ウォーミングアップルームではゆづくんイメージング中
解説は、四大陸選手権初代王者、本田武史さん
●田中刑事(ショート11位)
生真面目な田中刑事くんがFSで挑戦するのはフェリーニ
「彼は音楽の理解力も優れているので、イタリア男のように
チャーミングな遊び心を盛り込むことが、彼にふさわしいと思います」
♪フェリーニメドレー 両手で顔を叩いて気合を入れる ニーノ・ロータは名曲ばかり
4回転の予定だった3サルコウはダブルに トリプルアクセル 滑らかなシットスピン
曲調がアップテンポに変わりステップシークエンス 笑顔があればもっとイイね
後半、2×2 3×2×2 3ルッツこらえた 3ループ 3フリップ
体を大きく使って見栄えする選手 悔しい表情 142.63 220.18
アナ:ユニバーシアードを終えて過密日程でしたが
本田:1週間で調整するのは難しかったとコーチも言っていました
高橋:気持ちが外に向いてなかったかな
インタビュー:
全体的にジャンプの失敗も多くて残念な結果でした
Q:世界選手権では?
もちろん今回の失敗をしっかり直して、しっかり出しきった演技をしたいので
今回を糧にして、世界選手権でやりきりたいです
●ジェイソン・ブラウン(アメリカ 22 ショート9位)
「観客の心に触れたい」
♪映画『ピアノ・レッスン』より 腰を傷めていた時に出会った映画だそう
トリプルアクセル×2 4回転は回避 トリプルアクセル いつ観ても惚れ惚れするスピン
体いっぱい使ったステップシークエンス リハビリ後、体の稼動域が広がったと話す
こんな素晴らしい表現者も4回転で評価されなきゃいけないんだもんな ダブルアクセル
3ルッツ 3×3 1アクセル スパイラル 3ループは手をついた 3×1×2 コンビネーションスピン
165.08 245.85
アナ:
この新しい時代に芸術性を高める方向でチャレンジします
4回転は練習中、何度も調整していました
本田:
練習では回転が足りない転倒が多かったので、持ち味のスケートの素晴らしさを見せようという演技
4回転がなくてもこれだけ見せられるのは素晴らしい
●ミーシャ・ジー(ウズベキスタン 25 ショート8位)
ほかの選手の振付もしながら、自分の振付もしている
足首の怪我もあり、現役生活も長くないと話しているそう
♪くるみ割り人形 バレエ要素を入れた振付 トリプルアクセル 3×1×3
3フリップ 怪我の影響で4回転は回避 スピンは左右の回転をかえる
このプログラムのためにバレエレッスンも増やしたステップシークエンス
3×3 3ルッツ 3ループ ダブルアクセル ダブルアクセル×2 音とともに盛り上げる
コンビネーションスピン速い まさにバレエを観た後のような大歓声が上がった
アナ:
ミーシャ・ジーにしか出来ないプログラムで会場を惹きつけます
そして、演技の一部として笑顔を見せずに観客に挨拶をします
高橋:舞台を演じているように役作りをしていると感じた ジャンプの安定感もある
157.56 SB更新 239.41
<最終グループ>
ネイサン・チェンは先月のアメリカ大会で4種類・計5回の4回転を跳んだ
「目標に向かって、このまま突っ走る」
宇野昌磨「攻めきって演技を終えたい」
羽生結弦「自分のやるべきことは変わらないと思っている」
高橋:フィギュアスケートは4回転だけでなく、トータルパッケージなので、完璧な戦いにしてほしい
6分間練習でも4回転の嵐
宇野くんは4回転ループ初めてのチャレンジ成功なるか?
練習後は一礼して氷にタッチしてるゆづくん 「よし」と言ってた
●ボーヤン・ジン(中国 19 ショート4位)
去年ここで4回の4回転を跳んで歴史を刻んだジン
♪映画『道』より これもニーノ・ロータさんですよ 大ちゃんがバンクーバーオリンピックで滑った曲
4回転ルッツ×3トゥーループ 4回転サルコウ 出来栄えでマイナス 4回転ループは転倒
今日はジャッジ席より少し遠いところでおどけてみせた
後半、4回転トゥーループも転倒 4回転トゥーループ×2 やっぱりオリンピック前哨戦という重圧は大きいのかな
トリプルアクセル×1×3 トリプルアクセル 3ルッツ 盛り上がる音楽でステップシークエンス
コンビネーションスピン 納得できない顔、そして苦笑 転倒するとさらに体力も使うよね
笑いながら戻ってくるところは、まだ若さの余裕を感じる 176.18 267.51
アナ:♪道 懐かしいですね
高橋:そうですね 懐かしいなと思いながら観てました 彼らしい『道』を観られてよかった
(大ちゃんの表現力には誰も叶わないよ 『道』のジャグリングや、つまづくシーンとか思い出す
●パトリック・チャン(カナダ 26 ショート5位)
振付師デヴィッド・ウィルソン「パトリックのシンプルなスケーティングの技術を強調したい」
♪A Journey/エリック・ラドフォード 去年は12点差をひっくりかえして優勝した
4回転トゥーループ×2トゥーループきれいに決まった トリプルアクセル 1つのジャンプごとに大歓声
4回転サルコウは挑戦したが転倒 まったくひきずらず美しいキャメルスピン
4回転トゥーループ転倒 トリプルアクセルは手をついてリピート 3ループ 3ルッツステップアウト
3×2×2 それでもなお集中して穏やかな滑りでステップシークエンスを魅せる
コンビネーションスピンは脚に疲れがきてたような? 厳しい顔
179.52 267.98 現1位とるあたりはスゴイ
本田:苦手だったトリプルアクセルが安定してきた分、4回転サルコウへの挑戦も出来てると思う
●ハン・ヤン(中国 20 ショート6位)
♪ロミオとジュリエット より フェンスをパンと叩いてリンクへ 今シーズン半ばにコーチを変更した
自信のあるトリプルアクセルで手をついた 4回転トゥーループも手をついた マイナス2になっちゃうのね
4回転トゥーループ×2決めた 1アクセル 3ループも崩れた 3×3 3サルコウ
3フリップ コンビネーションスピン ステップシークエンス ある程度テンポのある曲のほうが合うのでは?
残念顔 151.37 235.45
本田:だいぶプログラムを変えて滑っていたので、考えながら滑っていたぶん体力の消耗も激しかったのでは
●宇野昌磨(ショート2位)
宇野くんの演技が始まると同時にゆづくんが会場に現れたような?
♪ブエノスアイレス午前零時 ほか
気合いみなぎる眼力のポーズから スイッチが入った 4回転ループ決めた! この度胸惚れる
4回転フリップ素晴らしい ヒリヒリとした空気を作る 3ルッツ フライングキャメルスピン
次第にテンポが上がるステップシークエンス キレがある 「表現者と言われたい」
イーグルからトリプルアクセルは転倒 歌詞をつぶやきながら演技 4回転トゥーループこらえた
4回転トゥーループ×2トゥーループ ここでコンビネーション入れた 曲に自ら陶酔している感じ
トリプルアクセル転倒コンビネーションならず 3サルコウは軽々 クリムキンイーグル
激しい女性ヴォーカルに合わせてコンビネーションスピン 最後は両手で顔を覆った
挨拶は笑顔 どんな得点になるのかジャッジも難しいね 三原舞依ちゃんも応援してる
演技を観ていたゆづくん トリプルアクセルがリピートからのリダクションか
氷でつっかかる感じの選手が多い気がする 187.77 288.05は現1位
高橋:転倒してもスピードが落ちず、体力がスゴイなと感じた
●羽生結弦(ショート3位)
♪Hope & Legacy/久石譲 宇野くんと対照的に穏やかな好青年といった表情からスタート
4回転ループ素晴らしい 4回転サルコウも成功 「ワア!」と歓声が上がる
スピンも丁寧 自然を表す色の衣装 ステップシークエンス 3フリップ
すべてに出来栄え点が加点されてゆく サルコウはダブルに 4回転トゥーループ決めた!
トリプルアクセル×3トゥーループ 4回転トゥーループ×2トゥーループここで入れた
これは誰も追いつけない ハイドロブレーディング イナバウア トリプルアクセル よし!
終わる前から涙が出る みんなに感謝を与えるようなフィニッシュポーズで再び大歓声があがる
穏やかな表情 いつまでもこの感動の瞬間に浸っていたい 時間が止まって欲しいと毎回思う
今回も大量に投げ込まれるプーさんたち
アナ:この選手は我々が驚くことをやってのけます また我々の想像を1つ超えてくれました
戻りながらジャンプの数を指で数えているあたりは素が出てて可笑しいw
変更した分、リピートなどなかったか確認?
高橋:
ほんとにすごい プログラムが終わるのが早くて、それぐらい惹きこまれた
サルコウは残念だったけれども、それも忘れさせてくれるぐらい素晴らしい演技でした
この何気なく見えるプログラム変更も超人的なのね 素人には分からないけれども
アナ:これが1つ、追いかけてくる後輩たちに対する答えかもしれません
キス&クライではブライアンに一生懸命説明
206.67 今シーズン初めての200点超え!
そしてトータルは303.71 また300点超えちゃった/祝×∞
すごすぎるよ 自身4回目の300点超え
オーサーとハイタッチして、“Thank you.”と感謝
アナ:やはりこの羽生を中心に時代は動いていきます!
●ネイサン・チェン(アメリカ ショート1位)
♪ダッタン人の踊り その得点を見た最終滑走のチェンの心境たるや?!
冒頭の1分半で4本の4回転を入れる構成 4回転ルッツ×3トゥーループ 20点以上
4回転フリップ 気合いの入る曲 イーグルから4回転トゥーループ出来栄えはどうか?
4回転トゥーループ×2トゥーループ トリプルアクセル×2×2ちょい崩れた
4回転サルコウ入れた 3ルッツ トリプルアクセルは着氷が乱れた
さらにテンポが上がるステップシークエンス 若さを武器にどんどんパワフルに攻めるプログラム
コンビネーションスピン これまた大声援 首をかしげる
5回の4回転にチャレンジ 得点の行方は???
トリプルアクセル×2×2の2トゥーループはゼロ
高橋:
(最後の2人について)恐ろしさしか感じなかったですねw 言葉も出てきません
(ネイサンの強さについて)このプレッシャーかかる中で4回転5本も決める
彼の足さばきも素晴らしいといつも見ている
ショートでの6点差の中 ゆづくんは控え室で宇野くんとモニターを見ている
204.34SB更新 307.46 なんと、彼も300点超えで初優勝!
スゲー戦いだった
これはオリンピックもモーレツ楽しみ それぞれがここからどこまでさらに高みを目指して成長できるか?!
優勝ネイサン・チェン、2位羽生結弦、3位宇野昌磨 ショートって大事だねえ・・・
パトリック・チャンがゆづくんと宇野くんに握手を求めてた
ゆづくんのこの悔しい顔ったらw 宇野くんと何を話したのかな?
本田:世界選手権では、ハビエル・フェルナンデスも来ますので、どんな戦いになるのか楽しみになった
(そうだよ カナダの練習場に飾ってあるプレートにゆづくんの名前を刻まなきゃ!
高橋:もうここからオリンピックの戦いが始まってるなっていうような試合だった
本田:4回転の争いではあるけれども、やはり細かいところでの点数のとりこぼしなどが影響してきている
宇野昌磨インタビュー:
順位が決まって、演技が終わって、率直な感想は、4回転ループが跳べたのはすごく嬉しかったけれども
得意なトリプルアクセルで失敗してしまったのがすごい心残りで悔しいです
まず、今出来ることを最大限ノーミスして、やっと世界のトップと戦っていけるんだっていうのが
最近すごく分かって、すごい嬉しいんですけれども、それでもなかなか安定しないと
もっともっと上には行けないと思っているので
また、これが完成でもないので、もっともっと進化し続けられればいいかなと思います
羽生結弦:
Q:2位の気持ちは?
やっぱり♪君が代 が流せないのは非常に悔しいですし
フリーでは僅差で1位をとることが出来ましたけれども
やっぱりミスはミスなので、これからもっともっと対策を練って
自分の実力ももっと上げなきゃと痛感させられました
Q:世界選手権を前に今シーズンのプログラムをどう高めていきたい?
今出来ることはしっかりやったと思うので、サルコウの修正点をしっかり見つけて
ミスを成功、加点にしていけるように、まずはやっていきたいと思っています
高橋:
次は、オリンピックの枠取りがかかってる、フィンランドで開催される世界選手権
来年、多くの日本代表選手がこのリンクで輝けますように!
「4回転時代の申し子」17歳・チェン 4回転5本成功で羽生を打ち破る
「簡単なポジションではなかったけれど、ユヅ(羽生)の後に滑れることにワクワクしていた」
羽生、初の4回転4本も2位 とっさの判断「シミュレーションもしていなかった」
「正直、勝ちたかった」
“史上初の4連覇を果たした昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルでは、演技後半に跳んだジャンプがリンクの同じ場所に偏っていた。
大会中の予想外の体重増加でスタミナを消耗したことが要因に考えられた。今大会では体調管理を徹底。
演技の完成度を高めるため、ジャンプの場所にも意識を集中させた。”
「さらに練習を積んで、もっとうまくならないといけない」