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notes and movies(2002.5〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづきでこのノートのラスト(早っ
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『オースティン・パワーズ・ゴールドメンバー』(2002)
監督:ジェイ・ローチ 出演:マイク・マイヤーズ、ビヨンセ・ノウルズ、マイケル・ヨーク、セス・グリーン ほか
最初にカメオ俳優がいきなり出まくり。映画仕立てで『MI』ばりのトム・クルーズ、
ヒロインにグウィネス・パルトロー、ケヴィン・スペイシー、ダニー・デヴィッド、ブリトニーもちゃっかり、
スピルバーグ!、ラストはジョン・トラボルタ他。

オープニングテーマ後、Dr.がミニミーを抱っこして登場w チョコホリックらしい。
悪事を思いついたのも束の間、捕われ“ハンニバル”状態。勢いづいて開いちゃうが「閉めるね」
’75にタイムトリップしてGに会う(マイク・マイヤーズ?)自分の皮を食べるエゲツなさ(ウエ〜〜〜
スモーレスラーのファットマン(マイク?)も下品ギャグ満載で引く。
なんと『WONDER YEARS』のアイドル、ケヴィンくんがホクロ男で登場! ちょっと情けない・・・
宿敵が仲良くなっちゃって、次回はどーすんの?

監獄の中で見事なラップを披露してるし、一番笑ったのはションベン小僧の代わりにオシッコを飛ばすシーンと、
検尿で肩車してるミニミーが、アップルタイザーを口から勢い良く吐き出すシーン、破水して生まれ落ちる/泣笑

オゲレツ度が200%増の今作。キャラのキョーレツさも増量してて、引くシーンも数多し。
ルーティンのダンスと曲もおさえつつ、毎回笑いをとるのに必死さが感じられ、次回作が心配・・・でもないか。
YEAH!BABY!YEAH!!


■『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)(劇場にて
監督:ピーター・ジャクソ 出演:イライジャ・ウッド、ケイト・ブランシェット ほか
戸田奈津子訳

とりあえず第1弾はここまで。2弾が来年2003年春ってゆーんだから気の長い話
こーゆー勇者の冒険物語ってどこの国にもあるけど、神話をここまで資金と時間をかけて
リアルに描いたのは今作の圧倒的な見所。
悪鬼のメイクもCGもリアルで出演者も適材適所。
でもこーゆー作品って壮大であればあるほどパロにしやすい標的になるw
レスリー・ニールセン辺りでやらないかしら。

自然の美しさも圧巻! 昔の旅人は靴も履かなかったのか? よっぽど足の皮が厚かったとみえる。
2弾の予告編を見るために再度、鑑賞したツワモノも大勢いたとか。
今年はハリポタといい、スターウォーズといい、大長編作揃いで、それぞれの続編がいまや遅しと待たれるばかり。


■『千と千尋の神隠し』(2001)

原作・監督・脚本:宮崎駿 声出演:柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、神木隆之介 ほか
宮崎アニメの中で『ナウシカ』『もののけ』の次に好きかも
前作では自然破壊と動物、精霊を描き、今作では日本の昔からの土地神信仰が土台となっているところが
日本人の心に自然に入ってくる。が今作は世界でも大絶賛を受け、ハリウッドで吹替え上映とのこと!

絶筆を決心した宮崎さんだが、その創造力(想像力)の広がり、奥深さは本当に計り知れない。
少女の冒険というエンタテイメントの裏に、1シーン、1カット、各キャラの細部にまで精魂こもった思いがあることは
『もののけメイキング』を見て並々ならぬものと知った。
今作も気づかない思いが無限に込められていることだろう。

なぜ神さまらが疲れを癒しにくるのか、人をブタにして食べてしまうのか、謎は多い。
いつか原作?か、宮崎さんの本を読んでみたい。
ハタがなぜ魔女になど弟子入りし、かつ千尋を積極的に助けようとしてくれたかも何かワケがありそう。

どこに行っても捨てる神あれば拾う神あり。協力してくれ、支えてくれる仲間がいるってステキ。
今作のテーマは“生きる力”というけど、私はそんな友情、愛情に強く感動した。
いつもながら流れるような飛行シーン、いろんなキャラの面白さ、動き、色使い、
アニメーションがここまで進化し、人を感動させる力があることに宮崎作品を観るたび驚かされる。


■『青い夢の女』(2000)
監督:ジャン=ジャック・ベネックス 出演:ジャン・ユーグ・アングラード ほか
ミステリー、ロマンス、そしてコミカルでもある夢と現実が交錯したドラマ――まさに私好みv
久々ジャンの繊細な演技と、お決まりのヌードもあるしw

「君はいいカウンセラーになってくれ。カウンセラーは聖者みたいなもんだ。
 人が人であることを恥じないでいいんだと教えてやってくれ」

死体遺棄、その他偽証罪にも問われずハッピーエンディング。
全編青白い光の夜が舞台。日常から外れた異常が横行している時間。
今もどこかで誰かが殺め、墓場に埋めているかもしれない。
精神科医が親に対するコンプレックスを持っていたり、緑のキリンを埋めてたり・・・
と普通じゃないんだから仕方がない。


■『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001)
監督・脚本・出演:ジョン・キャメロン・ミッチェル 出演:ミリアム・ショア ほか
21世紀に蘇ったグラムロックの栄光。D.ボウイ、マドンナがグラミーをサボって観に行ったって噂もうなづける。
監督・脚本・主演まで務めたミッチェルに注目。

ベルリンの壁崩壊のニュースをまじえながら、性愛の複雑さを全編グラムロックナンバーで綴る。

♪男同士がくっついた太陽族、女同士の地球族、そして男女のくっついてる月族
 人が強くなりすぎたのを心配したゼウスが各々切り離して洪水でバラバラにしてしまってから
 それぞれの片割れを探すことになった 愛の起源(the origin of love)

同性愛その他ルールに反するものを一切排除しようとするキリスト教にしばられつつも矛盾と闘う人々。
そして現代の「性同一性障害」や、親からの虐待も明らかになってきた中で、
様々な愛の形をもっとオープンに考えるべき時代になった。
'70のおどろおどろしい妖しげなグラムの世界も美しく光っていたけれど。


■『殺しの烙印』(1967)

監督:鈴木清順 出演:宍戸錠、南原宏治、真理アンヌ ほか
冷牟田さんがハマって観た後、一気に数曲書き上げたというイベントでのコメントを聞いて借りてみた。
鈴木清順監督作品第1弾。新宿TSUTAYAでも特別に名前順でない棚で“おすすめコーナー”として紹介されてた。

今作はガンアクション邦画の先駆らしい。変わってるとかなり身構えて観たが、やっぱ変!?
日活系のお色気あり、殺し屋ハードボイルドあり、なんか滑稽なコミカルシーンあり、渋々ブルーステーマ曲あり・・・

「結婚してんのか?」「男は嫌いヨ」「じゃ夢も希望もないワケだ」「死ぬことが夢なの」

いくら主人公といえども一応、勧善懲悪なのか共倒れ&恋人まで自分の手で殺しちゃうエレジーな世界―――。
妄想のシーン、殺されそうになった女房が狂うシーン等、突然POPと言えなくもない演出がこの監督の特徴か?
全編に張り詰めた空気は、同じ殺し屋を描いた『レオン』なんかに比べるとよりリアリティさを強調しているのかも。
ファムファタル的ヒロイン、ミサコは美しい。米を炊く匂いフェチの男がブキミ


■『肉体の門』(1964)
監督:鈴木清順 出演:河西都子、野川由美子、松尾嘉代 ほか
第2弾。こっちのほうが原作小説に基づいて撮ってるせいか分かり易くリアリズムに徹してる。
敗戦後、米兵GHQ統制下、混乱を極め、毎日、食べられるかどうか生死を争い、犯罪が横行し、
人間が家畜のごとく生き抜かざるを得なかった時代の“人間性”を問う作品。
肉欲をあらわに描いていて、40円で体を売りながら本物の愛情を知らず、
タダで寝た仲間をリンチする哀しい売春婦の世界が生々しく心をとらえる。宍戸錠って肉体派俳優だったんだ。

「私は敗北者です。が、敗北者の幸せを忘れない」

どうやらアンハッピーエンドが好きらしい。
汗だくで抱き合うシーンは、とても衛生面でよろしくなさそーだが肉感的。
水のシャワーで避妊具もない時代。今までよく性病にかかったり、妊娠しなかったとフシギ。
盗んだ金で即イモを買ってむさぼり食うシーンは強烈。
強くなり、感情を殺さなきゃとても生きていけなかったんだ。
牛を盗んでさばくシーンは本物でグロすぎ


■『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』(1980)

監督:神代辰巳 出演:原田美枝子、宇崎竜童、原田芳雄、名古屋章 ほか
TSUTAYAオススメの棚にあった。
原田美枝子さんが主演のみならず、企画プロデュースまで携わったという、前から探してた1本。
妙な3人の男女がアウトロー的に集まって犯罪ごっこをする。
始まりも終わりも気にしないオフビートさは、邦画のニューウェーヴだったのかも。

キレイな服を着るでもなく、始終アレルギーでハナをすするヒッピー的ヒロイン、
百科事典製作で“100回も読んで丸暗記してる”インテリでズレた男、
孤児でヤクザに拾われ、オカマの軽犯罪常習犯・・・それぞれファジーな役作りとセリフで面白味を出している。

始終、小説家に対するファンレターを読まされるのにはちょっとウンザリ。
意味がよく分からないが、千里は自分にヒロインが似ていると共鳴して名を語り、同じ道を歩もうとしてるらしい。
家のそばでガンガンロックしてるバンドがサントラ代わりか?





【読書感想メモ】
「きりひと讃歌」手塚治虫著
「傑作選集2 ザ・クレーター2」
「傑作選集13 空気の底」
「海のトリトン1〜3」

「陰陽師2、3、4」岡野玲子著

「ペットDE心理テスト」霧島しおん著
「ヴァン・ゴッホ・カフェ」シンシア・ライラント著
「思いがけない贈り物」エヴァ・ヘラー作 ミヒャエル・ゾーヴァ絵(ここで初めて出会ったのか
「らくがきセラピー「ほんとうの自分」がわかる本」金盛浦子著
「きっと、あなたは癒される 自分と「いちばんの友達」になる方法」金盛浦子著

「性格がイヌ型かネコ型かわかれば、人生100倍ラクになる」タニア・マッキノン&ガヤトリ・パトナイク著
「「わたし」というニンゲンがよくわからなくなったときに読む本」井上紀代著
「恋愛ストレス 恋愛セラピー」海原純子著
「ますむら版 宮沢賢治童話集 カイロ団長・洞熊学校を卒業した三人」ますむらひろし作画
「瞑想」J.クリシュナムティ著

「子供歳時記 愉快な情景」矢吹申彦/画・文
「凍れる河」オリヴィエ・フェルミ/写真・文
「アジャンタとエローラ」立川武蔵/文、大村次郎/写真
「世界がもし100人の村だったら 2」池田香代子&マガジンハウス編
「ダウンタウンブックス結婚ごっこ」ニルス・ベルイクヴィスト著

「カクテル・アンコール in NY」エルヴェ・ル・テリエ著
「見知らぬ島への扉」ジョゼ・サラマーゴ著
「安倍晴明伝説」高原豊明/著 岡田正人/写真
「アジア楽園マニュアル 好きになっちゃったインド」双葉社
「銃後の街―戦時下の長野 1937-1945」川上今朝太郎/著・写真

「Peanuts Essence1 こんどは何?」チャールズ・M・シュルツ著 谷川俊太郎訳
「Peanuts Essence12 もしかしたら」


「今日も青い海で」ブルース・バラン著
「モリーはどこ?」ウーリ・ヴァース著
「心は高原に」ウィリアム・サローヤン著
「Little Children」 ウィリアム・サローヤン著

「21世紀の相性診断 G感性で「恋愛と結婚」が見える」富士総合研究所
「しぐさで心理を読む方法」山辺徹著
「愛が終わる理由」佐藤悦子著
「今日、自分を少し変えてみる」宝彩有菜著
「自分にあてた手紙 カメのポシェの長い旅」フローランス・セイヴォス著 クロード・ポンティ絵

「色彩心理の世界」末永蒼生著
「図説 般若心経」金岡秀友著
「ナイナイとしあわせの庭」キティ・クローザー作・絵
「my Book おもしろウォッチング 血液型でニンゲンを読む本」能見俊賢著
「こころを鍛える 絵とき インド」伊藤武著

「ティッピ 野生のことば」ティッピ・ドゥグレ文
「写歌集 小さな友だち」俵万智著
「イルカの宇宙」著・写真:水口博也
「アジアと遊ぶ マカ不思議 インド人」築地正登著
「身体にやさしいインド」伊藤武著
「図解雑学 イヌの心理」武内ゆかり監修
「ハロー?」ヨースタイン・ゴルデル著 レイダー・シェルセン絵


【歌詞をメモした曲】
♪誰がそれを/PUFFY
♪プールにて/PUFFY
♪ロンリーカナリア/中島みゆき
♪サーチライト/中島みゆき
♪世界中で一番きれいな女の子/ピチカート・ファイヴ
♪ヒッピー・デイ/ピチカート・ファイヴ
♪東京は夜の七時/ピチカート・ファイヴ
♪magic carpet ride/ピチカート・ファイヴ


【イベントメモ】
「シャガール展」@東京都美術館

【ライヴレポ】
SKA!!!〜横浜開港祭2002@赤レンガパーク
SKA!!!〜FACTORY観覧2002
SKA!!!〜神奈川県民ホール02.9.15
★チンパラライヴ@ON AIR WEST
★三木道山ライヴ@新宿ロフト

  

photo1:FAXがあったおかげでFACTORYも当たった/嬉 今じゃメールだけどねw
photo2:ROSSOの切り抜きなどもペタペタ。
photo3:知らずにユトリロも貼ってある/驚


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