■ドラマ10「シングルマザーズ」全8回(2012)
出演:沢口靖子、高畑淳子、酒井若菜、北斗晶、田中哲司、若林豪 ほか
第1話を観て、ずっと続きが観たいと思ってたけど、なかなかDVDが見つからず、
ひさびさ新宿TSUTAYAに行って借りてみたv
▼story
【第2回 あなたは間違ってない! 】
兄のつてでやっと事務職で働き、土曜はカレー屋で働くナオ。
リョウタは、環境の急激な変化とストレスで保育所でおもらし&友だちを叩いてしまう。
リョウタが熱を出して2日間休んだだけで事務職はクビ。
兄夫婦は離婚に反対で、「パートで1日でも休んだらダメに決まってるだろう!」
って、そんな価値観どこで身に着けたんだろ。法に反してるし。
フードバンク:1人ママにお米などを宅配するサービス。
【第3回 ぶつけよう、あなたの気持ち!】
アパートに夫のノブキがやって来る。見つかるの早いなあ!と思ったら兄嫁が知らせてた
「オレが悪かったよ。二度と君がイヤがることはしないから。謝るから」と言いつつ、
トウコには「犯罪? あんなケンカが犯罪?」と、自分の暴力に罪という意識はゼロ。
友だちから離れたくないナオは、同じ町の別のアパートに引っ越し、スーパーのレジの仕事に就く。
1年経ち、ようやく「児童扶養手当」(月42,000円ほど)が支給されたが、今度は「就学通知書」が届き、学費の心配がのしかかる。
簿記2級の資格を取得して、経理の仕事に就き、離婚も成立した(よくハンコ押したね、ノブキさん
ミズエは、ナオから「昼間必死に働いても月13万円にしかならない」と聞いて、まだ水商売は辞められないと諦める。
39歳の梶谷由香子は自営業の夫が急死して借金が残り、長男11歳、長女小5を抱えて途方に暮れていたところをナオらに救われる。
【第4回 招かれざる客?】
木島雪乃は、妊娠と同時にカレシに逃げられ、ナオに「あなた、今幸せ?」と聞く。
ミズエは自分が出産した時、誰も一緒に祝ってくれなかったのは辛かったと言い、
ユキノの出産にみんなで立ち会うことにする。「みんな一緒に幸せになろう!」
「児童扶養手当」が削減されるというニュースが入り、他団体とも連結して署名を集める。
ナオはトウコから会の事務局長を任される。
会に妻子を探しているという男・オダがやってくる。
シングルマザーの平均年収は男性の4割に満たない。
【第5回 子供のキモチ!】
オダは「DVを受けていたのは私のほうだ」と嘘をつくがナオに見破られる。
「あの人(元夫)が同じ世界にいることと、いつか向き合わなきゃならない」
DVのフラッシュバックは深刻。ちゃんとカウンセリングでケアするべきだよね。
不況の影響でナオはせっかく安定していた職をクビになる。理由は「シングルマザーは残業が増えたらムリでしょう」
ナオは派遣に登録し、簿記1級に挑戦する。
リョウタは学校で「お前はボンビー(貧乏)だから、高校へも大学へも行けない」と言われて傷つく。
カレー屋のオヤジから「オレも最初は屋台から始めた」と諭される。やっぱ男同士のつながりも必要だね。
会員は200人を超える。元夫からの「養育費」が滞り、生活がままならない大平初音。
ハツネの夫は再婚していて、相手は妊娠していたため、元夫の給料を差し押さえる「強制執行」に踏み切る。
養育費がもらえているシングルマザーは全体の20%しかいない。「調停」の申し立ても可能。
養育費は子どもが当然受けるべき権利であり、子どもが感謝を伝えることで、父親としての意識も高まり、励みになるという。
「児童扶養手当」の受給者は約90万人。
【第6回 母と子の総決算?】
ミズエの息子・慎之介とリョウタは、家出して漁船に乗って無人島に行く(リョウタ役の子って、ちょっとパパ似で可愛い
「(父は)ママをいつも殴ってたんだ。ママのこと助けられなかった一度も」
「なんか早く大人になりてえよな。オレもまだ一度も助けてないよ、母ちゃんのこと」
子どもってなんでも自分が悪いと責めちゃうんだよね/涙
人間の本性って子どもの心の中にあるんじゃないのかな
ナオ「リョウタが生まれた時、こんな幸せはないって思った。これだけは忘れないで欲しい」
リョウタ「人間は、水と火と友だちがあれば生きられる。オレは何も諦めない」
【第7回 シンママたちの大勝負!】
オダは「私もDV加害者でした」と皆に告げる。「妻に10年間暴力していたが、ナオさんの言葉で離婚を決意した」
DV加害者のためのプログラム全52回に参加したが、妻からは「あんな男が変わるはずはない」と言われた。
ノブキの父が亡くなり、墓参りで義母と再会。ノブキは離婚の原因を言わないが、DVのことに気づいたという。
ノブキの父は仕事一辺倒で、怒鳴ったり、借金して、母を慰めてくれたのはノブキだった。
義母「(リョウタに)父の顔だけは覚えてて欲しい」と写真を渡す。
2007年、ナオらは国会に署名を提出しにいく。
ハツネ「皆さんは2枚のハンバーガーを三等分したことはありますか?」と体験談を話す。
が、結局、児童扶養手当の削減は国会を通ってしまう。
会には税金泥棒だというバッシングのFAXやカキコミが増える。
ナオ「母子家庭だけじゃなく、もっと根深い制度の問題。街頭で体験談をリレートークで話すのはどう?」と提案。
【最終回 嵐の予感!】
児童扶養手当の無期限凍結が決まった。
ノブキはリョウタの学校を訪ねるが「オレ、リョウタのことが分からなかった」
弁護士を通じて息子に面会を求めてくる。
ナオ「私はあなたと同じ人間です。人間に話すように話して下さい」
オダは元妻が再婚したことを知り、皿を割って足を切った。
「プログラムを受けても暴力は治らない」と絶望するオダに「オダさんなら出来る!」と言い聞かせるナオにも心情の変化が訪れる。
会を訪ねてきたノブキにオダは
「子どもに会いたいのなら、私たちがずっと持ってきた価値観を見つめ直さないとならないんですよ」
「長い8年。オレは何のために働いてるのか分からなかった。
お前らを憎んで、懐かしくて、オレは、さびしかった!」
社会問題を世の中に訴える、素晴らしいドラマだった。
男性の靴のシーンだけで、あんなに怖いってヒッチコックみたい。救急車の音がかぶったりとか
青山信樹役が田中さんだってことも忘れるくらい、今までで一番感動する演技だったなあ。
最初は、会社の憧れの先輩で、目が合うだけでドキドキしたのに、どうしてこんなに夫婦関係がこじれちゃったのか。
2011年時点で、シングルマザーは123万8千人いるという。
出演:沢口靖子、高畑淳子、酒井若菜、北斗晶、田中哲司、若林豪 ほか
第1話を観て、ずっと続きが観たいと思ってたけど、なかなかDVDが見つからず、
ひさびさ新宿TSUTAYAに行って借りてみたv
▼story
【第2回 あなたは間違ってない! 】
兄のつてでやっと事務職で働き、土曜はカレー屋で働くナオ。
リョウタは、環境の急激な変化とストレスで保育所でおもらし&友だちを叩いてしまう。
リョウタが熱を出して2日間休んだだけで事務職はクビ。
兄夫婦は離婚に反対で、「パートで1日でも休んだらダメに決まってるだろう!」
って、そんな価値観どこで身に着けたんだろ。法に反してるし。
フードバンク:1人ママにお米などを宅配するサービス。
【第3回 ぶつけよう、あなたの気持ち!】
アパートに夫のノブキがやって来る。見つかるの早いなあ!と思ったら兄嫁が知らせてた
「オレが悪かったよ。二度と君がイヤがることはしないから。謝るから」と言いつつ、
トウコには「犯罪? あんなケンカが犯罪?」と、自分の暴力に罪という意識はゼロ。
友だちから離れたくないナオは、同じ町の別のアパートに引っ越し、スーパーのレジの仕事に就く。
1年経ち、ようやく「児童扶養手当」(月42,000円ほど)が支給されたが、今度は「就学通知書」が届き、学費の心配がのしかかる。
簿記2級の資格を取得して、経理の仕事に就き、離婚も成立した(よくハンコ押したね、ノブキさん
ミズエは、ナオから「昼間必死に働いても月13万円にしかならない」と聞いて、まだ水商売は辞められないと諦める。
39歳の梶谷由香子は自営業の夫が急死して借金が残り、長男11歳、長女小5を抱えて途方に暮れていたところをナオらに救われる。
【第4回 招かれざる客?】
木島雪乃は、妊娠と同時にカレシに逃げられ、ナオに「あなた、今幸せ?」と聞く。
ミズエは自分が出産した時、誰も一緒に祝ってくれなかったのは辛かったと言い、
ユキノの出産にみんなで立ち会うことにする。「みんな一緒に幸せになろう!」
「児童扶養手当」が削減されるというニュースが入り、他団体とも連結して署名を集める。
ナオはトウコから会の事務局長を任される。
会に妻子を探しているという男・オダがやってくる。
シングルマザーの平均年収は男性の4割に満たない。
【第5回 子供のキモチ!】
オダは「DVを受けていたのは私のほうだ」と嘘をつくがナオに見破られる。
「あの人(元夫)が同じ世界にいることと、いつか向き合わなきゃならない」
DVのフラッシュバックは深刻。ちゃんとカウンセリングでケアするべきだよね。
不況の影響でナオはせっかく安定していた職をクビになる。理由は「シングルマザーは残業が増えたらムリでしょう」
ナオは派遣に登録し、簿記1級に挑戦する。
リョウタは学校で「お前はボンビー(貧乏)だから、高校へも大学へも行けない」と言われて傷つく。
カレー屋のオヤジから「オレも最初は屋台から始めた」と諭される。やっぱ男同士のつながりも必要だね。
会員は200人を超える。元夫からの「養育費」が滞り、生活がままならない大平初音。
ハツネの夫は再婚していて、相手は妊娠していたため、元夫の給料を差し押さえる「強制執行」に踏み切る。
養育費がもらえているシングルマザーは全体の20%しかいない。「調停」の申し立ても可能。
養育費は子どもが当然受けるべき権利であり、子どもが感謝を伝えることで、父親としての意識も高まり、励みになるという。
「児童扶養手当」の受給者は約90万人。
【第6回 母と子の総決算?】
ミズエの息子・慎之介とリョウタは、家出して漁船に乗って無人島に行く(リョウタ役の子って、ちょっとパパ似で可愛い
「(父は)ママをいつも殴ってたんだ。ママのこと助けられなかった一度も」
「なんか早く大人になりてえよな。オレもまだ一度も助けてないよ、母ちゃんのこと」
子どもってなんでも自分が悪いと責めちゃうんだよね/涙
人間の本性って子どもの心の中にあるんじゃないのかな
ナオ「リョウタが生まれた時、こんな幸せはないって思った。これだけは忘れないで欲しい」
リョウタ「人間は、水と火と友だちがあれば生きられる。オレは何も諦めない」
【第7回 シンママたちの大勝負!】
オダは「私もDV加害者でした」と皆に告げる。「妻に10年間暴力していたが、ナオさんの言葉で離婚を決意した」
DV加害者のためのプログラム全52回に参加したが、妻からは「あんな男が変わるはずはない」と言われた。
ノブキの父が亡くなり、墓参りで義母と再会。ノブキは離婚の原因を言わないが、DVのことに気づいたという。
ノブキの父は仕事一辺倒で、怒鳴ったり、借金して、母を慰めてくれたのはノブキだった。
義母「(リョウタに)父の顔だけは覚えてて欲しい」と写真を渡す。
2007年、ナオらは国会に署名を提出しにいく。
ハツネ「皆さんは2枚のハンバーガーを三等分したことはありますか?」と体験談を話す。
が、結局、児童扶養手当の削減は国会を通ってしまう。
会には税金泥棒だというバッシングのFAXやカキコミが増える。
ナオ「母子家庭だけじゃなく、もっと根深い制度の問題。街頭で体験談をリレートークで話すのはどう?」と提案。
【最終回 嵐の予感!】
児童扶養手当の無期限凍結が決まった。
ノブキはリョウタの学校を訪ねるが「オレ、リョウタのことが分からなかった」
弁護士を通じて息子に面会を求めてくる。
ナオ「私はあなたと同じ人間です。人間に話すように話して下さい」
オダは元妻が再婚したことを知り、皿を割って足を切った。
「プログラムを受けても暴力は治らない」と絶望するオダに「オダさんなら出来る!」と言い聞かせるナオにも心情の変化が訪れる。
会を訪ねてきたノブキにオダは
「子どもに会いたいのなら、私たちがずっと持ってきた価値観を見つめ直さないとならないんですよ」
「長い8年。オレは何のために働いてるのか分からなかった。
お前らを憎んで、懐かしくて、オレは、さびしかった!」
社会問題を世の中に訴える、素晴らしいドラマだった。
男性の靴のシーンだけで、あんなに怖いってヒッチコックみたい。救急車の音がかぶったりとか
青山信樹役が田中さんだってことも忘れるくらい、今までで一番感動する演技だったなあ。
最初は、会社の憧れの先輩で、目が合うだけでドキドキしたのに、どうしてこんなに夫婦関係がこじれちゃったのか。
2011年時点で、シングルマザーは123万8千人いるという。