミだった。
TVのドキュメンタリーを観ているみたいで、映画を観てる感覚を忘れそうになった。
こりゃまったく低予算だよな〜。アメリカ人は今作にどんな興味を持ったのか?
魔女とゆーより、ここで死んだ人々の霊魂の仕業、はたまた森で迷って集団妄想にかかった3人の男女の話ってとこ。
■『スクリーム2』(1997)
監督:ウェス・クレイヴン 出演:ネーヴ・キャンベル ほか
シリーズ3まで公開される、映画オタクのためのひたすら殺して犯人探しをする今作の中にも
たくさんの暗黙のルールがあるのが面白い。
ポイント1:黒人は真っ先に殺される?
ポイント2:「2はもっと殺しと血を多く、プロットも凝らなきゃダメだ。でも2には駄作が多い」w
C役のコ面白くて良かったんだけどなあ。犯人どころか脇役のまま殺されちゃって、
3じゃあの軽妙でオタッキーな解説が聞けないじゃん。
前回誰がいたっけって忘れてても今作は今作で楽しめる。
シドニーがだんだんアクションスターみたく鍛え上げられて、もう殺人鬼なんか目じゃないんじゃなかろうか?
共犯がいたとしても思わぬところから急に出てくる超人的な身のこなしは映画的。
でも殺人鬼に追われたらどう逃げる?ってゆう参考になるのも本作ならでは。
■『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)
監督:トッド・ヘインズ 出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ、ユアン・マクレガー ほか
小規模の映画館での公開ながらロングランだった今作。日本のグラムロックファンも根強かったことをしのばせる。
どこまでもボウイに近くて、どこまでも平行している虚構。
どっかこっぱずかしくて、真のファンと本人が観たら、『ラットルズ』みたいな世界。
♪20th Century Boy のボラン役は誰? ♪Satellite of love ほか好きな曲もいっぱい
ジギーもあのままだったら狂言殺人事件も起こしかねなかったろーなあ。
そこはでもボウイの賢いところ。ヤク中の時でさえ魂は売らずにいたから、今も健在でいられるしなやかなアーティスト。
今作はRock'n Rollとsuicideした男たちのその後バージョン。
■『カラー・オブ・ハート』(1998)
監督:ゲイリー・ロス 出演:トビー・マグワイア ほか
ハッピーエンディングなのに薄ら暗い余韻の残る『トゥルーマン・ショー』みたい。
要は「変わろうと思う心が自分を変える」
「変化、選択、自由の裏には常に不安、危険、悪や毒も受け入れなくちゃならん」ってこと。
HIV感染に大気汚染、人口肥大による飢饉を当たり前に話す授業からして
TVの中の偏ったドラマよりも変テコワールドなのが今の現実だっていうフリ。
TVドラマオタクを演じているのはもしや、『シーバー家』のあの子?!
妹役もどっかで観たことあるよーな・・・?
白黒とカラーの違いだけ、日常の些細なことに感動する姿に、この世の美しさを再認識。
ラストに流れるどこまでもレイジーな♪Nothing's gonna change my world がなんともいえない。
それにしてもTVの世界で妹は満足なのか? 虚構にハマったヤバい状態なんじゃないの?
「お先真っ暗」とか「人生バラ色」に見えるのは、本人の気持ち次第なのかも。
でなければこの世も虚構なのか!?
■『プラクティカル・マジック』(1998)
監督:グリフィン・ダン 出演:サンドラ・ブロック、ニコール・キッドマン ほか
2大スターの美の競演がなんといっても見所。
それぞれ対照的な個性を最大限に生かして、姉妹のつながり、女の性、恋愛の喜びと悲しみを描いた。
運命を半分受け入れ、半分拒絶し、立ち向かおうとするブロックのほうがちょっぴりおいしい役所かもしれない。
【読書感想メモ】
「ムーミン谷の彗星」トーベ・ヤンソン著
「たのしいムーミン一家」トーベ・ヤンソン著
「ムーミン谷の夏まつり」トーベ・ヤンソン著
【歌詞をメモした曲】
♪FEARLESS/C.LAUPER
【イベントメモ】
「ロンドン&パリ」1999.10.27-11.2→詳細はこちら
「千ヶ滝温泉」「トリックアート美術館」@軽井沢
宝島コレクションマーケット@東京ビッグサイト
「劇団四季 ライオンキング」@四季劇場[春]
フィジー 1999.12.2-6
新田ライブ@大塚Beckers?
フリーマーケット@代々木公園
お台場観覧車、横浜ラーメン博物館、みなとみらい大観覧車、ユネスコ村、森林公園