過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はスカパラ@横浜アリーナのチラシが見える黄色のルーズリーフからご紹介。
このノートを見れば、どうライヴにハマりまくったかが分かるかもw
てことで、ライヴレポもちょこちょこ書いてみる予定なり。
photo1:ライヴにハマりたて当初はぴあの見方も分からず、F氏に聞いたりしてたっけw
photo2:横アリは結局チケ取れなかったのか
photo3:コンビニにあったチラシを見て、その場で電話かけたら取れちゃったのが最初のチケとり体験v(ちなみに@神県
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『アメリ』(2001)
監督:ジャン・ピエール・ジュネ 出演:オドレイ・トトゥ ほか
久々映画観た。時々観ないと心が枯れるからネ。
ミニシアターから口コミで人気爆発しただけあった、よかった。
原色の色彩やかな世界、CGの使い方がPOP、次々と展開されてゆく人々をちょっとずつ、
時に大奇跡を起こしてhappyにする話に引きこまれ、たどり着いた恋人はフツーの兄ちゃんなのに、
とってもカワイク見えてしまう
たくさんの人々がたくさんの事をして考えてる。
そんなもろもろを一気に缶詰にしたような作品。
ちなみにドワーフのポストカードや、マントを着たアメリカの人形、
DVDがつまった“アメリ缶”が8000なんぼで売り出されてた。
ヒロインと男の子の内気で静かなキスシーンはgoodv
■『冷静と情熱のあいだ』(2001)
監督:中江功 出演:竹野内豊、ケリー・チャン、マイケル・ウォン、ユースケ・サンタマリア、篠原涼子、椎名桔平 ほか
かなり話題だったのに今頃観た。
ありふれたラヴストーリーもフィレンツェ、ミラノを舞台にして、エンヤをBGMにすれば感動大作になる。
恋愛は、はたから見ればもどかしくて遠回りで“ありがち”な道を何度も通るものなのかも。
きっと原作を読めばさらに共感・感動できるだろう。
「本当に好きな人とは結ばれない」
篠原さんの役のように恥も外聞もなく飛び込むやり方もある。
周りの見えない恋の始まりが過ぎた後にとる選択は、結婚か別れかの2つだけ?
「帰る場所は好きな人の胸の中だけ」ってセリフに反発する半面、納得もできる。
「過去でなく、未来でもなく、現在(いま)愛し合うことが大切」
偶然か必然か、本当はシンプルかもしれないのに、素直に心と体の気持ちを聞いて、
自己表現することの難しさ。アオイの“冷静さ”もそんな孤独と迷いの結果かも。
■『ヴィドック』(2001)
監督:ピトフ 出演:ジェラール・ドパルデュー、ギョーム・カネ、イネス・サストレ ほか
ドパルデューがアクションスター “鏡の仮面に映った者は命を落とす”という伝説を利用した
現実とも夢とも思える殺人事件は、ミステリアスで、原色の美しさはこの監督の持ち味。
98分があっという間でもあり、見応え充分で、次から次へと早い展開に引きこまれてゆく。
犯罪者→警察官→探偵になったヴィドックが実在人物だってゆうのも驚き。
19Cのフランスは『陰陽師』のごとく闇が闇として恐れられていた時代だったのだろう。
意外な犯人は、ホラーの基本的ルールながら、誰も分からないだろう。
人間とは思えない動き、見えたり消えたりのデジタル映像と、中世コスプレの合体が見所。
やたらアップが多くて、とにかく濃い〜世界。
■『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)
監督:クリス・コロンバス 出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン ほか 戸田奈津子訳。
今頃観てるんだけどドキドキハラハラ、笑って泣いて感動した。
グッズを買ったり、コスプレしたくなるのも分かる気がする?
なんてことない平凡な男の子が“運命の”“有名な”“魔法使い”。
これはある日、突然すごい人に変身するって願望を叶えてくれる。
お金がかかったCGは、マジカルワールドで自由に心を遊ばせるのを助けてくれる。
ジョン・ハート、ジョン・クリーズの出演も嬉しい!
寮生活やらがいかにもイギリス風。喋り方も思いっきりイギリス訛りだけど、アメリカで撮影したんだっけ?
子役らがどんどん成長して、顔も変化していく年頃だから、
3部作をなんとか早く撮ってしまおうと急ピッチで進めているらしい。
ファンタジー、夢とかのキャッチがピッタリはまる、『ネバー・エンディング・ストーリー』以来の興奮。
シングルマザーが喫茶店で1杯のコーヒーでねばりながら書いたという原作にも注目。
■『メメント』(2000)
監督:クリストファー・ノーラン 出演:ガイ・ピアース、ジョー・パントリアーノ、キャリー=アン・モス ほか
10分間しか記憶を留められない男が殺された妻の犯人を探して、体にイレズミを彫るってアイデアがイイ。
複雑で断片的、映像のコラージュは、迷路のようでついてゆけなかったが。
途中つなぐのはサミーという男、彼も記憶障害で、妻は精神を病んで糖尿病の注射を何度もさせて自殺した。
ミステリーが進むうち、基本ルールに戻って、もっとも意外な人が犯人だとすると先が読めてしまった。
結論としては、人は覚えていたいことだけを(真実を捻じ曲げてでも)覚えている、それが“記憶”だということ。
アルコール依存症や、精神病等による健忘症という症状もある。
人の脳と記憶をストックし、思い出し、連続させてゆく仕組みには、まだまだ謎があるようだ。
■『おいしい生活』(2000)
監督・出演:ウディ・アレン 出演:トレイシー・ウルマン、ヒュー・グラント、エレイン・メイ ほか
知人は劇場に観に行って変なオヤジに会ったせいで酷評していたけど、F氏は笑ったらしい。
私は1度だけ爆笑したけど、ラストはほのぼの。
ウディ作品はきっと低予算だし、アクションやらもないけど、極上のJAZZとNYを舞台に
「やっぱ映画っていいなあ〜」て思わせる魅力がある。
マイアミやフロリダってアメリカ人にとっては夢の場所なのね。
「present」って原題なら、O.ヘンリーの話を思い出す。
夫婦が互いに無意味になってしまうプレゼントをし合って、最後は愛情を確かめ合うってやつ。
■『シッピング・ニュース』(2001)
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ケヴィン・スペイシー、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェット ほか
K.スペイシー好きのF氏オススメの1作。原作、キャスト、舞台すべて揃った逸品。
真夏に観ても寒そうな離島だけど、人々がそれぞれの重いルーツを背負いながらも
寄り添いあって生きている温かさを感じる。
「こんな奇妙な事が起こり得るなら、きっと傷ついた心も癒されることができるだろう」
先祖が海賊ってヤダな とにかく今作を観てK.スペイシーがいい役者だとやっと納得w
でも新作はオースティンらしい
■『ジェヴォーダンの獣』(2001)
監督:クリストフ・ガンズ 出演:ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ ほか
単なる怪物退治の話と思いきや、アクション、ロマンス、歴史、ミステリー、いろんな要素を含んだ佳作。
マニのカンフーアクションが仏映の、しかも中世舞台には異色。
ラスト、弱らせた獣は銃で殺されるが、その眼は情の通った哀れみさえ漂って、冒頭の残虐なシーンと対照的。
■『陰陽師』(2001)
監督:滝田洋二郎 出演:野村萬斎、伊藤英明、小泉今日子 ほか
思った通りの期待ハズレ感だが、一応確認までにということで。
原作をミックスした上、ライバルを設定して映画風に演出してみたものの、
資金不足か力不足か、フラットな映像と2Hドラマみたいな軽さがぬぐえない邦画の性―――無念。
が、DVDには野村の舞ロングバージョン他が“まんさい”だそーな
そして2まで2003年に公開予定・・・私にとって陰陽師は、やはりマンガのイメージが強いが
それとて実際とはかけ離れたフィクション。
なんとも捉えがたいヒーロー故にそれぞれの中で広がる清明&平安京ワールドを楽しめる。
2人のヒーローは酒を酌み交わしてラスト『太陽にほえろ』みたく不自然な笑いでエンディング
で、舞がエンディングロールの間中披露されるというダサさ・・・せめて2は監督を変えたほうがいいのでは?
■『マルホランド・ドライブ』(2001)
監督:デイヴィッド・リンチ 出演:ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング ほか
待ってましたのドップリ、リンチ・ワールド しかも往年の?『ツイン・ピークス』の小人まで登場。
だが、このパズルを一緒に解いてくれる相棒が必要だあああああ
ハリウッド映画界の汚くも妖しい裏事情も垣間見え、明るいアメリカ市民と陽射しVS
妖しくドロドロな裏アメリカの対比がまさにリンチならでは。
カミーラ役の女優の肉感的な美しさは圧倒的。
しかし、レストランのウエイトレスの名前がベティだったということは・・・???
う〜〜〜〜ん、もう少し考えてみなくちゃ
今回はスカパラ@横浜アリーナのチラシが見える黄色のルーズリーフからご紹介。
このノートを見れば、どうライヴにハマりまくったかが分かるかもw
てことで、ライヴレポもちょこちょこ書いてみる予定なり。
photo1:ライヴにハマりたて当初はぴあの見方も分からず、F氏に聞いたりしてたっけw
photo2:横アリは結局チケ取れなかったのか
photo3:コンビニにあったチラシを見て、その場で電話かけたら取れちゃったのが最初のチケとり体験v(ちなみに@神県
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『アメリ』(2001)
監督:ジャン・ピエール・ジュネ 出演:オドレイ・トトゥ ほか
久々映画観た。時々観ないと心が枯れるからネ。
ミニシアターから口コミで人気爆発しただけあった、よかった。
原色の色彩やかな世界、CGの使い方がPOP、次々と展開されてゆく人々をちょっとずつ、
時に大奇跡を起こしてhappyにする話に引きこまれ、たどり着いた恋人はフツーの兄ちゃんなのに、
とってもカワイク見えてしまう
たくさんの人々がたくさんの事をして考えてる。
そんなもろもろを一気に缶詰にしたような作品。
ちなみにドワーフのポストカードや、マントを着たアメリカの人形、
DVDがつまった“アメリ缶”が8000なんぼで売り出されてた。
ヒロインと男の子の内気で静かなキスシーンはgoodv
■『冷静と情熱のあいだ』(2001)
監督:中江功 出演:竹野内豊、ケリー・チャン、マイケル・ウォン、ユースケ・サンタマリア、篠原涼子、椎名桔平 ほか
かなり話題だったのに今頃観た。
ありふれたラヴストーリーもフィレンツェ、ミラノを舞台にして、エンヤをBGMにすれば感動大作になる。
恋愛は、はたから見ればもどかしくて遠回りで“ありがち”な道を何度も通るものなのかも。
きっと原作を読めばさらに共感・感動できるだろう。
「本当に好きな人とは結ばれない」
篠原さんの役のように恥も外聞もなく飛び込むやり方もある。
周りの見えない恋の始まりが過ぎた後にとる選択は、結婚か別れかの2つだけ?
「帰る場所は好きな人の胸の中だけ」ってセリフに反発する半面、納得もできる。
「過去でなく、未来でもなく、現在(いま)愛し合うことが大切」
偶然か必然か、本当はシンプルかもしれないのに、素直に心と体の気持ちを聞いて、
自己表現することの難しさ。アオイの“冷静さ”もそんな孤独と迷いの結果かも。
■『ヴィドック』(2001)
監督:ピトフ 出演:ジェラール・ドパルデュー、ギョーム・カネ、イネス・サストレ ほか
ドパルデューがアクションスター “鏡の仮面に映った者は命を落とす”という伝説を利用した
現実とも夢とも思える殺人事件は、ミステリアスで、原色の美しさはこの監督の持ち味。
98分があっという間でもあり、見応え充分で、次から次へと早い展開に引きこまれてゆく。
犯罪者→警察官→探偵になったヴィドックが実在人物だってゆうのも驚き。
19Cのフランスは『陰陽師』のごとく闇が闇として恐れられていた時代だったのだろう。
意外な犯人は、ホラーの基本的ルールながら、誰も分からないだろう。
人間とは思えない動き、見えたり消えたりのデジタル映像と、中世コスプレの合体が見所。
やたらアップが多くて、とにかく濃い〜世界。
■『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)
監督:クリス・コロンバス 出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン ほか 戸田奈津子訳。
今頃観てるんだけどドキドキハラハラ、笑って泣いて感動した。
グッズを買ったり、コスプレしたくなるのも分かる気がする?
なんてことない平凡な男の子が“運命の”“有名な”“魔法使い”。
これはある日、突然すごい人に変身するって願望を叶えてくれる。
お金がかかったCGは、マジカルワールドで自由に心を遊ばせるのを助けてくれる。
ジョン・ハート、ジョン・クリーズの出演も嬉しい!
寮生活やらがいかにもイギリス風。喋り方も思いっきりイギリス訛りだけど、アメリカで撮影したんだっけ?
子役らがどんどん成長して、顔も変化していく年頃だから、
3部作をなんとか早く撮ってしまおうと急ピッチで進めているらしい。
ファンタジー、夢とかのキャッチがピッタリはまる、『ネバー・エンディング・ストーリー』以来の興奮。
シングルマザーが喫茶店で1杯のコーヒーでねばりながら書いたという原作にも注目。
■『メメント』(2000)
監督:クリストファー・ノーラン 出演:ガイ・ピアース、ジョー・パントリアーノ、キャリー=アン・モス ほか
10分間しか記憶を留められない男が殺された妻の犯人を探して、体にイレズミを彫るってアイデアがイイ。
複雑で断片的、映像のコラージュは、迷路のようでついてゆけなかったが。
途中つなぐのはサミーという男、彼も記憶障害で、妻は精神を病んで糖尿病の注射を何度もさせて自殺した。
ミステリーが進むうち、基本ルールに戻って、もっとも意外な人が犯人だとすると先が読めてしまった。
結論としては、人は覚えていたいことだけを(真実を捻じ曲げてでも)覚えている、それが“記憶”だということ。
アルコール依存症や、精神病等による健忘症という症状もある。
人の脳と記憶をストックし、思い出し、連続させてゆく仕組みには、まだまだ謎があるようだ。
■『おいしい生活』(2000)
監督・出演:ウディ・アレン 出演:トレイシー・ウルマン、ヒュー・グラント、エレイン・メイ ほか
知人は劇場に観に行って変なオヤジに会ったせいで酷評していたけど、F氏は笑ったらしい。
私は1度だけ爆笑したけど、ラストはほのぼの。
ウディ作品はきっと低予算だし、アクションやらもないけど、極上のJAZZとNYを舞台に
「やっぱ映画っていいなあ〜」て思わせる魅力がある。
マイアミやフロリダってアメリカ人にとっては夢の場所なのね。
「present」って原題なら、O.ヘンリーの話を思い出す。
夫婦が互いに無意味になってしまうプレゼントをし合って、最後は愛情を確かめ合うってやつ。
■『シッピング・ニュース』(2001)
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ケヴィン・スペイシー、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェット ほか
K.スペイシー好きのF氏オススメの1作。原作、キャスト、舞台すべて揃った逸品。
真夏に観ても寒そうな離島だけど、人々がそれぞれの重いルーツを背負いながらも
寄り添いあって生きている温かさを感じる。
「こんな奇妙な事が起こり得るなら、きっと傷ついた心も癒されることができるだろう」
先祖が海賊ってヤダな とにかく今作を観てK.スペイシーがいい役者だとやっと納得w
でも新作はオースティンらしい
■『ジェヴォーダンの獣』(2001)
監督:クリストフ・ガンズ 出演:ヴァンサン・カッセル、モニカ・ベルッチ ほか
単なる怪物退治の話と思いきや、アクション、ロマンス、歴史、ミステリー、いろんな要素を含んだ佳作。
マニのカンフーアクションが仏映の、しかも中世舞台には異色。
ラスト、弱らせた獣は銃で殺されるが、その眼は情の通った哀れみさえ漂って、冒頭の残虐なシーンと対照的。
■『陰陽師』(2001)
監督:滝田洋二郎 出演:野村萬斎、伊藤英明、小泉今日子 ほか
思った通りの期待ハズレ感だが、一応確認までにということで。
原作をミックスした上、ライバルを設定して映画風に演出してみたものの、
資金不足か力不足か、フラットな映像と2Hドラマみたいな軽さがぬぐえない邦画の性―――無念。
が、DVDには野村の舞ロングバージョン他が“まんさい”だそーな
そして2まで2003年に公開予定・・・私にとって陰陽師は、やはりマンガのイメージが強いが
それとて実際とはかけ離れたフィクション。
なんとも捉えがたいヒーロー故にそれぞれの中で広がる清明&平安京ワールドを楽しめる。
2人のヒーローは酒を酌み交わしてラスト『太陽にほえろ』みたく不自然な笑いでエンディング
で、舞がエンディングロールの間中披露されるというダサさ・・・せめて2は監督を変えたほうがいいのでは?
■『マルホランド・ドライブ』(2001)
監督:デイヴィッド・リンチ 出演:ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング ほか
待ってましたのドップリ、リンチ・ワールド しかも往年の?『ツイン・ピークス』の小人まで登場。
だが、このパズルを一緒に解いてくれる相棒が必要だあああああ
ハリウッド映画界の汚くも妖しい裏事情も垣間見え、明るいアメリカ市民と陽射しVS
妖しくドロドロな裏アメリカの対比がまさにリンチならでは。
カミーラ役の女優の肉感的な美しさは圧倒的。
しかし、レストランのウエイトレスの名前がベティだったということは・・・???
う〜〜〜〜ん、もう少し考えてみなくちゃ