■『恋妻家宮本』(2016 117分)
原作:重松清『ファミレス』(日本経済新聞出版社刊)
監督:遊川和彦
劇中歌:♪今日までそして明日から/吉田拓郎
出演:
阿部寛 宮本陽平
天海祐希 宮本美代子
入江甚儀 宮本正
佐津川愛美 宮本優美
浦上晟周 井上克也 ドン
豊嶋花 井上エミ
奥貫薫 井上尚美
富司純子 井上礼子
紺野彩夏 菊池原明美 メイミー
菅野美穂 五十嵐真珠
佐藤二朗 五十嵐幸次
相武紗季 門倉すみれ
柳ゆり菜 時森
渡辺真起子 陽平の母
関戸将志 陽平の父
工藤阿須加 大学生の陽平
早見あかり 大学生の美代子
ほか
こういうダメダメな役似合うなあ、阿部ちゃんw
自問自答の心のつぶやきがいちいち可笑しい
重松清さんてどこかで見覚えが・・・と思っていたら、『きよしこ』の人だ!
多作だし、映像化された作品もたくさんある
同じ阿部ちゃん主演の『青い鳥』も観たし
最初、原作のタイトルと、予告の夫婦問題がどう結びつくのか分からなかったけど
何気ないファミレスにいる夫婦、その他大勢にもいろんな年月があるってことだ
久々笑えて、ココロが心底あったまる映画を観た
劇中歌の今日までそして明日から/吉田拓郎 も初めて知ったけど
とてもイイ役割を果たしている もっと聴きこみたい1曲
▼あらすじ(ネタバレ注意
子どもの頃からファミレスが苦手な宮本陽平 選択肢が多過ぎて決められない
Y:人生は一度きりなんだから、失敗したくないじゃん
今も変わらず 妻の美代子が決めてしまう
合コンで初めて妻と会った時も、友だちが先にとって、残ったMになった
「子どもができた」 堕ろす話をし始めるMに、正直、責任の重さを感じるが
Y:
結婚しないかオレたち Mの代わりにオレが教師になる
オレはずっとMの味噌汁が飲みたい
子どもの名前でも散々迷い、赤ちゃんが笑ったほうに決めた
息子・正はあっという間に成長して、優美と結婚したいと言う
被災地を取材したいと、福島に就職してあっけなく我が家を去った
50になって2人きりになり話すこともない
息子の部屋で、いまだ息子の名前が正でよかったか分からないY
1年前から料理教室にハマったY
2人だけの生活がスタートし、「互いに名前で呼び合おう」と約束を迫るM
寝姿を見て
Y:やっぱり老けたなあ~ 白髪は染めてるけど、シワとシミは確実に増えてるし
(ひどいなあ 自分はどーなの 年齢を重ねる美しさが分からないのね
なんかステキな部屋 本棚にはすごい本数!
『暗夜行路』は、付き合ったばかりにMにすすめたことを思い出す
そこからパラッと離婚届が出てきて印鑑も押してある!
あらゆる方向からのショックショット/爆
Y(ずっと固まっていそうなので、心の中で必死に再生ボタンを押した
Mに「オレに何が不満なんだよ!」と言ったら
逆ギレられるケースを考えて見なかったことにする
授業中もずっと離婚届について悩む
Mが風呂場と階段のリフォームの話を持ち出したのも、亭主を追い出す魂胆か?と疑い
思わず「うわぁ~」と声が出るww
Y(こう見えて生徒には信頼されてるんだぞ) 生徒はYの話を全然聞いてないけどw
井上克也はクラスのお調子者 通称「ドン」
菊池原明美は真っ直ぐな性格 通称「メイミー」
メイミー:
先生ってほんと呑気だよね ドンを放っといていいの?
母親が不倫相手といる時に事故ってから2週間も経つのに
自虐ネタで陰口言われないようにしてる
おばあちゃんは最悪で嫁の悪口ばっか言ってるし
家庭訪問でドンの家に行くと、早速、祖母・礼子が出て来る
祖母:母親が甘やかすから・・・
後ろに妹エミがいるのを心配するドン
料理教室ではイキイキしているY
五十嵐:一生懸命作っても、結局うんこになるだけなんだよね、料理って
門倉すみれはカレシとラブラブ
五十嵐は「離婚を考えてる」と言って、明らかに動揺したYは全部話してしまう
Y:離婚届を隠すってどういう心理でしょう?
I:暴力、借金もないなら、不倫しかありませんね 奥さんのほうが
家でのケータイも気になる
授業で高村光太郎の詩「道程」を読む
Y:この詩には、君たちがこれから生きていく上で大切な言葉がいっぱい詰まってる
ドンはめまいで倒れて保健室に運ばれる
祖母の作ったものを食べないハンスト宣言をして、昨日から何も食べてない
入院中の母にも全然会ってない
Y:料理を覚えろ 卵だけでなんでもできるんだぞ
マヨたまご飯美味しそうだけど、ドンはいない
ドンの郵便受けに卵料理のレシピを入れるY
Iは夫の暴言を愚痴る
Sは婚約者が元カノとまだ連絡とってて激怒
マスクしてスケキヨ状態のM
M:
男っていいよね 歳とっても若いコといちゃいちゃできるから
明日、正のとこに行ってもいいかな 奥さん風邪ひいて困ってるみたいだから
ドン:卵料理作ったら妹がすごい喜んでいた また教えてくれる?
メイミー:問題を先送りにしてるだけじゃん ほんとは教師に向いてないかも
Yは小説家になるのが夢だった
Y(もし違う道を選んでいたら・・・?)
本がズレていて、離婚届がないことに気づく(こういうところは敏感なんだ
正から電話
「ケンカでもした? 母さんがいきなり来て、しばらく福島にいようかなあって
子育て終わった時に熟年離婚多いらしいよ
お父さんが料理習い始めてから元気がなくなった気がする」
S:
婚約解消したからもう習う必要ないし
結婚に夢持つのやめたんです 2人見てもあんまり幸せそうじゃないし
Iと飲みに行くY
I:私はきっちり尽くしてるのに、見返りが少ない
Y:Iもやりたいことやればいいのでは?
I:
じゃあ、確かめたいんですけど、私のSEXがよくないかどうか
奥さんの原因もそこかもしれないですよ
2人はラブホまで行くが、Iの夫になにかあって飛び出し、追いかけるM
病院で寝ている夫を見て震えるが、お風呂で寝てただの脱水症状だった
てか、菅野美穂ちゃんの旦那が二朗さんて/爆
暴言てこういうことか ケンカしても仲いいじゃん
そこにドンもいて、母親の病室の前で迷ってる
Y:声かけてあげたらどうだ 先生ここにいるから
ドン:
やっぱムリ!
先生は自分のこと好き? オレは自分のこと全然好きじゃない
みんなの前でバカやるほど、自分に腹が立つっていうか
他にやるべきことが分からなくて みんなに嫌われたくないから
Y:違うよ 先生はいつものドンが好きだ
ドン:あざーす! 気を遣わせて、すいませんね
家にMが戻っていて、吉田拓郎が聴きたくなったと流す
M:
このごろ気づくとコレ歌ってるんだよね
野外コンサート行ったの覚えてる?
3時間立ってても全然大丈夫だった
ようやく離婚届のことを持ち出す
M:
今は言いたくない 簡単に説明できないから
不満はないけど、不安はあるの 少しは自分で考えたら?!
自分は優しいと思ってるでしょ あなたってほんとは結婚に向いてないよね
離婚届に名前を書き始めるY
Y:リフォームのついでに亭主も取り替えればいいんだよ(半泣きで渡す
Mは荷物を持って、また出て行く
(そっか、Mは主婦の役目だと思ってた料理を奪われて、
自分の居場所が分からなくなったのでは?
Y:(授業)
夏目漱石は人が生きるのに必要なのは3つだと言った “考えよ、語れ、行え”だ!
みんなにピッタリだと思わないか?
ドンにフォローされ、メイミーに睨まれる
毎日カップ麺を食べているドンを、ファミレスに誘う
Y:
お母さんにお弁当作らないか? 点滴してたろ?
ちゃんと食べなきゃいけないのに、生きる気がないってことだ
ドンは今まで必死に考えてきた、あとは行動するしかないんじゃないか?
Yとメイミーでドンの家に行って料理を教えていたら、祖母が来る
祖母:
私は結婚して、子どもを立派に育てるのが妻の務めだと信じ、
自分を犠牲にして、死んだ夫に不平不満のひとつも言わず
どんなに辛いことや、悔しいことにも耐え、家族のために自分の一生を捧げてきたんです
それなのに、この子たちの母親は自分の義務を勝手に放棄し、大切な家族を裏切った
そんな人間をどうして許さなきゃいけないんです!
Y:
正しいと思うけど、優しくない
自分が正しいと思っても、相手にとっては押しつけでしかないことがあると思うんです
母親のためにお弁当作るのは優しいこと
優しいことをするほうがもっと大切じゃないですか?
戦争みたいに正しさと正しさならぶつかるけど、優しさと優しさならぶつからない
2つの優しさが出会ったらもっと大きな優しさになる
今、私たちがこだわるべきなのは正しさではなく優しさではないでしょうか?
お弁当を持って病室に来るが
ドン:やっぱムリ! と逃げる
メイミー:思春期の男子にはムリだから
礼子にお弁当を渡すY
Y:
カツヤくん言ってました お母さんに作ってもらって美味しかったものだって
お母さんに早く元気になってもらいたいから
何度も指を切りながら一生懸命作ったんです
Yはドンに:
お母さんが会って謝りたいって 2人に連絡する勇気がなかったって
言葉が浮かばなかったら、ずっとそばにいればいい
「また明日来るね」って言えばいい
それを繰り返せば、きっと大丈夫だ
Y:
メイミー オレはお前が好きだ
自分のことのように友だちのことで一緒に怒ったり、心配したりする君を尊敬してる
メイミー:先生、やっぱ教師向いてるかも
Y(自分をちょっと好きになっていいかな)
正から電話があり、Mは福島でボランティアするという
(人の役に立ちたいんだよね、ヒトって それが幸せ
福島に向かうY
Y:
(今まで人生のいろいろな選択をしてきた
どれも正しかったか自信がない
でも、どっちでもMなら許してくれる)
正の家に着くと、Mは家を出た後
優美:
離婚届を出しに行ったのかも! 今は24時間受け付けてるから
言葉が浮かばなかったら抱きしめればいいんです!
そうすれば女は基本的にはOKですから 手を握るだけでも大丈夫
慌てるあまり転んで最終電話に間に合わないY
(注意書きがあるねww
Y
(伝えなきゃいけない言葉が滑り落ちていく ありがとうとか 愛してるとか
50年散々迷ってこのザマか)
反対ホームにMがいる
ケータイ忘れたのに気づいて戻った 離婚届はまだ出してない
ホームを挟んで話す2人
Y:なんでそんなもの書いたんだ
M:
保険よ 違う ジョーカーかな
27年前、プロポーズしてくれた時ホッとした
自分がほんとに教師をやりたいのか自信がなかったから
私は家族のために生きていこうって
正が家を出て、夫婦になにも残ってないような気がして
あなたが料理を始めて、私なんかもう要らないって言われるんじゃないかと思って
50になってちゃんと生きていけるか考えて
ボランティアして喜ぶ顔を見て気づいたの
私はもっと必要とされたいんだって
悩むのなんて止めようと思った
だから、これは切り札 こちらからは以上です
Y:
(誰か教えてくれ 妻に言うべき優しい言葉を)
お前が・・・ 勇気を出して言ったら電車が来て聞こえないパターンw
Mも転んで抱き合う 聞き直そうとすると、今度は事故で停電
待合室で、ロウソクに火をつける M:被災地でロウソクは当然よ
Mにお弁当を渡す 全部Mの好きなものばっかり
Y:お前が作った味噌汁が飲みたい
M:今まで一度も美味しいって言ったことないのに
Y:死ぬ前になにか食べるならお前が作った味噌汁が飲みたい
M:それってプロポーズと同じじゃない
Y:
あの時も、オレはこの人が作った味噌汁を死ぬまで飲むんだなあって
もしタイムマシンがあったら、ファミレスの自分に伝えたい
今、目の前にいる人を絶対離すんじゃないぞ
自信を持て 今でもオレは妻に恋してるから大丈夫だ
M:
27年前の私に伝えてくれる?
ちょっと優柔不断で頼りないかもしれないけど
それは誰に対しても一生懸命に向き合って、
相手のためにどうするのが一番いいか真剣に悩んでいるからなの
いい教師、いい父親、いい夫になる
安心してYの胸に飛び込みなさいって
キスしようとして明かりがついたら、他にも人がいたww
ファミレスでまたメニューで迷ってるY
そこにSが来て、「私は一生結婚しません」と言って去る
Y:僕は結婚して幸せです いいことも悪いこともあったけど
あれ、急にみんなで歌い出したよ
なんか大林監督スタイルで泣ける 二朗さんも歌上手いねv
暴力映画が流行る中、こういう普通のストーリーが今の自分には合ってる
原作:重松清『ファミレス』(日本経済新聞出版社刊)
監督:遊川和彦
劇中歌:♪今日までそして明日から/吉田拓郎
出演:
阿部寛 宮本陽平
天海祐希 宮本美代子
入江甚儀 宮本正
佐津川愛美 宮本優美
浦上晟周 井上克也 ドン
豊嶋花 井上エミ
奥貫薫 井上尚美
富司純子 井上礼子
紺野彩夏 菊池原明美 メイミー
菅野美穂 五十嵐真珠
佐藤二朗 五十嵐幸次
相武紗季 門倉すみれ
柳ゆり菜 時森
渡辺真起子 陽平の母
関戸将志 陽平の父
工藤阿須加 大学生の陽平
早見あかり 大学生の美代子
ほか
こういうダメダメな役似合うなあ、阿部ちゃんw
自問自答の心のつぶやきがいちいち可笑しい
重松清さんてどこかで見覚えが・・・と思っていたら、『きよしこ』の人だ!
多作だし、映像化された作品もたくさんある
同じ阿部ちゃん主演の『青い鳥』も観たし
最初、原作のタイトルと、予告の夫婦問題がどう結びつくのか分からなかったけど
何気ないファミレスにいる夫婦、その他大勢にもいろんな年月があるってことだ
久々笑えて、ココロが心底あったまる映画を観た
劇中歌の今日までそして明日から/吉田拓郎 も初めて知ったけど
とてもイイ役割を果たしている もっと聴きこみたい1曲
▼あらすじ(ネタバレ注意
子どもの頃からファミレスが苦手な宮本陽平 選択肢が多過ぎて決められない
Y:人生は一度きりなんだから、失敗したくないじゃん
今も変わらず 妻の美代子が決めてしまう
合コンで初めて妻と会った時も、友だちが先にとって、残ったMになった
「子どもができた」 堕ろす話をし始めるMに、正直、責任の重さを感じるが
Y:
結婚しないかオレたち Mの代わりにオレが教師になる
オレはずっとMの味噌汁が飲みたい
子どもの名前でも散々迷い、赤ちゃんが笑ったほうに決めた
息子・正はあっという間に成長して、優美と結婚したいと言う
被災地を取材したいと、福島に就職してあっけなく我が家を去った
50になって2人きりになり話すこともない
息子の部屋で、いまだ息子の名前が正でよかったか分からないY
1年前から料理教室にハマったY
2人だけの生活がスタートし、「互いに名前で呼び合おう」と約束を迫るM
寝姿を見て
Y:やっぱり老けたなあ~ 白髪は染めてるけど、シワとシミは確実に増えてるし
(ひどいなあ 自分はどーなの 年齢を重ねる美しさが分からないのね
なんかステキな部屋 本棚にはすごい本数!
『暗夜行路』は、付き合ったばかりにMにすすめたことを思い出す
そこからパラッと離婚届が出てきて印鑑も押してある!
あらゆる方向からのショックショット/爆
Y(ずっと固まっていそうなので、心の中で必死に再生ボタンを押した
Mに「オレに何が不満なんだよ!」と言ったら
逆ギレられるケースを考えて見なかったことにする
授業中もずっと離婚届について悩む
Mが風呂場と階段のリフォームの話を持ち出したのも、亭主を追い出す魂胆か?と疑い
思わず「うわぁ~」と声が出るww
Y(こう見えて生徒には信頼されてるんだぞ) 生徒はYの話を全然聞いてないけどw
井上克也はクラスのお調子者 通称「ドン」
菊池原明美は真っ直ぐな性格 通称「メイミー」
メイミー:
先生ってほんと呑気だよね ドンを放っといていいの?
母親が不倫相手といる時に事故ってから2週間も経つのに
自虐ネタで陰口言われないようにしてる
おばあちゃんは最悪で嫁の悪口ばっか言ってるし
家庭訪問でドンの家に行くと、早速、祖母・礼子が出て来る
祖母:母親が甘やかすから・・・
後ろに妹エミがいるのを心配するドン
料理教室ではイキイキしているY
五十嵐:一生懸命作っても、結局うんこになるだけなんだよね、料理って
門倉すみれはカレシとラブラブ
五十嵐は「離婚を考えてる」と言って、明らかに動揺したYは全部話してしまう
Y:離婚届を隠すってどういう心理でしょう?
I:暴力、借金もないなら、不倫しかありませんね 奥さんのほうが
家でのケータイも気になる
授業で高村光太郎の詩「道程」を読む
Y:この詩には、君たちがこれから生きていく上で大切な言葉がいっぱい詰まってる
ドンはめまいで倒れて保健室に運ばれる
祖母の作ったものを食べないハンスト宣言をして、昨日から何も食べてない
入院中の母にも全然会ってない
Y:料理を覚えろ 卵だけでなんでもできるんだぞ
マヨたまご飯美味しそうだけど、ドンはいない
ドンの郵便受けに卵料理のレシピを入れるY
Iは夫の暴言を愚痴る
Sは婚約者が元カノとまだ連絡とってて激怒
マスクしてスケキヨ状態のM
M:
男っていいよね 歳とっても若いコといちゃいちゃできるから
明日、正のとこに行ってもいいかな 奥さん風邪ひいて困ってるみたいだから
ドン:卵料理作ったら妹がすごい喜んでいた また教えてくれる?
メイミー:問題を先送りにしてるだけじゃん ほんとは教師に向いてないかも
Yは小説家になるのが夢だった
Y(もし違う道を選んでいたら・・・?)
本がズレていて、離婚届がないことに気づく(こういうところは敏感なんだ
正から電話
「ケンカでもした? 母さんがいきなり来て、しばらく福島にいようかなあって
子育て終わった時に熟年離婚多いらしいよ
お父さんが料理習い始めてから元気がなくなった気がする」
S:
婚約解消したからもう習う必要ないし
結婚に夢持つのやめたんです 2人見てもあんまり幸せそうじゃないし
Iと飲みに行くY
I:私はきっちり尽くしてるのに、見返りが少ない
Y:Iもやりたいことやればいいのでは?
I:
じゃあ、確かめたいんですけど、私のSEXがよくないかどうか
奥さんの原因もそこかもしれないですよ
2人はラブホまで行くが、Iの夫になにかあって飛び出し、追いかけるM
病院で寝ている夫を見て震えるが、お風呂で寝てただの脱水症状だった
てか、菅野美穂ちゃんの旦那が二朗さんて/爆
暴言てこういうことか ケンカしても仲いいじゃん
そこにドンもいて、母親の病室の前で迷ってる
Y:声かけてあげたらどうだ 先生ここにいるから
ドン:
やっぱムリ!
先生は自分のこと好き? オレは自分のこと全然好きじゃない
みんなの前でバカやるほど、自分に腹が立つっていうか
他にやるべきことが分からなくて みんなに嫌われたくないから
Y:違うよ 先生はいつものドンが好きだ
ドン:あざーす! 気を遣わせて、すいませんね
家にMが戻っていて、吉田拓郎が聴きたくなったと流す
M:
このごろ気づくとコレ歌ってるんだよね
野外コンサート行ったの覚えてる?
3時間立ってても全然大丈夫だった
ようやく離婚届のことを持ち出す
M:
今は言いたくない 簡単に説明できないから
不満はないけど、不安はあるの 少しは自分で考えたら?!
自分は優しいと思ってるでしょ あなたってほんとは結婚に向いてないよね
離婚届に名前を書き始めるY
Y:リフォームのついでに亭主も取り替えればいいんだよ(半泣きで渡す
Mは荷物を持って、また出て行く
(そっか、Mは主婦の役目だと思ってた料理を奪われて、
自分の居場所が分からなくなったのでは?
Y:(授業)
夏目漱石は人が生きるのに必要なのは3つだと言った “考えよ、語れ、行え”だ!
みんなにピッタリだと思わないか?
ドンにフォローされ、メイミーに睨まれる
毎日カップ麺を食べているドンを、ファミレスに誘う
Y:
お母さんにお弁当作らないか? 点滴してたろ?
ちゃんと食べなきゃいけないのに、生きる気がないってことだ
ドンは今まで必死に考えてきた、あとは行動するしかないんじゃないか?
Yとメイミーでドンの家に行って料理を教えていたら、祖母が来る
祖母:
私は結婚して、子どもを立派に育てるのが妻の務めだと信じ、
自分を犠牲にして、死んだ夫に不平不満のひとつも言わず
どんなに辛いことや、悔しいことにも耐え、家族のために自分の一生を捧げてきたんです
それなのに、この子たちの母親は自分の義務を勝手に放棄し、大切な家族を裏切った
そんな人間をどうして許さなきゃいけないんです!
Y:
正しいと思うけど、優しくない
自分が正しいと思っても、相手にとっては押しつけでしかないことがあると思うんです
母親のためにお弁当作るのは優しいこと
優しいことをするほうがもっと大切じゃないですか?
戦争みたいに正しさと正しさならぶつかるけど、優しさと優しさならぶつからない
2つの優しさが出会ったらもっと大きな優しさになる
今、私たちがこだわるべきなのは正しさではなく優しさではないでしょうか?
お弁当を持って病室に来るが
ドン:やっぱムリ! と逃げる
メイミー:思春期の男子にはムリだから
礼子にお弁当を渡すY
Y:
カツヤくん言ってました お母さんに作ってもらって美味しかったものだって
お母さんに早く元気になってもらいたいから
何度も指を切りながら一生懸命作ったんです
Yはドンに:
お母さんが会って謝りたいって 2人に連絡する勇気がなかったって
言葉が浮かばなかったら、ずっとそばにいればいい
「また明日来るね」って言えばいい
それを繰り返せば、きっと大丈夫だ
Y:
メイミー オレはお前が好きだ
自分のことのように友だちのことで一緒に怒ったり、心配したりする君を尊敬してる
メイミー:先生、やっぱ教師向いてるかも
Y(自分をちょっと好きになっていいかな)
正から電話があり、Mは福島でボランティアするという
(人の役に立ちたいんだよね、ヒトって それが幸せ
福島に向かうY
Y:
(今まで人生のいろいろな選択をしてきた
どれも正しかったか自信がない
でも、どっちでもMなら許してくれる)
正の家に着くと、Mは家を出た後
優美:
離婚届を出しに行ったのかも! 今は24時間受け付けてるから
言葉が浮かばなかったら抱きしめればいいんです!
そうすれば女は基本的にはOKですから 手を握るだけでも大丈夫
慌てるあまり転んで最終電話に間に合わないY
(注意書きがあるねww
Y
(伝えなきゃいけない言葉が滑り落ちていく ありがとうとか 愛してるとか
50年散々迷ってこのザマか)
反対ホームにMがいる
ケータイ忘れたのに気づいて戻った 離婚届はまだ出してない
ホームを挟んで話す2人
Y:なんでそんなもの書いたんだ
M:
保険よ 違う ジョーカーかな
27年前、プロポーズしてくれた時ホッとした
自分がほんとに教師をやりたいのか自信がなかったから
私は家族のために生きていこうって
正が家を出て、夫婦になにも残ってないような気がして
あなたが料理を始めて、私なんかもう要らないって言われるんじゃないかと思って
50になってちゃんと生きていけるか考えて
ボランティアして喜ぶ顔を見て気づいたの
私はもっと必要とされたいんだって
悩むのなんて止めようと思った
だから、これは切り札 こちらからは以上です
Y:
(誰か教えてくれ 妻に言うべき優しい言葉を)
お前が・・・ 勇気を出して言ったら電車が来て聞こえないパターンw
Mも転んで抱き合う 聞き直そうとすると、今度は事故で停電
待合室で、ロウソクに火をつける M:被災地でロウソクは当然よ
Mにお弁当を渡す 全部Mの好きなものばっかり
Y:お前が作った味噌汁が飲みたい
M:今まで一度も美味しいって言ったことないのに
Y:死ぬ前になにか食べるならお前が作った味噌汁が飲みたい
M:それってプロポーズと同じじゃない
Y:
あの時も、オレはこの人が作った味噌汁を死ぬまで飲むんだなあって
もしタイムマシンがあったら、ファミレスの自分に伝えたい
今、目の前にいる人を絶対離すんじゃないぞ
自信を持て 今でもオレは妻に恋してるから大丈夫だ
M:
27年前の私に伝えてくれる?
ちょっと優柔不断で頼りないかもしれないけど
それは誰に対しても一生懸命に向き合って、
相手のためにどうするのが一番いいか真剣に悩んでいるからなの
いい教師、いい父親、いい夫になる
安心してYの胸に飛び込みなさいって
キスしようとして明かりがついたら、他にも人がいたww
ファミレスでまたメニューで迷ってるY
そこにSが来て、「私は一生結婚しません」と言って去る
Y:僕は結婚して幸せです いいことも悪いこともあったけど
あれ、急にみんなで歌い出したよ
なんか大林監督スタイルで泣ける 二朗さんも歌上手いねv
暴力映画が流行る中、こういう普通のストーリーが今の自分には合ってる