■『ヨーンじいちゃん』(偕成社)
原題 ALTER JOHN by Peter Hartling
ペーター・ヘルトリング/著 上田真而子/訳
※1993.9~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
司書講習の時に講師が薦めていた本
背がひょろひょろ高くて、もういいお年寄りなのに、頑固なヨーンじいちゃんが
孫2人のいる娘夫婦の家で一緒に住むことになって、
そこで亡くなるまでの1年ちょっとの話。
異年齢のコミュニケーション、そして歳をとっていくこととは何か、
老人の生活や心境を、ひとつの親しみやすい家族を通して、分かりやすく語っている
すぐにカッとなるけど、その後は誰より反省して素直になるお父さん
子どもがヨーンじいちゃんのことを時々よく理解できなくて、悪く愚痴る時も
何気なくフォローしてあげているところは、自然な優しさと、家族への愛を感じる
年齢を考えずに恋人のおばあちゃんを連れてきたり、
ヒラヒラの水着でプールに一緒に行って、孫娘に恥ずかしい思いをさせたり
じいちゃんのハッスルぶりや、“骨をボキボキいわせながら”歩く様子など
身近に想像できて思わず笑ってしまう
でも、いつでもプライドをもっていて、お父さんとケンカした時も
「いつかは皆、歳をとるのだ」というセリフも印象的
突然、庭で座りこむように倒れるシーンの描写
孫や父母のなんともいえない不安
そして、長い病床での看病の苦労がリアルで、
とうとう亡くなってしまうヨーンじいちゃん
子どもが初めて体験する、愛する家族の死
いつもの特等席、ソファの右端にじいちゃんがもう永遠に座ることはないんだ、と理解するまで
核家族化が進み、異世代と接することが少なくなった子どもたち
いろんな経験をつんだ老人に、敬意と親しみをもって接することを説いた心温まる1冊
挿絵も雰囲気が出ていてとてもイイ
ドイツの作家というのがちょっと驚きだった
原題 ALTER JOHN by Peter Hartling
ペーター・ヘルトリング/著 上田真而子/訳
※1993.9~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
司書講習の時に講師が薦めていた本
背がひょろひょろ高くて、もういいお年寄りなのに、頑固なヨーンじいちゃんが
孫2人のいる娘夫婦の家で一緒に住むことになって、
そこで亡くなるまでの1年ちょっとの話。
異年齢のコミュニケーション、そして歳をとっていくこととは何か、
老人の生活や心境を、ひとつの親しみやすい家族を通して、分かりやすく語っている
すぐにカッとなるけど、その後は誰より反省して素直になるお父さん
子どもがヨーンじいちゃんのことを時々よく理解できなくて、悪く愚痴る時も
何気なくフォローしてあげているところは、自然な優しさと、家族への愛を感じる
年齢を考えずに恋人のおばあちゃんを連れてきたり、
ヒラヒラの水着でプールに一緒に行って、孫娘に恥ずかしい思いをさせたり
じいちゃんのハッスルぶりや、“骨をボキボキいわせながら”歩く様子など
身近に想像できて思わず笑ってしまう
でも、いつでもプライドをもっていて、お父さんとケンカした時も
「いつかは皆、歳をとるのだ」というセリフも印象的
突然、庭で座りこむように倒れるシーンの描写
孫や父母のなんともいえない不安
そして、長い病床での看病の苦労がリアルで、
とうとう亡くなってしまうヨーンじいちゃん
子どもが初めて体験する、愛する家族の死
いつもの特等席、ソファの右端にじいちゃんがもう永遠に座ることはないんだ、と理解するまで
核家族化が進み、異世代と接することが少なくなった子どもたち
いろんな経験をつんだ老人に、敬意と親しみをもって接することを説いた心温まる1冊
挿絵も雰囲気が出ていてとてもイイ
ドイツの作家というのがちょっと驚きだった