■ドラマ『法月綸太郎 一の悲劇』(2016)
原作:法月綸太郎「一の悲劇」(祥伝社文庫)
脚本:関えり香
法月綸太郎:長谷川博己 (法月貞雄の息子・推理作家)
法月貞雄:奥田瑛二 (警視・綸太郎の父)
小笠原花代:渡辺えり (法月家・家政婦)
山倉史朗:伊原剛志 (不動産企業常務。連れ去られるべき子どもの父)
山倉和美:富田靖子 (山倉の妻)
門脇了壱:中尾彬(不動産企業「門脇リゾート&ホテルズ」社長)
富沢茂:須田琉雅(連れ去られた子ども)
富沢路子:矢田亜希子 (茂の母)
富沢耕一:神尾佑(茂の父)
三浦靖史:波岡一喜(和美の義弟)
久能晴路:モロ師岡(警部)
竹内:半海一晃(警部補)
ほか
長谷川博己さん出演作ということで観た
えっと・・・原作者がそのままドラマに出てきちゃってるの???
人間関係も複雑、親子関係も複雑で、途中で見失った気がする・・・
長谷川さんに負けないフェロモンを出してる奥田瑛二さんと伊原剛志さん
ストーリーが分かるにつれて、伊原剛志さんがずっと困り顔なのも納得
シリアスな内容に、渡辺えりさんの相変わらずな面白さが加わって飽きない
警官に負けないほどの長ゼリフだったねw
綸太郎を越えるミステリー好きなのか、途中、途中にたくさんの名作の名ゼリフ、モノマネを混ぜてくる/爆
実は、観る前から真犯人がうっすら分かった
だって、富田靖子さんが出てるんだもの
※「長谷川博己さん出演作まとめ」に追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
11月8日 土曜 午前3:30
世田谷の河川敷で子どもが心肺停止状態で見つかったという警察の連絡で警察が駆けつける
父・コウイチ、母・ミチコも同行すると、長男シゲルの死亡が確認された
目黒小学生誘拐殺人事件の捜査会議が開かれる
山倉は、門脇氏一代で築いた大会社の娘婿として出世した
本当の殺害目的は山倉タカシで、その友人シゲルが間違えて殺されたものと推定
身代金は5000万円 犯人とは接触出来ず
怨恨の線で山倉家に聞き込みに行くと、夫はこんな時でも出勤していて、妻ミチコが対応
見知らぬ男から「誘拐した」と電話があったがタカシは風邪で寝ていた
犯人に心当たりはないという
コウイチ:本当にタカシくんと間違われたんでしょうか?
ミチコ:犯人は山倉さんよ!
犬の散歩してたカップルは不審な青いクルマを見たと言う
11月7日
門脇は史郎に
「カズミが君の帰りが遅いと言ってた
カズミはナイーヴだから以前のような状態になりはしないかと・・・」と心配する
その時、カズミから「誘拐の電話があった」と連絡が入る
ミチコが家に来ている
すぐ警察に連絡して、犯人からの電話を待つ
電話がきて「5000万円用意しろ 警察に報せたら子どもを殺す」
逆探知は間に合わない
コウイチが海外出張から帰って来る
史郎のスマホに犯人から「湾岸マリーナまで来い 10:30までに金を持ってこい」と指示が入る
史郎が危険をかえりみず「私が行く!」と出て行く
門脇:ケータイ番号を知っていたのは名刺を見たのでは?
マリーナに向かう(カメラ割りが『24』みたい
「第一ポイント到着だ 次は迎賓館前に行け
警察が尾行している 尾行を止めさせろ 盗聴器も外せ」
「外苑の電話ボックスに入れろ」と今度はスマホにメールがくる
次は公衆電話から「クルマを捨てて渋谷神社へ行け」と指示
必死に走る史郎
公衆電話から「2分以内にクルマに戻れ」と言われ、階段から転げ落ちて意識を失う史郎
金を入れたバッグはそのまま、中身はない
11月8日
1時間も気を失ってたと聞き、取り乱すミチコ
家に電話がくる 「子どもは河川敷に捨てた 全部あんたのせいだ」
自分を責める史郎
警官:
青いクルマに心当たりは?
誘拐事件は、家族の身辺に犯人がいることが多いんですよ
門脇はないと言ったが「あれは心当たりあるな とんだタヌキおやじだ」
門脇:三浦だ 奴なら誘拐もやりかねない
史郎が出て行き、警察が追う
青いクルマの停まっているアパートに入り、いきなり殴るが「知らねえよ!」
警察が止めて事情聴取に入る
三浦はフリーのテレビディレクターで、タカシの実の父親と分かる
カズミの妹・ツグミとの間の子 出産の際、ツグミは亡くなり、姉のカズミが引き取った
「子どもを返せ」と時々脅し、門脇が海外に送ったが、最近戻ってきていた
シゲルは絞殺死と判明 身代金の電話の時にすでに殺されていた
警察は三浦が犯人と決めつけて取り調べるが
「推理作家の法月綸太郎とずっと一緒だった」とアリバイを言う
綸太郎は、捜査を指揮している警視・法月貞雄の息子 ホラー好き?
家政婦・花代は、綸太郎が「5冊しか書いてない しかも新作は3年前」と言うと
綸太郎:僕は書けないんじゃなくて、書かないんです
捜査一課の久能が事情を聞くと、三浦は『ぼくらの12時間』という番組で
ミステリー作家を取り上げるため1日密着取材に来たと丁寧に話す花代
「朝8時に来て、夜8時に帰った その間どこにも行ってない」
綸太郎は、普段、家から滅多に出ない
半年前に紹介してもらった時、三浦と初めて会い スケジュールは向こうから言ってきた
貞雄:完璧過ぎるからこそ怪しい お前は奴に計画的に利用されたんだ
取材について思い返す綸太郎
三浦:
推理小説は今の時代はもう成り立たない
今後、納得させられるトリックはありますか?
綸太郎:
犯罪を犯すのは人間だ
相手を騙そうとする企みがある限り、トリックは尽きることはないんですよ
三浦:
では、どんなトリックでも暴けると?
実は、僕は今ミステリーのシナリオを書いているんですが
あなたにすぐにバレてしまいそうですねw
クイーンてにゃんこ登場
シゲルくんの葬儀に史郎も来る
犯人が葬儀に来る可能性が高いと警官が張る
綸太郎も来る
ミチコは取り乱して史郎につかみかかる
花代:相棒のウキョウと同じ 細かいことが気になる坊ちゃんは正しいのです
「事件は会議室で起こるんじゃない! 現場で起こるんだ!」とか
コナン「真実は1つ!」てモノマネまでして熱弁をふるう花代w
洗足駅に長谷川さんが! ミチコとすれ違う
綸太郎が三浦の家に行くと警官も来てる
ドアから血が出ていて、三浦が玄関でタバコをくわえたまま脇腹を刺されて死んでいる
死後1時間 顔見知りの犯行と推定
金属バットが残され、ベランダが開いてるが密室殺人と分かる
綸太郎は雑誌を見て、自分がアリバイに利用されたことが分かる
10年前に賞をとった時の写真が載っている 佳作だった三浦もいる
綸太郎の本もあり、警察官の父だということも知っていた
ツグミのポスターも貼ってある カズミとそっくり
パソコンのファイルが1個ロックされてる
綸太郎:
誘拐犯は三浦だ
当時、三浦の作品は、エド・マクベインの盗作ではないかと酷評された
(黒澤明『天国と地獄』の元ネタ お抱え運転手の息子の誤認誘拐の話
はじめからシゲルくんを狙ってた 理由は僕への嫉妬だな
293パスワード「ツグミ」で開いたファイルにタカシの画像がたくさん保存されていた
子どもの顔の区別は分かっていたということ
綸太郎:カズミさんに話を聞いてみては?
警官はカズミを訪ねる
カズミ:
夫が“絶対、三浦が何か知っているはずだから会ってこい”と言われたので行きました
三浦とはタカシのことでモメたが、もう4年も前のこと
綸太郎がストラップについて聞くと
「母の日にタカシが作ってくれたんです」と満面の笑顔を見せる
史郎とは職場結婚
ミチコは、昔、入院していた病院の看護婦だったが、偶然、近所に引っ越してきた
綸太郎:最初の電話の時、シゲルくんはあなたに“ママ、助けて!”と言ったんですよね?
史郎は任意同行を願うと言われる
三浦の家にスペアキーで入って手がかりを探したことを話す
そこに三浦が帰ってきて、金属バットで殴られ意識を失い
気がつくと三浦は玄関で死んでいた
チャイムがあり、ベランダから逃げた
部屋は完全に密室だった
その取調べを見ている綸太郎
法月の家
「論理的帰結の破綻」(明らかに話が矛盾している)により、史郎は犯人じゃないという綸太郎
なぜか黒板に書きはじめる花代さんw
綸太郎:
僕には動機が金銭ではないと思える むしろ他の動機を隠すため
その動機を持っているのは共犯者のほうで、三浦は僕と同様、利用されただけでは?
花代は、それぞれの意見にいちいち「なるほど」と納得w
綸太郎:アリバイについては大体、推察できます
父:お前に任せる
事件の朝の様子を映画のように見る綸太郎
ミチコは史郎に三浦殺しを自白しろと迫っているところを見る
公園の玩具が似合うなあ長谷川さんw
警察にも寄り、捜査本部に入り、犯行当夜の録音テープを聞き、
三浦が脅迫電話をかけたと分かる
綸太郎:僕が再現してみせます!
門脇にも会い、スマホから電話をかけて、録音した脅迫の声を流してみせる
綸太郎:
イマドキ簡単なことです 犯人はあなたの返事を待たなかった つまり録音だったから
最初の電話で「ママ、助けて!」と言った
シゲルくんが母親の声じゃないことはすぐ分かるはず
だから別の少年の声を録音していたのでは
実行犯は、どこかにシゲルくんを監禁していた
殺害時刻は19時に指定されていた
三浦は遺体を受け取り、山倉さんを振り回した
気絶している間に河川敷に捨てた
ミチコはカズミを訪ね、タカシに「一緒にシゲルのところへ行こう 山倉呼んで」とタカシにナイフを向ける
ミチコはタカシを人質にとる
ミチコ:
ほんとはシゲルに消えて欲しいと思ってたんでしょ?
赤の他人の子のほうが大事なの?
あんなにソックリなのにどうして殺せたの?
史郎:シゲルくんの父親はオレだ! 犯人にハメられたんだ
三浦:シゲルは僕の子だ!
ミチコのナイフは史郎を刺してしまう
8年前
不妊治療の末、カズミは妊娠する その時の担当がミチコだった
その後、急な出血で救急車で運ばれ、流産したカズミ
カズミ:お腹が寒いの 誰もいないみたい どこいったんだろ、私の赤ちゃん
人形を赤ちゃん代わりにするようになる
道で史郎と偶然会うミチコ 2人は夜のバーで語り合う
史郎:私には妻をなぐさめる言葉も見つからない
ミチコ:
ちゃんと寄り添ってるじゃないですか
それって結構難しいことなんです
ウチの夫は出張ばかり 看護師って参っちゃうこと多いんですよね
私も山倉さんみたいな人と結婚すればよかった
2人は関係を持つが、別れ話になりもつれる
史郎:
あれは間違いだった 忘れてくれ
僕はカズミを支えてやりたい 君もご主人を大事にしてくれ
ある日、家に帰ると、「スーパーでバッタリ会ったの」とカズミに言われてミチコがいた
それから家族ぐるみの付き合いになる(ミチコも怖い・・・
ミチコ:
シゲルは、あなたの子なの
この8年間、ずっとあなたのこと思い出してた 前みたいに私と会って
(史郎が断ると)そんな大事な奥さんにバラされたらカズミさんどうなっちゃうかな
浮気のことをカズミに告白する
史郎:一生かかって償いたい 許してくれないか?
久能は史郎が犯人と決めつけるが、門脇は真犯人を知ってる様子
門脇は三浦を殺したと自白する
門脇:カズミとタカシ、会社を守るためだ
怪しいと言う綸太郎
「なぜ密室を作ったかが重要なんです
三浦自身が密室を作った 犯人をかばおうとして」
シンクロしている親子w
興信所の撮った写真を見て、事件当日のカズミの様子を久能に聞く綸太郎
久能:
おにぎりをにぎってくれた さすがに手は震えていたが
あと、ガレージに湧き水を取りに行った
綸太郎は、入院中の史郎に会いに行く
タカシを引き取ったのは、門脇の案だという
ふと見つけた写真にはタカシくんが作ったストラップが写っていた
綸太郎はカズミに会いに行く
ものすごい豪邸に1人で人形と居るカズミにその写真を見せる
綸太郎:
真犯人はあなたですね タカシくんが教えてくれました
あなたはタカシくんに学校を休ませ
迎えに来たシゲルくんをゴミ袋に包んだ
三浦がかけた電話に出た
「水を取りに行く」と言い、シゲルくんを絞殺してトランクへ入れた(!
事件を起こす前、三浦に会い、夫に隠し子のことを話した
カズミ:タカシも血のつながったあなたと暮らしたほうがいいんじゃないかしら
三浦:任せてください 僕が完璧なシナリオを書いてみせます
綸太郎:
あなたたちに必要なのは死体遺棄の時間だった
(三浦を殺害した方法)
史郎があなたの部屋にいるわ、と三浦に教えた
三浦が史郎を殴り、カズミが三浦を刺した
三浦は真犯人をかばおうとして密室にした 自分のシナリオを守りたかったからもある
カズミ:
ミチコさんと再会できて嬉しかった
驚いたのはシゲルって子 あの子、山倉にソックリだった
あの女と関係してたのは、私が苦しかった時だった
“シゲルに兄弟を作ってあげたい”とも言った
私がもう妊娠できないことを知ってて
あんな人、地獄に落ちて当然だわ
子どもが欲しいって言った山倉のために
5年間も不妊治療して心もカラダもボロボロになった
どうして私が一生あの子に苦しめられなきゃならないの?
でもラクになる方法を思いついた
私から一番遠い所に行ってもらおうって
本当は生まれちゃいけない子だったから
だから天国に送ってあげたの
カズミはベランダに出て、飛び降りようとする
カズミ:もう行かなきゃ 私の赤ちゃんが待ってる 私は、タカシの本当の母親じゃない
綸太郎:あなたはタカシくんの母親として生き続けるべきです
カズミ:人殺しの母親でも? あなたの目は本当に節穴ね
ベランダから飛び降りるカズミ
*
山倉とタカシは九州の実家で暮らすことになった
今回の事件をもとに小説を書いてくれと出版社に言われた綸太郎
花代:
あの金田一耕助さまも“しまったあ!”と毎回言ってます
坊ちゃまもどんどん外に出かけられたほうがよろしいかと
綸太郎はパソコンに向かっている
追。
長谷川さんのCMも流れてた
原作:法月綸太郎「一の悲劇」(祥伝社文庫)
脚本:関えり香
法月綸太郎:長谷川博己 (法月貞雄の息子・推理作家)
法月貞雄:奥田瑛二 (警視・綸太郎の父)
小笠原花代:渡辺えり (法月家・家政婦)
山倉史朗:伊原剛志 (不動産企業常務。連れ去られるべき子どもの父)
山倉和美:富田靖子 (山倉の妻)
門脇了壱:中尾彬(不動産企業「門脇リゾート&ホテルズ」社長)
富沢茂:須田琉雅(連れ去られた子ども)
富沢路子:矢田亜希子 (茂の母)
富沢耕一:神尾佑(茂の父)
三浦靖史:波岡一喜(和美の義弟)
久能晴路:モロ師岡(警部)
竹内:半海一晃(警部補)
ほか
長谷川博己さん出演作ということで観た
えっと・・・原作者がそのままドラマに出てきちゃってるの???
人間関係も複雑、親子関係も複雑で、途中で見失った気がする・・・
長谷川さんに負けないフェロモンを出してる奥田瑛二さんと伊原剛志さん
ストーリーが分かるにつれて、伊原剛志さんがずっと困り顔なのも納得
シリアスな内容に、渡辺えりさんの相変わらずな面白さが加わって飽きない
警官に負けないほどの長ゼリフだったねw
綸太郎を越えるミステリー好きなのか、途中、途中にたくさんの名作の名ゼリフ、モノマネを混ぜてくる/爆
実は、観る前から真犯人がうっすら分かった
だって、富田靖子さんが出てるんだもの
※「長谷川博己さん出演作まとめ」に追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
11月8日 土曜 午前3:30
世田谷の河川敷で子どもが心肺停止状態で見つかったという警察の連絡で警察が駆けつける
父・コウイチ、母・ミチコも同行すると、長男シゲルの死亡が確認された
目黒小学生誘拐殺人事件の捜査会議が開かれる
山倉は、門脇氏一代で築いた大会社の娘婿として出世した
本当の殺害目的は山倉タカシで、その友人シゲルが間違えて殺されたものと推定
身代金は5000万円 犯人とは接触出来ず
怨恨の線で山倉家に聞き込みに行くと、夫はこんな時でも出勤していて、妻ミチコが対応
見知らぬ男から「誘拐した」と電話があったがタカシは風邪で寝ていた
犯人に心当たりはないという
コウイチ:本当にタカシくんと間違われたんでしょうか?
ミチコ:犯人は山倉さんよ!
犬の散歩してたカップルは不審な青いクルマを見たと言う
11月7日
門脇は史郎に
「カズミが君の帰りが遅いと言ってた
カズミはナイーヴだから以前のような状態になりはしないかと・・・」と心配する
その時、カズミから「誘拐の電話があった」と連絡が入る
ミチコが家に来ている
すぐ警察に連絡して、犯人からの電話を待つ
電話がきて「5000万円用意しろ 警察に報せたら子どもを殺す」
逆探知は間に合わない
コウイチが海外出張から帰って来る
史郎のスマホに犯人から「湾岸マリーナまで来い 10:30までに金を持ってこい」と指示が入る
史郎が危険をかえりみず「私が行く!」と出て行く
門脇:ケータイ番号を知っていたのは名刺を見たのでは?
マリーナに向かう(カメラ割りが『24』みたい
「第一ポイント到着だ 次は迎賓館前に行け
警察が尾行している 尾行を止めさせろ 盗聴器も外せ」
「外苑の電話ボックスに入れろ」と今度はスマホにメールがくる
次は公衆電話から「クルマを捨てて渋谷神社へ行け」と指示
必死に走る史郎
公衆電話から「2分以内にクルマに戻れ」と言われ、階段から転げ落ちて意識を失う史郎
金を入れたバッグはそのまま、中身はない
11月8日
1時間も気を失ってたと聞き、取り乱すミチコ
家に電話がくる 「子どもは河川敷に捨てた 全部あんたのせいだ」
自分を責める史郎
警官:
青いクルマに心当たりは?
誘拐事件は、家族の身辺に犯人がいることが多いんですよ
門脇はないと言ったが「あれは心当たりあるな とんだタヌキおやじだ」
門脇:三浦だ 奴なら誘拐もやりかねない
史郎が出て行き、警察が追う
青いクルマの停まっているアパートに入り、いきなり殴るが「知らねえよ!」
警察が止めて事情聴取に入る
三浦はフリーのテレビディレクターで、タカシの実の父親と分かる
カズミの妹・ツグミとの間の子 出産の際、ツグミは亡くなり、姉のカズミが引き取った
「子どもを返せ」と時々脅し、門脇が海外に送ったが、最近戻ってきていた
シゲルは絞殺死と判明 身代金の電話の時にすでに殺されていた
警察は三浦が犯人と決めつけて取り調べるが
「推理作家の法月綸太郎とずっと一緒だった」とアリバイを言う
綸太郎は、捜査を指揮している警視・法月貞雄の息子 ホラー好き?
家政婦・花代は、綸太郎が「5冊しか書いてない しかも新作は3年前」と言うと
綸太郎:僕は書けないんじゃなくて、書かないんです
捜査一課の久能が事情を聞くと、三浦は『ぼくらの12時間』という番組で
ミステリー作家を取り上げるため1日密着取材に来たと丁寧に話す花代
「朝8時に来て、夜8時に帰った その間どこにも行ってない」
綸太郎は、普段、家から滅多に出ない
半年前に紹介してもらった時、三浦と初めて会い スケジュールは向こうから言ってきた
貞雄:完璧過ぎるからこそ怪しい お前は奴に計画的に利用されたんだ
取材について思い返す綸太郎
三浦:
推理小説は今の時代はもう成り立たない
今後、納得させられるトリックはありますか?
綸太郎:
犯罪を犯すのは人間だ
相手を騙そうとする企みがある限り、トリックは尽きることはないんですよ
三浦:
では、どんなトリックでも暴けると?
実は、僕は今ミステリーのシナリオを書いているんですが
あなたにすぐにバレてしまいそうですねw
クイーンてにゃんこ登場
シゲルくんの葬儀に史郎も来る
犯人が葬儀に来る可能性が高いと警官が張る
綸太郎も来る
ミチコは取り乱して史郎につかみかかる
花代:相棒のウキョウと同じ 細かいことが気になる坊ちゃんは正しいのです
「事件は会議室で起こるんじゃない! 現場で起こるんだ!」とか
コナン「真実は1つ!」てモノマネまでして熱弁をふるう花代w
洗足駅に長谷川さんが! ミチコとすれ違う
綸太郎が三浦の家に行くと警官も来てる
ドアから血が出ていて、三浦が玄関でタバコをくわえたまま脇腹を刺されて死んでいる
死後1時間 顔見知りの犯行と推定
金属バットが残され、ベランダが開いてるが密室殺人と分かる
綸太郎は雑誌を見て、自分がアリバイに利用されたことが分かる
10年前に賞をとった時の写真が載っている 佳作だった三浦もいる
綸太郎の本もあり、警察官の父だということも知っていた
ツグミのポスターも貼ってある カズミとそっくり
パソコンのファイルが1個ロックされてる
綸太郎:
誘拐犯は三浦だ
当時、三浦の作品は、エド・マクベインの盗作ではないかと酷評された
(黒澤明『天国と地獄』の元ネタ お抱え運転手の息子の誤認誘拐の話
はじめからシゲルくんを狙ってた 理由は僕への嫉妬だな
293パスワード「ツグミ」で開いたファイルにタカシの画像がたくさん保存されていた
子どもの顔の区別は分かっていたということ
綸太郎:カズミさんに話を聞いてみては?
警官はカズミを訪ねる
カズミ:
夫が“絶対、三浦が何か知っているはずだから会ってこい”と言われたので行きました
三浦とはタカシのことでモメたが、もう4年も前のこと
綸太郎がストラップについて聞くと
「母の日にタカシが作ってくれたんです」と満面の笑顔を見せる
史郎とは職場結婚
ミチコは、昔、入院していた病院の看護婦だったが、偶然、近所に引っ越してきた
綸太郎:最初の電話の時、シゲルくんはあなたに“ママ、助けて!”と言ったんですよね?
史郎は任意同行を願うと言われる
三浦の家にスペアキーで入って手がかりを探したことを話す
そこに三浦が帰ってきて、金属バットで殴られ意識を失い
気がつくと三浦は玄関で死んでいた
チャイムがあり、ベランダから逃げた
部屋は完全に密室だった
その取調べを見ている綸太郎
法月の家
「論理的帰結の破綻」(明らかに話が矛盾している)により、史郎は犯人じゃないという綸太郎
なぜか黒板に書きはじめる花代さんw
綸太郎:
僕には動機が金銭ではないと思える むしろ他の動機を隠すため
その動機を持っているのは共犯者のほうで、三浦は僕と同様、利用されただけでは?
花代は、それぞれの意見にいちいち「なるほど」と納得w
綸太郎:アリバイについては大体、推察できます
父:お前に任せる
事件の朝の様子を映画のように見る綸太郎
ミチコは史郎に三浦殺しを自白しろと迫っているところを見る
公園の玩具が似合うなあ長谷川さんw
警察にも寄り、捜査本部に入り、犯行当夜の録音テープを聞き、
三浦が脅迫電話をかけたと分かる
綸太郎:僕が再現してみせます!
門脇にも会い、スマホから電話をかけて、録音した脅迫の声を流してみせる
綸太郎:
イマドキ簡単なことです 犯人はあなたの返事を待たなかった つまり録音だったから
最初の電話で「ママ、助けて!」と言った
シゲルくんが母親の声じゃないことはすぐ分かるはず
だから別の少年の声を録音していたのでは
実行犯は、どこかにシゲルくんを監禁していた
殺害時刻は19時に指定されていた
三浦は遺体を受け取り、山倉さんを振り回した
気絶している間に河川敷に捨てた
ミチコはカズミを訪ね、タカシに「一緒にシゲルのところへ行こう 山倉呼んで」とタカシにナイフを向ける
ミチコはタカシを人質にとる
ミチコ:
ほんとはシゲルに消えて欲しいと思ってたんでしょ?
赤の他人の子のほうが大事なの?
あんなにソックリなのにどうして殺せたの?
史郎:シゲルくんの父親はオレだ! 犯人にハメられたんだ
三浦:シゲルは僕の子だ!
ミチコのナイフは史郎を刺してしまう
8年前
不妊治療の末、カズミは妊娠する その時の担当がミチコだった
その後、急な出血で救急車で運ばれ、流産したカズミ
カズミ:お腹が寒いの 誰もいないみたい どこいったんだろ、私の赤ちゃん
人形を赤ちゃん代わりにするようになる
道で史郎と偶然会うミチコ 2人は夜のバーで語り合う
史郎:私には妻をなぐさめる言葉も見つからない
ミチコ:
ちゃんと寄り添ってるじゃないですか
それって結構難しいことなんです
ウチの夫は出張ばかり 看護師って参っちゃうこと多いんですよね
私も山倉さんみたいな人と結婚すればよかった
2人は関係を持つが、別れ話になりもつれる
史郎:
あれは間違いだった 忘れてくれ
僕はカズミを支えてやりたい 君もご主人を大事にしてくれ
ある日、家に帰ると、「スーパーでバッタリ会ったの」とカズミに言われてミチコがいた
それから家族ぐるみの付き合いになる(ミチコも怖い・・・
ミチコ:
シゲルは、あなたの子なの
この8年間、ずっとあなたのこと思い出してた 前みたいに私と会って
(史郎が断ると)そんな大事な奥さんにバラされたらカズミさんどうなっちゃうかな
浮気のことをカズミに告白する
史郎:一生かかって償いたい 許してくれないか?
久能は史郎が犯人と決めつけるが、門脇は真犯人を知ってる様子
門脇は三浦を殺したと自白する
門脇:カズミとタカシ、会社を守るためだ
怪しいと言う綸太郎
「なぜ密室を作ったかが重要なんです
三浦自身が密室を作った 犯人をかばおうとして」
シンクロしている親子w
興信所の撮った写真を見て、事件当日のカズミの様子を久能に聞く綸太郎
久能:
おにぎりをにぎってくれた さすがに手は震えていたが
あと、ガレージに湧き水を取りに行った
綸太郎は、入院中の史郎に会いに行く
タカシを引き取ったのは、門脇の案だという
ふと見つけた写真にはタカシくんが作ったストラップが写っていた
綸太郎はカズミに会いに行く
ものすごい豪邸に1人で人形と居るカズミにその写真を見せる
綸太郎:
真犯人はあなたですね タカシくんが教えてくれました
あなたはタカシくんに学校を休ませ
迎えに来たシゲルくんをゴミ袋に包んだ
三浦がかけた電話に出た
「水を取りに行く」と言い、シゲルくんを絞殺してトランクへ入れた(!
事件を起こす前、三浦に会い、夫に隠し子のことを話した
カズミ:タカシも血のつながったあなたと暮らしたほうがいいんじゃないかしら
三浦:任せてください 僕が完璧なシナリオを書いてみせます
綸太郎:
あなたたちに必要なのは死体遺棄の時間だった
(三浦を殺害した方法)
史郎があなたの部屋にいるわ、と三浦に教えた
三浦が史郎を殴り、カズミが三浦を刺した
三浦は真犯人をかばおうとして密室にした 自分のシナリオを守りたかったからもある
カズミ:
ミチコさんと再会できて嬉しかった
驚いたのはシゲルって子 あの子、山倉にソックリだった
あの女と関係してたのは、私が苦しかった時だった
“シゲルに兄弟を作ってあげたい”とも言った
私がもう妊娠できないことを知ってて
あんな人、地獄に落ちて当然だわ
子どもが欲しいって言った山倉のために
5年間も不妊治療して心もカラダもボロボロになった
どうして私が一生あの子に苦しめられなきゃならないの?
でもラクになる方法を思いついた
私から一番遠い所に行ってもらおうって
本当は生まれちゃいけない子だったから
だから天国に送ってあげたの
カズミはベランダに出て、飛び降りようとする
カズミ:もう行かなきゃ 私の赤ちゃんが待ってる 私は、タカシの本当の母親じゃない
綸太郎:あなたはタカシくんの母親として生き続けるべきです
カズミ:人殺しの母親でも? あなたの目は本当に節穴ね
ベランダから飛び降りるカズミ
*
山倉とタカシは九州の実家で暮らすことになった
今回の事件をもとに小説を書いてくれと出版社に言われた綸太郎
花代:
あの金田一耕助さまも“しまったあ!”と毎回言ってます
坊ちゃまもどんどん外に出かけられたほうがよろしいかと
綸太郎はパソコンに向かっている
追。
長谷川さんのCMも流れてた