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『マンガ ギリシア神話1 神々と世界の誕生』(中央公論新社)

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『マンガ ギリシア神話1 神々と世界の誕生』(中央公論新社)
里中満智子/著 初版1999年 1400円

※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。


●ギリシア神話
クレタ島周辺に住む先住民と、紀元前2000年頃侵略してきたインド・ヨーロッパ系の人々の間で形成された神話・伝説の総称
口頭口伝により、つじつまの合わないズレもある

前8C 天才詩人ホメロス作『オデュッセイア』は、ヨーロッパ最古の文学作品
同時代 ヘシオドスの『神統記』も神話を記した
日本の神話をつづった『古事記』に通じる物語もある


▼あらすじ(ネタバレ注意




「カオス(混沌)」から「エロス(愛)」、「ガイア(大地)」などが生まれ
ガイアは自ら「ウラノス(天空)」と「ポントス(海)」を生んだ

ガイアとウラノスは、「クロノス(大地および農耕の神)」らを恨んだ
醜い子を地へ追いやった憎しみで、母はクロノスに父の性器を切らせ
海から美の女神「アフロディテ(ヴィーナス)」ができる

クロノスは、自分の子の脅威から子を飲みつづけ、妻は洞窟で「ゼウス」をこっそり産み、
成長した子らは、父を追いやり、オリュンポスに住んだ

ゼウスは勢力(精力?)拡大のため、次々と神を生ませ、
「ヘラ(結婚の神・ジューンブライド)」と結婚してからも浮気は止まらない

ゼウスの頭から出た「アテネ(知恵と戦いの神)」

「プロメテウス」は土と水から人(男)を創り、ゼウスが生命を吹き込んだ

クロノスの指揮で「ティタン族」とゼウスらで争いとなり、ゼウスは勝って、天地の支配者となる

力もちの「アトラス」は天(地球)を支える罰を受ける

「ポセイドン」は海、ハデスは「冥界」をおさめる

ゼウスと「レト」の間に生まれた「アポロン(理性の光・太陽)」と
「アルテミス(究極の純潔・月・狩り)」の双子は神々の誇りとなる

アトラスの娘「マイア」の子「ヘルメス(旅行)」は、アポロンに琴をプレゼントして
眠りをコントロールする杖と、生死の世界を自由に行き来する能力をもらう

ヒトから災いのもととなる火をとりあげたゼウスに逆らい、
火をとりもどしたプロメテウスは、毎日、鷲に肝臓を食べられる罰を受ける

ゼウスは女を創らせ、ヘルメスは嘘と誤魔化しをプレゼントし、
プロメテウスの弟「エピメテウス」の妻となり、
「開けてはいけない」と渡された「パンドラの箱(つぼ)」からは
「嫉妬、病、死、恨み、盗み、裏切り、不安、争い、後悔、殺意、不満、貧」などが出てきて、
最後に「希望」が出る

エピメテウスは舟をつくり、ゼウスの洪水から逃れて再びヒトをつくる


(もうこの時点で名前がごっちゃごちゃ 2016



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