■『ジム・ボタンのたびだち』(長崎出版)
ミヒャエル・エンデ/原作 マティアス・ヴェーバー/絵 F・J・トリップ/原作挿絵 酒作進一/訳
※「読書感想メモリスト1」カテゴリーに追加しました。
『ジム・ボタンがやってきた』 ミヒャエル・エンデ(長崎出版)
▼あらすじ(ネタバレ注意
ジムはすくすくと育ち、ナーニおばさんはひと月ごとに
ジムの背がどれだれ伸びているか柱に書いていた
学校に通う年齢になったが、フクラム国は小さな島国で、幼稚園も学校もありません
ある日、機関士ルーカスは王さまに呼ばれました
「実を言うとだね・・・機関車のエマを処分しなければならないのだ
ジムはいずれ大人になって自分の家を欲しがるだろう
でもそんな場所はどこにもない
エマかジムか、どちらかしかない」
ルーカスは浜辺に出て、考えてから
「処分するくらいなら、エマといっしょにフクラム国から出ていこう」
エマにたっぷり油をさしていると
ルーカスが大好きなエマは、彼がしょんぼりしているのが辛くて泣き出しました
機関車の中で寝ていたジムは「どうしたの?」
事情を聞くと「それじゃ、僕も行くよ」
「ナーニおばさんがなんて言うと思う?」
「僕、手紙を書くよ」
「まだ字が書けないじゃないか」
「それなら絵で描くよ 心配はいらないって」
「エマが出て行くのは、お前がフクラム国で暮らすためなんだぞ」
「僕たち、友だちだよね ルーカス」
ジムは家で手紙を描きました
きれいなハートをいくつも描いて
おばさんのことがどんなに好きか
これで分かってくれるでしょう
真夜中に家を出て、浜辺にいるルーカスと会うジム
彼はエマに水が入らないようにして船みたいに浮かべた
この先、一体どんな冒険が待っていることでしょう
***
まだ小学生になったばかりなのに、もう家の心配をする王さまも気が早いなあ
ニーナおばさんと一緒に暮らしてもいいのでは?
でも、ルーカスの決心は早く、ジムの決意も早い/驚
これからの冒険がとっても気になるけれども、調べたら絵本ではヒットしない
しかも長崎出版は「こびとづかん」で儲けて、事業を拡大しすぎて自己破産してるし
348ページもある長編のほうは、もっとストーリーに深みがあるんだろうな
ジム・ボタンの機関車大旅行 (ジム・ボタンの冒険 (1))
でも簡潔な絵本だからこそ、ココロに直接伝わるエッセンスがある
それにしても小さい島なんだな
機関車がそもそも要らなかったのでは?
ミヒャエル・エンデ/原作 マティアス・ヴェーバー/絵 F・J・トリップ/原作挿絵 酒作進一/訳
※「読書感想メモリスト1」カテゴリーに追加しました。
『ジム・ボタンがやってきた』 ミヒャエル・エンデ(長崎出版)
▼あらすじ(ネタバレ注意
ジムはすくすくと育ち、ナーニおばさんはひと月ごとに
ジムの背がどれだれ伸びているか柱に書いていた
学校に通う年齢になったが、フクラム国は小さな島国で、幼稚園も学校もありません
ある日、機関士ルーカスは王さまに呼ばれました
「実を言うとだね・・・機関車のエマを処分しなければならないのだ
ジムはいずれ大人になって自分の家を欲しがるだろう
でもそんな場所はどこにもない
エマかジムか、どちらかしかない」
ルーカスは浜辺に出て、考えてから
「処分するくらいなら、エマといっしょにフクラム国から出ていこう」
エマにたっぷり油をさしていると
ルーカスが大好きなエマは、彼がしょんぼりしているのが辛くて泣き出しました
機関車の中で寝ていたジムは「どうしたの?」
事情を聞くと「それじゃ、僕も行くよ」
「ナーニおばさんがなんて言うと思う?」
「僕、手紙を書くよ」
「まだ字が書けないじゃないか」
「それなら絵で描くよ 心配はいらないって」
「エマが出て行くのは、お前がフクラム国で暮らすためなんだぞ」
「僕たち、友だちだよね ルーカス」
ジムは家で手紙を描きました
きれいなハートをいくつも描いて
おばさんのことがどんなに好きか
これで分かってくれるでしょう
真夜中に家を出て、浜辺にいるルーカスと会うジム
彼はエマに水が入らないようにして船みたいに浮かべた
この先、一体どんな冒険が待っていることでしょう
***
まだ小学生になったばかりなのに、もう家の心配をする王さまも気が早いなあ
ニーナおばさんと一緒に暮らしてもいいのでは?
でも、ルーカスの決心は早く、ジムの決意も早い/驚
これからの冒険がとっても気になるけれども、調べたら絵本ではヒットしない
しかも長崎出版は「こびとづかん」で儲けて、事業を拡大しすぎて自己破産してるし
348ページもある長編のほうは、もっとストーリーに深みがあるんだろうな
ジム・ボタンの機関車大旅行 (ジム・ボタンの冒険 (1))
でも簡潔な絵本だからこそ、ココロに直接伝わるエッセンスがある
それにしても小さい島なんだな
機関車がそもそも要らなかったのでは?