【THE BIG ISSUE VOL.318】
雨宮処凜(あまみやかりん)
「当事者性」を求めて、右翼団体、宗教、北朝鮮、イラクとさまよい歩く
著書に『14歳からの戦争のリアル』『生きづらい世を生き抜く作法』など
【内容抜粋メモ】
●「税金カフェ」
お茶を飲みながら、みんなで税金について考える場
税理士・内田麻由子さんが中心となり、この2年で何度か開催された
8月1日、神楽坂のカフェ「キイトス茶房」には20人ほどが集まった
ワンドリンク制で1500円を払い、自由な席につく
一人参加がほとんどだった
「税金って難しそう」
「税金のことなど知らなくていいのでは?」
●とられるだけで、どう役立っているかよく分からない「税金」
社会保障費などは「財政難」を理由にどんどん削られている
それが生活保護費削減、高齢者福祉などに影響を及ぼしている
「パナマ文書」に象徴される、グローバルな形での「税金逃れ」もある
“税金逃れ”に世界が怒り! パナマ文書って何? @週刊ニュース深読み
●保育園、奨学金などを語るのに欠かせないのは「税金の配分」
この日は2部構成で、1部では雨宮さんが「相模原の障がい者施設殺傷事件」や
「小田原市の“保護なめんな”ジャンパー事件」などについて話した
「彼らを殺せば、税金が浮く」と話したという植松被告
「最後のセーフティネット」の職員が着ていたジャンパー
どちらも、社会的に弱い立場にある人に対する「分配」が絡む点で一致している
その後は、参加者が5人ほどのグループに分かれての「グループディスカッション」で
どちらかのテーマを選んで語り合い、15分ほど後、代表者がまとめて発表した
身内に障害をもつ者がいるという男性、
奨学金の返済中という女性も話した
●2部では、内田さんが「税金」のしくみについてレクチャー
2度目の「グループディスカッション」では難題が提示された
「年収100万円、400万円、1000万円の人たちから
合計300万円の税金を集めるとしたら、どう徴収するのがもっとも公正か」
発表の際、答えが出たグループ、出なかったグループもあった
●政治の一番の役割は、集めた税金をどう分配するか
初対面の人とこうしたテーマを話し合う機会はほとんどない
自分たちが払っている税金、その分配について知り、議論すること
私(雨宮)は、まず困っている立場の人に使ってほしいと思う
「税金カフェ」は、「公正な税制を求める市民連絡会」のイベントとして開催されていて、出張カフェも可能
あなたの街でもやってみてはいかがだろう
(“税金”ていう一括で集めて、国が使い方を決めるシステムをやめる方法はないかな
「クラウドファンディング」的な 誰かが「これをしたい」と発信して、同意・協力したい人が払う
そしたら、政府、政治家も相当削減できるし、無駄遣いも出来ないし、不透明性もなくなる気がする
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
【ブログ内関連記事】
「わが家電力」、自立電源生活レシピ@ビッグイシュー
「水道民営化はNG 世界はすでに“再公営化”へ」@ビッグイシュー
「猫のボブが私をホームレスから一人の人間にしてくれた」@ビッグイシュー
震災・原発事故6年 本音で向き合う“フクシマ”@週刊ニュース深読み
雨宮処凜(あまみやかりん)
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●「税金カフェ」
お茶を飲みながら、みんなで税金について考える場
税理士・内田麻由子さんが中心となり、この2年で何度か開催された
8月1日、神楽坂のカフェ「キイトス茶房」には20人ほどが集まった
ワンドリンク制で1500円を払い、自由な席につく
一人参加がほとんどだった
「税金って難しそう」
「税金のことなど知らなくていいのでは?」
●とられるだけで、どう役立っているかよく分からない「税金」
社会保障費などは「財政難」を理由にどんどん削られている
それが生活保護費削減、高齢者福祉などに影響を及ぼしている
「パナマ文書」に象徴される、グローバルな形での「税金逃れ」もある
“税金逃れ”に世界が怒り! パナマ文書って何? @週刊ニュース深読み
●保育園、奨学金などを語るのに欠かせないのは「税金の配分」
この日は2部構成で、1部では雨宮さんが「相模原の障がい者施設殺傷事件」や
「小田原市の“保護なめんな”ジャンパー事件」などについて話した
「彼らを殺せば、税金が浮く」と話したという植松被告
「最後のセーフティネット」の職員が着ていたジャンパー
どちらも、社会的に弱い立場にある人に対する「分配」が絡む点で一致している
その後は、参加者が5人ほどのグループに分かれての「グループディスカッション」で
どちらかのテーマを選んで語り合い、15分ほど後、代表者がまとめて発表した
身内に障害をもつ者がいるという男性、
奨学金の返済中という女性も話した
●2部では、内田さんが「税金」のしくみについてレクチャー
2度目の「グループディスカッション」では難題が提示された
「年収100万円、400万円、1000万円の人たちから
合計300万円の税金を集めるとしたら、どう徴収するのがもっとも公正か」
発表の際、答えが出たグループ、出なかったグループもあった
●政治の一番の役割は、集めた税金をどう分配するか
初対面の人とこうしたテーマを話し合う機会はほとんどない
自分たちが払っている税金、その分配について知り、議論すること
私(雨宮)は、まず困っている立場の人に使ってほしいと思う
「税金カフェ」は、「公正な税制を求める市民連絡会」のイベントとして開催されていて、出張カフェも可能
あなたの街でもやってみてはいかがだろう
(“税金”ていう一括で集めて、国が使い方を決めるシステムをやめる方法はないかな
「クラウドファンディング」的な 誰かが「これをしたい」と発信して、同意・協力したい人が払う
そしたら、政府、政治家も相当削減できるし、無駄遣いも出来ないし、不透明性もなくなる気がする
***
「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”
[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない
[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする
[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している
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