■大河ドラマ「おんな城主 直虎」第11回~15回
第1回~5回
第6回~10回
第11回
カツマサによって瀬名らは「人質交換劇」で救われ、岡崎に行くことに
次郎とも、母とも敵味方になることになるのか
幼い頃「今川の仇をうつ」と言っていた瀬名に礼を言う
「今度こそ今川を手に入れなさい」
佐名はその後、モトヤスの謀反のせいで自害に追い込まれ、娘と二度と会えなかった
寿桂尼は「事は起こる前に握り潰すのです」と氏真に言う
モトヤスから次郎にお礼、直親には鷹狩りの誘い文が届く
直親:今川の巻き添えになるのはまっぴら 松平の波は広がる と、政次に相談
政次も同じ意見だが2つの条件を出す 「間者のため口外せず、一切の情報を与えること」
ナオチカは鷹狩りに向かう
モトヤスと名乗る男の手には深い刀傷の別の男 誰!?
ナオチカ:今川の手から逃れられれば、次郎の還俗も叶うから、マサツグが結婚すればよい
マ:すべての次郎さんのお好きに これまで我慢してきた分
(子どもの頃のように3人が井戸で笑い合う姿はイイね
またお礼の品が届く 「我らは今川にはかられたのかもしれぬ!」
寿桂尼「井伊が松平と内通しているのでは」と問い詰められるマサツグ
刀傷の男がナオチカ直筆の文を持ってきたと言う
寿桂尼:目付けでありながら加担していたのでは? 答えを選ばれよ
マサ:私は今川さまの目付けにございます
父に言われた言葉「お前は必ずわしと同じ道をたどる」という言葉を思い出すマサツグ
松平に味方についてもらうため、和尚に岡崎に行ってもらう 次郎も供する
今川から「ナオチカに申し開きに来い」としらせが来る
岡崎城
「今、ここから今川に兵を出す余裕はない」と断られる
瀬名に「井伊の人質になって欲しい」と必死に頼む
「すぐ仕度をする」という瀬名だが、次郎は追い出される
「井伊に置き去りにされれば、私は母に誓った今川に仇を討てませぬ」
今川の兵が来た 迎え撃つという直平だが止めるナオチカ
直平:わしはもうこれ以上見送るのはごめんじゃあ!
ナオチカ:
私は、マサツグは井伊を守ったと思いたい
トラマツはご初代さまの生まれ変わり きっと井伊を甦らせる
生きておれば必ず好機はある
駿府に行く前に次郎に会うナオチカ
次郎:我が男子に生まれればよかったのじゃ!
ナ:
それは困る おとわがおなごでないのは、俺のたった1つの美しい思い出がなくなってしまう
経を歌ってはくれぬか
次郎:あれは死者のもの 断る
ナ:戻ったら一緒になってくれ
次郎:心得た 待っておるからな、亀 どんな卑怯な手を使っても戻ってくるのじゃ!
わずかな供を連れてナオチカは駿府へ向かう途中、兵に囲まれる
第12回
兵に斬られるナオチカ「井伊はどっちだ・・・?」
水ごりをするおとわのもとに来るナオチカ
直平:これではなぶり殺しではないか もとよりそのつもりなら切腹を言いつければいいものを!
冬に水ごりをして倒れる次郎
母:ナオチカ! 手を離しなされ、とわを連れて行くでない!
和尚はナオチカの遺体を見つける 「井伊に帰ろう!」
次郎は三日三晩生死を彷徨い目覚め、ナオチカの遺体を見る
しの:触るでない 私の夫じゃ 皆そなたのせいではないか!
次郎:しの殿のおっしゃる通りじゃ
葬儀中 井戸で弔いの経を歌う
今川からは「虎松を殺せ」と文が来る
新野左馬助が「わしが駿府に行き、腹を斬ると言えば許してくれるであろう」と行くが
氏真:そなたの老いた首などなんの役にも立たぬ わしの欲しい首をとってこい
マサツグは松平を陥れる策も授け、一向一揆が起こり、今川の幸いとなる
次郎は「自分が関わると災厄が起こる」と言い、村の者も助けない
和尚は虎松を守るのと引き換えに「欲しいのはモトヤスの首だ」と言われて
直平が戦に出るから届け物をしてほしいと頼む
直平:
仮にもしもがあっても、それはもはや天命じゃ
どこかの誰かのせいではない 仏さまのお決めになったことじゃ
そなたと一緒に酒が飲みたかった そなたが男子であればと思ったこともあったが、おなごでよかった
そなたとは「逆縁」にならずとも済みそうじゃ
次郎:
私は何ゆえかように生まれついたのでしょうか
男子でもなく、戦にも行かず、愛し子もなさぬ 無用の長物
直平は松平を攻め、その陣中で不審な死を遂げる
新野左馬助と中野直由も討ち死に
マサツグが戻り、千賀と会う「今川に捕らわれ出られずにおりました」
新たに3人の目付け(近藤康用、鈴木重時、菅沼忠久)を連れてくる
しかも氏真の命で、マサツグが家督・虎松の後見人になると言う(顔が変わっちゃったね
千賀は「和尚に後見になってほしい」と頼むと
和尚:
次郎を後見にしては? 次郎は家督を継ぐ者の名じゃ
あの子は追い詰められば、川に飛び込んででも活路をひらく子だった
あれはおなごでこそあれ、次郎の器じゃと思わぬか?
マサツグは次郎にも再会し、同じ言い訳をする
次郎:
みんな死んでしまったがマサツグだけ助かったのは何ゆえじゃ? どうやって助かった?
裏切るつもりだったのか、それとも裏切らざるを得なかったのか?
マサツグ:
恨むならナオチカを恨め 下手をうったのはあいつだ
何度も同じことを繰り返し、井伊は終わるべくして終わったのだ
次郎:われには災厄をもたらす力はある われに何が出来るというのじゃ!
子坊主:竜宮小僧では?
和尚:己を責めても死んだ者は帰らぬ だが、己の中に偲ぶことで生かすことが出来る
次郎:亀にこの身を捧げる 亀の魂を宿し、亀となって生きていく
和尚:それがお主の答えなのじゃな
夫婦約束の時の赤い着物を母からもらう
次郎:ナオチカは「戻ったら一緒になろう」と言ったのは、かような意味だったのかもしれません
和尚は後見人に井伊直虎を推挙する(短い黒髪で赤い着物がかっけー
「われが井伊直虎である これより井伊はわが治める所となる」
十九首という地名はナオチカらが殺害された場所ではないかと言われる
第13回
亡直由嫡男・中野直之:おなごに何が出来るのです!
和尚:おなごの領主もないわけでもないしのう(そーなの? 面白いね
しのの兄・奥山六左衛門は和尚を推す
和尚:元服せず後見するだけ
但馬守:どれほどの覚悟がおありか
直虎:われは先代の遺志を継ぐ 皆が日々を安んで暮らせる国にしたい
但馬守:家老として誠心誠意お仕えいたします
和尚が「仮名目録」(先代が作った国を治める掟)を渡す
年貢、商いの取り決め、訴訟の仕組みなどがまとめられている
しのと虎松、なつとイノスケは新野屋敷に身を寄せていた
しのは但馬も次郎もイヤだと言う
但馬:井伊の内情を知れば根を上げるでしょうw
近藤康用、鈴木重時(ナオチカの母は姉、妻は奥山の親戚)、菅沼忠久
この「井伊の三人衆」は、その後大きく影響を与える
(関係が複雑に絡み合いすぎるんだよね、昔って 敵味方が混在してて
瀬戸村の百姓ジンベエが挨拶に来て女と知り驚く 「揉め事があり来てほしい」と頼む
ジンベエ:
瀬戸村は荒れ放題 桶狭間などに駆り出されて男手がなくなり耕しきれない
でも年貢はとられるから「銭主」から借りている 二重の支払いで土地を捨てていく者も多い
年貢の代わりに「徳政令」(銭主に借金を帳消しにする命令)をお願いします!
井伊家にも戦のたびに商人から借りていた借金取りの紙が大量に来る
貸しているのは全部、瀬戸方久という男
(昔からあくどい金貸しはいるのねえ・・・てムロさんじゃんww
小さい頃に会ったことを思い出す
あの時のご褒美で湖畔の魚を安く譲ってもらい、山間の村々に売り、
潰れかけの茶屋で安く茶を出していると、どこで戦が起きるという話が入り、
戦場で食べ物やクスリを売り、終わったら刀剣や鎧を拾い、次の合戦で売ったら蔵が建つほどになった
「私は銭に鼻のきく犬 ワンではなくカンと鳴きまする カン! カン! カン!」
(あくどいなあ! てか芝居が一気に福田さんワールドになっちゃったけど大丈夫?w
「瀬戸村の借金をなしにして欲しい」と早速頼む次郎
方久:
井伊の借金を今すぐ返してもらえたらいいですよ
井伊のお屋敷と村の2つ、3つ頂けますれば
徳政令を出せば井伊家は潰れてしまうのでございます
屋敷のニオイを嗅いで「カン♪」てw
計算してみたら30年かけても払いきれない大きな借金があるのに
翌日から他の村も「徳政令を出してほしい」と集まってくる
次郎:徳政を出せば井伊も潰れてしまう故、今は、ムリなのじゃ
どよめく農民らに悩む次郎
「我らはこの(農民の)手に支えられておるのじゃ 捨ておいてはならぬの」
直接、方久に相談に行って粘る次郎
方久:
では、土地を利用して商いでも始めてみては?
米を多く作れる工夫をし、米より高く売れる作物を作るとか
次郎:
私は今まで力がないのは悔しいことだと思っていました
でも力を持つのは、実はとても怖いことなのだと
和尚:
結果が良ければ正解とされ、そうでなければ間違いとされ
上手くいくかどうかは誰も請け負うてはくれぬ(それが政治だね
「自灯明」は人の上に立つ者の喜びであり、辛さでもある
会議に方久を呼ぶ
次郎:
徳政を出せない故、方久を家臣に加え、村を方久の所領とする
方久には年貢が入り、借金を猶予 猶予が明けるまで百姓は年貢のみ払えばいいことになる
村に新しい商いを興し、百姓たちがおのずと返済できるよう方久が面倒をみることになる
そもそも井伊のご初代さまは拾われ子ではないか
ただならぬ者は身分に関わらずとりたてる家風に叶うのでは?
(とんちの一休さんみたいな素晴らしいアイデア!
中野直之は激怒して去る
瀬戸村・祝田(ほうだ)村は、しのや奥山らにも関わるため、奥山六左衛門も去る
但馬も去る
ムロさんと2人っきりになっちゃったねw
方久:
慣れております 人並みにも扱われなかったおらがここにこうしているのは銭の力だで
銭さえ持っていれば人は頭を下げる 銭周りがよければ人は寄ってくる
銭は千基の武者にも値する 銭は力じゃ(アメリカン?
そこに瀬戸村と祝田(ほうだ)村の百姓が今川に徳政令を直訴したとしらせが入る
新城市は「井伊の3人衆」の1人鈴木重時が育った地
鈴木氏が築いた柿本城/菩提寺
なんだか荒々しい庭園だねえ お人柄?
第14回
方久:
要するにこれは民の訴えを隠れ蓑とした小野さまの乗っ取りなのでは?
但馬はすかさず、しのらの屋敷に行き「私に任せれば、必ず村はお返しします」
但馬は今川が徳政令を発布するという下知(げち 命令)をもってくると
方久:私がもらっては風当たりが強いと思い、龍潭寺に“寄進”してしまいました
次郎:「仮名目録」によると、寺領に関しては「守護不入」とあったはず
(但馬との知恵比べだな
但馬:今川のお沙汰をはねつけるのですか?
次郎:奇しくも発布できかねるのじゃ
中野らはまた猛反対
次郎:
方久に土地を預けるのはこれからの井伊のためじゃ
今の井伊には金も人もない なんとかするには裸一貫から成り上がった方久の者のような才覚が新しいやり方が要るのじゃ!
次郎の言葉に心を動かされる奥山
但馬は蜂前神社のネギに文を出す
ネギは村人に「そなたらは方久に売られたのじゃ」と説明し激怒する村人
農民は方久の屋敷を破壊し、連れ去られるムロさん
次郎が百姓と話そうと瀬戸村・祝田村に行くと誰もいない
「逃散」という抗議行動(ストライキみたいな感じ?
蜂前神社に行くと、もう筆と紙が用意してある
そこにカワイイ亀さんが来たよ(お仕事ご苦労さまです
仕事の邪魔をするニャンコのように紙の上に乗って動かない
ナオチカの言葉を思い出す「我も違うと思う」
瀬戸村に戻ると田植えを待つばかりの稲の苗がある
次郎:
これ以上、苗が大きくなると植えられなくなる
それは百姓にとって悔やんでも悔やみきれないこと
夜中に僧侶らとともに苗を植え始める それを見に来る農民
次郎:
お主らの稲が育たねば、我らも困るから勝手に入らせてもらった
我とネギとどちらを信じる?
方久は銭のためなら何でもする 無碍にはしないと信じておる
「清風払明月 明月払清風」 風と月は諍うのではなく、一体である
我も皆とそうありたいと思う
農民も田植えに加わる ジンベエは泣いてお礼を言う 奥山も手伝う
ネギ:捉えたのは村の心ですか やっかいですぞ ああいう手合いは
但馬:知っておる 昔から
村の望みを聞くと「字の読み書きを教えてほしい」と言われる
(識字率は、自立にとても大切なこと それに“学ぶ”ことは本来楽しいものなんだ
忘れられてるムロさんw
しの、あやめらには千賀の領地をあげるから許してほしいと言うと
しの:祝田でなければ意味がない 返して頂かないかぎり虎松の後見とは認めません
(これは完全に嫉妬だな なんと執念深い・・・
寿桂尼:直虎を駿府に申し開きに来させよ
さすがに但馬の脳裏にナオチカ暗殺がよぎる
第15回
和尚:向こうの影の大将もおなごだからのぅ・・・
「三年荒野」(他の荒野を耕した者のものとし、実りが出て3年間は年貢を取らない)
という名案を方久が直虎に言うが聞いてないw
但馬:駿府に行かずに済むには、私を後見にすることです
申し開きに行くというと、お供するという但馬(これも愛だな
そして、しのに「今川も直虎さまの後見を望んでいないのです しの様が直虎の後見を望んでいないと一筆欲しい」と頼む
その様子をうかがうなつ
次郎:腕の立つ者を揃えれば、何かあった時マサツグを人質にとれるのでは?
和尚:
もうダメじゃと思ったら「マサツグに後見を譲る」といって帰るのじゃ
何事も命あっての物だねじゃ
中野:後見を降りろ 供の物を犬死にせさるおつもりか?!
2人は完全に仲たがいして、供は龍潭寺の腕利きの僧がつくことに
(僧侶が武士も兼ねてるなんて世も末だねえ・・・
悩むマサツグ
中野だってイジワルなだけじゃなくて心配してる
和尚:ヒマそうじゃのう ちょいと手伝うてくれんか
村人に字を教える中野
ジンベエに直虎が駿府から呼び出されたことを話すと、慌てて助けに行くと言う村人
「直虎さまはおなごだ お守りしなけりゃ男じゃねえ!」
和尚:ここにいても直虎をお守りできるとすればどうじゃ
なつは和尚に相談する
なつ:
マサツグが子もないのに後見になろうとしているのは、井伊を守る盾になろうとしているのではないかと
和尚:
わしはマサツグではないから分からん
だが仮に本意だとしても認めないだろうの 本意を読まれれば、もう盾にはなれぬから
とりあえず宿まではたどり着く直虎
だが、今度は可愛い亀さんの代わりにヘビが来た
但馬は心配で、また「後見をやめる気はないか?」と言っているところへ攻められる
助けたのは中野 いいとこあるじゃん
立場上、助けられない但馬 周りに迷惑をかけている責任を感じる直虎
直虎:
虎松の後見はマサツグに任せる 直虎は引くことにしたと駿府に伝えてくれ
かように恐ろしいのはもうたくさんじゃ
そして中野に秘かに頼む「これはそなたにしか出来ぬことじゃ」
中野が書状を改めて持ってくる なんと、男の身なりをした直虎!!
直虎:
こたびはおゲチに逆らわず、必ずや申し開きに参ろうと
道中、危険な目に遭い、但馬を隠れ蓑に使い、何者かを欺きましてございます
寄進の事情を説明するが、「ゲチに従え」と引かない寿桂尼
直虎:
私に徳政を行えということは、私こそそれにふさわしき者
後見と認めていることになりますが?
ここでしのの文を出す但馬
寿桂尼:生母が望まぬ後見とは火種となるのは目に見えておる
今度は井伊から長い文 農民の名前が連ねてある(泣ける
「瀬戸村、祝田村の一同、直虎さまの後見を伏して願いたくたてまつりまする」
和尚:
かつて義元公は、己の力量をもって国を治むとのたまわれり
比ぶべきもない小さき力量なれど、直虎にもそれをお許し願いたきそうろう
それが井伊の民が望むことである故、その旨お伝えいたしたく
(最終的に事を決めるのは、権力者の強欲でなく、1人1人の力だってことだ
寿桂尼:直虎、もしそなたに井伊を任せれば、そなたはいかにして民を治める?
直虎:
潤すことで 国というのは、まず民が潤わねばなりませぬ
民が潤えば、井伊が潤います
井伊が潤えば、それは今川の潤いとなっていくと私は考えております
寿桂尼:
井伊直虎 そなたに後見を許す 今後は己の力量をもって井伊を潤すがよい
ただし次はない もう二度と生きて申し開きが出来ると思わぬことじゃ
また正門から出て来られた直虎 文を届けたのは奥山
直虎の帰還を走って迎える村人たち
死者と酒を飲む和尚「いつも井伊をお守りくださりありがたい」
なつは小野に戻る
氏真:面白くないのう、但馬よ
早くに夫を亡くし、幼い息子を支えた寿桂尼は後に「女戦国大名」と称された
湯治場・油山では家族との時間を過ごした
晩年は今川館を離れ、龍雲寺に暮らす
今川氏の栄枯盛衰とともに生きた寿桂尼は、新たな時代を切り拓いた女性だった
直虎の言う「ウム」て、どうしても『勇者ヨシヒコ』のムロさん演じるメレブを思い出して仕方ないんだ
第1回~5回
第6回~10回
第11回
カツマサによって瀬名らは「人質交換劇」で救われ、岡崎に行くことに
次郎とも、母とも敵味方になることになるのか
幼い頃「今川の仇をうつ」と言っていた瀬名に礼を言う
「今度こそ今川を手に入れなさい」
佐名はその後、モトヤスの謀反のせいで自害に追い込まれ、娘と二度と会えなかった
寿桂尼は「事は起こる前に握り潰すのです」と氏真に言う
モトヤスから次郎にお礼、直親には鷹狩りの誘い文が届く
直親:今川の巻き添えになるのはまっぴら 松平の波は広がる と、政次に相談
政次も同じ意見だが2つの条件を出す 「間者のため口外せず、一切の情報を与えること」
ナオチカは鷹狩りに向かう
モトヤスと名乗る男の手には深い刀傷の別の男 誰!?
ナオチカ:今川の手から逃れられれば、次郎の還俗も叶うから、マサツグが結婚すればよい
マ:すべての次郎さんのお好きに これまで我慢してきた分
(子どもの頃のように3人が井戸で笑い合う姿はイイね
またお礼の品が届く 「我らは今川にはかられたのかもしれぬ!」
寿桂尼「井伊が松平と内通しているのでは」と問い詰められるマサツグ
刀傷の男がナオチカ直筆の文を持ってきたと言う
寿桂尼:目付けでありながら加担していたのでは? 答えを選ばれよ
マサ:私は今川さまの目付けにございます
父に言われた言葉「お前は必ずわしと同じ道をたどる」という言葉を思い出すマサツグ
松平に味方についてもらうため、和尚に岡崎に行ってもらう 次郎も供する
今川から「ナオチカに申し開きに来い」としらせが来る
岡崎城
「今、ここから今川に兵を出す余裕はない」と断られる
瀬名に「井伊の人質になって欲しい」と必死に頼む
「すぐ仕度をする」という瀬名だが、次郎は追い出される
「井伊に置き去りにされれば、私は母に誓った今川に仇を討てませぬ」
今川の兵が来た 迎え撃つという直平だが止めるナオチカ
直平:わしはもうこれ以上見送るのはごめんじゃあ!
ナオチカ:
私は、マサツグは井伊を守ったと思いたい
トラマツはご初代さまの生まれ変わり きっと井伊を甦らせる
生きておれば必ず好機はある
駿府に行く前に次郎に会うナオチカ
次郎:我が男子に生まれればよかったのじゃ!
ナ:
それは困る おとわがおなごでないのは、俺のたった1つの美しい思い出がなくなってしまう
経を歌ってはくれぬか
次郎:あれは死者のもの 断る
ナ:戻ったら一緒になってくれ
次郎:心得た 待っておるからな、亀 どんな卑怯な手を使っても戻ってくるのじゃ!
わずかな供を連れてナオチカは駿府へ向かう途中、兵に囲まれる
第12回
兵に斬られるナオチカ「井伊はどっちだ・・・?」
水ごりをするおとわのもとに来るナオチカ
直平:これではなぶり殺しではないか もとよりそのつもりなら切腹を言いつければいいものを!
冬に水ごりをして倒れる次郎
母:ナオチカ! 手を離しなされ、とわを連れて行くでない!
和尚はナオチカの遺体を見つける 「井伊に帰ろう!」
次郎は三日三晩生死を彷徨い目覚め、ナオチカの遺体を見る
しの:触るでない 私の夫じゃ 皆そなたのせいではないか!
次郎:しの殿のおっしゃる通りじゃ
葬儀中 井戸で弔いの経を歌う
今川からは「虎松を殺せ」と文が来る
新野左馬助が「わしが駿府に行き、腹を斬ると言えば許してくれるであろう」と行くが
氏真:そなたの老いた首などなんの役にも立たぬ わしの欲しい首をとってこい
マサツグは松平を陥れる策も授け、一向一揆が起こり、今川の幸いとなる
次郎は「自分が関わると災厄が起こる」と言い、村の者も助けない
和尚は虎松を守るのと引き換えに「欲しいのはモトヤスの首だ」と言われて
直平が戦に出るから届け物をしてほしいと頼む
直平:
仮にもしもがあっても、それはもはや天命じゃ
どこかの誰かのせいではない 仏さまのお決めになったことじゃ
そなたと一緒に酒が飲みたかった そなたが男子であればと思ったこともあったが、おなごでよかった
そなたとは「逆縁」にならずとも済みそうじゃ
次郎:
私は何ゆえかように生まれついたのでしょうか
男子でもなく、戦にも行かず、愛し子もなさぬ 無用の長物
直平は松平を攻め、その陣中で不審な死を遂げる
新野左馬助と中野直由も討ち死に
マサツグが戻り、千賀と会う「今川に捕らわれ出られずにおりました」
新たに3人の目付け(近藤康用、鈴木重時、菅沼忠久)を連れてくる
しかも氏真の命で、マサツグが家督・虎松の後見人になると言う(顔が変わっちゃったね
千賀は「和尚に後見になってほしい」と頼むと
和尚:
次郎を後見にしては? 次郎は家督を継ぐ者の名じゃ
あの子は追い詰められば、川に飛び込んででも活路をひらく子だった
あれはおなごでこそあれ、次郎の器じゃと思わぬか?
マサツグは次郎にも再会し、同じ言い訳をする
次郎:
みんな死んでしまったがマサツグだけ助かったのは何ゆえじゃ? どうやって助かった?
裏切るつもりだったのか、それとも裏切らざるを得なかったのか?
マサツグ:
恨むならナオチカを恨め 下手をうったのはあいつだ
何度も同じことを繰り返し、井伊は終わるべくして終わったのだ
次郎:われには災厄をもたらす力はある われに何が出来るというのじゃ!
子坊主:竜宮小僧では?
和尚:己を責めても死んだ者は帰らぬ だが、己の中に偲ぶことで生かすことが出来る
次郎:亀にこの身を捧げる 亀の魂を宿し、亀となって生きていく
和尚:それがお主の答えなのじゃな
夫婦約束の時の赤い着物を母からもらう
次郎:ナオチカは「戻ったら一緒になろう」と言ったのは、かような意味だったのかもしれません
和尚は後見人に井伊直虎を推挙する(短い黒髪で赤い着物がかっけー
「われが井伊直虎である これより井伊はわが治める所となる」
十九首という地名はナオチカらが殺害された場所ではないかと言われる
第13回
亡直由嫡男・中野直之:おなごに何が出来るのです!
和尚:おなごの領主もないわけでもないしのう(そーなの? 面白いね
しのの兄・奥山六左衛門は和尚を推す
和尚:元服せず後見するだけ
但馬守:どれほどの覚悟がおありか
直虎:われは先代の遺志を継ぐ 皆が日々を安んで暮らせる国にしたい
但馬守:家老として誠心誠意お仕えいたします
和尚が「仮名目録」(先代が作った国を治める掟)を渡す
年貢、商いの取り決め、訴訟の仕組みなどがまとめられている
しのと虎松、なつとイノスケは新野屋敷に身を寄せていた
しのは但馬も次郎もイヤだと言う
但馬:井伊の内情を知れば根を上げるでしょうw
近藤康用、鈴木重時(ナオチカの母は姉、妻は奥山の親戚)、菅沼忠久
この「井伊の三人衆」は、その後大きく影響を与える
(関係が複雑に絡み合いすぎるんだよね、昔って 敵味方が混在してて
瀬戸村の百姓ジンベエが挨拶に来て女と知り驚く 「揉め事があり来てほしい」と頼む
ジンベエ:
瀬戸村は荒れ放題 桶狭間などに駆り出されて男手がなくなり耕しきれない
でも年貢はとられるから「銭主」から借りている 二重の支払いで土地を捨てていく者も多い
年貢の代わりに「徳政令」(銭主に借金を帳消しにする命令)をお願いします!
井伊家にも戦のたびに商人から借りていた借金取りの紙が大量に来る
貸しているのは全部、瀬戸方久という男
(昔からあくどい金貸しはいるのねえ・・・てムロさんじゃんww
小さい頃に会ったことを思い出す
あの時のご褒美で湖畔の魚を安く譲ってもらい、山間の村々に売り、
潰れかけの茶屋で安く茶を出していると、どこで戦が起きるという話が入り、
戦場で食べ物やクスリを売り、終わったら刀剣や鎧を拾い、次の合戦で売ったら蔵が建つほどになった
「私は銭に鼻のきく犬 ワンではなくカンと鳴きまする カン! カン! カン!」
(あくどいなあ! てか芝居が一気に福田さんワールドになっちゃったけど大丈夫?w
「瀬戸村の借金をなしにして欲しい」と早速頼む次郎
方久:
井伊の借金を今すぐ返してもらえたらいいですよ
井伊のお屋敷と村の2つ、3つ頂けますれば
徳政令を出せば井伊家は潰れてしまうのでございます
屋敷のニオイを嗅いで「カン♪」てw
計算してみたら30年かけても払いきれない大きな借金があるのに
翌日から他の村も「徳政令を出してほしい」と集まってくる
次郎:徳政を出せば井伊も潰れてしまう故、今は、ムリなのじゃ
どよめく農民らに悩む次郎
「我らはこの(農民の)手に支えられておるのじゃ 捨ておいてはならぬの」
直接、方久に相談に行って粘る次郎
方久:
では、土地を利用して商いでも始めてみては?
米を多く作れる工夫をし、米より高く売れる作物を作るとか
次郎:
私は今まで力がないのは悔しいことだと思っていました
でも力を持つのは、実はとても怖いことなのだと
和尚:
結果が良ければ正解とされ、そうでなければ間違いとされ
上手くいくかどうかは誰も請け負うてはくれぬ(それが政治だね
「自灯明」は人の上に立つ者の喜びであり、辛さでもある
会議に方久を呼ぶ
次郎:
徳政を出せない故、方久を家臣に加え、村を方久の所領とする
方久には年貢が入り、借金を猶予 猶予が明けるまで百姓は年貢のみ払えばいいことになる
村に新しい商いを興し、百姓たちがおのずと返済できるよう方久が面倒をみることになる
そもそも井伊のご初代さまは拾われ子ではないか
ただならぬ者は身分に関わらずとりたてる家風に叶うのでは?
(とんちの一休さんみたいな素晴らしいアイデア!
中野直之は激怒して去る
瀬戸村・祝田(ほうだ)村は、しのや奥山らにも関わるため、奥山六左衛門も去る
但馬も去る
ムロさんと2人っきりになっちゃったねw
方久:
慣れております 人並みにも扱われなかったおらがここにこうしているのは銭の力だで
銭さえ持っていれば人は頭を下げる 銭周りがよければ人は寄ってくる
銭は千基の武者にも値する 銭は力じゃ(アメリカン?
そこに瀬戸村と祝田(ほうだ)村の百姓が今川に徳政令を直訴したとしらせが入る
新城市は「井伊の3人衆」の1人鈴木重時が育った地
鈴木氏が築いた柿本城/菩提寺
なんだか荒々しい庭園だねえ お人柄?
第14回
方久:
要するにこれは民の訴えを隠れ蓑とした小野さまの乗っ取りなのでは?
但馬はすかさず、しのらの屋敷に行き「私に任せれば、必ず村はお返しします」
但馬は今川が徳政令を発布するという下知(げち 命令)をもってくると
方久:私がもらっては風当たりが強いと思い、龍潭寺に“寄進”してしまいました
次郎:「仮名目録」によると、寺領に関しては「守護不入」とあったはず
(但馬との知恵比べだな
但馬:今川のお沙汰をはねつけるのですか?
次郎:奇しくも発布できかねるのじゃ
中野らはまた猛反対
次郎:
方久に土地を預けるのはこれからの井伊のためじゃ
今の井伊には金も人もない なんとかするには裸一貫から成り上がった方久の者のような才覚が新しいやり方が要るのじゃ!
次郎の言葉に心を動かされる奥山
但馬は蜂前神社のネギに文を出す
ネギは村人に「そなたらは方久に売られたのじゃ」と説明し激怒する村人
農民は方久の屋敷を破壊し、連れ去られるムロさん
次郎が百姓と話そうと瀬戸村・祝田村に行くと誰もいない
「逃散」という抗議行動(ストライキみたいな感じ?
蜂前神社に行くと、もう筆と紙が用意してある
そこにカワイイ亀さんが来たよ(お仕事ご苦労さまです
仕事の邪魔をするニャンコのように紙の上に乗って動かない
ナオチカの言葉を思い出す「我も違うと思う」
瀬戸村に戻ると田植えを待つばかりの稲の苗がある
次郎:
これ以上、苗が大きくなると植えられなくなる
それは百姓にとって悔やんでも悔やみきれないこと
夜中に僧侶らとともに苗を植え始める それを見に来る農民
次郎:
お主らの稲が育たねば、我らも困るから勝手に入らせてもらった
我とネギとどちらを信じる?
方久は銭のためなら何でもする 無碍にはしないと信じておる
「清風払明月 明月払清風」 風と月は諍うのではなく、一体である
我も皆とそうありたいと思う
農民も田植えに加わる ジンベエは泣いてお礼を言う 奥山も手伝う
ネギ:捉えたのは村の心ですか やっかいですぞ ああいう手合いは
但馬:知っておる 昔から
村の望みを聞くと「字の読み書きを教えてほしい」と言われる
(識字率は、自立にとても大切なこと それに“学ぶ”ことは本来楽しいものなんだ
忘れられてるムロさんw
しの、あやめらには千賀の領地をあげるから許してほしいと言うと
しの:祝田でなければ意味がない 返して頂かないかぎり虎松の後見とは認めません
(これは完全に嫉妬だな なんと執念深い・・・
寿桂尼:直虎を駿府に申し開きに来させよ
さすがに但馬の脳裏にナオチカ暗殺がよぎる
第15回
和尚:向こうの影の大将もおなごだからのぅ・・・
「三年荒野」(他の荒野を耕した者のものとし、実りが出て3年間は年貢を取らない)
という名案を方久が直虎に言うが聞いてないw
但馬:駿府に行かずに済むには、私を後見にすることです
申し開きに行くというと、お供するという但馬(これも愛だな
そして、しのに「今川も直虎さまの後見を望んでいないのです しの様が直虎の後見を望んでいないと一筆欲しい」と頼む
その様子をうかがうなつ
次郎:腕の立つ者を揃えれば、何かあった時マサツグを人質にとれるのでは?
和尚:
もうダメじゃと思ったら「マサツグに後見を譲る」といって帰るのじゃ
何事も命あっての物だねじゃ
中野:後見を降りろ 供の物を犬死にせさるおつもりか?!
2人は完全に仲たがいして、供は龍潭寺の腕利きの僧がつくことに
(僧侶が武士も兼ねてるなんて世も末だねえ・・・
悩むマサツグ
中野だってイジワルなだけじゃなくて心配してる
和尚:ヒマそうじゃのう ちょいと手伝うてくれんか
村人に字を教える中野
ジンベエに直虎が駿府から呼び出されたことを話すと、慌てて助けに行くと言う村人
「直虎さまはおなごだ お守りしなけりゃ男じゃねえ!」
和尚:ここにいても直虎をお守りできるとすればどうじゃ
なつは和尚に相談する
なつ:
マサツグが子もないのに後見になろうとしているのは、井伊を守る盾になろうとしているのではないかと
和尚:
わしはマサツグではないから分からん
だが仮に本意だとしても認めないだろうの 本意を読まれれば、もう盾にはなれぬから
とりあえず宿まではたどり着く直虎
だが、今度は可愛い亀さんの代わりにヘビが来た
但馬は心配で、また「後見をやめる気はないか?」と言っているところへ攻められる
助けたのは中野 いいとこあるじゃん
立場上、助けられない但馬 周りに迷惑をかけている責任を感じる直虎
直虎:
虎松の後見はマサツグに任せる 直虎は引くことにしたと駿府に伝えてくれ
かように恐ろしいのはもうたくさんじゃ
そして中野に秘かに頼む「これはそなたにしか出来ぬことじゃ」
中野が書状を改めて持ってくる なんと、男の身なりをした直虎!!
直虎:
こたびはおゲチに逆らわず、必ずや申し開きに参ろうと
道中、危険な目に遭い、但馬を隠れ蓑に使い、何者かを欺きましてございます
寄進の事情を説明するが、「ゲチに従え」と引かない寿桂尼
直虎:
私に徳政を行えということは、私こそそれにふさわしき者
後見と認めていることになりますが?
ここでしのの文を出す但馬
寿桂尼:生母が望まぬ後見とは火種となるのは目に見えておる
今度は井伊から長い文 農民の名前が連ねてある(泣ける
「瀬戸村、祝田村の一同、直虎さまの後見を伏して願いたくたてまつりまする」
和尚:
かつて義元公は、己の力量をもって国を治むとのたまわれり
比ぶべきもない小さき力量なれど、直虎にもそれをお許し願いたきそうろう
それが井伊の民が望むことである故、その旨お伝えいたしたく
(最終的に事を決めるのは、権力者の強欲でなく、1人1人の力だってことだ
寿桂尼:直虎、もしそなたに井伊を任せれば、そなたはいかにして民を治める?
直虎:
潤すことで 国というのは、まず民が潤わねばなりませぬ
民が潤えば、井伊が潤います
井伊が潤えば、それは今川の潤いとなっていくと私は考えております
寿桂尼:
井伊直虎 そなたに後見を許す 今後は己の力量をもって井伊を潤すがよい
ただし次はない もう二度と生きて申し開きが出来ると思わぬことじゃ
また正門から出て来られた直虎 文を届けたのは奥山
直虎の帰還を走って迎える村人たち
死者と酒を飲む和尚「いつも井伊をお守りくださりありがたい」
なつは小野に戻る
氏真:面白くないのう、但馬よ
早くに夫を亡くし、幼い息子を支えた寿桂尼は後に「女戦国大名」と称された
湯治場・油山では家族との時間を過ごした
晩年は今川館を離れ、龍雲寺に暮らす
今川氏の栄枯盛衰とともに生きた寿桂尼は、新たな時代を切り拓いた女性だった
直虎の言う「ウム」て、どうしても『勇者ヨシヒコ』のムロさん演じるメレブを思い出して仕方ないんだ