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「福島県で山林火災 セシウムが飛散」@ビッグイシュー

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【THE BIG ISSUE JAPAN312号】

いろんな記事が舞っていて、相変わらずどれを信じていいやら混乱する

【注意】福島県の山林火災、線量がやや上昇!5月1日毎時3.86uSv⇒5月3日毎時4.44uSvに

福島県・浪江町の山火事とデマ 「放射性物質が飛散」と報じた地方紙が謝罪


【内容抜粋メモ】

ばん・ひでゆき著
1951年 三重県生まれ
原子力資料情報室共同代表・事務局長
1979年の「スリーマイル島原発事故」をきっかけに
脱原発の市民運動などにかかわる
著書『原子力政策大網批判』


今年4月、福島県で山林火災が発生した 場所は「十万山」
出火原因は分かっていないが、空気の乾燥、強風で燃え広がり、消火は難航

同時期に宮城県、岩手県でも山火事が起きたが
福島の場合、原発事故により飛散した放射能で汚染された「帰還困難区域」のため
通常の装備+放射線対策の防護服・マスクを着用しての消火活動となった

6年間、人の出入りはなく、山林は除染できないが、セシウムは半分ほどに減っている
これは「半減期」による物理的な減少
腐葉土、樹木に取り込まれたセシウムが、火災により大気中に舞い上がり、風下に運ばれた


<火災後のセシウム濃度が上昇>

火災現場周辺に「モニタリングポスト」が設置され、測定が継続されている
県は、測定器で「空間線量率」や「大気中のセシウム濃度」の測定を強化

「やすらぎ荘」(浪江町)、石熊公民館(双葉町)、野上一区地区集会所(大熊町)では
毎日2、3時間、大気を吸引

大熊町で昨年は1m2あたり0.37ミリベクレル以内だった

「やすらぎ荘」では5月3、4日、7日~10日、16日は1ミリベクレルを超えた
とくに8日は3.59ミリベクレルと高かった

野上一区では、8日だけ1ミリベクレルを超えた

石熊公民館では、4、8、9、11、12、16日に高く
12日は29.06ミリベクレルと最大値を示した
これは火災で舞い上がったセシウムの影響だと判断できる


「内部被爆」
大気中のセシウムは、呼吸を通して肺に取り込まれる
10日間に吸入による「内部被爆」は高くはないが、無視できるものではない

福島県は9日「周辺環境に影響が及んでいる事実は一切ない」と発表
セシウムの影響を過小評価した、行き過ぎた安全宣伝と言える

林野庁が今後調査するとしている
十分かつ詳細な調査を実施して、そのデータを公表すべきだ



***


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