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『くまのアーネストおじさん びょうきになったアーネスト』(ブックローン出版)

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『くまのアーネストおじさん びょうきになったアーネスト』(ブックローン出版)
ガブリエル・バンサン/作・絵 もりひさし/訳

「作家別」カテゴリーに追加しました。


“バンサンは、このシリーズで愛の深さ、他人に尽くす喜び、
 気取らない素朴な生活などを表現したかったという。”


今作でも「シメオン」という名のペンギンの人形が気になるw



▼あらすじ(ネタバレ注意

朝起きて来ないアーネストの様子を見に行くセレスティーヌ
「気分がよくないんだ お医者さんを呼んできてくれないか?」

走って呼びに行くセレスティーヌ
そんな彼女に「どうしたの?」と呼びかけてくれる近所の人も優しい
まだ医師を呼びに行く時代なのね

お医者さんから「せんじ薬を飲んで、しばらく寝てなきゃダメだ」と言われる
「それから看護婦さんを頼まなくちゃ」と言われて

「いらないわ 世話をするのわたしだもん
 わたしが病気のとき、アーネストが世話してくれたじゃない?」

セレスティーヌは、薬を用意するが、苦い薬がいやなアーネスト
ほんとに嫌そうで可笑しいww








退屈だというアーネストに
「わかるわ まってて」

セレスティーヌは、あれやこれやでアーネストを笑わせる
笑いは病気も治してくれるかもね








その後はすぐに看護婦さんにもどって、
しばらくしてお医者さんから起きてもよいと許可がおり、
思わずはしゃぐアーネストに

「もうすこしベッドにいてね、いいコだから」って

「病気のあとは、しっかり食べさせなくちゃ」と料理もする!

すっかり良くなって、お礼を言うアーネストに

「でも、コップ3コ、お皿6枚、大皿を割っちゃったの」

「構わないよ、セレスティーヌ 最初のお出かけで、一緒に食器を買おう!」




いつのまにセレスティーヌは編み物や料理までできるようになったの/驚
いったいいくつになったのかな?
まだ学校には行っていないみたいだし

子どもみたいなアーネストを、いろんな方法で大笑いさせちゃうシーンは可笑しくもあり、
いつでも自由で、愛情たっぷりな2人の関係に感動して泣いてしまう

お皿を割っても、すぐフォローしてくれるアーネストのさり気ない優しさも心温まる
アーネストの包容力は無限大

というより、もともと愛情には限りなどないんだ

フシギなのは、ナイトキャップって何のためにかぶるの???




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