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こうすれば充実!親の介護@あさイチ

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こうすれば充実!親の介護@あさイチ

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●介護にコミュニケーションロボット
19種類もの様々なタイプのロボットがあり、各施設で試験的に利用されている

 

 

 



●スマホで利用者の動きが検知できるシステム
 

 

スタッフがカメラ映像をチェックしている
部屋にいる状態をプライバシーを保った状態で見られるのがポイント

 




タツエさん(仮名・89歳)
ロボットを利用するようになってから、日中、ベッドにいることがほとんどなくなった
これまでは歩行器で歩いていたが、今度は杖で練習したい、と自発的に活動するように変わった

スタッフ:私たちの代わりにロボットが先に声をかけてくれると

タツエさん:
やらなきゃいかんと思う
ラッキーちゃんと名前をつけています
ラッキーちゃんに言ってもらうほうが嬉しい





●コミュニティスペースにも変化の工夫


これまではお茶を飲むだけだったが、本や新聞などを置いたら、
引きこもりがちな方も共有スペースで過ごす時間が増えた

 


スタッフ:
「今日、行く所がある」「今日、することがある」「今日、会う人がいる」ということが、生活の中でいかに大事か
ささやかだけれども、そういう機会を作って、サポートしていきたい



●ネコ型ロボットも活躍


体のあちこちにセンサーがあって、撫でる場所によって「ニャ~オ」「ナオ~」
「フギャーオ」「ゴロゴロ・・・」と鳴き方が違うw

 
(集まってる方はみんな女性の絵だね・・・

「職員が勧めるより、飲んでもらいやすい」
普段、とろみをつけた飲み物をなかなか飲んでくれないある利用者の方に
スタッフさんが「お茶を飲んでいる間、ネコちゃんに見守っていてもらおうか」と言うと飲んでくれる

ネコ型ロボットを利用するようになって、生活のハリ、質が上がった
(本物のにゃんこじゃダメ? 殺処分を待つだけの子たちを助けることにもつながるし



●ロボットが活動を“促す”のがポイント

専門家:
介護はお風呂に運んだりする力技だけではなく、いろいろなことが自発的に出来るようになるよう促すことが大事
スタッフは24時間見ていることは出来ないが、ロボットなら必要な「タイミング」で言うことができる

自宅での介護だと、家族が疲れている時は声音が変わってしまうこともあるが、
ロボットだと「~しなさい」などのマイナスの声かけはしない
同じ動作の促しでも、いろんなバリエーションの言葉がプログラムされている

ヤナギー:
僕の看取りはロボットになっちゃうのかなとも思った
僕は人にみてもらったほうがイイなw
でも、子どもより第三者のほうがイイという気もした

専門家:
ロボットにすべて頼るのではなく、あくまでヒトが関与して、人それぞれに合わせて利用する



●ケアマネージャーとの関係


2人のケアマネで出来事への対応が全然違った 50代女性Aさんの例

Aさんの父(80代)は3度の入院で体の機能が衰え、3年前から介護が始まり、最初は母が面倒をみていた
要介護3の認定を受けた段階でケアマネをつけた

1人目はやや受け身で、プランは母と話し合って決めた 介護は主に自宅
Aさんは、週1度訪ねて様子をみていた

自宅の生活を支援
・福祉用品のレンタル
・看護師やヘルパーの訪問

1年後、母の介護疲れが激しくなり、ケアマネが「デイサービス」の利用を提案したが

父:なんで知らない年寄りばかりの所に行かなきゃいけないんだ

母:私が一生懸命やっているのにダメってことですか?

ケアマネ:では、利用したくなったら言ってください

「デイサービス」の利用はしないままになり、1年後、母が病に倒れて長期入院となった

Aさんが自宅で父を介護することになり、住まいが離れているため、ケアマネも変えた
2人目も「デイサービス」の利用を薦めたが、やはり父は乗り気ではない

すると「このままですと歩けなくなりますよ」と説得
「今は施設もいろいろありますよ」とパンフレットを見せて



お風呂好きな父は、入浴サービスの充実したパンフレットに興味を示し
「お試しできますから1回行ってみましょうよ」と誘うと
「じゃあ、1回行ってみようかな」と言った

Aさん:
「デイサービス」に通って1ヶ月後、生活にリズムができてイキイキしてきた
お友だち、知り合いができて、だんだん居心地がよくなったようで
1回、2回と行くうちに自分の居場所ができた感じ


ゲスト:
家族がみんな朝が弱いので「デイサービス」はちょっと・・・と思っていたら
「午後からのもある」とか「足腰を鍛える施設もある」と薦めてくれたのがよかった


16年間ケアマネをしている牧野さん:
積極的な人がいいかと言うと一概に言えない
圧迫感を感じて、言いたいことが言えないという人もいる

相性が合わなかったら変更はできる
「選択の権利」は利用者にあるが、
あまり次々と変えてしまうと介護プランが定まらず、悪化してしまうこともありうる

意思疎通が大事

どうしたいかを具体的に伝えること
本人が好きなこと、得意なことを教えてくれると、
それをもとに勧めることができる



●介護をいやがる親が意外と多い 50代女性Bさんの例
90代の義母が1年前に転倒し、右肩を脱臼して入院
退院後、急に弱り、頻繁に転倒するようになったので
リハビリになる「デイサービス」を薦めたが乗り気じゃない



そこで、義母の大切にしている「皆勤賞」のことを思い出し
「デイサービス」に通うともらえる「皆勤賞」は、
もらった時すぐ見せてくれて、仏壇に飾って大事にしています

義母もすごく自信になったようで、本当に嬉しそうに
「大人になってこんなに達成感があるのは初めて」と言っていた

高齢になると“施設は老人ホーム”という印象があり、
入ったらもう出られないみたいなイメージがある

 

旅行好きな義母に「また一緒に旅行するために、もう少し足腰を鍛えよう」と誘ったら快諾してくれた
「目的」ではなく「ツール」として考える



●オーダーメイドの介護 ミチさん(仮名 94歳)の例

ショートステイを週5日利用して、座ってお茶を飲みながら話したりしている

もっと良い介護はないか?

専門家と施設のスタッフと一緒にミチさんの自宅に行って、普段の様子を見てみたら
施設で見るより砂利道も杖をついて歩けるし、家の中では杖を使わず、つたい歩きをしている
畳の上ではスムーズに動作できることをスタッフも初めて見て驚いた



スタッフ:
こういう状況で生活していることは施設では分からなかった
デイサービスではイスでの生活がメインなので、正座などの動きはまったくしない
デイサービスに来て、逆に今出来ている機能を落としているんじゃないかと思った

ミチさんの普段の楽しみは?
本来出歩くのが大好きで、近所の旧友を訪ねるのが楽しみ

希望を聞いてみると、「シルバーカー」で休みながらドラッグストアまでは行けるが
スーパーにも買い物に行きたい
理由は、デイサービスのみんなにアメなどふるまうため、自分で選んで買いたいから

 

この施設のスタッフは、食事も家族のように一緒に食べるなど工夫をしてきた


ミーティングでミチさんの自宅での様子を話し合い
スタッフが付き添って、施設の外も歩くことにして
ゆくゆくはスーパーまで一人で行けるよう少しずつ歩こうという目標をたてた

 


「一人ひとりに合った仕事をしたい、と思っている職員はいっぱいいます」



●よりよい介護のために、施設側に伝えるべき項目
 

専門家:
現状維持より、どう日常を暮らしたいか
日常がどうなのかは、身近で見ている家族が一番よく知っている
「これ以上良くならない」と思わないで、遠慮なく伝えてほしい

「自己開示」とコミュニケーションが大切



[FAX]



専門家:
あくまで、その人に合った形で、ヒトが関わりながらロボットを利用することが大事



専門家:
ロボットがどういう高さの音、スピードの音を出すかも検討中



専門家:
ケアマネと相談する時、まず紙に書くのもいい
(本人が今の時点で何が出来て、何に不自由しているか どういう暮らしをしたいかなど
自身や家族の考えをまとめる意味と、受け取る側も大勢で共有できるため



アナ:地域包括センターに問い合わせてみてください



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