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発掘!雑誌図書館@探検バクモン

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出演:太田光、田中裕二
ゲスト:田原総一朗、デヴィ・スカルノ

サヘルが都合で欠席

太田:今日はメンバーが濃すぎちゃって、テレ朝でやったほうがいいんじゃない?(爆

あれ、雑誌図書館っていうから、創刊号を集めてる多摩図書館をやるのかと思っていたら、「大宅宗一文庫」て初耳!
って、ブログ内検索したらあった!
だからメモっても自分の記憶力はてんでアテにならないんだ

JAPA-NAVI 世田谷@あさイチ

昭和を代表する評論家・大宅宗一の意志で設立
誰もが利用できる 最新のものから、有名誌の創刊号まで約78万冊所蔵

 

 

理事長・大宅映子さん(大宅宗一の娘)と黒沢岳さん(職員)が案内

 

「マスコミの大巨人」と呼ばれた大宅宗一は、資料をたくさん集めて執筆活動をしていた
マスコミや研究者などにも利用されてきた

D:国会図書館で見つけられないようなものがここにあって(え?

映子さん:あるんだけど、引けないわけよ

みんな進行関係なく喋る喋る!爆

実は、今、ネットの普及もあって利用者が減少 財政難で存続の危機にある


●大宅文庫のシステム

入館料500円!
最大の特徴は「検索システム」



 

(図書館は本を並べているから楽しいのに国会図書館同様の閉架式か
 こういうちょっとした閉鎖性が入りにくい

黒沢さんがゲスト名で検索して、気になった記事を見せてくれた



 


“田原総一朗さんの仕事の主要なテーマの1つは先端技術である
 ところが奥さんの節子さんに言わせると
「田原は極度の機械音痴で、出来るのはテレビをつけるのと、電話をかけるぐらいです」”

田原:今も娘にテレビのチャンネルを合わせてもらう


●普段は入れない書庫へ潜入

 
映子さん「あんまりギッシリと詰まっているからじゃないかとw」


さらに奥へ

映子さん:1960年代の雑誌もあります 広告とかも面白い

 

『プレイボーイ』


連載は石原慎太郎


田原:
石原くんと対談した時「作家としての石原慎太郎は買う 政治家としては全く買わない」って言って大ゲンカになったw


象徴的な雑誌 『大阪パック』 権力や時代を風刺するマンガ雑誌
伊藤博文の表紙



黒沢さん:
時の権力者を風刺している
1943年には世の中の流れで、名前が『漫画日本』に変わった



田原:戦時中で“言論統制”がすごい時

黒沢さん:
英字のタイトルがもう使えなくなった
内容的にもちょっと時局に従うしかないというか

風刺マンガ雑誌ですら戦意高揚の広告を載せる時代だった



 

田原:批判したら全員逮捕だもんね、この頃は




田原:
大問題なのは、ネットの時代になり、ここに来る人が減っている
新聞も雑誌もだけど、その記事がどのぐらい大きな記事か、順番とかが大事

映子さん:
旦那が、婚約して家に来た時、大宅宗一を見てビックリしたのは
『アサヒ芸能』(1947年創刊の芸能ゴシップ誌)を赤エンピツをもって読んでいたこと


●大宅宗一は雑誌にどんな思いがあったのか? それが分かる部屋へ

 

復元された書斎がある(なぜ開放しない?!



数々の造語で時代を斬り、中でも有名なのは、テレビ黎明期に生み出した「一億総白痴化」
番組を作る側も見る側も刺激の強さばかり追い求めると低俗な番組が増えると警鐘を鳴らした

 

今でも使われる「口コミ」など、分かりやすい表現で世相をとらえ続けた



さらに本音で語る姿勢を貫き、どんな権力にもハッキリ世間の思いを伝えた

 

「反対してるんだけど、その反対の仕方もなんかへっぴり腰で
 旦那筋に対してもみ手をしながら反対しているような面がある」


●『文芸春秋』 デヴィ夫人との対談記事

 

田原:大宅さんがこてんぱんにデヴィさんを批判し、デヴィさんが反論した

21歳でスカルノ大統領と結婚したデヴィ夫人に世間はさまざまな疑惑を抱いた

 

 

デヴィ夫人がすべての質問に毅然と答える姿を見て、
対談が終わる頃、大宅宗一は自らの考えを素直に変えた

D:
帰る時には「何か誤解したようだな いい女だな」っておっしゃって
これが出てから私に対しての悪い既成観念が取り外されて、世間が私を見直した

美人な写真/驚



●大宅宗一が雑誌の価値について書いた文章



田原:その通りだと思う

田中:
まさにここに神髄があるってことですね
他では軽視されて、捨てられたりとか、見過ごされる記事にこそ真実がある

田原:だから週刊誌なんだ

(パパラッチの真実・虚偽ごちゃまぜのゴシップ記事が貴重かどうかはハテナだなあ
 やっと車内の吊り広告がなくなってスッキリしたと思っていたら、また戻ってきてるし
 オリンピックが始まる頃は元に戻っているのでは?


●最大の特徴である記事を探すための「検索システム」が好評



利用者男性:仕事で来ました テレビ番組制作会社で働いています

映子さん:テレビ番組の(取材の利用が)一番多いんです
(テレビが「一億総白痴化」だと言ったのに皮肉だね

利用者男性:
TBSで、離婚した芸能人の因縁だったり、いろいろ騒動の過去のものを調べてって言われて(知ってどーするよ
ここならキーワードを検索していくうちに、検索数がどんどん減って
こういうことを調べればいいのかっていうことが分かる


●記事の絞込み能力が優れているという「検索システム」はどう作られているのか

職員・鴨志田さん協力

 



鴨志田さん:
これだけだと写真も何もなくて、何のことか全く分からないが、調べると災害のことだと分かる



職員が記事を1つ1つ読み、キーワードになりそうな単語を
意識しながら要約して索引画面に打ち込んでいく
この地道な作業のお蔭で、利用者は効率的にお目当ての記事にたどりつける



田中:全部の記事を生身の人間がやるしかない?

週に約200冊 すべてに目を通して索引づくりを行っている

(面白そうな仕事だなあ てか、全部マイクロ化しちゃえばいいんじゃないの?
 それか、データで渡してもらうとか 人件費、人手にムダがあるような・・・


●この「検索システム」で暴かれた大スクープがある

 



立花隆が当時の総理大臣・田中角栄の金脈問題を暴いたスクープ
大宅文庫であらいざらい記事をチェックしてリストアップし、
登記簿を調べることで、本人の資金形勢の流れを暴いた

田原:
この時、立花さんと、児玉隆也の2人でやって
立花さんが金脈、児玉隆也が人脈、つまり女性関係を書いたの


●「検索ワード」は時代とともに変わる

鴨志田さん:キーワードも、言葉をつくった時点からどんどん変わるので


(これもコンピュータで関連づけ出来そうな気がするけど・・・


<大宅宗一文庫46年の歴史で、検索が多い人名ベスト3>

3位 長嶋茂雄(野球)

2位 小沢一郎(政治家)なぜに???

D:いろいろ事件を起こしていれば、たくさん件数が増える(なるほど

1位:松田聖子ちゃん!! スゴイ!!



田中がまたここぞとアイドル知識を披露

田中:聖子ちゃんはアイドルとしても売れたのと、あとスキャンダルもあったから


<パンダラコーナー ふろく>

パンダラ:
ニンゲンは“おまけ”がお好きですね 雑誌にもさまざまな“ふろく”がつけられている
(今はふろくメインみたいな感があるけど “全プレ”とかあったなあ

 

「黒沢さん長年の悲願」

 

袋とじの両端を引っ張ると、赤い線の部分からラーメンの匂いがするらしい/爆
黒沢さんが手にした時はすでに袋とじは開けられていた
14年前のため、今はもう全く匂わないww



同じ雑誌があり、取材を機にこの日開けてみることに(赤い部分が匂うそう
やっぱり14年前だから「とくに紙の匂いしかしないですね」ww


●存続をかけた徹底討論

 

ネットの普及で経営難に陥り、このままでは老朽化した建物の増築も修理も出来ない

田原:
さっき、検索を見せてもらって、非常に手間隙がかかる
AIなんかを入れて自動化できないんですか?(そーだよ

映子さん:
雑誌を電子化するだけでも、推定35億円かかる
(35億あれば国は軍事費に回すな クラウドファンディングを募るとか? ボランティア?

黒沢さん:
人が書庫に入って調べる開架式にする可能性は低いけど、あるのかなと思う
(だよね 神保町のあんなに雑多な中から掘り出しものを探したい人もいるんだから



田原:ここは空間があるけど、喫茶店を作ったらどうかな(今流行ってるね



田中:テーマパーク的な遊びに行くぐらいの
(見た目からして敷居が高そう感があるもんね 子どもスペースをつくるとか

太田:建物が古すぎるかもしれない



田中:あとは「ドラマ化」 「大宅宗一物語」 NHKで(ww

太田:船越英一郎主演で(それは2サスにならないか?

映子さん:この間(脚本家)内舘牧子さんに頼んだのよ(もういろいろとやったんだ!

田中:これは大河いけますよ

田原:
AI化にこだわりたい AIをやっている小さい組織がいっぱいあって、スポンサーを相乗りするのよ

D:ソフトバンクの孫さんに そろそろ名誉を欲しがってもいいかもしれない(w

田原:
面白いかもしれない
ソフトバンクの会社案内は、僕が写真入りで「この会社伸びるぞ」って言った(自慢?

太田:
俺は、日本の一番の問題は田原さんだと思います
すぐ自分の話にもっていくから それがダメなんですよ

田原:
今は“ネットの限界”が非常に大きくなっている
ネットは大体“斜め読み” その結果、大変なことが起きている

「フェイクニュース」 例えば当選したのがトランプですよ
やっぱり「ネットには問題あるね」と
(見る側の意識の高さの問題では? 文化は過去に戻せないし

映子さん:ネット上で見ると、自分の好きなニュースだけ目に入る

田中:
雑誌だと丸々見れる ネットに勝てるのはそこだという気がする
その楽しさを分かってもらうのが一番大事だと思う

(雑誌をじっくり読む時間、ここに来る時間もないのでは?
 いっそ青空文庫みたいにネットで開放しちゃうとか?
 経営者に若い人材を登用するとか?
 どのみち、デヴィ夫人の水着姿とかは検索しないけど

D:ここの存在をほとんどが知らない

田原:宣伝の仕方が上手くない

映子さん:やってないもの

田中:とりあえずゆるキャラ作りますか?(w






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