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『話を聞かない男、地図が読めない女~男脳・女脳が「謎」を解く』(主婦の友社)

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『話を聞かない男、地図が読めない女~男脳・女脳が「謎」を解く』(主婦の友社)
原題 Why Men Don't Listen and Women Can't Read Maps by Allan & Barbara Pease
アラン ピーズ, バーバラ ピーズ/著 藤井留美/訳
初版2000年(9刷) 1600円

※2000.9~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。


【内容抜粋メモ】

派遣先のコからしきりにススメられた1冊
たしかに私は地図は苦手で方向音痴だけど、町歩きの達人Nさんは地図の達人でもある

とにかく男女平等をやっと声高に叫びはじめた時代(いつでも元の木阿弥に戻れる状態)
にまた逆行させるような今回の新説

「男女の脳の配線が違う」というのは科学者の間では以前から分かっていたらしいが
私たち女性にとっては抵抗があるかも

でも読んでみると、「空間能力」が足りないというだけで
意外に女性の秘められた能力は男性より優れているのでは?

例:
「左右視界」の広さ(男性は直線を遠くまで見える)
皮膚の感覚
聴覚
コミュニケーションの高さ
2つ以上のことを同時に進められる力

などの科学的事実に驚いた


でもやっぱり統計の話
例外もあるわけで、「そうも言えるけど、逆も言える」と考えると本書のように言い切れない

男も女も大した違いはないんじゃない?
人それぞれじゃんってのが読後の正直な感想


「男が“狩猟”の考え方、女が“家を守る”ようにホルモンは仕組まれているが
 私たちが初めて仕組みから離れさせた世代」

男も女とのコミュニケーションを学び、女は男の特性を知ることで
互いに欠点・利点を認めて補い合い、理解する手助けとして読むなら面白い


「男女の“ジェンダー”は、育てられ方、社会環境で決まる」

現代の新しい概念をここで覆すのはもったいないが
本書では「後天的要素はほとんどない」と言い切る!


ほかにも

「生まれる前、男性ホルモンを浴びたか、浴びなかったかでゲイになる
 つまり、本人の選択ではなく、遺伝子の問題」

というのも興味深い


別に仕事は理系、文系同じだけいくらでも選択肢があるわけだから
空間能力がなくても人生は困らなそーだ


その他

男は一度に1つのことしか出来ない

「脳梁」の接続は女のほうがよい

「月経前症候群(PMS)」について ほか




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