■オンナの怒り解消法@あさイチ
“実験心理学の立場から「怒り」の正体を研究してきた名古屋大学大学院情報科学研究科准教授の川合伸幸さんによれば、
怒りは「攻撃性」と「不快感」という2つの成分にわけられ、それぞれが高まった状態だといいます。
実験によって、「攻撃性」は、姿勢をあおむけにするだけで簡単に下げられることが判明!
脳は体の状態をモニターしていて、「今は攻撃する体勢にはない」と判断するからです。
逆に言うと「前のめり」で「こぶしを握りしめる」とか、「物にあたる」「どなる、叫ぶ」といった
攻撃性が高まる姿勢や行動は、怒りを増幅させるといえます。
さらにオハイオ州立大学心理学科のブラッド・ブッシュマン教授の実験によれば、
血糖値が低いグループは、高いグループに比べて3倍、怒りの程度が強いことがわかりました。
この結果について帝京大学大学院教授で心療内科医の中尾睦宏さんは、
「怒りをコントロールする大脳皮質が働くには糖分が必要なため、糖分が不足すると怒りっぽくなる、
怒りを抑えられなくなるのは合理的な結果だ」といいます。”
専門家ゲスト:川合伸幸さん(名古屋大学大学院情報科学研究科 准教授)
ゲスト:ミッツ・マングローブさん、虻川美穂子さん
VTRゲスト:中尾睦宏さん(帝京大学 教授)、井ノ口馨さん(富山大学大学院医学薬学研究部 教授)、フィフィさん(タレント)
リポーター:雨宮萌果アナウンサー
【ブログ内関連記事】
DV家庭の子どもたち@あさイチ
イノッチ:
先日取り上げたDVとも関係するかもしれないよね
家庭内、夫婦間がギスギスしてたら、子どもにも影響して、
連鎖するかもしれない可能性もあるって
単純に“ヒステリックな女性”みたいな笑い話じゃなくて
“怒り”やたまった不安を解消できる方法が科学的に解明されつつあるなら
真剣に取り組むべき課題だと思う
●“怒り”の正体は「攻撃性」と「不快感」
専門家:
怒りは1つの単体の感情と考えられてきたが「攻撃性」と「不快感」の組み合わせと分かってきた
<実験1>
1.目的を告げずに、被験者に作文を書かせる
2.脳波などを測定する器具を装着
3.別の学生に、被験者の作文を次々と批判させる
「文系の学生なら、もうちょっといい文章が書けるのではないかと思った」などなど
被験者は黙って苦笑していたが・・・
4.脳波を測定し、攻撃性を数値化すると、批判を聞いてしばらくすると攻撃性の数値はマックスになった
5.不快感も徐々に上昇
被験者に感想を聞くと
「ああいうことを言う人たちの文章を読んでみたい 逆に“お前らどんなレヴェルや?”みたいな」
と怒っている様子
<実験2>
実験1同様、怒りの感情を口にした男子学生
今度は横になってもらい、批判を聞いてもらうと・・・
数値は上がらなかった
被験者2に感想を聞くと
「起きている時は、画面に食ってかかる感じだったけど
寝ている時は、リラックスして受け入れる感じになった
“自分の文章が悪いのかな”と相手の主張を受け入れてしまう感じ」
専門家:
(仰向けの)状態では、気持ちを前のめりに、相手に突っかかることができにくい
脳が体の状態を見ていて、「あれ? 今は(攻撃する時)じゃない」と攻撃性が出にくくなる
※ちなみに、学生の文章はけっして悪いものではない
●“怒り”の原因その2:血糖値が下がると怒りやすくなる
オハイオ州立大学心理学科のブラッド教授の論文で
被験者に1日で何回怒りを感じたか、その日の終わりに、人形に針を刺してもらった
針の数=怒りの強さを表すという
専門家:
怒りっぽいのを、我々は理性で抑えようとしている
それは、大脳と言われている脳の表面の反応で行われる
大脳皮質は、糖分でしかエネルギーを補給できないので
怒りを抑えようとするたびに糖分が必要になる
お腹が空いた時に怒りっぽっくなるのは納得できる
対策:
バッグに飴などを入れておく
ただし、血糖値が上がるまで約8分かかる
●「思い出し怒り」のメカニズム
「攻撃性」より「不快感」のほうは、なかなかすぐには下がらない
相手に対するモヤモヤが残ったり、過去のことを思い出して怒りがぶり返す
ある既婚女性の例:
夫が食器洗い器のスイッチを入れ忘れた
それをキッカケに、これまでも炊飯器のスイッチを入れ忘れたこと、
タオルのたたみ方をいつも間違えることを思い出してイライラして怒ってしまう
専門家:
怒りも恐怖も、どちらもすごく記憶に残りやすい 1回経験しただけで、一生覚えている
<ネズミの実験>(また・・・ネズミさんが哀れ/涙
1.ネズミにある音を鳴らすたびに電気ショックを与える
2.甘い水を与えた時も同じ音を鳴らす
3.すると、好きなはずの甘い水を与えても飲まなくなった
つまり、別の記憶同士が結びついたと考えられる
専門家:
神経細胞の構造は、分子、細胞などの点でヒトとネズミではほぼ同じ
マウスで起こったことは、ヒトにも起こると言える
(それなら、なぜネズミはいつまでもヒトの奴隷にならなきゃいけないの?
メカニズムが分かれば、怒って「ワッ」と言いそうになった時に
「そういえば、あさイチであんなこと言ってたな」とワンテンポおいてください(番宣か?w
その記憶が次の時に関連付けられる
●気持ちの書き換え
テレオペで数々の難題クレーマーをこなしてきた経験を本にした女性
<フィフィさんにドッキリ実験>
(誰だろう? しかも、私は“ドッキリ”系の番組はキライだ ヒトを騙して笑うって・・・笑えない
1.「あさイチ」の番組のために、アンケートを書いてほしいと頼む
2.同じ部屋にパーテーションで区切られた所からスタッフが入れ替わりに出てきて、次々と横柄な態度で怒らせる
例:わざと水をこぼして、何度も書きなおさせたり
2.キレたところに達人が登場して、一緒に出演するNPO法人だと自己紹介する
達人の怒りのなだめ方1:相手の気持ちに寄り添い、話を聞く
フ:私、1時間半くらいいる
達:こんな状態でアンケート書けとか絶対ムリですよね~
フ:今日、朝早くて4時半だったの
達:ひどいですね~
達人の怒りのなだめ方2:怒りの矛先を別のものに向ける
フ:まずマネージャーが帰ってこない 意味わかんない
達:マネージャーさんに償ってもらわないと
達人の怒りのなだめ方3:相手以上に大げさに怒ってみせる
フ:私なら(番組の)偉い方に謝ってもらいたい
達:やばいよ、そんなことしたらw
達人の怒りのなだめ方4:相手のことを「優しい」という
フ:私、性格悪いみたい
達:そんなことないですよ~ 優しいんですね 私なら抗議とかしちゃいそう・・・
フ:
でも、もう二度と会わない人たちだから
「あさイチ」ってこき使ってるんじゃない?
毎日違うスタッフさんと会う仕事だから
フ:そうですね
達:いろんな人がいるね
ここでドッキリだと明かす
<フィフィさんの感想>
「何があったの?、と気持ちを聞いてもらってる感じがした」
<なだめるポイントまとめ>
「客観視」すること+気持ちを書き換える
例:「自分も炊飯器のスイッチを入れ忘れたことあったな」
イノ:
夫婦など1対1の場合、家庭という閉鎖的空間の中で
「客観視」することが出来ないからみなさん悩んでいらっしゃるのでは?
専門家:
相手にしてもらいたいのは「ごめん、ごめん」ていう謝罪ではなく補償
「これからどうしていけばいいか」を提案したり、改善方法を2人で相談し合ったり
夫婦間の怒りでもっとも大きい原因は「もっと一緒に時間を過ごしてほしい」こと
いっしょに料理を作るのもいいし、散歩したり、共同作業を増やすことも1つの案
<FAX>
■特選!エンタ 阿川佐和子さんイチオシ “父”本
スタジオでイチオシとして紹介した書籍
「五月三十五日」/著者:エーリヒ・ケストナー、訳:高橋健二/岩波書店
ケストナーは大好きだけど、これは知らなかった きっといい本だな
「杏っ子(あんずっこ)」/著者:室生犀星/新潮社
「強父論」/著者:阿川佐和子 /文藝春秋
■グリーンスタイル 芸達者なインコと暮らしてみよう
インコも可愛かったあ! ほっぺにチークいれたみたいで
なにか芸をした時にコレを鳴らして餌を与える
おもちゃのコインをお賽銭箱に入れて、鐘をついて、おみくじを手に渡す
寺島しのぶさんのは「当たり」(おみくじなのに?w)だったのに
イノッチの手には2回とも乗せずに、おみくじは2枚とも「ハズレ」
イノ:テレビ的にサイコーだよ! 一緒に営業回ろうぜ ってww
本当に頭がイイんだな
それに想像よりとっても長生き/驚
ゾウとかもそうだけど、長生きする動物はより知能が発達していて、集団生活に慣れるし、感情も豊かだと思う
“実験心理学の立場から「怒り」の正体を研究してきた名古屋大学大学院情報科学研究科准教授の川合伸幸さんによれば、
怒りは「攻撃性」と「不快感」という2つの成分にわけられ、それぞれが高まった状態だといいます。
実験によって、「攻撃性」は、姿勢をあおむけにするだけで簡単に下げられることが判明!
脳は体の状態をモニターしていて、「今は攻撃する体勢にはない」と判断するからです。
逆に言うと「前のめり」で「こぶしを握りしめる」とか、「物にあたる」「どなる、叫ぶ」といった
攻撃性が高まる姿勢や行動は、怒りを増幅させるといえます。
さらにオハイオ州立大学心理学科のブラッド・ブッシュマン教授の実験によれば、
血糖値が低いグループは、高いグループに比べて3倍、怒りの程度が強いことがわかりました。
この結果について帝京大学大学院教授で心療内科医の中尾睦宏さんは、
「怒りをコントロールする大脳皮質が働くには糖分が必要なため、糖分が不足すると怒りっぽくなる、
怒りを抑えられなくなるのは合理的な結果だ」といいます。”
専門家ゲスト:川合伸幸さん(名古屋大学大学院情報科学研究科 准教授)
ゲスト:ミッツ・マングローブさん、虻川美穂子さん
VTRゲスト:中尾睦宏さん(帝京大学 教授)、井ノ口馨さん(富山大学大学院医学薬学研究部 教授)、フィフィさん(タレント)
リポーター:雨宮萌果アナウンサー
【ブログ内関連記事】
DV家庭の子どもたち@あさイチ
イノッチ:
先日取り上げたDVとも関係するかもしれないよね
家庭内、夫婦間がギスギスしてたら、子どもにも影響して、
連鎖するかもしれない可能性もあるって
単純に“ヒステリックな女性”みたいな笑い話じゃなくて
“怒り”やたまった不安を解消できる方法が科学的に解明されつつあるなら
真剣に取り組むべき課題だと思う
●“怒り”の正体は「攻撃性」と「不快感」
専門家:
怒りは1つの単体の感情と考えられてきたが「攻撃性」と「不快感」の組み合わせと分かってきた
<実験1>
1.目的を告げずに、被験者に作文を書かせる
2.脳波などを測定する器具を装着
3.別の学生に、被験者の作文を次々と批判させる
「文系の学生なら、もうちょっといい文章が書けるのではないかと思った」などなど
被験者は黙って苦笑していたが・・・
4.脳波を測定し、攻撃性を数値化すると、批判を聞いてしばらくすると攻撃性の数値はマックスになった
5.不快感も徐々に上昇
被験者に感想を聞くと
「ああいうことを言う人たちの文章を読んでみたい 逆に“お前らどんなレヴェルや?”みたいな」
と怒っている様子
<実験2>
実験1同様、怒りの感情を口にした男子学生
今度は横になってもらい、批判を聞いてもらうと・・・
数値は上がらなかった
被験者2に感想を聞くと
「起きている時は、画面に食ってかかる感じだったけど
寝ている時は、リラックスして受け入れる感じになった
“自分の文章が悪いのかな”と相手の主張を受け入れてしまう感じ」
専門家:
(仰向けの)状態では、気持ちを前のめりに、相手に突っかかることができにくい
脳が体の状態を見ていて、「あれ? 今は(攻撃する時)じゃない」と攻撃性が出にくくなる
※ちなみに、学生の文章はけっして悪いものではない
●“怒り”の原因その2:血糖値が下がると怒りやすくなる
オハイオ州立大学心理学科のブラッド教授の論文で
被験者に1日で何回怒りを感じたか、その日の終わりに、人形に針を刺してもらった
針の数=怒りの強さを表すという
専門家:
怒りっぽいのを、我々は理性で抑えようとしている
それは、大脳と言われている脳の表面の反応で行われる
大脳皮質は、糖分でしかエネルギーを補給できないので
怒りを抑えようとするたびに糖分が必要になる
お腹が空いた時に怒りっぽっくなるのは納得できる
対策:
バッグに飴などを入れておく
ただし、血糖値が上がるまで約8分かかる
●「思い出し怒り」のメカニズム
「攻撃性」より「不快感」のほうは、なかなかすぐには下がらない
相手に対するモヤモヤが残ったり、過去のことを思い出して怒りがぶり返す
ある既婚女性の例:
夫が食器洗い器のスイッチを入れ忘れた
それをキッカケに、これまでも炊飯器のスイッチを入れ忘れたこと、
タオルのたたみ方をいつも間違えることを思い出してイライラして怒ってしまう
専門家:
怒りも恐怖も、どちらもすごく記憶に残りやすい 1回経験しただけで、一生覚えている
<ネズミの実験>(また・・・ネズミさんが哀れ/涙
1.ネズミにある音を鳴らすたびに電気ショックを与える
2.甘い水を与えた時も同じ音を鳴らす
3.すると、好きなはずの甘い水を与えても飲まなくなった
つまり、別の記憶同士が結びついたと考えられる
専門家:
神経細胞の構造は、分子、細胞などの点でヒトとネズミではほぼ同じ
マウスで起こったことは、ヒトにも起こると言える
(それなら、なぜネズミはいつまでもヒトの奴隷にならなきゃいけないの?
メカニズムが分かれば、怒って「ワッ」と言いそうになった時に
「そういえば、あさイチであんなこと言ってたな」とワンテンポおいてください(番宣か?w
その記憶が次の時に関連付けられる
●気持ちの書き換え
テレオペで数々の難題クレーマーをこなしてきた経験を本にした女性
<フィフィさんにドッキリ実験>
(誰だろう? しかも、私は“ドッキリ”系の番組はキライだ ヒトを騙して笑うって・・・笑えない
1.「あさイチ」の番組のために、アンケートを書いてほしいと頼む
2.同じ部屋にパーテーションで区切られた所からスタッフが入れ替わりに出てきて、次々と横柄な態度で怒らせる
例:わざと水をこぼして、何度も書きなおさせたり
2.キレたところに達人が登場して、一緒に出演するNPO法人だと自己紹介する
達人の怒りのなだめ方1:相手の気持ちに寄り添い、話を聞く
フ:私、1時間半くらいいる
達:こんな状態でアンケート書けとか絶対ムリですよね~
フ:今日、朝早くて4時半だったの
達:ひどいですね~
達人の怒りのなだめ方2:怒りの矛先を別のものに向ける
フ:まずマネージャーが帰ってこない 意味わかんない
達:マネージャーさんに償ってもらわないと
達人の怒りのなだめ方3:相手以上に大げさに怒ってみせる
フ:私なら(番組の)偉い方に謝ってもらいたい
達:やばいよ、そんなことしたらw
達人の怒りのなだめ方4:相手のことを「優しい」という
フ:私、性格悪いみたい
達:そんなことないですよ~ 優しいんですね 私なら抗議とかしちゃいそう・・・
フ:
でも、もう二度と会わない人たちだから
「あさイチ」ってこき使ってるんじゃない?
毎日違うスタッフさんと会う仕事だから
フ:そうですね
達:いろんな人がいるね
ここでドッキリだと明かす
<フィフィさんの感想>
「何があったの?、と気持ちを聞いてもらってる感じがした」
<なだめるポイントまとめ>
「客観視」すること+気持ちを書き換える
例:「自分も炊飯器のスイッチを入れ忘れたことあったな」
イノ:
夫婦など1対1の場合、家庭という閉鎖的空間の中で
「客観視」することが出来ないからみなさん悩んでいらっしゃるのでは?
専門家:
相手にしてもらいたいのは「ごめん、ごめん」ていう謝罪ではなく補償
「これからどうしていけばいいか」を提案したり、改善方法を2人で相談し合ったり
夫婦間の怒りでもっとも大きい原因は「もっと一緒に時間を過ごしてほしい」こと
いっしょに料理を作るのもいいし、散歩したり、共同作業を増やすことも1つの案
<FAX>
■特選!エンタ 阿川佐和子さんイチオシ “父”本
スタジオでイチオシとして紹介した書籍
「五月三十五日」/著者:エーリヒ・ケストナー、訳:高橋健二/岩波書店
ケストナーは大好きだけど、これは知らなかった きっといい本だな
「杏っ子(あんずっこ)」/著者:室生犀星/新潮社
「強父論」/著者:阿川佐和子 /文藝春秋
■グリーンスタイル 芸達者なインコと暮らしてみよう
インコも可愛かったあ! ほっぺにチークいれたみたいで
なにか芸をした時にコレを鳴らして餌を与える
おもちゃのコインをお賽銭箱に入れて、鐘をついて、おみくじを手に渡す
寺島しのぶさんのは「当たり」(おみくじなのに?w)だったのに
イノッチの手には2回とも乗せずに、おみくじは2枚とも「ハズレ」
イノ:テレビ的にサイコーだよ! 一緒に営業回ろうぜ ってww
本当に頭がイイんだな
それに想像よりとっても長生き/驚
ゾウとかもそうだけど、長生きする動物はより知能が発達していて、集団生活に慣れるし、感情も豊かだと思う