■『遠くをみたい 星の贈りもの』(パロル舎)
寮美千子/詩 東逸子/絵
※「読書感想メモリスト1」カテゴリーに追加しました。
寮美千子:
1955年生まれ
91~97年に、衛星放送ラジオ局「セント・ギガ」に約400篇の詩を提供
92年、ACCの助成を受けてアメリカを訪問
NASA、先住民居留地を取材
同年、野辺山電波天文台10周年記念絵本『ほしがうたっている』を制作
2003年、国際天文学連合より小惑星8304が「Ryomichico」と命名される
▼あらすじ(ネタバレ注意
バラの木に なぜバラの花が咲くのか
ふしぎに思わない子どもはいても
宇宙の果てを思わない子は きっといない
なぜか知らないけど 人はそんな生き物
たかだか百年の命しかない
小さな体の中に 太陽系の広がりを宿す
一番近い銀河でさえ 十六万光年の彼方
(十六万年前 人類はまだ 石器時代)
一番遠くに見える銀河は 百二十八億光年の彼方
(百二十八億年前 宇宙はまだ 生まれたばかり)
人の心には翼がある
心は光よりも速く
宇宙の果てへと かけていく
光は語る
(星が生まれてから 死ぬまでの物語を)
闇も語る
(星が死んでから 生まれるまでの物語を)
宇宙は ふるさと
この地上に暮らす すべての命の
そのわたしたちが 殺しあいをしている
ほんとうはみんな 星から生まれたきょうだいなのに
翼をもった心が
超えられないはずがないのに
国境を 民族を 肌の色を 憎しみを
億年の星のめぐりをへて
いまここに わたしがいる
それを思えば
わたしは わたしがいとしい
わたしは あなたがいとしくなる
まるで わたし自身のように
地球は かがやく命の星の海
美しい夢を見よう 美しい未来を
世界がもっと やさしい場所になるように
***
“2004年11月、西はりま天文台に国内最大の口径2mの望遠鏡「なゆた」が完成
一般に開放され、誰もが宇宙の果てを覗くことができるようになりました。”
寮美千子さんの経歴が興味深すぎる/驚
小惑星に名前まで付けられるってスゴイな
今作は天文台とのコラボかなにか?
東さんの描く宇宙もステキ
絵本だとせっかくの壮大な1枚の絵が、真ん中で折れてしまうのが残念なんだけど
寮美千子/詩 東逸子/絵
※「読書感想メモリスト1」カテゴリーに追加しました。
寮美千子:
1955年生まれ
91~97年に、衛星放送ラジオ局「セント・ギガ」に約400篇の詩を提供
92年、ACCの助成を受けてアメリカを訪問
NASA、先住民居留地を取材
同年、野辺山電波天文台10周年記念絵本『ほしがうたっている』を制作
2003年、国際天文学連合より小惑星8304が「Ryomichico」と命名される
▼あらすじ(ネタバレ注意
バラの木に なぜバラの花が咲くのか
ふしぎに思わない子どもはいても
宇宙の果てを思わない子は きっといない
なぜか知らないけど 人はそんな生き物
たかだか百年の命しかない
小さな体の中に 太陽系の広がりを宿す
一番近い銀河でさえ 十六万光年の彼方
(十六万年前 人類はまだ 石器時代)
一番遠くに見える銀河は 百二十八億光年の彼方
(百二十八億年前 宇宙はまだ 生まれたばかり)
人の心には翼がある
心は光よりも速く
宇宙の果てへと かけていく
光は語る
(星が生まれてから 死ぬまでの物語を)
闇も語る
(星が死んでから 生まれるまでの物語を)
宇宙は ふるさと
この地上に暮らす すべての命の
そのわたしたちが 殺しあいをしている
ほんとうはみんな 星から生まれたきょうだいなのに
翼をもった心が
超えられないはずがないのに
国境を 民族を 肌の色を 憎しみを
億年の星のめぐりをへて
いまここに わたしがいる
それを思えば
わたしは わたしがいとしい
わたしは あなたがいとしくなる
まるで わたし自身のように
地球は かがやく命の星の海
美しい夢を見よう 美しい未来を
世界がもっと やさしい場所になるように
***
“2004年11月、西はりま天文台に国内最大の口径2mの望遠鏡「なゆた」が完成
一般に開放され、誰もが宇宙の果てを覗くことができるようになりました。”
寮美千子さんの経歴が興味深すぎる/驚
小惑星に名前まで付けられるってスゴイな
今作は天文台とのコラボかなにか?
東さんの描く宇宙もステキ
絵本だとせっかくの壮大な1枚の絵が、真ん中で折れてしまうのが残念なんだけど