『しぐさで心理を読む方法』（ＫＡＷＡＤＥ夢新書）

■『しぐさで心理を読む方法』（ＫＡＷＡＤＥ夢新書）
山辺徹／著　初版1999年　667円

※2002.5～のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト２」カテゴリーに追加しました。

（ボディランゲージの参考になって興味深い　2016


【内容抜粋メモ】

以前読んだ『マンウォッチング』ほかが参考文献になっている

『小学館ライブラリー１４　マンウォッチング（下）』（小学館）


●キーワードは「自己親密性」
心が満たされない時（緊張時など）無意識に自分の体に触り、仮の親密性を求める＝母親のボディタッチの再生

例：
指輪を触る
髪を触る
物をいじる


＜その他の例＞

【ボディランゲージ】

鼻を指の腹でこする：拒絶、イライラ
鼻を指の背でこする：ウソ、誤魔化し

腕を高い位置で組む：威嚇、優越信号
腕を低い位置で組む：防御、拒否

唇を舐める：強い興味の現れ

舌打ち：侮辱、威嚇、自分に対する自罰傾向が強いマゾｏｒ相手を人扱いしないサド



【距離間隔】

公衆距離：３６０～７５０ｃｍ以上　抗議
社会距離：１２０～３６０ｃｍ　仕事または儀礼
個体距離：４５～１２０ｃｍ　友人
密接距離：０～４５ｃｍ　夫婦、恋人



【顔の見せ方】

顔右半分を見せる：自己主張が強い（力強い、論理的）
顔左半分を見せる：人に好印象を与えたい（優しい表情）
真正面を見せる：自信の現れ



【話し方】

初対面で馴れ馴れしい話し方：
せっかち、相手の気持ちを考えない、ワガママ、本当の友人が少ない、寂しがり屋

相手の体を触りながら話す：
世話好きの名士に多い　他人の話を聞くより、自分の苦労話が好き　情にもろい　憎めない人

知らない人にも平気で声をかける：
目立ちたがり、営業マンタイプ、地味なアフターケアは苦手、ブランドに身を包んでいてもローンに追われている？



【笑い方】

大口：豪放磊落、オープンを演出　実は気が弱い？
口を閉じる：警戒心が強い　臆病　周りに気を遣う　計算

ワッハッハ：自信過剰気味　リーダータイプ　親分肌
クスクス：八方美人　無責任　明暗激しい　幼さを演出
ハハハ：小さな幸せを喜べる
クックックッ：猜疑心が強い　感情を殺して相手の反応をうかがう　自分しか信じない



【歩き方】

堂々：意外に孤独　自己顕示欲
せかせか：協調性がない
うつむいて足を引きずる：不満の現れ
速度が調節できる：好奇心がある



【地域性】

関東は英国人気質：
忍耐強く、見た目を気にする気取り屋　ルールを守る　例：列に並ぶ　など

関西はイタリア人気質：
せっかち　オープン　陽気　公共ルールを気にしない
「集団主義」身内、仕事仲間とは親密　他人に冷たい



【セルフ・ハンディキャップ】
試験の前日にマンガを読む＝失敗の不安を他の原因を用意することで逃げ道を作り、プライドを守る