■『地球へのたからもの』(明窓出版)
語り手しらず/文 葉祥明/絵
※「作家別」カテゴリーに追加しました。
この前に読んだ『宇宙からの声』(佼成出版社)を、より高度に書いた感じ
語り手しらずにしたのはなぜだろう? ペンネームでもよかっただろうに
そしてコピーライトマークがないのも特徴
私個人的には、この次元の話になればもう「所有」という観念もない世界だから当然だとは思うけど
遊び紙?は、ここ数年、私が身につけてきた心落ち着く美しい紺色
タイトルの下に書かれているのは
“Have we really forgotten?”(私たちは本当に忘れてしまったのでしょうか?
ボウイが♪Ricochet でゆっていた問いかけに対する答えのように感じた
“And who can bear to be forgotten”(忘れ去られることに耐えられる者がいるだろうか?
そういえば、『宇宙からの声』のほうの英訳の中に『earthling』て言葉も出てきたっけ
葉さんの絵本は、和文より英訳のほうが感覚的に心に入ってくる気がしている
けれども読み始めてすぐ、“GOD”を“He”と書いていることにひっかかった
・書いた人のGOD=キリストのイメージから
・訳した方のなにげないイメージの刷り込みで
・“5人の子ども”も男性なのか? とすると、男性のほうが世界を変えやすいってことなのか?
私は女性のほうが早く変われると思うけどなあ
「強さ」「大きさ」「権力」「支配」へのこだわりは男のほうが顕著だし、
女の子はあまり「銃」や「刀」のマネをした戦争ごっこはしないし
▼あらすじ(ネタバレ注意
このお話は、果てしない大宇宙の、ある銀河系に存在する星で実際に起きた出来事です
尊い神さまは、姿、形もない「ご意志」そのものです
神さまからご覧になられたら、この宇宙に存在するすべては皆「子どもたち」です
ある日、その尊い神さまが、長く果てしない宇宙の歴史の中でたった一度
お姿を現してくださったことがありました
その時のことをお話させてください
神さまは、ある時、太陽系のひとつの星のことを思っていました
この星が作られるために、宇宙に光の道をつくり、後の世に「ビッグバン」と呼ばれました
この星を「宇宙のオアシス」にするために、宇宙の神々さまが太陽系に派遣されました
やがて、宇宙でも稀に見る美しく素晴らしい星が誕生しました
大地、緑、花、植物、動物、まさに「宇宙のオアシス」そのものだったのです
そこにひとつの生き物を「護り役」として降ろされました
ところが、「護り役」たちは、ある時「欲」を持ちはじめ
自分たちが支配者であるかのような錯覚になりました
そして武器をもちお互いに殺し合うしまつ
武器は弓矢から刃物、鉄砲、やがては、決して触れてはいけなかった原子爆弾にまでエスカレートしました
この生き物は、本来、地上にある恩恵だけで充分に生活できるはずでした
ところが、星を存在させるために必要な資源にまで ドリルで穴をあけてしまいました
かつて彼らは何度か「浄化」されてきましたが、また再び同じことを繰り返してしまう
このたった1種類の生き物の驕りのために、
動植物たちはオアシスから消え去っていかざるを得なくなってしまいました
宇宙に衛星を打ち上げ、そのままゴミにしてしまうのを
さまざまな神々さまは見て見ぬことができなくなりました
かつては兄弟星が、身代わりに隕石から護ってくれたことすらあったのに(姉妹じゃなくて?
このままでは、宇宙全体のバランスが崩れてしまう
神さまは、ついにご自身が肉体をもって降りることを決意したのでした
こんなことは長い宇宙の歴史でかつてなかったことです
そして、これから後もたった一度きりかもしれません
自らは決して名乗らず、体がボロボロになるまで、
五十数年の暮らしの中で、百数十カ国もの国々を巡り続けてくれたことを
どれほどの人たちが気づくことができたでしょう
(五十数年って意外と短いな 原爆があるんだから、つい最近?
この星で聖者と呼ばれている方々の中には、家族を捨てて、道を究めようとした方もいました
神さまは、どんな人間よりも人間らしく生きようとされ、5人もの子どもを育てました
神さまの降臨と同時に、たくさんの天使たちも星に降りました
ところが、天使たちですら、地上に降ろされると、使命を忘れて、魂を汚してしまったのです
神さまは、私たちに「こうしなさい」と強制は決してしませんでした
「支配」とはまったく無縁な方なのでした
「人間はこんな風に生きたらいいのではないかな」ということを示し続けています
ほかの宇宙の神々さまが反対する中でも、最後まで頭を垂れて歩み続けました
誰もが神さまとつながっています
恩恵を受けていない存在はなにひとつもないのです
今からでも真に心を入れ替えることはできないものでしょうか
心を入れ替えるには、お金も、特殊な能力も必要ないのです
感謝し、ご縁を大事にし、この星を壊さず、汚さず、謙虚な心をもって歩き出す時
新たな道が生まれるのかもしれません
そんなふうに祈りながら、神さまの子どもの1人としてこの本を書かせていただきました
宇宙よりも大きなもの それは1人1人の心なのです、と
*
『宇宙からの声』に引き続き、同じテーマを宇宙とからめて書いているのだけれど
本書のほうがより宗教性が強く、“GOD”を多用していることから神話に近い印象
宗教というとどこか構えてしまうが、フシギなことに「神話」として
この広い地球の多種多様な国や民族に古くから口伝されてきた物語って共通点が多くて驚く
科学の『進化論』とは別に、スピリチュアルから見たこの世のなりたち
神話の中には、昔は地上にも神々が暮らしていたという件もあるけれども
あまりに古い出来事だから、いつしか、人間がもとから支配していると思いこむようになってしまったとか
地球破壊のスピードは年々加速している
科学者や専門家が心配しているより、もっと時間が迫ってきているのではないか
でも、まだギリギリ時間がある
現状を冷静に見て、本質を知って、みんなで協力して、新しい道(システム)を生み出すために
語り手しらず/文 葉祥明/絵
※「作家別」カテゴリーに追加しました。
この前に読んだ『宇宙からの声』(佼成出版社)を、より高度に書いた感じ
語り手しらずにしたのはなぜだろう? ペンネームでもよかっただろうに
そしてコピーライトマークがないのも特徴
私個人的には、この次元の話になればもう「所有」という観念もない世界だから当然だとは思うけど
遊び紙?は、ここ数年、私が身につけてきた心落ち着く美しい紺色
タイトルの下に書かれているのは
“Have we really forgotten?”(私たちは本当に忘れてしまったのでしょうか?
ボウイが♪Ricochet でゆっていた問いかけに対する答えのように感じた
“And who can bear to be forgotten”(忘れ去られることに耐えられる者がいるだろうか?
そういえば、『宇宙からの声』のほうの英訳の中に『earthling』て言葉も出てきたっけ
葉さんの絵本は、和文より英訳のほうが感覚的に心に入ってくる気がしている
けれども読み始めてすぐ、“GOD”を“He”と書いていることにひっかかった
・書いた人のGOD=キリストのイメージから
・訳した方のなにげないイメージの刷り込みで
・“5人の子ども”も男性なのか? とすると、男性のほうが世界を変えやすいってことなのか?
私は女性のほうが早く変われると思うけどなあ
「強さ」「大きさ」「権力」「支配」へのこだわりは男のほうが顕著だし、
女の子はあまり「銃」や「刀」のマネをした戦争ごっこはしないし
▼あらすじ(ネタバレ注意
このお話は、果てしない大宇宙の、ある銀河系に存在する星で実際に起きた出来事です
尊い神さまは、姿、形もない「ご意志」そのものです
神さまからご覧になられたら、この宇宙に存在するすべては皆「子どもたち」です
ある日、その尊い神さまが、長く果てしない宇宙の歴史の中でたった一度
お姿を現してくださったことがありました
その時のことをお話させてください
神さまは、ある時、太陽系のひとつの星のことを思っていました
この星が作られるために、宇宙に光の道をつくり、後の世に「ビッグバン」と呼ばれました
この星を「宇宙のオアシス」にするために、宇宙の神々さまが太陽系に派遣されました
やがて、宇宙でも稀に見る美しく素晴らしい星が誕生しました
大地、緑、花、植物、動物、まさに「宇宙のオアシス」そのものだったのです
そこにひとつの生き物を「護り役」として降ろされました
ところが、「護り役」たちは、ある時「欲」を持ちはじめ
自分たちが支配者であるかのような錯覚になりました
そして武器をもちお互いに殺し合うしまつ
武器は弓矢から刃物、鉄砲、やがては、決して触れてはいけなかった原子爆弾にまでエスカレートしました
この生き物は、本来、地上にある恩恵だけで充分に生活できるはずでした
ところが、星を存在させるために必要な資源にまで ドリルで穴をあけてしまいました
かつて彼らは何度か「浄化」されてきましたが、また再び同じことを繰り返してしまう
このたった1種類の生き物の驕りのために、
動植物たちはオアシスから消え去っていかざるを得なくなってしまいました
宇宙に衛星を打ち上げ、そのままゴミにしてしまうのを
さまざまな神々さまは見て見ぬことができなくなりました
かつては兄弟星が、身代わりに隕石から護ってくれたことすらあったのに(姉妹じゃなくて?
このままでは、宇宙全体のバランスが崩れてしまう
神さまは、ついにご自身が肉体をもって降りることを決意したのでした
こんなことは長い宇宙の歴史でかつてなかったことです
そして、これから後もたった一度きりかもしれません
自らは決して名乗らず、体がボロボロになるまで、
五十数年の暮らしの中で、百数十カ国もの国々を巡り続けてくれたことを
どれほどの人たちが気づくことができたでしょう
(五十数年って意外と短いな 原爆があるんだから、つい最近?
この星で聖者と呼ばれている方々の中には、家族を捨てて、道を究めようとした方もいました
神さまは、どんな人間よりも人間らしく生きようとされ、5人もの子どもを育てました
神さまの降臨と同時に、たくさんの天使たちも星に降りました
ところが、天使たちですら、地上に降ろされると、使命を忘れて、魂を汚してしまったのです
神さまは、私たちに「こうしなさい」と強制は決してしませんでした
「支配」とはまったく無縁な方なのでした
「人間はこんな風に生きたらいいのではないかな」ということを示し続けています
ほかの宇宙の神々さまが反対する中でも、最後まで頭を垂れて歩み続けました
誰もが神さまとつながっています
恩恵を受けていない存在はなにひとつもないのです
今からでも真に心を入れ替えることはできないものでしょうか
心を入れ替えるには、お金も、特殊な能力も必要ないのです
感謝し、ご縁を大事にし、この星を壊さず、汚さず、謙虚な心をもって歩き出す時
新たな道が生まれるのかもしれません
そんなふうに祈りながら、神さまの子どもの1人としてこの本を書かせていただきました
宇宙よりも大きなもの それは1人1人の心なのです、と
*
『宇宙からの声』に引き続き、同じテーマを宇宙とからめて書いているのだけれど
本書のほうがより宗教性が強く、“GOD”を多用していることから神話に近い印象
宗教というとどこか構えてしまうが、フシギなことに「神話」として
この広い地球の多種多様な国や民族に古くから口伝されてきた物語って共通点が多くて驚く
科学の『進化論』とは別に、スピリチュアルから見たこの世のなりたち
神話の中には、昔は地上にも神々が暮らしていたという件もあるけれども
あまりに古い出来事だから、いつしか、人間がもとから支配していると思いこむようになってしまったとか
地球破壊のスピードは年々加速している
科学者や専門家が心配しているより、もっと時間が迫ってきているのではないか
でも、まだギリギリ時間がある
現状を冷静に見て、本質を知って、みんなで協力して、新しい道(システム)を生み出すために