■『今日』(福音館書店)
伊藤比呂美/訳 下田昌克/画
【訳者あとがきメモ】
ニュージーランドの子育て支援施設に行った際、壁にこの詩が貼ってあった。
英語圏には、人を慰め、励ますための、よみ人知らずの詩がいくつも流布している、その1つのようだ。
昔、私が子育てを始めた頃に、性格が生真面目で几帳面だったから、
考えつめすぎて絶対つまづくだろうと思って作り出した呪文は
「ずぼら、がさつ、ぐうたら」
この「今日」という詩とともに、おすすめします。
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『さよならのあとで』と同じく1篇の詩を1冊にしたものだが、
偶然か必然か、こちらはこれからまさに人生が始まる赤ちゃんを育てるママに向けた詩。
私には子育ての経験もないけれど、
いまだ子育てが女性の手に任されている国では、
きっと心に寄りそう1冊となるに違いない。
生活の煩雑さに疲弊して、自分を見失った時でも、
1人の尊い命を育てている大切な時間だってことを思い出させてくれる。
こうして、よみ人知らずのまま流布して、大勢を癒している詩がたくさんあることにも感動した。
それから、巻末にはペットを失った人への詩もあって、これには号泣した。
「虹の橋」
伊藤比呂美/訳 下田昌克/画
【訳者あとがきメモ】
ニュージーランドの子育て支援施設に行った際、壁にこの詩が貼ってあった。
英語圏には、人を慰め、励ますための、よみ人知らずの詩がいくつも流布している、その1つのようだ。
昔、私が子育てを始めた頃に、性格が生真面目で几帳面だったから、
考えつめすぎて絶対つまづくだろうと思って作り出した呪文は
「ずぼら、がさつ、ぐうたら」
この「今日」という詩とともに、おすすめします。
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『さよならのあとで』と同じく1篇の詩を1冊にしたものだが、
偶然か必然か、こちらはこれからまさに人生が始まる赤ちゃんを育てるママに向けた詩。
私には子育ての経験もないけれど、
いまだ子育てが女性の手に任されている国では、
きっと心に寄りそう1冊となるに違いない。
生活の煩雑さに疲弊して、自分を見失った時でも、
1人の尊い命を育てている大切な時間だってことを思い出させてくれる。
こうして、よみ人知らずのまま流布して、大勢を癒している詩がたくさんあることにも感動した。
それから、巻末にはペットを失った人への詩もあって、これには号泣した。
「虹の橋」