●「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
ツイッタの「The Big Issue Japan」のリツイートを見て知り、気になったので1冊買ってみた
【THE BIG ISSUE JAPAN306号】
特集:7年目の福島 ーー帰りますか
スペシャルインタビュー:『モアナと伝説の海』
【内容抜粋メモ】
■子どもに甲状腺がんと放射能との因果関係 文・写真/藍原寛子
2011年から実施されている「福島県民健康調査」を分析する検討会は
子どもに甲状腺がんの「多発」は認めたが、放射能との因果関係は認めていない
検討会は定期的に開かれ、患者数は下げ止まらない
調査は、病気の早期発見・治療・予防が目的
国の交付金+東電の賠償金、1000億円を超える「基金」で
子どもが成人しても30年間続ける方針
世界でも前例のない大規模かつ長期の調査
「中間とりまとめ」
地域がん登録より数十倍多い甲状腺がんが発見されたと認めつつ
チェルノブイリより被ばく線量が低く
事故当時5歳以下の患者がいないことを判断し
「放射能の影響とは考えにくい」とまとめた
患者の支援は充分とは言えない
検討会は「縮小」を提案
親の団体は「検査を維持すべき」と強く反発
県議会も応じて全会一致で採択した
甲状腺がん以外のがんの影響調査、大人の患者の調査は行われていないなど課題は多い
「甲状腺検診の維持・拡充を求める会」代表・野口時子さん
年々受診率が落ちているのが心配
中学までの学校検診が、高校・大学進学でなくなるので続けてほしい
この春、小学校入学する児童は、震災後に生まれた子どもたち
彼らも検査を受診できるよう拡充してほしい
「3.11甲状腺がん子ども基金」は53人に給付を決定
この中には、再発・転移・アイソトープ治療が必要な人もいる
﨑山代表理事:
健診で早く見つければ「転移」する前に「治療」できる
申請者には福島県外の患者さんで重症例もあった
早期発見・治療が重要
■気になる男児の比率 検討委員会・清水一雄さん 文・写真/藍原寛子
検討委員会で唯一の甲状腺臨床専門医の清水さん:
因果関係の有無を判定することは、現時点では予測できない
対象が究めて多く、基本調査の回答が3割弱
被災者が他地域に転出・就職・結婚などの変化に伴い、受診を希望しない方もいる
県は連絡する努力をしている
1巡目の検査では問題なしでも、2巡目で甲状腺がんと診断されたケースもある
チェルノブイリでは、原発事故前の男女比が、男性1:女性約2~6倍
原発後は、男性1:女性1.6~2になった
福島は、男性1:女性1.6
チェルノブイリと近づいているので、さらなる分析をとの指摘が出た
甲状腺臨床専門医が私だけという委員構成にも問題がある
また、男児が一般的な男女比より高いのが気になる
【ブログ内関連記事】
NHKアーカイブス「チェルノブイリが語ること~原発事故30年の教訓~」
『無限抱擁 チェルノブイリ・いのちの大地』(リトル・モア)
『アレクセイと泉のはなし』(アリス館)
『ナージャの村』(平凡社)
『セバスチャンおじさんから子どもたちへ 放射線からいのちを守る』
『1億3000万人の自然エネルギー』(講談社)
映画『希望の国』(2012)
※読書感想メモリスト3の[原子力発電所]も参照
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
ツイッタの「The Big Issue Japan」のリツイートを見て知り、気になったので1冊買ってみた
【THE BIG ISSUE JAPAN306号】
特集:7年目の福島 ーー帰りますか
スペシャルインタビュー:『モアナと伝説の海』
【内容抜粋メモ】
■子どもに甲状腺がんと放射能との因果関係 文・写真/藍原寛子
2011年から実施されている「福島県民健康調査」を分析する検討会は
子どもに甲状腺がんの「多発」は認めたが、放射能との因果関係は認めていない
検討会は定期的に開かれ、患者数は下げ止まらない
調査は、病気の早期発見・治療・予防が目的
国の交付金+東電の賠償金、1000億円を超える「基金」で
子どもが成人しても30年間続ける方針
世界でも前例のない大規模かつ長期の調査
「中間とりまとめ」
地域がん登録より数十倍多い甲状腺がんが発見されたと認めつつ
チェルノブイリより被ばく線量が低く
事故当時5歳以下の患者がいないことを判断し
「放射能の影響とは考えにくい」とまとめた
患者の支援は充分とは言えない
検討会は「縮小」を提案
親の団体は「検査を維持すべき」と強く反発
県議会も応じて全会一致で採択した
甲状腺がん以外のがんの影響調査、大人の患者の調査は行われていないなど課題は多い
「甲状腺検診の維持・拡充を求める会」代表・野口時子さん
年々受診率が落ちているのが心配
中学までの学校検診が、高校・大学進学でなくなるので続けてほしい
この春、小学校入学する児童は、震災後に生まれた子どもたち
彼らも検査を受診できるよう拡充してほしい
「3.11甲状腺がん子ども基金」は53人に給付を決定
この中には、再発・転移・アイソトープ治療が必要な人もいる
﨑山代表理事:
健診で早く見つければ「転移」する前に「治療」できる
申請者には福島県外の患者さんで重症例もあった
早期発見・治療が重要
■気になる男児の比率 検討委員会・清水一雄さん 文・写真/藍原寛子
検討委員会で唯一の甲状腺臨床専門医の清水さん:
因果関係の有無を判定することは、現時点では予測できない
対象が究めて多く、基本調査の回答が3割弱
被災者が他地域に転出・就職・結婚などの変化に伴い、受診を希望しない方もいる
県は連絡する努力をしている
1巡目の検査では問題なしでも、2巡目で甲状腺がんと診断されたケースもある
チェルノブイリでは、原発事故前の男女比が、男性1:女性約2~6倍
原発後は、男性1:女性1.6~2になった
福島は、男性1:女性1.6
チェルノブイリと近づいているので、さらなる分析をとの指摘が出た
甲状腺臨床専門医が私だけという委員構成にも問題がある
また、男児が一般的な男女比より高いのが気になる
【ブログ内関連記事】
NHKアーカイブス「チェルノブイリが語ること~原発事故30年の教訓~」
『無限抱擁 チェルノブイリ・いのちの大地』(リトル・モア)
『アレクセイと泉のはなし』(アリス館)
『ナージャの村』(平凡社)
『セバスチャンおじさんから子どもたちへ 放射線からいのちを守る』
『1億3000万人の自然エネルギー』(講談社)
映画『希望の国』(2012)
※読書感想メモリスト3の[原子力発電所]も参照