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アンコール上映決定ということで、前回観れなかった作品を観に行ってきたv
日曜15時~だったけれども、今回も高齢者層が多く、30人くらいかな
空席が目立つのは残念だけれども、ゆったり観れるのは有り難い
こないだのUPLINKくらいが丁度いいかもしれないけど、
映画内容のスケールがデカいから、そんなに近くでは観たくないし

一番後ろの通路側でちょうどよかったv

まず、エレベーター4Fに上がったら、そこに森雅之さん


「溝口健二&増村保造映画祭」12.23~1.26が上映されるとのことで、こちらも気になる

そして、前回とまたちょっと違った角川関連の展示がされていて、上映前にひと通りざっと見た




スケキヨさまもまだまだ元気に鎮座していらっしゃいました

10前入場で、もぎりの際に今回は、全員に当時のチラシがもらえたv
(写真は後日入れます
鑑賞マナーの後に予告編もなしですぐに上映
■『里見八犬伝』(1983)@角川シネマ新宿(ネタバレ注意
原作:鎌田敏夫 製作:角川春樹 監督:深作欣二 脚本:鎌田敏夫、深作欣二(136分)
出演:
薬師丸ひろ子:静姫
真田広之 犬江新兵衛
千葉真一:犬山道節
寺田農:犬村大角
志穂美悦子:犬坂毛野
京本政樹:犬塚信乃
大葉健二:犬飼現八
福原拓也:犬川荘助
苅谷俊介:犬田小文吾
目黒祐樹:蟇田素藤
夏木マリ:玉梓
萩原流行:妖之介
浜田明:悪四郎
ヨネヤマママコ:船虫
汐路章:幻人
岡田奈々:浜路
太田資正:成田三樹夫
太田正春:高柳良一
声の出演: 松坂慶子 伏姫の声
主題歌:
♪八剣士のテーマ (White Light)/ジョン・オバニオン
♪里見八犬伝
(あらすじは割愛)
さすが深作監督
名作って、何年経っても、何回観ても感動するものなんだなあ!

しかも、また大型スクリーンで堪能出来る日が来るなんてねえ
当時、新しい試みと謳っていた「SFX」も、今観ると円谷的に味わい深い
映画に感動して、原作も読んだから、なおさら、映像におさまりきらなかった
それぞれの長く孤独な宿命も思い出すと、途中何度も泣いてしまってヤバかった


オバニオンさんのエンディング曲も延々と耳に残る

外国人の歌を邦画に使うのも、あまりなかったような気もするし
そして、角川秘蔵っ子アイドル、ひろ子ちゃんと真田さんのラヴシーン

改めて観たら顔のアップでほとんどイメージ映像なんだけど
当時の自分にしてはけっこーな衝撃だった思いが甦る
なんといっても見所は見事な「殺陣」
アクションスターの千葉さんを筆頭に、真田さん、八剣士の中では紅一点の志穂美悦子さんなどは
キレッキレの動きで、ワイヤーアクションなどいらないほど軽やか

八剣士の宿命の中でもとくに好きなのは、萩原流行さんと志穂美悦子さんの2人の出会い
今作を観て、初めて流行さんを知って、魅力にハマった

なんとも中世的でなまめかしく、ヘビ

天涯孤独を貫いてきた毛野と、死によってしか結ばれない運命が悲しすぎる
毛野が壁に右へ左へと苦しむシーン
その壁には、なんとクリムトの「接吻」が描かれていたことに気づいた!
「誰からも愛されず、誰も愛さず」
そんな1つ1つのシーンと、セリフが頭の中に残っていて反復しながら観ていた
当時買ったパンフレットには、撮影の苦労話も載っていて、
ラストの馬

広い荒原を見事な笑顔で駆ける姿は爽快

観た角川のパンフレットは全部買って、残していたけれども
引越し

買取すらなく「引き取り」になってショック大だったけど

今回も店頭でパンフレットの販売もあったけど、私はコレクターではないから買わなかった
その他にも、若さを取り戻すために血の風呂に入る夏木マリさんの妖艶なヌードシーン、
ヨネヤマママコさんが顔を裂いて、怪虫に変身するシーン、
若い娘の柔肌を剥ぐ幻人の「それが幻人の幻人たる所以」てセリフは
当時、一緒に観に行った親友との間でしばらく流行ったよね?爆
もう言い出したらキリがない
冒頭から『乱』でも始まるんじゃないかって勢いのオドロオドロしさ満載だし、
八剣士が揃っていく過程、ダンジョンのような要塞に入り、
1人ずつ倒れていくシーンにいちいち涙して、
『インディジョーンズ』ばりの巨岩がゴロゴロ転がってきたり
最後の最後には、成田三樹夫さん


はぁ・・・観に行ってよかった
