■『くまのアーネストおじさん アントワーヌからのてがみ』(ブックローン出版)
ガブリエル・バンサン/さく もりひさし/訳
※「作家別」カテゴリーに追加しました。
“バンサンは、このシリーズで愛の深さ、他人に尽くす喜び、
気取らない素朴な生活などを表現したかったという。”
ここで初めて人間が出てきて、一緒にいる世界なんだって知った/驚
もしかしたら、たくさんの子どもたちからのファンレターに対するバンサンの粋なはからいかもしれない
しかも歩いて行ける距離にいるって夢がある
これを読んだ子どもたちは、さらに2人を身近に感じて、
自分もアーネストの庭に遊びに行きたいって思うだろうなあ!
アーネストが心底子どもが大好きなんだと改めて分かる
けれども、両親に会うのは、そんなにイヤなのね
堅苦しい挨拶やら、大人のルールが性に合わないのかな
バンサンによる人間の子どもの描写にも注目
子どもは、素直な気持ちが、ちょっとした顔の表情や、仕草に出るからなおさら
バンサンのデッサン力、子どもへの愛情が伝わる
アーネストが子どもを見ているとろけそうな顔なんて
観ているこっちまでハッピーになる
すっかり子どもたちが大好きになると、今度は「毎晩会いに行こうかな」ってw
それを聞いて、嫉妬で思わず泣いてしまうセレスティーヌも
どんなにアーネストを愛しているかがよく分かる
“私も小さい時こんな風だったの、アーネスト?”
ってセリフには、のちのちの展開の伏線を感じる
『ふたりで しゃしんを くまのアーネストおじさん』では
小さい頃の写真がないことにもひっかかっていたしね
見返しには、いろんな表情のセレスティーヌが描かれているのも可愛い
▼あらすじ(ネタバレ注意
アントワーヌという少年からセレスティーヌ宛に手紙が来た
絵本会社に来たもう3通目で、アーネストはまだ返事を出していないため
アーネストに内緒で、セレスティーヌが返事を出す
“わたしは エクトリトルどおり13ばんちにすんでます”
やっと返事がきたんだ、と喜ぶアントワーヌ
“すいようびの3じにあいにいきます。”
このアンサンブルが似合うかな?
アーネストに友だちを家に呼んだことを打ち明けると
家の中が散らかってるなどの理由をつけたりして
“ぼくには、あの子のお母さんなんてお迎えできないよ
好きなようにしなさい 僕は会わないからね”
(怒るシーンでは、いつも指をさす仕草をしているね
アントワーヌが1人で遊びに来たことにホッとするアーネスト
庭の花をいっぱい摘んで帰ると、
今度は姉のクロエが会いたいと手紙をくれる
クロエも花をいっぱい摘んでいき、また返事をくれた
“頂いたお花 うちじゅうに飾りました。
お礼にパパとママがお2人を招待しますって。”
アーネストは途方に暮れてしまう
“やっぱり招待されてしまった
この僕が人前に出て行くなんて、
しかも こんな格好で!”
姉の手紙を見ていた弟のバプティストは“僕だって行きたいよ!”
パパとママから迎えに行っておいでと言われて来たというバプティスト
セレスティーヌは、そのウソをすぐに見破ってしまう
“わかってたわ あなたも来たかったのね”
“うん、来たかったの”
家に行くと、赤ちゃんのセシールにも会う
“私も小さい時こんな風だったの、アーネスト?”
家に帰る2人 “ああ、なんとか うまくいった”
“僕、毎晩、あの子たちの世話をしに行こうかな?
あれ、泣いてるのかい、セレスティーヌ?”
“ね、アーネスト アーネストが一番好きなのは、いつも私よね?”
追。
「くまのアーネストおじさん」がアニメ映画化されていると初めて知った/驚
映画から入った人の感想を読んだら、「原作を見てみたら、絵の雰囲気が全然違う」と驚いていた
▼trailer
trailerを観ると、まったく世界観が違う!
まず、クマとネズミは敵対関係だし、セレスティーヌは施設にいるようだし
どの入り口から入るかって、けっこう重要なポイントかもしれないなあ
私は断然、原作のほうが素晴らしいと思う
ガブリエル・バンサン/さく もりひさし/訳
※「作家別」カテゴリーに追加しました。
“バンサンは、このシリーズで愛の深さ、他人に尽くす喜び、
気取らない素朴な生活などを表現したかったという。”
ここで初めて人間が出てきて、一緒にいる世界なんだって知った/驚
もしかしたら、たくさんの子どもたちからのファンレターに対するバンサンの粋なはからいかもしれない
しかも歩いて行ける距離にいるって夢がある
これを読んだ子どもたちは、さらに2人を身近に感じて、
自分もアーネストの庭に遊びに行きたいって思うだろうなあ!
アーネストが心底子どもが大好きなんだと改めて分かる
けれども、両親に会うのは、そんなにイヤなのね
堅苦しい挨拶やら、大人のルールが性に合わないのかな
バンサンによる人間の子どもの描写にも注目
子どもは、素直な気持ちが、ちょっとした顔の表情や、仕草に出るからなおさら
バンサンのデッサン力、子どもへの愛情が伝わる
アーネストが子どもを見ているとろけそうな顔なんて
観ているこっちまでハッピーになる
すっかり子どもたちが大好きになると、今度は「毎晩会いに行こうかな」ってw
それを聞いて、嫉妬で思わず泣いてしまうセレスティーヌも
どんなにアーネストを愛しているかがよく分かる
“私も小さい時こんな風だったの、アーネスト?”
ってセリフには、のちのちの展開の伏線を感じる
『ふたりで しゃしんを くまのアーネストおじさん』では
小さい頃の写真がないことにもひっかかっていたしね
見返しには、いろんな表情のセレスティーヌが描かれているのも可愛い
▼あらすじ(ネタバレ注意
アントワーヌという少年からセレスティーヌ宛に手紙が来た
絵本会社に来たもう3通目で、アーネストはまだ返事を出していないため
アーネストに内緒で、セレスティーヌが返事を出す
“わたしは エクトリトルどおり13ばんちにすんでます”
やっと返事がきたんだ、と喜ぶアントワーヌ
“すいようびの3じにあいにいきます。”
このアンサンブルが似合うかな?
アーネストに友だちを家に呼んだことを打ち明けると
家の中が散らかってるなどの理由をつけたりして
“ぼくには、あの子のお母さんなんてお迎えできないよ
好きなようにしなさい 僕は会わないからね”
(怒るシーンでは、いつも指をさす仕草をしているね
アントワーヌが1人で遊びに来たことにホッとするアーネスト
庭の花をいっぱい摘んで帰ると、
今度は姉のクロエが会いたいと手紙をくれる
クロエも花をいっぱい摘んでいき、また返事をくれた
“頂いたお花 うちじゅうに飾りました。
お礼にパパとママがお2人を招待しますって。”
アーネストは途方に暮れてしまう
“やっぱり招待されてしまった
この僕が人前に出て行くなんて、
しかも こんな格好で!”
姉の手紙を見ていた弟のバプティストは“僕だって行きたいよ!”
パパとママから迎えに行っておいでと言われて来たというバプティスト
セレスティーヌは、そのウソをすぐに見破ってしまう
“わかってたわ あなたも来たかったのね”
“うん、来たかったの”
家に行くと、赤ちゃんのセシールにも会う
“私も小さい時こんな風だったの、アーネスト?”
家に帰る2人 “ああ、なんとか うまくいった”
“僕、毎晩、あの子たちの世話をしに行こうかな?
あれ、泣いてるのかい、セレスティーヌ?”
“ね、アーネスト アーネストが一番好きなのは、いつも私よね?”
追。
「くまのアーネストおじさん」がアニメ映画化されていると初めて知った/驚
映画から入った人の感想を読んだら、「原作を見てみたら、絵の雰囲気が全然違う」と驚いていた
▼trailer
trailerを観ると、まったく世界観が違う!
まず、クマとネズミは敵対関係だし、セレスティーヌは施設にいるようだし
どの入り口から入るかって、けっこう重要なポイントかもしれないなあ
私は断然、原作のほうが素晴らしいと思う