■大河ドラマ「おんな城主 直虎」第41回~45回
第1回~5回
第6回~10回
第11回~15回
第16回~20回
第21回~25回
第26回~30回
第31回~35回
第36回~40回
第41回 この玄関の片隅で
松下は中野直之を養子に迎えたいという
雪之丞の嫡男だが、「中野家はのうなったらのうなったでよい」という雪之丞
六左は井伊谷に戻りたいという
あとは近藤を納得させるのみ
高瀬は「馬の世話が上手だ」と助言し、やっと受け入れられるが
その後、とわが訪ねると近藤とうまくいってない
とわ:いっそ武家をやめる手もあるぞ
六左:一度、武功をたててみたくて・・・
草履番の指南をしてくれと連れてきた男は、前回ものすごい怪しかった鷹匠・ノブ(六角精児さん)
はなから覚える気がないノブに、罠ではないかという万千代
本多がノブを見て刀を抜き、榊原が止める
榊原:三河一揆で家康に刃を向けた上に他国に逃げた者 本多正信といって、忠勝は斬って捨てたい身内の恥
武田勝頼率いる武田軍は再び三河へ進軍 長篠城まで包囲した
長篠と吉田をおさえられると、岡崎と浜松の間を絶たれてしまう
ノブは出て来る武士のパターンを見て、最初に並べる
大久保忠世:腕の立つ木こりの集まりは知らぬか? 織田に丸太を3000本用意せよと言われたそうじゃ
万千代は「井伊は以前、材木を扱っていたので、手配を一部申し付けて欲しい」と願い出る
初陣を飾りたいのが目的で、井伊に500本必要と手紙を書く
戦に行かせることに悩むとわ 「近藤の領地ゆえ自由に木を斬れない」
そこに銭の神・方久が登場して頼む
方久が家康のもとに来る 家康「侍ではない 犬じゃ」w
ひと言目に「カーーン!」 刺繍の土産の中にとわの文が入っている
万千代を諌めて、近藤に命じ直してくれと書いてある
方久:
今の井伊になったのは、多くの家中を失い、ようやく今の近藤殿との絆が出来たのでございます
井伊に大切なのは家ではなく、民が安穏なことだけなのです
早速、家康から近藤に文が来る
近藤:近藤には木の伐り出しに詳しい者はおらぬ
とわ:六左衛門がいます
イキイキと働く六左
雪之丞:これも武功だと涙ぐんでいましたよ
万千代:私はもう15にございます
家康:わしの初陣は17じゃ 戻ったら小姓には命じる 日の本一の留守居に励むがよいぞ
とわの画策に怒り心頭(あんなに可愛かったのに、なんでこんなに短気に育ったの?
家康らは武田を迎え撃つべく長篠に向かう
愛知県安城市
矢作川で起きた三河一向一揆は若き家康を苦しめ、本多正信もその一員だった
その拠点となった地が残っている
一揆を鎮圧した家康は、一味を国外に追放 正信も諸国を放浪した
その後、家康のもとに戻って頭角を現し、参謀として活躍し、やがて懐刀として支える重臣となる
第42回 長篠に立てる柵
和尚:いくら邪魔だてしても、あいつが戦に出る日はそう遠くはないぞ
家康は設楽原に布陣したが、もう援軍の織田軍がなにか造っていて教えない
長篠はもはや落城寸前という織田は、嫡男・信康と会っている
(黒い羽のような衣装で椅子に座る織田は本当に外国のものが好きなのね
佐久間信盛(織田家重臣):こたびの戦には鉄砲を用いたい
織田:徳川がいつまでも武田に勝てないのは、同じやり方をしているから
万千代は、下駄箱を作り直すと、今度は槍の手入れを任される
「井伊は戦を知らないのでは」と侮辱され、全て完璧に直して見返そうと励む
長篠は、山で見通せず、ぬかるみは馬には不利な場所
材木がまだ100本足りないと聞き、中野と六左が請け負う
普請がようやく完成し、武田軍を闇夜に背後から奇襲
若い勝頼は罠だと言う重臣に耳を貸さずに設楽原へ突撃し、銃に撃たれ
長篠の戦いは織田&徳川軍の大勝利
中野と六左が織田に呼ばれる
ワインを飲む織田が血を飲んでると勘違いして震える
1ヶ月槍を直していた万千代
「この勢いで遠江の武田軍に攻め入るから急ぎ槍を揃えよ」と言われ
小姓・小五郎に手柄を取られ、思わずノブを殴る万千代
万千代:オレには何の後ろ盾もない ならば人の倍やらねば
ノブ:
今川の潰れた家の子を強味としてはいかがですか? あっぱれと言わせるのです
私も裏切り者、恥知らず、だからこそ出来る働きをいずれ見せるつもり
いつか必ず時が来ます 殿は頼りなく見えますが信じてよいお方ですよ
とわは近藤に呼ばれ、織田からの褒美の茶碗を寺に寄進すると言われる
当時、貴重なものは城ひとつに値した
とわは、近藤の軍に死者がないのを喜び、長篠の死者を弔いに行く
傑山:いつかかような景色を見ぬようになる日が来るのかのう
経をあげるとわ
浜松に戻った家康は新しい下駄箱を見る
万千代は家康の寝所に呼ばれ、男色かと疑うw
万千代:
徳川では聞かないが、織田家の前田利家様らは、
みな主君と契りを結んでの出世だったと聞く もはやこれこそが好機
(え?織田信長はゲイ?
新しい褌を締めて向かうと碁をしている家康
勘違いしている万千代に笑う家康
槍弓がいつもより細かく手入れされていたことを見抜いている家康に感動する万千代
家康:
ここはまこと色小姓ということにしてしまうか 嫌がらせも減るだろうし
甚兵衛のところに石が投げ込まれ、誰か来た(もう龍雲丸じゃないよね・・・
愛知県 新城市
織田・徳川軍は、川沿いに土塁や柵を幾重にも築き迎え撃った
武田軍は、一望できる才ノ神に本陣を置いた
天正3年5月 先陣をきったのは山県だが首をとられた
数千の兵士らがこの地で討ち死にした
ここでの敗戦で武田家は斜陽の道をたどり始める
第43回 恩賞の彼方に
家康からようやく小姓として認められる万千代だが
榊原が「指南するよう」と言われた小姓・小五郎らに無視される
小姓の仕事は雑用? 家康の歯磨きやら、髪を整えたり、着物を着せたり、掃除などなど
万千代は殿に直接用事を聞き、戦の手柄改めの手伝いを命じられる
戦の手柄改めとは、戦でどのような手柄を立てたか申し立てること(自称でもいいの?
岡崎、浜松、旧今川もいる
井伊谷は大雨で酷い土砂崩れが起きた
木を斬りすぎたから(自然はつながってるんだってば
元今川家臣・朝比奈はすごい剣幕で手柄を家康に訴える
万千代が寝所に疲れがとれ、気が回復する薬を持ってきて煎じる
家康は養生に興味があることを知る
家康:
1人で雑兵10人も討ち取ったなど手柄を大げさに言うのは人情じゃ
これこそわしの一番の大きな役割 報いるべきところに報いなければ、人は働いてくれん
(いちいち真っ直ぐな目で感動する万千代が可笑しいw
縦に家、横に働きの数順に並べる提案をする万千代
家康:
あやつ、なかなかに使えるぞ
長篠の戦で武功をたてたのは、本多や酒井、大久保、榊原と浜松勢ばかり
榊原:武田との戦いはまだ終わってません 今大事なのは浜松の指揮です
クスリを出す役を得たいと思う万千代
常慶が来て、井伊に土砂崩れがあり、絵が得意な万千代に頼む 代わりに薬が欲しいと願い出る
(家の絵かあいい 禿山に松を植えると土砂崩れが防げる?!
近藤に土砂崩れの普請を願い出ると金が要ると言われ、茶碗を売るというとわ
とわ:
今は荒れた土地に、50年、100年先に豊かな林になるようにという素晴らしいお話です
後世のために善処されるお方は必ずその名を残されるものかと
「見よ!あれは近藤の松!」などと子々孫々語り継がれるやもしれません
(男のプライド、権力欲を逆手にとって、上手い交渉だなあ!
それに植林して災害を防ぐ方法は現代でも積極的に生かすべきこと
これを放送している間中も「台風22号接近」の枠に囲まれていた
現代の被害は、この時代のとは比べものにならないのは必至
農民は忙しいと愚図るが、山の神を畏れる甚兵衛は「山の前ではただのヒトだ」と説得する
万千代のもとに葛根などが送られてくる 取説付き
方久からはサボン(石鹸ね)が送られてくる(昔はなんでも自然素材でイイね
早速持っていくと、小五郎らに邪魔されて、とうとう自分は色小姓だとウソをつく
万千代:それがしは殿のご寵愛を頂いたぞ! 我々に手を出せば殿のお怒りが及ぶぞ
家康:
とわは無欲だから信じている 己ではなく民のみを考えている
そなたなら、こたびの戦、岡崎をどう処遇する?
万千代:首をとった、城を攻め落とした武功で見ると岡崎は寂しい手柄
家康:しかし織田が援軍をよこしたのは、日ごろの岡崎の行いがあってこそ
万千代:殿が方々の働きをすべてご存知と伝えるのが寛容かと 殿が見ていると知るのは心強いものにございます
家康:岡崎に行ってくれぬか? そなたは瀬名の遠戚じゃ 岡崎の手応えを探ってきて欲しい
岡崎城(瀬名はこっちにいるんだ
瀬名にサボンを渡すと、徳川信康には恩賞のこととバレる
万千代:
今川勢に諏訪原城を与えるのではどうかと 若様も瀬名様も今川様のご遠戚
これから駿河を切りとるには、地の理のある今川にも手厚く遇さねばならないと言えば
本多、酒井に納得してもらえると
信康は受ける
農民は植林に精を出す
甚兵衛:
この樹が育つ頃には、この辺はどうなってますかのう
近藤さまの領地か、虎松さまの領地になってますかのう
とわ:もしかして甚兵衛の孫がおさめているかもしれぬぞ 先のことなぞ分からん
甚兵衛:誰が治めても、樹を伐ったら植えることを慣わしにして欲しいものですなあ
家康に報告する万千代
家康:
信康に家督を譲るまでせいぜいあと10年ほどか
主従として歳のつりあいもよいかもしれんの、信康とそなたは
酒井と本多は今川への恩賞に怒るが、榊原は「理が通る」と言って決まる
榊原:
井伊の小童が進言でもしたのではないか?
あの者は我らとは違う道で殿のお心を掴んでいくのかもしれぬ
天正6年
松は育つが、甚兵衛は亡くなっている
なつが2人の初陣が決まり、髪をおろしに来た
静岡県 島田市
諏訪原城は家康に攻め落とされた時、今川軍が従軍したと伝わる
戦国大名として今川家が滅亡後、家康の庇護を受けていた氏真は「城番」として城の警護を任された
この頃に氏真が詠んだ和歌
(念仏と鈴の音に戦国の世に生きる罪深い我が身が現れるようだ)
のちに氏真は剃髪し「宗誾(そうぎん)と名乗り、文化人として戦国時代を生き抜いた
(この人は戦国大名より、芸方面に長けていたんだな
第44回 井伊谷のばら
ついに初陣を迎える万千代と万福 攻めるのは駿河の田中城
やる気マンマンの万千代に本多「そなたは殿の大事な色小姓 怪我をさせてはならぬゆえ」ww
万千代:戻ったら、殿に元服を願い出たほうがよいかもしれぬ このままでは寝所で終わる気がする
徳川信康も来て薬を作る 家臣の近藤ブスケが出陣の際に元服したと聞いて羨む万千代
信康に元服の口ぞえを頼むと「戦に長けた者は他にもおるゆえ、お主にはそれ以外を求めているのではないか?」
寝所を守っていると気配を感じる そこに人影 家康にも気のせいと言われる
家康:今日は戦といっても田を刈るだけだ それより怪しい奴を捕まえておいてくれ
(すっかり「日の本一」で使われてるねw
万千代:小五郎らは続々と他のお役目についておるのに、われらはもう4年も小姓のままではないか!!
怪しい輩を捕まえるため、陣中のあちこちに罠を作って夜に備えると、薬箱のヒモが緩んでいるのに気づく
万千代は殿の寝所で寝ているため、他に薬湯を作れる者が呼ばれ、来たのはブスケ
万千代:そなた毒見をしてみよ
刀で襲われ、布団に隠した槍で迎えて「それまでじゃ!」 背中を斬られたがカッコいい一発逆転!
榊原から犯人がどうして分かったが聞かれ
万千代:紐の結び方が違っており、これは私が殿を殺したものとしようとする企みと気づいた
おそらく武田に通じた者
いちいち万千代らのことが気になるとわのもとに、尼となったなつが万福の文で初陣から浜松に無事戻ったと知る
母・千賀が倒れる 心臓が悪いのを隠していた
万千代は今回の働きを認められ、いきなり1万石が与えられる
他の武士は寝所で手柄をたてたと噂するのを聞き、元服を急ぎたいとまた怒る
万福:
元服というと万千代さまが正式に井伊の当主となるので、おとわ様に家督を譲ると言ってもらわねば
きちんと話をしてみては?
井伊谷ではみな集まり、長春を植える 茨のひとつで華やかな花がつく
1万石をもらったとしのから聞いて驚くとわ
千賀:最後に一人会っておきたい者がおるのですが 和尚に文を渡す
近藤に報告するとわ
近藤:1万石と言えば、井伊は名実ともに再興したと言えよう
とわ:私は武家に戻るつもりはございませぬ
近藤:では万千代がこの井伊谷を安堵されたらいかがする?
母が呼んだのは、万千代と万福
万千代:
松下のもとにいる小野の者を抱えて領地を見てきました
こちらに手出しはいたしませぬのでご案じなかれ
とわ:
井伊谷は近藤殿と私たちでうまく取り仕切っておる、それを壊されたくはない
万千代:
殿には誇りはござらんのか! 近藤は但馬を殺し、ここをかすめとった本人ではないか!
井伊のものを井伊が取り戻して何が悪い!
とわ:
取り戻したとして、何かしたいことはあるのか? 取り戻してすごいと褒められたいということか 下らぬ
万千代:
武家とはそういうものであろうが 力を尽くし戦い、力の証として土地を治める
とわ:
そうして、同じように力を示そうとする者に土地を奪われる 下らぬ
そのような考えなら家督はけして譲らぬぞ
万千代:ならば力づくで引き剥がすまで
母:
役に立ててよかったです 私は役立たずですから
十で出家させ、男の代わりに家督を継がせ、そなたは大変な目にばかりあい親として役立たずです
とわ:
私はこの身を不幸だと一度も思いませぬ 望まぬ道を歩んだことなどございません
もし私に兄や弟がおり、どこぞに嫁いで館の奥で過ごしておったならば
おそらく百姓たちは、ただ米を運んでくるものと思うておったでしょう
ならず者は世を乱す悪党、商人は銭ばかり求める卑しき者
乗っ取りを企む家老は敵、そんな考えしかもてなかったかと
己で頭をぶつけたからこそ得られる喜びも多くございました
私は幸せにございます たった一人の娘に生まれ、
この歳まで慈しまれ、母上の優しさを独り占めして参りました
これほどの果報者はそうおりますまい
私を一人娘に生んで、この人生をお与えくださり、かたじけのう存じます
母:ずーーっと案じていたいですね
千賀は静かに息を引き取り、皆への文が残されていた
とわへは影ながら虎松を支えてほしいと書いてあった
和尚:あやつはまだ若い まだまだ知らぬことだらけじゃ
万千代と万福は、ようやく会議?の末席に加えてもらったが「また寝所で手柄を立てたか」と笑われ
万千代:井伊万千代、こたびかような寝所の手柄にて末席を汚すことになりました 以後、お見知りおきを
と背中の傷を見せる
ブスケを城郭引き回しの上、八つ裂きにし、首を晒し、一族をことごとく殺せとの浜松から命が下る
徳川家最大の悲劇が迫っていた
静岡県 藤枝市
東海道の宿場町で栄えたこの町に、家康が7年以上も落とせなかった武田の城があった
棒1本だけ?と思ったら、今は本丸跡に小学校が建っている!
三重の堀をめぐらせた平城は、亀に似ていたため「亀城」とも呼ばれた
長篠の戦で勝った家康は、駿河の武田の城を次々と攻略
田中で田を刈り、兵糧攻めにした記録が残っている
万千代も何度も行って武功をたてたといわれる
第45回 魔王のいけにえ
武田のスパイとバレたブスケは徳川信康の側近だと分かり
万千代は榊原から岡崎城に向かうよう命令される
怒る家臣に「余りある武功をたてて浜松に見せつけよう!」となだめる信康
この後、信康らは幾多の合戦で活躍し半年が過ぎた
信康:そろそろ家来を城に戻すことを考えてほしい
家康:わしもそう言うたが忠次らが譲らんでの
信康:不仲に見えるのは外によろしからず 徳川のこの先のためにも
家康:考えておく
家康の側室に男児・長丸(のちの二代将軍・徳川秀忠)が産まれた
子ども好きな於大の方(母)は「守り役に若くて才能のある者を選んだほうがいい」と言い
やる気マンマンになった万千代に榊原は再び岡崎城への使いを頼む
怒る瀬名 信康は「岡崎も喜んでいると父に伝えてくれ」
家康:なにか岡崎が喜ぶことを考えたほうが織田も喜ぶ
瀬名は信康に「側近をもち、母は徳姫にすればよいこと」と進言する
瀬名からとわに「側室を探している」と文がくる
犬の鳴き声とともに方久が来て家康に男児誕生を知らせる
方久:これはカーンでございましょう! 高瀬さまはいかがでございましょう!
(いちいち効果音がついてる/爆
とわ:もうお家騒動に巻き込まれたくない
和尚:昔はみんなを助ける竜宮小僧になるというておったのに、冷たい鬼ばばあになってしもうて
織田の耳にも入り、明智光秀が信康のところに来て従五位下(冠位)を与える案を出すが断る信康
信康:舅殿は私に謀反の1つでもしてほしいのだ
(明智はもう白髪のおじいさんじゃん 謀反も近いのでは?
家康の案は、家臣を岡崎城に戻し、信康が浜松に入り、家康が岡崎に入る
家康:ちょうど安土城が出来上がったところ 祝いがてら伝えよう
織田への気遣いが尋常じゃない様子を見て、以前の井伊のことを思い出す万千代
酒井が安土城に行くと、徳姫からきた文に信康の悪行の数々が書いてあるのを見せられる
織田:武田と通じているのは真か? これは信康が勝手にやってると考えてよいのじゃな?
(ほんとに魔王 ここだけSFみたい
家康:忠次 この機に乗じて、信康を排してしまおうとしているのでは?
(家康が本気で怒った顔初めて見た
榊原は、城を交換する案を瀬名らに伝えに行くと、
瀬名:浅原らの側室を連れて行ってもよいですか?
側室は武田の元家臣の娘(なぜそんな所から・・・
しかも従五位下は家康と同じ冠位
家康:自分の手駒に出来ないなら殺してしまえということか・・・
酒井:もはや信康さまのお首を差し出すほかないのでは?
(子ども1人産まれただけで、もう1人の息子を殺す騒ぎになるとは
万千代:なぜ織田を守る側の徳川にそんなに冷たいのですか?
榊原:
徳川が大きくなりすぎるのは織田にとっては都合が悪い
3年前、於大の方の兄を斬ったのも同じ理由
そこに於大の方が来る(たしか家康に側室を連れてきたのは母では?
於大:
信康をお斬りなされ 人の子だから言うております 獣は我が子を殺めたりいたしませぬ
武家とはそういうもの お家を守るためには、己、家族すら人柱として立たねばならぬ
その中で生かされてきたのですから そなただけ逃れることは出来ないのですよ
家康:分かりました 信康を斬ります
(いい人ほど早く亡くなるなあ
とわと和尚が来る 瀬名との付き合いは15年以上
祝い事を男児誕生と勘違いするが、家康が来る日だった
子宝祈願の千手観音を渡して喜んでいるところに家康が来る
榊原:武田と内通したかどにて信康さまを大浜城へ幽閉した上、死罪とすることとなった!
瀬名:私をお裁きください!
守り役:私の首で! ほかの家臣も腹を切るという
信康:
私は内通などしてない 疑いはきっと晴れる 殿が晴らしてくださるはず 血気にはやるな
それこそ真の敵の思うツボだ オレは必ず戻ってくる
常慶は今川氏真に松下からの密書を渡す 白い扇子を炙ると文字が!
家康:太主さま 徳川に力をお貸しください
氏真:瀬名の父は我が一門 信康は今川の血を引く者
於大の方は岡崎城で家康を出産 城内には臍の緒などが入った塚が残っている
大泉寺を建立し、家康の武運長久を祈った
しかし、兄が松平家と敵対 於大は離縁され、矢作川を船でくだり実家に戻った
愛知県 阿久比町
その後、久松利勝と再婚 今の阿久比町に移り住む
洞雲院には家康の無事を願い、自らの血を薄めて書いた写経が残っている
(怖いよ・・・こんなに長い歴史もつものなんだヒトの血って
久松家の居城 坂部城跡
第1回~5回
第6回~10回
第11回~15回
第16回~20回
第21回~25回
第26回~30回
第31回~35回
第36回~40回
第41回 この玄関の片隅で
松下は中野直之を養子に迎えたいという
雪之丞の嫡男だが、「中野家はのうなったらのうなったでよい」という雪之丞
六左は井伊谷に戻りたいという
あとは近藤を納得させるのみ
高瀬は「馬の世話が上手だ」と助言し、やっと受け入れられるが
その後、とわが訪ねると近藤とうまくいってない
とわ:いっそ武家をやめる手もあるぞ
六左:一度、武功をたててみたくて・・・
草履番の指南をしてくれと連れてきた男は、前回ものすごい怪しかった鷹匠・ノブ(六角精児さん)
はなから覚える気がないノブに、罠ではないかという万千代
本多がノブを見て刀を抜き、榊原が止める
榊原:三河一揆で家康に刃を向けた上に他国に逃げた者 本多正信といって、忠勝は斬って捨てたい身内の恥
武田勝頼率いる武田軍は再び三河へ進軍 長篠城まで包囲した
長篠と吉田をおさえられると、岡崎と浜松の間を絶たれてしまう
ノブは出て来る武士のパターンを見て、最初に並べる
大久保忠世:腕の立つ木こりの集まりは知らぬか? 織田に丸太を3000本用意せよと言われたそうじゃ
万千代は「井伊は以前、材木を扱っていたので、手配を一部申し付けて欲しい」と願い出る
初陣を飾りたいのが目的で、井伊に500本必要と手紙を書く
戦に行かせることに悩むとわ 「近藤の領地ゆえ自由に木を斬れない」
そこに銭の神・方久が登場して頼む
方久が家康のもとに来る 家康「侍ではない 犬じゃ」w
ひと言目に「カーーン!」 刺繍の土産の中にとわの文が入っている
万千代を諌めて、近藤に命じ直してくれと書いてある
方久:
今の井伊になったのは、多くの家中を失い、ようやく今の近藤殿との絆が出来たのでございます
井伊に大切なのは家ではなく、民が安穏なことだけなのです
早速、家康から近藤に文が来る
近藤:近藤には木の伐り出しに詳しい者はおらぬ
とわ:六左衛門がいます
イキイキと働く六左
雪之丞:これも武功だと涙ぐんでいましたよ
万千代:私はもう15にございます
家康:わしの初陣は17じゃ 戻ったら小姓には命じる 日の本一の留守居に励むがよいぞ
とわの画策に怒り心頭(あんなに可愛かったのに、なんでこんなに短気に育ったの?
家康らは武田を迎え撃つべく長篠に向かう
愛知県安城市
矢作川で起きた三河一向一揆は若き家康を苦しめ、本多正信もその一員だった
その拠点となった地が残っている
一揆を鎮圧した家康は、一味を国外に追放 正信も諸国を放浪した
その後、家康のもとに戻って頭角を現し、参謀として活躍し、やがて懐刀として支える重臣となる
第42回 長篠に立てる柵
和尚:いくら邪魔だてしても、あいつが戦に出る日はそう遠くはないぞ
家康は設楽原に布陣したが、もう援軍の織田軍がなにか造っていて教えない
長篠はもはや落城寸前という織田は、嫡男・信康と会っている
(黒い羽のような衣装で椅子に座る織田は本当に外国のものが好きなのね
佐久間信盛(織田家重臣):こたびの戦には鉄砲を用いたい
織田:徳川がいつまでも武田に勝てないのは、同じやり方をしているから
万千代は、下駄箱を作り直すと、今度は槍の手入れを任される
「井伊は戦を知らないのでは」と侮辱され、全て完璧に直して見返そうと励む
長篠は、山で見通せず、ぬかるみは馬には不利な場所
材木がまだ100本足りないと聞き、中野と六左が請け負う
普請がようやく完成し、武田軍を闇夜に背後から奇襲
若い勝頼は罠だと言う重臣に耳を貸さずに設楽原へ突撃し、銃に撃たれ
長篠の戦いは織田&徳川軍の大勝利
中野と六左が織田に呼ばれる
ワインを飲む織田が血を飲んでると勘違いして震える
1ヶ月槍を直していた万千代
「この勢いで遠江の武田軍に攻め入るから急ぎ槍を揃えよ」と言われ
小姓・小五郎に手柄を取られ、思わずノブを殴る万千代
万千代:オレには何の後ろ盾もない ならば人の倍やらねば
ノブ:
今川の潰れた家の子を強味としてはいかがですか? あっぱれと言わせるのです
私も裏切り者、恥知らず、だからこそ出来る働きをいずれ見せるつもり
いつか必ず時が来ます 殿は頼りなく見えますが信じてよいお方ですよ
とわは近藤に呼ばれ、織田からの褒美の茶碗を寺に寄進すると言われる
当時、貴重なものは城ひとつに値した
とわは、近藤の軍に死者がないのを喜び、長篠の死者を弔いに行く
傑山:いつかかような景色を見ぬようになる日が来るのかのう
経をあげるとわ
浜松に戻った家康は新しい下駄箱を見る
万千代は家康の寝所に呼ばれ、男色かと疑うw
万千代:
徳川では聞かないが、織田家の前田利家様らは、
みな主君と契りを結んでの出世だったと聞く もはやこれこそが好機
(え?織田信長はゲイ?
新しい褌を締めて向かうと碁をしている家康
勘違いしている万千代に笑う家康
槍弓がいつもより細かく手入れされていたことを見抜いている家康に感動する万千代
家康:
ここはまこと色小姓ということにしてしまうか 嫌がらせも減るだろうし
甚兵衛のところに石が投げ込まれ、誰か来た(もう龍雲丸じゃないよね・・・
愛知県 新城市
織田・徳川軍は、川沿いに土塁や柵を幾重にも築き迎え撃った
武田軍は、一望できる才ノ神に本陣を置いた
天正3年5月 先陣をきったのは山県だが首をとられた
数千の兵士らがこの地で討ち死にした
ここでの敗戦で武田家は斜陽の道をたどり始める
第43回 恩賞の彼方に
家康からようやく小姓として認められる万千代だが
榊原が「指南するよう」と言われた小姓・小五郎らに無視される
小姓の仕事は雑用? 家康の歯磨きやら、髪を整えたり、着物を着せたり、掃除などなど
万千代は殿に直接用事を聞き、戦の手柄改めの手伝いを命じられる
戦の手柄改めとは、戦でどのような手柄を立てたか申し立てること(自称でもいいの?
岡崎、浜松、旧今川もいる
井伊谷は大雨で酷い土砂崩れが起きた
木を斬りすぎたから(自然はつながってるんだってば
元今川家臣・朝比奈はすごい剣幕で手柄を家康に訴える
万千代が寝所に疲れがとれ、気が回復する薬を持ってきて煎じる
家康は養生に興味があることを知る
家康:
1人で雑兵10人も討ち取ったなど手柄を大げさに言うのは人情じゃ
これこそわしの一番の大きな役割 報いるべきところに報いなければ、人は働いてくれん
(いちいち真っ直ぐな目で感動する万千代が可笑しいw
縦に家、横に働きの数順に並べる提案をする万千代
家康:
あやつ、なかなかに使えるぞ
長篠の戦で武功をたてたのは、本多や酒井、大久保、榊原と浜松勢ばかり
榊原:武田との戦いはまだ終わってません 今大事なのは浜松の指揮です
クスリを出す役を得たいと思う万千代
常慶が来て、井伊に土砂崩れがあり、絵が得意な万千代に頼む 代わりに薬が欲しいと願い出る
(家の絵かあいい 禿山に松を植えると土砂崩れが防げる?!
近藤に土砂崩れの普請を願い出ると金が要ると言われ、茶碗を売るというとわ
とわ:
今は荒れた土地に、50年、100年先に豊かな林になるようにという素晴らしいお話です
後世のために善処されるお方は必ずその名を残されるものかと
「見よ!あれは近藤の松!」などと子々孫々語り継がれるやもしれません
(男のプライド、権力欲を逆手にとって、上手い交渉だなあ!
それに植林して災害を防ぐ方法は現代でも積極的に生かすべきこと
これを放送している間中も「台風22号接近」の枠に囲まれていた
現代の被害は、この時代のとは比べものにならないのは必至
農民は忙しいと愚図るが、山の神を畏れる甚兵衛は「山の前ではただのヒトだ」と説得する
万千代のもとに葛根などが送られてくる 取説付き
方久からはサボン(石鹸ね)が送られてくる(昔はなんでも自然素材でイイね
早速持っていくと、小五郎らに邪魔されて、とうとう自分は色小姓だとウソをつく
万千代:それがしは殿のご寵愛を頂いたぞ! 我々に手を出せば殿のお怒りが及ぶぞ
家康:
とわは無欲だから信じている 己ではなく民のみを考えている
そなたなら、こたびの戦、岡崎をどう処遇する?
万千代:首をとった、城を攻め落とした武功で見ると岡崎は寂しい手柄
家康:しかし織田が援軍をよこしたのは、日ごろの岡崎の行いがあってこそ
万千代:殿が方々の働きをすべてご存知と伝えるのが寛容かと 殿が見ていると知るのは心強いものにございます
家康:岡崎に行ってくれぬか? そなたは瀬名の遠戚じゃ 岡崎の手応えを探ってきて欲しい
岡崎城(瀬名はこっちにいるんだ
瀬名にサボンを渡すと、徳川信康には恩賞のこととバレる
万千代:
今川勢に諏訪原城を与えるのではどうかと 若様も瀬名様も今川様のご遠戚
これから駿河を切りとるには、地の理のある今川にも手厚く遇さねばならないと言えば
本多、酒井に納得してもらえると
信康は受ける
農民は植林に精を出す
甚兵衛:
この樹が育つ頃には、この辺はどうなってますかのう
近藤さまの領地か、虎松さまの領地になってますかのう
とわ:もしかして甚兵衛の孫がおさめているかもしれぬぞ 先のことなぞ分からん
甚兵衛:誰が治めても、樹を伐ったら植えることを慣わしにして欲しいものですなあ
家康に報告する万千代
家康:
信康に家督を譲るまでせいぜいあと10年ほどか
主従として歳のつりあいもよいかもしれんの、信康とそなたは
酒井と本多は今川への恩賞に怒るが、榊原は「理が通る」と言って決まる
榊原:
井伊の小童が進言でもしたのではないか?
あの者は我らとは違う道で殿のお心を掴んでいくのかもしれぬ
天正6年
松は育つが、甚兵衛は亡くなっている
なつが2人の初陣が決まり、髪をおろしに来た
静岡県 島田市
諏訪原城は家康に攻め落とされた時、今川軍が従軍したと伝わる
戦国大名として今川家が滅亡後、家康の庇護を受けていた氏真は「城番」として城の警護を任された
この頃に氏真が詠んだ和歌
(念仏と鈴の音に戦国の世に生きる罪深い我が身が現れるようだ)
のちに氏真は剃髪し「宗誾(そうぎん)と名乗り、文化人として戦国時代を生き抜いた
(この人は戦国大名より、芸方面に長けていたんだな
第44回 井伊谷のばら
ついに初陣を迎える万千代と万福 攻めるのは駿河の田中城
やる気マンマンの万千代に本多「そなたは殿の大事な色小姓 怪我をさせてはならぬゆえ」ww
万千代:戻ったら、殿に元服を願い出たほうがよいかもしれぬ このままでは寝所で終わる気がする
徳川信康も来て薬を作る 家臣の近藤ブスケが出陣の際に元服したと聞いて羨む万千代
信康に元服の口ぞえを頼むと「戦に長けた者は他にもおるゆえ、お主にはそれ以外を求めているのではないか?」
寝所を守っていると気配を感じる そこに人影 家康にも気のせいと言われる
家康:今日は戦といっても田を刈るだけだ それより怪しい奴を捕まえておいてくれ
(すっかり「日の本一」で使われてるねw
万千代:小五郎らは続々と他のお役目についておるのに、われらはもう4年も小姓のままではないか!!
怪しい輩を捕まえるため、陣中のあちこちに罠を作って夜に備えると、薬箱のヒモが緩んでいるのに気づく
万千代は殿の寝所で寝ているため、他に薬湯を作れる者が呼ばれ、来たのはブスケ
万千代:そなた毒見をしてみよ
刀で襲われ、布団に隠した槍で迎えて「それまでじゃ!」 背中を斬られたがカッコいい一発逆転!
榊原から犯人がどうして分かったが聞かれ
万千代:紐の結び方が違っており、これは私が殿を殺したものとしようとする企みと気づいた
おそらく武田に通じた者
いちいち万千代らのことが気になるとわのもとに、尼となったなつが万福の文で初陣から浜松に無事戻ったと知る
母・千賀が倒れる 心臓が悪いのを隠していた
万千代は今回の働きを認められ、いきなり1万石が与えられる
他の武士は寝所で手柄をたてたと噂するのを聞き、元服を急ぎたいとまた怒る
万福:
元服というと万千代さまが正式に井伊の当主となるので、おとわ様に家督を譲ると言ってもらわねば
きちんと話をしてみては?
井伊谷ではみな集まり、長春を植える 茨のひとつで華やかな花がつく
1万石をもらったとしのから聞いて驚くとわ
千賀:最後に一人会っておきたい者がおるのですが 和尚に文を渡す
近藤に報告するとわ
近藤:1万石と言えば、井伊は名実ともに再興したと言えよう
とわ:私は武家に戻るつもりはございませぬ
近藤:では万千代がこの井伊谷を安堵されたらいかがする?
母が呼んだのは、万千代と万福
万千代:
松下のもとにいる小野の者を抱えて領地を見てきました
こちらに手出しはいたしませぬのでご案じなかれ
とわ:
井伊谷は近藤殿と私たちでうまく取り仕切っておる、それを壊されたくはない
万千代:
殿には誇りはござらんのか! 近藤は但馬を殺し、ここをかすめとった本人ではないか!
井伊のものを井伊が取り戻して何が悪い!
とわ:
取り戻したとして、何かしたいことはあるのか? 取り戻してすごいと褒められたいということか 下らぬ
万千代:
武家とはそういうものであろうが 力を尽くし戦い、力の証として土地を治める
とわ:
そうして、同じように力を示そうとする者に土地を奪われる 下らぬ
そのような考えなら家督はけして譲らぬぞ
万千代:ならば力づくで引き剥がすまで
母:
役に立ててよかったです 私は役立たずですから
十で出家させ、男の代わりに家督を継がせ、そなたは大変な目にばかりあい親として役立たずです
とわ:
私はこの身を不幸だと一度も思いませぬ 望まぬ道を歩んだことなどございません
もし私に兄や弟がおり、どこぞに嫁いで館の奥で過ごしておったならば
おそらく百姓たちは、ただ米を運んでくるものと思うておったでしょう
ならず者は世を乱す悪党、商人は銭ばかり求める卑しき者
乗っ取りを企む家老は敵、そんな考えしかもてなかったかと
己で頭をぶつけたからこそ得られる喜びも多くございました
私は幸せにございます たった一人の娘に生まれ、
この歳まで慈しまれ、母上の優しさを独り占めして参りました
これほどの果報者はそうおりますまい
私を一人娘に生んで、この人生をお与えくださり、かたじけのう存じます
母:ずーーっと案じていたいですね
千賀は静かに息を引き取り、皆への文が残されていた
とわへは影ながら虎松を支えてほしいと書いてあった
和尚:あやつはまだ若い まだまだ知らぬことだらけじゃ
万千代と万福は、ようやく会議?の末席に加えてもらったが「また寝所で手柄を立てたか」と笑われ
万千代:井伊万千代、こたびかような寝所の手柄にて末席を汚すことになりました 以後、お見知りおきを
と背中の傷を見せる
ブスケを城郭引き回しの上、八つ裂きにし、首を晒し、一族をことごとく殺せとの浜松から命が下る
徳川家最大の悲劇が迫っていた
静岡県 藤枝市
東海道の宿場町で栄えたこの町に、家康が7年以上も落とせなかった武田の城があった
棒1本だけ?と思ったら、今は本丸跡に小学校が建っている!
三重の堀をめぐらせた平城は、亀に似ていたため「亀城」とも呼ばれた
長篠の戦で勝った家康は、駿河の武田の城を次々と攻略
田中で田を刈り、兵糧攻めにした記録が残っている
万千代も何度も行って武功をたてたといわれる
第45回 魔王のいけにえ
武田のスパイとバレたブスケは徳川信康の側近だと分かり
万千代は榊原から岡崎城に向かうよう命令される
怒る家臣に「余りある武功をたてて浜松に見せつけよう!」となだめる信康
この後、信康らは幾多の合戦で活躍し半年が過ぎた
信康:そろそろ家来を城に戻すことを考えてほしい
家康:わしもそう言うたが忠次らが譲らんでの
信康:不仲に見えるのは外によろしからず 徳川のこの先のためにも
家康:考えておく
家康の側室に男児・長丸(のちの二代将軍・徳川秀忠)が産まれた
子ども好きな於大の方(母)は「守り役に若くて才能のある者を選んだほうがいい」と言い
やる気マンマンになった万千代に榊原は再び岡崎城への使いを頼む
怒る瀬名 信康は「岡崎も喜んでいると父に伝えてくれ」
家康:なにか岡崎が喜ぶことを考えたほうが織田も喜ぶ
瀬名は信康に「側近をもち、母は徳姫にすればよいこと」と進言する
瀬名からとわに「側室を探している」と文がくる
犬の鳴き声とともに方久が来て家康に男児誕生を知らせる
方久:これはカーンでございましょう! 高瀬さまはいかがでございましょう!
(いちいち効果音がついてる/爆
とわ:もうお家騒動に巻き込まれたくない
和尚:昔はみんなを助ける竜宮小僧になるというておったのに、冷たい鬼ばばあになってしもうて
織田の耳にも入り、明智光秀が信康のところに来て従五位下(冠位)を与える案を出すが断る信康
信康:舅殿は私に謀反の1つでもしてほしいのだ
(明智はもう白髪のおじいさんじゃん 謀反も近いのでは?
家康の案は、家臣を岡崎城に戻し、信康が浜松に入り、家康が岡崎に入る
家康:ちょうど安土城が出来上がったところ 祝いがてら伝えよう
織田への気遣いが尋常じゃない様子を見て、以前の井伊のことを思い出す万千代
酒井が安土城に行くと、徳姫からきた文に信康の悪行の数々が書いてあるのを見せられる
織田:武田と通じているのは真か? これは信康が勝手にやってると考えてよいのじゃな?
(ほんとに魔王 ここだけSFみたい
家康:忠次 この機に乗じて、信康を排してしまおうとしているのでは?
(家康が本気で怒った顔初めて見た
榊原は、城を交換する案を瀬名らに伝えに行くと、
瀬名:浅原らの側室を連れて行ってもよいですか?
側室は武田の元家臣の娘(なぜそんな所から・・・
しかも従五位下は家康と同じ冠位
家康:自分の手駒に出来ないなら殺してしまえということか・・・
酒井:もはや信康さまのお首を差し出すほかないのでは?
(子ども1人産まれただけで、もう1人の息子を殺す騒ぎになるとは
万千代:なぜ織田を守る側の徳川にそんなに冷たいのですか?
榊原:
徳川が大きくなりすぎるのは織田にとっては都合が悪い
3年前、於大の方の兄を斬ったのも同じ理由
そこに於大の方が来る(たしか家康に側室を連れてきたのは母では?
於大:
信康をお斬りなされ 人の子だから言うております 獣は我が子を殺めたりいたしませぬ
武家とはそういうもの お家を守るためには、己、家族すら人柱として立たねばならぬ
その中で生かされてきたのですから そなただけ逃れることは出来ないのですよ
家康:分かりました 信康を斬ります
(いい人ほど早く亡くなるなあ
とわと和尚が来る 瀬名との付き合いは15年以上
祝い事を男児誕生と勘違いするが、家康が来る日だった
子宝祈願の千手観音を渡して喜んでいるところに家康が来る
榊原:武田と内通したかどにて信康さまを大浜城へ幽閉した上、死罪とすることとなった!
瀬名:私をお裁きください!
守り役:私の首で! ほかの家臣も腹を切るという
信康:
私は内通などしてない 疑いはきっと晴れる 殿が晴らしてくださるはず 血気にはやるな
それこそ真の敵の思うツボだ オレは必ず戻ってくる
常慶は今川氏真に松下からの密書を渡す 白い扇子を炙ると文字が!
家康:太主さま 徳川に力をお貸しください
氏真:瀬名の父は我が一門 信康は今川の血を引く者
於大の方は岡崎城で家康を出産 城内には臍の緒などが入った塚が残っている
大泉寺を建立し、家康の武運長久を祈った
しかし、兄が松平家と敵対 於大は離縁され、矢作川を船でくだり実家に戻った
愛知県 阿久比町
その後、久松利勝と再婚 今の阿久比町に移り住む
洞雲院には家康の無事を願い、自らの血を薄めて書いた写経が残っている
(怖いよ・・・こんなに長い歴史もつものなんだヒトの血って
久松家の居城 坂部城跡