■『愛のむきだし』(2009)
原案・監督・脚本:園子温
出演:
本田悠(通称:ユウ) - 西島隆弘
尾沢洋子(通称:ヨーコ) - 満島ひかり
コイケ - 安藤サクラ
カオリ - 渡辺真起子
本田テツ - 渡部篤郎
タカヒロ - 尾上寛之
ユウジ - 清水優
先輩 - 永岡佑
クミ - 広澤草
ケイコ - 玄覺悠子
ユウの母 - 中村麻美
コイケの父 - 板尾創路
BUKKAKE社・社長 - 岩松了
ロイドマスター - 大口広司
親友の神父 - 大久保鷹
司教 - 岡田正
霊感絵画の客 - 倉本美津留
暴走族リーダー - ジェイ・ウエスト
暴走族幹部 - 綾野剛
クラブ店員 - 深水元基
救済会の神父 - 吹越満
ミヤニシ - 古屋兎丸
ヨーコの父 - 堀部圭亮
0教会先生 - 宮台真司
237分て・・・と思ったが、スピード感と、ストーリー展開であっという間だった
しかし、近年、映画が前編・後編、3部作などと、どんどん長くなる傾向にあるけど
90分くらいに編集出来ないものかねぇとは思う
映画はあくまで娯楽
劇場で観る客に負担を強いるような作品はどうかな
満島ひかりちゃん、渡部篤郎さんらが出てて、
内容が興味深いかほりがしたから観てみた
家でなら、適当に時間を区切って観られるしv
しかし、園さん、またブッ飛んだパンクなもの撮ったな
出てくる女の子、みんなミニスカだし
時々、エグい映像があるから要注意
▼あらすじ(ネタバレ注意
ゆうの少年時代
マリアに祈っている美しい母の姿に感動する
「お母さん、旅に出るかも」
マリア像を渡され
「このマリアさまみたいなお嫁さんを見つけて私に紹介して」
母は僕が小学生の時死んだ
6年後父は勉強をして神父になった
2人は教会に引っ越す
父は世話好きで、説教も面白く信者に人気があった
僕たちは幸せだった あの女が来るまでは・・・
説教の最中に号泣する女・カオリ
教会に来たのが初めてで、クリスチャンにしてくださいと頼む
それから毎日強引に付きまとい、聖書を教えてもらう
カオリはクリスチャンになり、懺悔する
「私はあなたに恋をしてしまったんです」
神父は結婚が許されないため隠れ家を建てて、そこで3人の生活が始まる
だが、カオリとの仲はすぐに壊れた
「結婚してくれるって約束したよね? いつなのよ!」
スーパーのレジの男とデキて、たった3ヶ月で家を出ていった
父はフヌケになってしまい、説法も恐怖に変わる
テレビでは新興宗教「ゼロ教会」がニュースになっている
父に懺悔室に呼ばれるユウ
父:
今日の罪は? なにかあるはずだ 明日から罪を意識しろ
ムリやりに罪を思い出すユウ 毎日が地獄だった
<奇跡まで365日>
毎日、罪を探しながら生きるユウ
僕は父を愛していた どんなに変わってしまっても
父:
自分がいい子だなんて偽善だ
どんなに頑張っても、お前は悪い子なんだから 罪を認めろ
ウソをついても見抜かれてしまい
罪は自分で作らなければならないと気づいた
父は教会で暮らすから、ユウは別宅で暮らせと置手紙を置いて出て行った
父:主の家は1つです お前の来るところじゃない 父親と呼ぶな
ワルと一緒に自販機を壊して逃げ、ユウジ、タカヒロと仲間になる
クルマを盗もうとしてる先輩に紹介される
暴走族なんてまだいるのね その次は麻薬のディーラー、ヤクザの子分ってコースだ(この中に綾野剛さんがいるのが分からないw
ユウ:罪をいっぱい作りましょう! 僕の父は神父で、罪が必要なんです
ケンカ、万引き、いろいろ教わり、罪を犯すたびに笑顔で父に懺悔しに行く
仲間に「変態」だといわれる
仲間:神父にもっともウケるものはエロだよ お前変態だからちょうどイイよ
仲間はロイドマスターの元に連れていく
マスター:ありとあらゆるモノが女性の股間に詰まっている これはオレが書いた唯一の本だ 今晩読め
マスター:オレのために修行するか?
ユウ:ハイ!
カメラに縄をつけてターゲットを狙う(パンツの盗撮
ラジコンカーにカメラをつけたりして、あらゆる技を教える
マスター:神聖な行為は、必ず罰を与えられる たとえばキリストのように
実地訓練に行き、どんどん腕をあげる、それを父に言いに行く
ユウ:カメラで女性のミニスカートの写真を撮ったんです
殴られ、「変態!」と言われて喜ぶ
ユウ:僕は昔から性欲がない マリアに会って興奮しなければ
<奇跡まで65日>
ユウのプロ意識の高さに仲間や先輩も憧れの目で見るww
雨の中、教会の前で祈っていると3人の女性が来る
ユウが警察に連れていかれそうになって止めるコイケアヤ
ユウ:僕の原罪です
アヤ:許してあげるよ
仲間:オレたちを弟子にしてくれないか?!
ユウは3人に教え始める
その様子を動画で撮るアヤら
4人はチームになる
人生で一番楽しい時期だった
家に父がいて「今度会ってほしい人がいるんだ」
以前の優しい神父に戻っていた
カオリに再会する
連れ子の娘がいて(レジの男の?)神父の元に逃れるつもりだと推測するアヤら
アヤ:
そろそろ動いてみようかな 私の勘ではもうじきです
この街の雑魚どもがいっぱい釣れます
<奇跡まで3時間>
カオリ:私、あんたに紹介したい男がいる
尾沢洋子:は? また? もういい!!
今週のとっておきの1枚を競う4人
タカヒロがユウよりいい1枚だったら
タカヒロの姉の服を着て、街を歩いて、気に入った女の子にキスすると約束させられる
女装して「女番長サソリ」として歩く
男たちが集まり、ヨーコにケンカをしかけ、加勢にいくユウ
ヨーコはケンカの前に白いベールをかぶり
「主よこのバカどもをお許しください」と祈る
その姿とマリアがかぶる
(ひかりちゃん、パンチラしながら戦う姿かっけー
ユウ:まさにマリア 僕は一瞬で恋をした
<ここでようやくタイトル>
【コイケアヤ】
コイケは17の職業を持つ 霊感の画家、
ゼロ教会の地区チーダーで、コカインを売って、資金にあてる
クリスチャンの父は周りから尊敬されていたが、娘にベルトで暴行を加えていた
父:いやらしい体ですみませんと言え! Give it to meだ!
告白された男子生徒をカッターで殺し、
少年院から帰ると父が脳梗塞で倒れていた
初めて解放された時に男から声をかけられる
「みーつけた 君の全部を知ってるよ おいで」
ゼロ教会に連れていく
先生:
これが君の帰結だよ 人生の終着駅 原罪のニオイで分かった
主は選ばれた人を苦しめる
私はもう1つの原罪を見つけた ユウをストーカーし始める
ユウを1人取り込めば、父の信者ごととりこめると仲間にも力説する
【ヨーコ】
「見えない弾がいつも飛んでいることにみんな気づいていない」
小さい頃、父から暴行を受けていた
父:ほんとはお前を抱きたい だけどいい父親を演じてきたんだよ
カート・コバーンだけを愛している
街の男たちを徹底的に痛めつける 「男死ね! 男は敵!」
いつの間にかカオリがいた 「今日から私があんたの母親」
なぜかカオリと気が合いはじめる
彼女はいつも剥き出しだった 愛の剥き出し?
いつだって戦争が起きている 透明な戦争
カオリ:
私、こう見えてクリスチャンなの
一番大切なのはキリストっていう男なの
聖書を読まされ、キリストみたいな男なら許せると思った
私ももっと剥き出そうと思った
父がヴァンパイアで、子どもの頃の自分を十字架で守る悪夢を見る
カオリが懺悔室に入り、盗聴するアヤ
クルマで逃げても激突させてまで「愛してる」
神父はクルマを横転させて、誘惑は成功
カオリ:神父と結婚して家族になろう
ヨーコ:家族だけはもうたくさん!
そして、男たちとケンカする場面に戻るのか
私と一緒に戦ってる人は誰?
【サソリ】
ヨーコ:すごい助かりました! 超カッコよかったです
サソリ:
私、サソリっていうの 覚えておいてちょうだい あんた、可愛いわね 好きよ
2人は恋に落ちる
ヨーコ(この気持ちの名前は何て言うの?)
ヴァンパイアの夢はサソリとのキスシーンに変わる
盗撮のプログラムに身が入らないユウ
風まで計算してるが、撮ろうとすると、ヨーコのパンチラがよぎって撮れなくなった
そこにアヤが声をかけてくる
ヨーコが同じクラスに転入してきて、ユウの隣りに座る
サソリとは気づかず、声をかけても
ヨーコ:臭い男死んじゃえ
ヨーコはカオリにそれとなく相談する
ヨーコ:レズビアンて罪だと思う?
カオリ:とてつもなく罪だよ 変態よ奴ら 気をつけなさい
ジェーン・バーキンに、パティ・スミスか イイね
ヨーコ(私もしかすると レズかもしれない
サソリ(女装しないと あの子に会えないのかもしれない
学校でまた声をかけて、サソリだと気づいてもらおうとするユウ
「二度とまとわりつくんじゃねえ!」と怒られる
先輩にサソリの服を持ってきてもらい、ヨーコと会う
後ろから抱きしめられて、ヤバいユウ
ヨーコ:女の人が女の人を好きになるって変態ですか?
ユウ:変態も人生 変態をバカにしちゃダメよ
連絡先を渡すと熱いラブレターをもらう
カオリと神父の夕食にヨーコも現れた
ヨーコ:サイテー・・・
父:神父をやめて結婚しようと思ってる
トイレに逃げて、サソリに電話する 盗聴するアヤ
ヨーコ:兄貴になる奴がサイテーなの!
サソリになって、なんとかユウをかばう
ユウ:
きっと、ずっと前から兄になることを知っていたのよ
私のこと愛してるなら約束して
態度がガラっと変わるヨーコ
同じ屋根の下で暮らすことになる
ユウの部屋に入るヨーコ「お兄ちゃん、遅刻するよ!」
ヨーコを見て興奮するユウを見て
「やっぱり気持ち悪い でもサソリさんとの約束がんばる」
ヨーコがお風呂に行ってる隙に、パンツを盗んでしまうユウ
「バチカンの許可がおりないと結婚できない」とかゆっているテツに怒るカオリ
カオリ:男ってサイテー 私の感情が収まるような情熱的なキスしてよ
テツ:はい、頑張ります
隣りの部屋にいるのにサソリに電話するヨーコ
アヤ:私も大好きよ 男に集合をかける
同じクラスに今度はアヤが転入してきて、ユウの隣りがいいと指定して、ヨーコとの間に座る
そこにいきなり男たちが乱入
「サソリはどこだ! ここにいるって聞いたぞ!」
ユウ:オレがサソリだ
アヤ:私がサソリよ!
混乱しつつ、すっかり夢中になるヨーコ
司教に結婚はムリだと言われるテツ
司教:
君の神に対する気持ちはそんなものなのかね?
今日は聞かなかったことにする もう1回教会で祈りたまえ
(こういうダメな感じ似合うなあワタベさん
アヤ:サソリの時はメイクして、サングラスして、シークレットブーツ履いてるの
ちょっと疑いつつも抱きあうヨーコとアヤ
それを覗き見るユウ
ユウ:どうゆうつもりなんだよ!
アヤ:私はあなたに興味があるの ヨーコちゃんに盗撮のことゆっちゃおうかな
ヨーコ:サソリさんが毎日、ウチに来て勉強教えてくれるの
アヤが家に来て、ユウを誘惑する
アヤは家の中も盗聴している
すっかり家族にとけこむ
アヤを殴って、ヨーコを公園に呼ぶ
サソリ:
最近、ニセモノのサソリがあなたの周りをつきまとっていて
頭が混乱してるんでしょ? でも、これもウソなの
衣装を脱いで「サソリは僕だったんだ!」
盗撮写真をクラスにバラまくアヤ
「変態野郎だ」とクラスメートがはやしたて、
アヤはかばうフリをする(スゲーなこの変わり身
退学届けを出せと言われるユウ
これまでの盗撮動画もヨーコに見せるアヤ
父はユウを殴る
ユウ:ヨーコ、好きなんだ
ヨーコ:変態 悪いけどどいてくれるかな?!
アヤ:
テツさん、あんたたちのせいでこうなっちまったんだ
こいつだけのせいじゃないんだよ(それは正論だ
ヨーコちゃんのためにももう一度ちゃんと出直そうよ
学校に行くと、ヨーコもアヤもいない(クラスメートも案外優しいんだね
家は空き家になっていた 教会では父が失踪して大騒ぎ
ユウジ:ゼロ教会の一家全員さらっちまう洗脳事件みたいじゃん
タカヒロ:コイケって回し者じゃない?
ゼロ教会でテツが懺悔する
「私は性にだらしない男で、これで神父をやっていたかと思うとほんとに情けなくて」
アヤに脅されてAVで有名なBUKKAKE社に明日来いと言われ、オーディションに行く
ユウ:僕は罪を作るために盗撮を始めました
パンチラを熱く語り、隣りの変態に泣きながら感動される
ここで働かないと、ヨーコに会わせないよ と脅される
仲間は「オレたちプロなんすね!」と大喜び
BUKKAKE社・社長が岩松了さんて/爆
社長:
目がキラキラしてる カメラの目だ
今や盗撮ものは何千本も出る世界だ
タダ同然の元手で何千万もの金を生むんだよ
ユウはすべての女の子がヨーコだと思って撮りまくる
半年後、社長はシリーズもののAV男優をすすめられて断ると怒られる
バカバカしいイベントにも“クリスチャン・ユウ”として出た
「第10回変態さん集まれ」て・・・
変態の懺悔を聞き、なんでも「うん、許す」と即答
僕はかつての父の役目を担っていた
アヤはヨーコと話させるが、ゼロ教会の洗脳にかかっている
救済会の神父(吹越満):
この教会はいろんなクラスがあって
プロンプター、アクター、ケイブ、どの位置に存在するかで救済できるかどうか決まる
ケイブはまだ洗脳が解ける段階だけれども、プロンプター、アクターはムリだ
ヨーコはアクターで難しいと言われる
救済会の神父:
君にはたった一人の妹でも、僕らには100、200人のケアをしなければいけない人々がいるんです
大体、君たちはAV男優でしょ? 一番タチの悪い連中じゃ、向こうも見向きもしませんよ
君たちがまず反省すべきだ
合宿に行ったら二度と戻ってこれないシステム
交差点でヨーコを見つけたと連絡が入る
仲間:拉致るか? 昔みたいに
クルマで海へ連れてゆく
2人で飲まず食わず、寝ないで、だまったまま一夜が過ぎる
ヨーコは眠ったフリをして逃亡を図る
ユウ:こっちの世界に戻ってこい
ヨーコ:あんたの世界でしょ!
ヨーコは聖書のセンテンスを叫ぶ
愛がなければ私は何者でもない!
愛はけして滅び去ることはない!
私は幼い子どもであった時、
幼い子どものように語り
幼い子どものように考え
幼い子どものように思いをめぐらした
だが、一人前の者になった時
幼い子どものことはやめにした
我々が今見ているのは、ぼんやりと鏡に映っているもの
私が今知っているのは一部分
だから信仰、希望、愛 この3つ
このうちもっとも優れているものは愛
あんたはあんな色欲牧師と暮らしていたから
こんな神さまの言葉も知らないのよ!
ユウ:ゼロはまやかしだ 僕は変態なりにキチンと生きてる
ヨーコ:外に出て海が見たい 絶対逃げない 約束する
アヤたちが来る
アヤ:あんた、ウチに来て修行しな
ユウ:分かりました 修行します
妙に明るいスタッフに迎えられる
アヤはプロンプター(役者と同じ呼び方なのか
ヨーコを見ても興奮しないように常にチェックされるが平気を装うユウ
ケイブは地下洞窟にいる状態
アヤはユウを誘惑するが拒否られる
アヤ:他の男となんか違う 何だろう 原罪くん
1週間富士にこもってもっと深い瞑想をする合宿に誘うアヤ
空洞をイメージする言葉を言わせるとユウだけ「恋」という
苦悩を吐き出す場に来て、いろんな告白すると、アクターに生まれ変わる
ユウ:
僕は愛する人にちゃんと目と目を合わせ、ひと言も話すことが出来ませんでした
正直に打ち明ければよかった
お蔭で遠回りをしてしまいました
でも、ハッキリ分かった 愛を恥じるな!
事務所を掃除していて、ヨーコのファイルを見つけ、居場所が分かる
街角で募金活動をしている隙に、爆弾変態から爆弾をもらう
仲間:全部、用意したぞ 頑張れ
いろんな武器をバッグに詰め、ヨーコに会いに行く
その連絡がアヤに行く
エレベでスタッフが乗り、ユウだとバレて、首を刺す
サソリの格好になってヨーコを探す
フシギな部屋ばかりで、ヨーコはアヤと鍋を食べている カオリと父もいる
「サソリ参上!」
刀でスタッフを切るが捕まる
アヤ:あんたが殺っちゃった人間の代わりなんていくらでもいるんだから
父:ユウ 目を覚ましなさい
泣いて拒否するヨーコ
ビルの一角に仕掛けた爆弾を爆発させる
ユウ:これですぐ警察がやって来る オレは神よりも誰よりもヨーコを愛してるんだ
ユウの首を絞めるヨーコ
アヤ:誰だって私と同じだ もっと壊れちまいなよw
刀で自分を刺すアヤ(とてもじゃないが直視出来ない 吐き気がする
カメラマンと警察が来て、「教会に恨みを持つ者の犯行」と報道される
<最終章>
ゼロ教会の拉致や詐欺などが世間にバレる
テツとカオリは救済会に入るが1列になって運動って同じじゃん
テツ:愛してるよ ずっと
カオル:私も
ヨーコは親戚の家に預けられた
(なんだ、こんないい場所に住む、ステキな親戚がいるんじゃん
ユウの盗撮ビデオを観る
「愛をもって、気高く盗撮しましょう!
無数にいる女性の中から最愛の女性を見つけだすのがポイントです」
親戚の女の子と布団を並べて恋バナになる
「お姉さんはどんな恋してきたの?」
そのコがある夜泣いている
「私、最近涙に血がまじるの
本当に泣きたい時、血がまじるって信じてるの」
ヨーコはユウの首を絞めた時、血の涙が流れていたことを思い出して泣いてしまう
ヨーコ:
私ね、なんでも分かってる人だと思ってたけど、なんにも分かってない人だった
自分がなんにも分かってないってこと知らなかった
ユウは施設で「サソリさん」と呼ばれ、刀を振って暴れてしまう
ヨーコは胸にナイフを隠してユウのいる「レクリエーション室」を訪ねる
「お兄ちゃん」
「初めまして 私はサソリ あなたは?」
サソリ:
泣いてるの? なんかあったら私にいつでも言ってちょうだい
昔、あんたみたいに可愛いコを助けたことを思い出した
「私、あなたのお蔭で分かったの! ありがとう」
ナイフを振り回して施設から連れ出そうとする
ヨーコ:今度は私の番よ あなたが私にしてくれたことをお返しするの! ここから出してあげる!
パニックを起こすユウ
「私間違ってた ユウ」
「私が・・・ユウ?」
「2度も私を助けてくれたヒーローよ! 心の底から愛してる!」
鏡を見て、自分が男だと思い出す
母のことからすべてを思い出して、ヨーコの思い出にまた興奮する
ユウは部屋を出て外へ走り出す
(施設って家族が許可しないと出られないんだっけ? その家族もケアを受けてるんじゃ軟禁状態じゃん/怖
パトカーの中で泣くヨーコを追う
*
なんと激しくて、複雑で、こんがらがった愛情物語
で、最後は'70年代のフォーク?
って、ゆら帝だった! ♪空洞です
なんといっても、どうにかこうにかハッピーエンド?で良かった ふぅ・・・
原案・監督・脚本:園子温
出演:
本田悠(通称:ユウ) - 西島隆弘
尾沢洋子(通称:ヨーコ) - 満島ひかり
コイケ - 安藤サクラ
カオリ - 渡辺真起子
本田テツ - 渡部篤郎
タカヒロ - 尾上寛之
ユウジ - 清水優
先輩 - 永岡佑
クミ - 広澤草
ケイコ - 玄覺悠子
ユウの母 - 中村麻美
コイケの父 - 板尾創路
BUKKAKE社・社長 - 岩松了
ロイドマスター - 大口広司
親友の神父 - 大久保鷹
司教 - 岡田正
霊感絵画の客 - 倉本美津留
暴走族リーダー - ジェイ・ウエスト
暴走族幹部 - 綾野剛
クラブ店員 - 深水元基
救済会の神父 - 吹越満
ミヤニシ - 古屋兎丸
ヨーコの父 - 堀部圭亮
0教会先生 - 宮台真司
237分て・・・と思ったが、スピード感と、ストーリー展開であっという間だった
しかし、近年、映画が前編・後編、3部作などと、どんどん長くなる傾向にあるけど
90分くらいに編集出来ないものかねぇとは思う
映画はあくまで娯楽
劇場で観る客に負担を強いるような作品はどうかな
満島ひかりちゃん、渡部篤郎さんらが出てて、
内容が興味深いかほりがしたから観てみた
家でなら、適当に時間を区切って観られるしv
しかし、園さん、またブッ飛んだパンクなもの撮ったな
出てくる女の子、みんなミニスカだし
時々、エグい映像があるから要注意
▼あらすじ(ネタバレ注意
ゆうの少年時代
マリアに祈っている美しい母の姿に感動する
「お母さん、旅に出るかも」
マリア像を渡され
「このマリアさまみたいなお嫁さんを見つけて私に紹介して」
母は僕が小学生の時死んだ
6年後父は勉強をして神父になった
2人は教会に引っ越す
父は世話好きで、説教も面白く信者に人気があった
僕たちは幸せだった あの女が来るまでは・・・
説教の最中に号泣する女・カオリ
教会に来たのが初めてで、クリスチャンにしてくださいと頼む
それから毎日強引に付きまとい、聖書を教えてもらう
カオリはクリスチャンになり、懺悔する
「私はあなたに恋をしてしまったんです」
神父は結婚が許されないため隠れ家を建てて、そこで3人の生活が始まる
だが、カオリとの仲はすぐに壊れた
「結婚してくれるって約束したよね? いつなのよ!」
スーパーのレジの男とデキて、たった3ヶ月で家を出ていった
父はフヌケになってしまい、説法も恐怖に変わる
テレビでは新興宗教「ゼロ教会」がニュースになっている
父に懺悔室に呼ばれるユウ
父:
今日の罪は? なにかあるはずだ 明日から罪を意識しろ
ムリやりに罪を思い出すユウ 毎日が地獄だった
<奇跡まで365日>
毎日、罪を探しながら生きるユウ
僕は父を愛していた どんなに変わってしまっても
父:
自分がいい子だなんて偽善だ
どんなに頑張っても、お前は悪い子なんだから 罪を認めろ
ウソをついても見抜かれてしまい
罪は自分で作らなければならないと気づいた
父は教会で暮らすから、ユウは別宅で暮らせと置手紙を置いて出て行った
父:主の家は1つです お前の来るところじゃない 父親と呼ぶな
ワルと一緒に自販機を壊して逃げ、ユウジ、タカヒロと仲間になる
クルマを盗もうとしてる先輩に紹介される
暴走族なんてまだいるのね その次は麻薬のディーラー、ヤクザの子分ってコースだ(この中に綾野剛さんがいるのが分からないw
ユウ:罪をいっぱい作りましょう! 僕の父は神父で、罪が必要なんです
ケンカ、万引き、いろいろ教わり、罪を犯すたびに笑顔で父に懺悔しに行く
仲間に「変態」だといわれる
仲間:神父にもっともウケるものはエロだよ お前変態だからちょうどイイよ
仲間はロイドマスターの元に連れていく
マスター:ありとあらゆるモノが女性の股間に詰まっている これはオレが書いた唯一の本だ 今晩読め
マスター:オレのために修行するか?
ユウ:ハイ!
カメラに縄をつけてターゲットを狙う(パンツの盗撮
ラジコンカーにカメラをつけたりして、あらゆる技を教える
マスター:神聖な行為は、必ず罰を与えられる たとえばキリストのように
実地訓練に行き、どんどん腕をあげる、それを父に言いに行く
ユウ:カメラで女性のミニスカートの写真を撮ったんです
殴られ、「変態!」と言われて喜ぶ
ユウ:僕は昔から性欲がない マリアに会って興奮しなければ
<奇跡まで65日>
ユウのプロ意識の高さに仲間や先輩も憧れの目で見るww
雨の中、教会の前で祈っていると3人の女性が来る
ユウが警察に連れていかれそうになって止めるコイケアヤ
ユウ:僕の原罪です
アヤ:許してあげるよ
仲間:オレたちを弟子にしてくれないか?!
ユウは3人に教え始める
その様子を動画で撮るアヤら
4人はチームになる
人生で一番楽しい時期だった
家に父がいて「今度会ってほしい人がいるんだ」
以前の優しい神父に戻っていた
カオリに再会する
連れ子の娘がいて(レジの男の?)神父の元に逃れるつもりだと推測するアヤら
アヤ:
そろそろ動いてみようかな 私の勘ではもうじきです
この街の雑魚どもがいっぱい釣れます
<奇跡まで3時間>
カオリ:私、あんたに紹介したい男がいる
尾沢洋子:は? また? もういい!!
今週のとっておきの1枚を競う4人
タカヒロがユウよりいい1枚だったら
タカヒロの姉の服を着て、街を歩いて、気に入った女の子にキスすると約束させられる
女装して「女番長サソリ」として歩く
男たちが集まり、ヨーコにケンカをしかけ、加勢にいくユウ
ヨーコはケンカの前に白いベールをかぶり
「主よこのバカどもをお許しください」と祈る
その姿とマリアがかぶる
(ひかりちゃん、パンチラしながら戦う姿かっけー
ユウ:まさにマリア 僕は一瞬で恋をした
<ここでようやくタイトル>
【コイケアヤ】
コイケは17の職業を持つ 霊感の画家、
ゼロ教会の地区チーダーで、コカインを売って、資金にあてる
クリスチャンの父は周りから尊敬されていたが、娘にベルトで暴行を加えていた
父:いやらしい体ですみませんと言え! Give it to meだ!
告白された男子生徒をカッターで殺し、
少年院から帰ると父が脳梗塞で倒れていた
初めて解放された時に男から声をかけられる
「みーつけた 君の全部を知ってるよ おいで」
ゼロ教会に連れていく
先生:
これが君の帰結だよ 人生の終着駅 原罪のニオイで分かった
主は選ばれた人を苦しめる
私はもう1つの原罪を見つけた ユウをストーカーし始める
ユウを1人取り込めば、父の信者ごととりこめると仲間にも力説する
【ヨーコ】
「見えない弾がいつも飛んでいることにみんな気づいていない」
小さい頃、父から暴行を受けていた
父:ほんとはお前を抱きたい だけどいい父親を演じてきたんだよ
カート・コバーンだけを愛している
街の男たちを徹底的に痛めつける 「男死ね! 男は敵!」
いつの間にかカオリがいた 「今日から私があんたの母親」
なぜかカオリと気が合いはじめる
彼女はいつも剥き出しだった 愛の剥き出し?
いつだって戦争が起きている 透明な戦争
カオリ:
私、こう見えてクリスチャンなの
一番大切なのはキリストっていう男なの
聖書を読まされ、キリストみたいな男なら許せると思った
私ももっと剥き出そうと思った
父がヴァンパイアで、子どもの頃の自分を十字架で守る悪夢を見る
カオリが懺悔室に入り、盗聴するアヤ
クルマで逃げても激突させてまで「愛してる」
神父はクルマを横転させて、誘惑は成功
カオリ:神父と結婚して家族になろう
ヨーコ:家族だけはもうたくさん!
そして、男たちとケンカする場面に戻るのか
私と一緒に戦ってる人は誰?
【サソリ】
ヨーコ:すごい助かりました! 超カッコよかったです
サソリ:
私、サソリっていうの 覚えておいてちょうだい あんた、可愛いわね 好きよ
2人は恋に落ちる
ヨーコ(この気持ちの名前は何て言うの?)
ヴァンパイアの夢はサソリとのキスシーンに変わる
盗撮のプログラムに身が入らないユウ
風まで計算してるが、撮ろうとすると、ヨーコのパンチラがよぎって撮れなくなった
そこにアヤが声をかけてくる
ヨーコが同じクラスに転入してきて、ユウの隣りに座る
サソリとは気づかず、声をかけても
ヨーコ:臭い男死んじゃえ
ヨーコはカオリにそれとなく相談する
ヨーコ:レズビアンて罪だと思う?
カオリ:とてつもなく罪だよ 変態よ奴ら 気をつけなさい
ジェーン・バーキンに、パティ・スミスか イイね
ヨーコ(私もしかすると レズかもしれない
サソリ(女装しないと あの子に会えないのかもしれない
学校でまた声をかけて、サソリだと気づいてもらおうとするユウ
「二度とまとわりつくんじゃねえ!」と怒られる
先輩にサソリの服を持ってきてもらい、ヨーコと会う
後ろから抱きしめられて、ヤバいユウ
ヨーコ:女の人が女の人を好きになるって変態ですか?
ユウ:変態も人生 変態をバカにしちゃダメよ
連絡先を渡すと熱いラブレターをもらう
カオリと神父の夕食にヨーコも現れた
ヨーコ:サイテー・・・
父:神父をやめて結婚しようと思ってる
トイレに逃げて、サソリに電話する 盗聴するアヤ
ヨーコ:兄貴になる奴がサイテーなの!
サソリになって、なんとかユウをかばう
ユウ:
きっと、ずっと前から兄になることを知っていたのよ
私のこと愛してるなら約束して
態度がガラっと変わるヨーコ
同じ屋根の下で暮らすことになる
ユウの部屋に入るヨーコ「お兄ちゃん、遅刻するよ!」
ヨーコを見て興奮するユウを見て
「やっぱり気持ち悪い でもサソリさんとの約束がんばる」
ヨーコがお風呂に行ってる隙に、パンツを盗んでしまうユウ
「バチカンの許可がおりないと結婚できない」とかゆっているテツに怒るカオリ
カオリ:男ってサイテー 私の感情が収まるような情熱的なキスしてよ
テツ:はい、頑張ります
隣りの部屋にいるのにサソリに電話するヨーコ
アヤ:私も大好きよ 男に集合をかける
同じクラスに今度はアヤが転入してきて、ユウの隣りがいいと指定して、ヨーコとの間に座る
そこにいきなり男たちが乱入
「サソリはどこだ! ここにいるって聞いたぞ!」
ユウ:オレがサソリだ
アヤ:私がサソリよ!
混乱しつつ、すっかり夢中になるヨーコ
司教に結婚はムリだと言われるテツ
司教:
君の神に対する気持ちはそんなものなのかね?
今日は聞かなかったことにする もう1回教会で祈りたまえ
(こういうダメな感じ似合うなあワタベさん
アヤ:サソリの時はメイクして、サングラスして、シークレットブーツ履いてるの
ちょっと疑いつつも抱きあうヨーコとアヤ
それを覗き見るユウ
ユウ:どうゆうつもりなんだよ!
アヤ:私はあなたに興味があるの ヨーコちゃんに盗撮のことゆっちゃおうかな
ヨーコ:サソリさんが毎日、ウチに来て勉強教えてくれるの
アヤが家に来て、ユウを誘惑する
アヤは家の中も盗聴している
すっかり家族にとけこむ
アヤを殴って、ヨーコを公園に呼ぶ
サソリ:
最近、ニセモノのサソリがあなたの周りをつきまとっていて
頭が混乱してるんでしょ? でも、これもウソなの
衣装を脱いで「サソリは僕だったんだ!」
盗撮写真をクラスにバラまくアヤ
「変態野郎だ」とクラスメートがはやしたて、
アヤはかばうフリをする(スゲーなこの変わり身
退学届けを出せと言われるユウ
これまでの盗撮動画もヨーコに見せるアヤ
父はユウを殴る
ユウ:ヨーコ、好きなんだ
ヨーコ:変態 悪いけどどいてくれるかな?!
アヤ:
テツさん、あんたたちのせいでこうなっちまったんだ
こいつだけのせいじゃないんだよ(それは正論だ
ヨーコちゃんのためにももう一度ちゃんと出直そうよ
学校に行くと、ヨーコもアヤもいない(クラスメートも案外優しいんだね
家は空き家になっていた 教会では父が失踪して大騒ぎ
ユウジ:ゼロ教会の一家全員さらっちまう洗脳事件みたいじゃん
タカヒロ:コイケって回し者じゃない?
ゼロ教会でテツが懺悔する
「私は性にだらしない男で、これで神父をやっていたかと思うとほんとに情けなくて」
アヤに脅されてAVで有名なBUKKAKE社に明日来いと言われ、オーディションに行く
ユウ:僕は罪を作るために盗撮を始めました
パンチラを熱く語り、隣りの変態に泣きながら感動される
ここで働かないと、ヨーコに会わせないよ と脅される
仲間は「オレたちプロなんすね!」と大喜び
BUKKAKE社・社長が岩松了さんて/爆
社長:
目がキラキラしてる カメラの目だ
今や盗撮ものは何千本も出る世界だ
タダ同然の元手で何千万もの金を生むんだよ
ユウはすべての女の子がヨーコだと思って撮りまくる
半年後、社長はシリーズもののAV男優をすすめられて断ると怒られる
バカバカしいイベントにも“クリスチャン・ユウ”として出た
「第10回変態さん集まれ」て・・・
変態の懺悔を聞き、なんでも「うん、許す」と即答
僕はかつての父の役目を担っていた
アヤはヨーコと話させるが、ゼロ教会の洗脳にかかっている
救済会の神父(吹越満):
この教会はいろんなクラスがあって
プロンプター、アクター、ケイブ、どの位置に存在するかで救済できるかどうか決まる
ケイブはまだ洗脳が解ける段階だけれども、プロンプター、アクターはムリだ
ヨーコはアクターで難しいと言われる
救済会の神父:
君にはたった一人の妹でも、僕らには100、200人のケアをしなければいけない人々がいるんです
大体、君たちはAV男優でしょ? 一番タチの悪い連中じゃ、向こうも見向きもしませんよ
君たちがまず反省すべきだ
合宿に行ったら二度と戻ってこれないシステム
交差点でヨーコを見つけたと連絡が入る
仲間:拉致るか? 昔みたいに
クルマで海へ連れてゆく
2人で飲まず食わず、寝ないで、だまったまま一夜が過ぎる
ヨーコは眠ったフリをして逃亡を図る
ユウ:こっちの世界に戻ってこい
ヨーコ:あんたの世界でしょ!
ヨーコは聖書のセンテンスを叫ぶ
愛がなければ私は何者でもない!
愛はけして滅び去ることはない!
私は幼い子どもであった時、
幼い子どものように語り
幼い子どものように考え
幼い子どものように思いをめぐらした
だが、一人前の者になった時
幼い子どものことはやめにした
我々が今見ているのは、ぼんやりと鏡に映っているもの
私が今知っているのは一部分
だから信仰、希望、愛 この3つ
このうちもっとも優れているものは愛
あんたはあんな色欲牧師と暮らしていたから
こんな神さまの言葉も知らないのよ!
ユウ:ゼロはまやかしだ 僕は変態なりにキチンと生きてる
ヨーコ:外に出て海が見たい 絶対逃げない 約束する
アヤたちが来る
アヤ:あんた、ウチに来て修行しな
ユウ:分かりました 修行します
妙に明るいスタッフに迎えられる
アヤはプロンプター(役者と同じ呼び方なのか
ヨーコを見ても興奮しないように常にチェックされるが平気を装うユウ
ケイブは地下洞窟にいる状態
アヤはユウを誘惑するが拒否られる
アヤ:他の男となんか違う 何だろう 原罪くん
1週間富士にこもってもっと深い瞑想をする合宿に誘うアヤ
空洞をイメージする言葉を言わせるとユウだけ「恋」という
苦悩を吐き出す場に来て、いろんな告白すると、アクターに生まれ変わる
ユウ:
僕は愛する人にちゃんと目と目を合わせ、ひと言も話すことが出来ませんでした
正直に打ち明ければよかった
お蔭で遠回りをしてしまいました
でも、ハッキリ分かった 愛を恥じるな!
事務所を掃除していて、ヨーコのファイルを見つけ、居場所が分かる
街角で募金活動をしている隙に、爆弾変態から爆弾をもらう
仲間:全部、用意したぞ 頑張れ
いろんな武器をバッグに詰め、ヨーコに会いに行く
その連絡がアヤに行く
エレベでスタッフが乗り、ユウだとバレて、首を刺す
サソリの格好になってヨーコを探す
フシギな部屋ばかりで、ヨーコはアヤと鍋を食べている カオリと父もいる
「サソリ参上!」
刀でスタッフを切るが捕まる
アヤ:あんたが殺っちゃった人間の代わりなんていくらでもいるんだから
父:ユウ 目を覚ましなさい
泣いて拒否するヨーコ
ビルの一角に仕掛けた爆弾を爆発させる
ユウ:これですぐ警察がやって来る オレは神よりも誰よりもヨーコを愛してるんだ
ユウの首を絞めるヨーコ
アヤ:誰だって私と同じだ もっと壊れちまいなよw
刀で自分を刺すアヤ(とてもじゃないが直視出来ない 吐き気がする
カメラマンと警察が来て、「教会に恨みを持つ者の犯行」と報道される
<最終章>
ゼロ教会の拉致や詐欺などが世間にバレる
テツとカオリは救済会に入るが1列になって運動って同じじゃん
テツ:愛してるよ ずっと
カオル:私も
ヨーコは親戚の家に預けられた
(なんだ、こんないい場所に住む、ステキな親戚がいるんじゃん
ユウの盗撮ビデオを観る
「愛をもって、気高く盗撮しましょう!
無数にいる女性の中から最愛の女性を見つけだすのがポイントです」
親戚の女の子と布団を並べて恋バナになる
「お姉さんはどんな恋してきたの?」
そのコがある夜泣いている
「私、最近涙に血がまじるの
本当に泣きたい時、血がまじるって信じてるの」
ヨーコはユウの首を絞めた時、血の涙が流れていたことを思い出して泣いてしまう
ヨーコ:
私ね、なんでも分かってる人だと思ってたけど、なんにも分かってない人だった
自分がなんにも分かってないってこと知らなかった
ユウは施設で「サソリさん」と呼ばれ、刀を振って暴れてしまう
ヨーコは胸にナイフを隠してユウのいる「レクリエーション室」を訪ねる
「お兄ちゃん」
「初めまして 私はサソリ あなたは?」
サソリ:
泣いてるの? なんかあったら私にいつでも言ってちょうだい
昔、あんたみたいに可愛いコを助けたことを思い出した
「私、あなたのお蔭で分かったの! ありがとう」
ナイフを振り回して施設から連れ出そうとする
ヨーコ:今度は私の番よ あなたが私にしてくれたことをお返しするの! ここから出してあげる!
パニックを起こすユウ
「私間違ってた ユウ」
「私が・・・ユウ?」
「2度も私を助けてくれたヒーローよ! 心の底から愛してる!」
鏡を見て、自分が男だと思い出す
母のことからすべてを思い出して、ヨーコの思い出にまた興奮する
ユウは部屋を出て外へ走り出す
(施設って家族が許可しないと出られないんだっけ? その家族もケアを受けてるんじゃ軟禁状態じゃん/怖
パトカーの中で泣くヨーコを追う
*
なんと激しくて、複雑で、こんがらがった愛情物語
で、最後は'70年代のフォーク?
って、ゆら帝だった! ♪空洞です
なんといっても、どうにかこうにかハッピーエンド?で良かった ふぅ・・・