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発達障害(3)どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと@あさイチ

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発達障害(3)どう乗り越える?コミュニケーションの困りごと@あさイチ

専門家ゲスト:岡田俊さん(名古屋大学医学部附属病院 准教授)
ゲスト:浜島直子さん、栗原類さん
リポーター:瀬田宙大アナウンサー

【ブログ内関連記事】
シリーズ発達障害“ほかの子と違う?”子育ての悩み@あさイチ


【内容抜粋メモ】

後で詳細をメモしようと思って、録画を見てから消してしまったため
ざっくりなメモのみですみません/謝


●発達障害について考えるとき、周囲の人も本人も困りごととして挙げるのが「コミュニケーションの困難さ」

栗原類さん:
よく言われる「暗黙のルール」「本音と建前」が分からない
「相手の表情を読む」「空気を読む」ことも出来ない

相手とのズレも分からないので、相手が言った通り、文字通りに受け取ってしまう
例:冗談で言ったことも本気にして戸惑う

とにかく具体的に言ってくれたら分かります
VTRにあったように、コップに水を入れる時も「ちょっとだけ」とかではなく
「この線のあるところまで」というように数値化すると分かる


瀬田アナ:
相手の言っていることを理解するだけでも、頭の中が常にジェットコースターのように
フル回転していて、とても疲れるそうです

(テレパシーでやりとり出来たら、すぐ解消するのにね


例1



“沖縄県に住む平岡さん一家は、父親を除いた家族全員が発達障害。
 8年前に家族の発達障害が判明するまでは、父の禎之さんは、
 家族との間で会話がかみ合わないことや、急にスイッチが入ったように怒り出したりする
 態度の変化に疑問を感じるばかりで、一人悩んでいました。

 しかし発達障害が原因と分かると、感覚の過敏性によって外出するだけで大きなストレスを受けていたこと、

 作業途中で声をかけると混乱しやすいことなど、実は家族が「困っていた」ことが分かり、
 声かけなどに工夫の余地が見つかります。
 そうしてお互いに違いを話合い、対処法を見つけていくと、家族のズレは少しずつ解消されていきました。”


『うちの火星人』



家族を地球人と火星人のキャラクターに分けて、
理解されにくい「発達障害」を4コママンガを混ぜて分かりやすく紹介している
宇宙服のようなヘルメットをかぶっている理由は、地球の環境(騒音、光など)から守るため

(「障害」と呼ばれる人たちのほうが正常ではないかと常々思う
 これだけ大気汚染、騒音、苛酷な労働環境、人間関係のストレスの中にいて
 平気で、健康な人たちのほうがフシギ


妻は、8年前に発達障害と診断された(その前って、どう過ごしていたのか気になった
話があちこちにとぶ、急にキツイ表情になったり、キツイ言葉を言うので
夫は「二重人格」ではないかと思っていたが、2人で細かいことを話し合って
その理由がだんだんと分かってきて納得した


<妻の本音>

外に出ると騒音などでとにかく疲れる 酸素ボンベを外されてて「死にそう」「パニック状態」な感じ
自分ではコントロールが出来ないし、そういう状態だという認識もできないから、伝えられない

<夫が考えついた対策アイデア>

帰宅時はとにかくパニック状態なため、興奮を抑えるために「卵にな~れ」と合図を送って休ませる



●例2:長女の結婚の際に父が渡した「取説」

“4年前、禎之さんは結婚して別の家庭を持つ長女のために、
 長女自身の特性と、困りごとを解決する方法を書いた「説明書」を作りました。

 まぶしいのが苦手、騒音が苦手などといった、五感の感じ方に関する過敏性や、
 帰宅後の30分は疲労からパニックになりやすいためにトラブルが起こりやすい
「魔の時間帯」であることなどが書かれていて、新たな家庭での生活に役立っていると言います。

 発達障害の特性で、時間の感覚がない長女。
 作業に没頭しすぎてしまっているときには、周囲の人がアラームをかけたり、
 もう休んだら?と声をかけたりするなどの対処をしています。”


瀬田アナ:
「取説」は、発達障害の長女が自分自身を理解するのにも役立つので、パートナーと自分と2冊持っている
理解できない言動に対する「対処法」も書いてあるのでとても役立っているそう



●例3:次男は大学でスピーチして理解してもらった
大学入学の際のスピーチで自分が発達障害のこと、こう接して欲しい、
「不機嫌に見えても、実はそうではない」などと最初に具体的に話したことで
コミュニケーションがうまくいっている


●会話のキャッチボールが進むカードゲーム

“「自分がどのタイミングでしゃべればいいか分からない」
 「みんなが話しているテーマとは関係ない話題で口をはさんでしまう」
 その苦手を取り除いて、コミュニケーションをうまく進めることができるというカードゲームを紹介。

 ポイントは、カードの一枚一枚にかかれている質問について、
 カードを引いた人が「話す」、答えたくない質問のときは「パスできる」、
 そして、周囲の人は「聞く」という3つのルールを守って行うこと。

 「話せた」「聞いてもらえた」というコミュニケーションの成功体験を積むことで、
 自分の気持ちが話せるようになる実践の様子などについてお伝えしました。”


取材した母親と少年は、机に座って、カードを引いて、答えたり、聞いたり
カードも手作りで充分できるもの 紙に「好きな季節は?」などいろんな質問を書いて並べて
交互に引いて、答え、相手は聞く 質問もあり

最初は落ち着かなかった子どもも、30分ほどすると落ち着いて受け答えし
母親に質問するようにもなった

「どんな場所が好き?」(だっけ?)という質問に
「自然がいっぱいある所 自分しかいないの」と答えた子ども

(私もそういう想像するな 小さい時から 普段の外での騒音などへの苦痛もうかがえる

よく聞くと学校での悩みについてなど、自分からなかなか話し出せないことが分かった

母:
これまでは、この子の「特性」なのか、単なる「ワガママ」なのか区別できなかった
こうして落ち着いて話すことが普段ないので、いろいろ話せてよかった

専門家:
このゲームには勝ち負けはないし、批判を受けることもないから
普段は恥ずかしくて言えないことも言えたりする

楽しく遊びながら、コミュニケーションの基本が学べるので
企業の新人研修などにも利用されている

話をよく聞いてあげることで「自己肯定感」を強めることが出来る

ヤナギー:自己分析もしてたしね/驚


●発達障害などで悩む人々が集まるバーチャルなもう1つの世界
海外の事例 発達障害の女性を取材

言葉でのコミュニケーションが難しいので
店でコーヒーなどを注文する時は、スマホに入力して音声を出して注文する工夫をしている

そんな彼女が「自分の居場所を見つけた」と思ったのがバーチャルのゲーム
ココロに悩みを持つ人たちが、それぞれ好きなキャラクターとなって集まり
音楽活動をしたり、自由に遊べるもう1つの世界

取材した女性が扮しているのはフクロウ(知恵の象徴だね
集まった中で悩みを話す人に助言して「それはいい考え方ね」と言われて嬉しかったという

(こうした世界が「現実」になるといいのにね
 差別も偏見もなく、公害も騒音もない
 見た感じ、広々とした自然の中で、とっても開放的な雰囲気だったし 楽しそう



<FAX>

学校の担任に理解されにくい



類さん:
日本と海外では学校の仕組みが全然違う
僕も最初は馴染めなかった

先生も1回で理解してもらうのは難しいので、
信じられる友、小さい頃から診てくれる主治医、親に相談していた


コミュニケーションで問題を抱えるのはASDでは?



専門家:
最初のイラストの図にある通り、重なっている部分もあるし、人によっていろんな特徴が違います


類さんはどう乗り越えたか?



類さん:
僕の場合は、信じられる友、小さい頃から診てくれる主治医、親に相談していた
信じられる人を1人でももつことは大事


家族全員が発達障害なのでどうしたらいいか分からない



専門家:
それだと家族だけでは難しいので、医療機関、支援センターなどの援助にアクセスしてください
興奮を鎮めるには、クッションを持つなども有効です



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