■はやく気づいて!のどの“老化”@あさイチ
“40歳前後から飲み込むための筋力が衰え始め、
飲み物や食べ物が、空気のとおり道である「気管」へと入ってしまう「誤えん」のリスクにつながると言います。
衰えが進み、誤えんを繰り返すようになると「誤えん性肺炎」を引き起こす可能性が高まります。
しかも、この筋力の低下は徐々に起こるため、自分では気づきにくいと言います。”
専門家ゲスト:浦長瀬昌宏さん(耳鼻咽喉科医)、大谷義夫さん(池袋大谷クリニック 呼吸器内科医)、中村一博さん(耳鼻咽喉科医)
ゲスト:羽田美智子さん、川平慈英さん
リポーター:佐藤俊吉アナウンサー
先日、母と電話で「最近やたらと気管に飲み物が入ってむせる」とか
「乾燥すると咳き込んでオエッてなる」て話をしたから見てみた
耳鼻科に行くと、いきなり鼻に管を入れられるのは本当に勘弁して欲しい
せめてやる前に、これから何をするか説明は必須!
朝からノドの奥の映像とかも勘弁です
●むせる・咳き込む女性(37)を取材
粉末の漢方薬を飲む時などにつまる、喋りながらむせる・咳が出る タバコは吸わない
耳鼻咽喉科に行った
「喉頭蓋」がうまく閉じないのが違和感につながっている
年齢を重ねると少しずつ衰えて、肺炎のリスクが高まる
●飲み込む筋力“ゴックン筋” どう鍛える?
ボイストレーナーとして活動する傍ら、「のどトレ」教室を開いている玉澤明人さんに、飲み込む筋肉のトレーニング法を教わりました。
1.のどの動きの目安となる「のどぼとけ」の位置を確認
2.指で「のどぼとけ」に軽く触れながら、水を一口ふくむ
3.飲み込んだ瞬間に力を入れてストップ。のどぼとけが上がった状態で力を入れ続ける
→止める時間はまずは3秒、その後5秒、10秒と少しずつのばす
4.1日5秒×6回程度行う
<ポイント>
ヒトは1日700回飲み込んでいる まず、飲む込む動作を意識すること
唾液には免疫力があり、ノドの中を掃除する作用がある
高齢者でも「のどトレ」で改善する
●誤えん性肺炎
“毎年およそ8万人の高齢者が亡くなる「誤えん性肺炎」。
呼吸器内科医の大谷義夫さんによると、高齢者は「免疫力」が低下するため高熱などの症状が出ず、
肺炎を起こしていることに気づかないケースが多いといいます。
また、誤えん性肺炎の原因となるのは、雑菌を含んだ「だ液」である場合が多く、
寝ている間に、知らずに誤えんしてしまうといいます。
その原因のひとつが、40~50代から起き始める「ラクナ梗塞」と呼ばれる小さな脳梗塞。”
呼吸器内科医:日常生活に全く問題ないような小さな脳梗塞が飲み込みを悪くする
レントゲン画像を見て、肺炎のあとが複数あることを指摘
大谷:
ヒトは、体の中の免疫で菌をやっつけようと戦うと熱が出る
高齢者は免疫が落ちて、戦う力が弱まり、熱も微熱もなかなか出ないと分かりづらい
雑菌を含んだ「だ液」を飲み込み、肺の中で炎症を起こすと「誤えん性肺炎」を発症する
それを繰り返すと重症肺炎になり、命を落とすことが多々ある
●70歳女性を取材
5月に肺炎を発症 これまではジムに通ったりして体力に自信があった
2年前に異変 階段をのぼる1段ごとに息が切れるようになった
咳、微熱が続き、病院で風邪といわれてクスリをもらい
飲んでいるうちはいいが、クスリをやめるとぶり返す
5箇所目の病院で「誤えん性肺炎」と分かった
(毎回、ドクターショッピングするたびに、治らなかったら誤診なんだから、診療代、薬代とか返すべきだと思うんだよね
「誤えん性肺炎」は寝ている間に唾液を誤えんしている場合が多い 隠れ誤えんは約7割
レントゲンを撮っても小さな影は映らないため、医師も見逃す
血液検査、CT検査も必要
長引く咳が2週間以上続いたら「誤えん性肺炎」を疑う
●ラクナ梗塞
大谷:
手足がマヒするような大きな脳梗塞ではない
60代で約6割いる 無自覚 治療は必要なく、生活習慣を変える
●誤えん性肺炎予防法
せき反射(むせて異物を出す反応)を促す
葉酸をとる
※加熱すると濃度が落ちる
オススメスムージー
リンゴは肺機能を上げる
バナナはとろみをつける
いずれも安価な材料でできる
口内の雑菌を減らす
1日4回(毎食後と就寝前)、1回5分の歯みがき
夜寝る前が良い フロスを使うとさらに良い
●声の老化
「音声外来」なんて初めて聞いた/驚
中村さん:
女性ホルモンの低下で声帯がカサカサになる
女性ホルモンを投与して、声が20歳の頃に戻るかと言われると、実は戻らない
(たしかに、昔カラオケで出た高音が出ないし、すぐ息切れするなあ・・・
前ほど歌いに行かずに、声を出す筋肉が衰えているってのもあると思う
●美しい声を保つには
1.姿勢よく座る
2.両手で座面を握る
3.イスを引っ張り上げながら、「んっ」といきむ感じで声を出す
1ヶ月やると回復する
高い声を出すには、日ごろから「歌う」ことで筋肉を鍛える
鼻歌ではなく、しっかり声を出して歌う ハミングも良い
●声帯の天敵
お酒:脱水症状を引き起こす
「酒やけ」は声帯の衰え むくんでいる状態
タバコ:慢性的な炎症を起こす やめるとそれなりに戻る
(友だちはヘビースモーカーだけど、全然高音出るよ
“40歳前後から飲み込むための筋力が衰え始め、
飲み物や食べ物が、空気のとおり道である「気管」へと入ってしまう「誤えん」のリスクにつながると言います。
衰えが進み、誤えんを繰り返すようになると「誤えん性肺炎」を引き起こす可能性が高まります。
しかも、この筋力の低下は徐々に起こるため、自分では気づきにくいと言います。”
専門家ゲスト:浦長瀬昌宏さん(耳鼻咽喉科医)、大谷義夫さん(池袋大谷クリニック 呼吸器内科医)、中村一博さん(耳鼻咽喉科医)
ゲスト:羽田美智子さん、川平慈英さん
リポーター:佐藤俊吉アナウンサー
先日、母と電話で「最近やたらと気管に飲み物が入ってむせる」とか
「乾燥すると咳き込んでオエッてなる」て話をしたから見てみた
耳鼻科に行くと、いきなり鼻に管を入れられるのは本当に勘弁して欲しい
せめてやる前に、これから何をするか説明は必須!
朝からノドの奥の映像とかも勘弁です
●むせる・咳き込む女性(37)を取材
粉末の漢方薬を飲む時などにつまる、喋りながらむせる・咳が出る タバコは吸わない
耳鼻咽喉科に行った
「喉頭蓋」がうまく閉じないのが違和感につながっている
年齢を重ねると少しずつ衰えて、肺炎のリスクが高まる
●飲み込む筋力“ゴックン筋” どう鍛える?
ボイストレーナーとして活動する傍ら、「のどトレ」教室を開いている玉澤明人さんに、飲み込む筋肉のトレーニング法を教わりました。
1.のどの動きの目安となる「のどぼとけ」の位置を確認
2.指で「のどぼとけ」に軽く触れながら、水を一口ふくむ
3.飲み込んだ瞬間に力を入れてストップ。のどぼとけが上がった状態で力を入れ続ける
→止める時間はまずは3秒、その後5秒、10秒と少しずつのばす
4.1日5秒×6回程度行う
<ポイント>
ヒトは1日700回飲み込んでいる まず、飲む込む動作を意識すること
唾液には免疫力があり、ノドの中を掃除する作用がある
高齢者でも「のどトレ」で改善する
●誤えん性肺炎
“毎年およそ8万人の高齢者が亡くなる「誤えん性肺炎」。
呼吸器内科医の大谷義夫さんによると、高齢者は「免疫力」が低下するため高熱などの症状が出ず、
肺炎を起こしていることに気づかないケースが多いといいます。
また、誤えん性肺炎の原因となるのは、雑菌を含んだ「だ液」である場合が多く、
寝ている間に、知らずに誤えんしてしまうといいます。
その原因のひとつが、40~50代から起き始める「ラクナ梗塞」と呼ばれる小さな脳梗塞。”
呼吸器内科医:日常生活に全く問題ないような小さな脳梗塞が飲み込みを悪くする
レントゲン画像を見て、肺炎のあとが複数あることを指摘
大谷:
ヒトは、体の中の免疫で菌をやっつけようと戦うと熱が出る
高齢者は免疫が落ちて、戦う力が弱まり、熱も微熱もなかなか出ないと分かりづらい
雑菌を含んだ「だ液」を飲み込み、肺の中で炎症を起こすと「誤えん性肺炎」を発症する
それを繰り返すと重症肺炎になり、命を落とすことが多々ある
●70歳女性を取材
5月に肺炎を発症 これまではジムに通ったりして体力に自信があった
2年前に異変 階段をのぼる1段ごとに息が切れるようになった
咳、微熱が続き、病院で風邪といわれてクスリをもらい
飲んでいるうちはいいが、クスリをやめるとぶり返す
5箇所目の病院で「誤えん性肺炎」と分かった
(毎回、ドクターショッピングするたびに、治らなかったら誤診なんだから、診療代、薬代とか返すべきだと思うんだよね
「誤えん性肺炎」は寝ている間に唾液を誤えんしている場合が多い 隠れ誤えんは約7割
レントゲンを撮っても小さな影は映らないため、医師も見逃す
血液検査、CT検査も必要
長引く咳が2週間以上続いたら「誤えん性肺炎」を疑う
●ラクナ梗塞
大谷:
手足がマヒするような大きな脳梗塞ではない
60代で約6割いる 無自覚 治療は必要なく、生活習慣を変える
●誤えん性肺炎予防法
せき反射(むせて異物を出す反応)を促す
葉酸をとる
※加熱すると濃度が落ちる
オススメスムージー
リンゴは肺機能を上げる
バナナはとろみをつける
いずれも安価な材料でできる
口内の雑菌を減らす
1日4回(毎食後と就寝前)、1回5分の歯みがき
夜寝る前が良い フロスを使うとさらに良い
●声の老化
「音声外来」なんて初めて聞いた/驚
中村さん:
女性ホルモンの低下で声帯がカサカサになる
女性ホルモンを投与して、声が20歳の頃に戻るかと言われると、実は戻らない
(たしかに、昔カラオケで出た高音が出ないし、すぐ息切れするなあ・・・
前ほど歌いに行かずに、声を出す筋肉が衰えているってのもあると思う
●美しい声を保つには
1.姿勢よく座る
2.両手で座面を握る
3.イスを引っ張り上げながら、「んっ」といきむ感じで声を出す
1ヶ月やると回復する
高い声を出すには、日ごろから「歌う」ことで筋肉を鍛える
鼻歌ではなく、しっかり声を出して歌う ハミングも良い
●声帯の天敵
お酒:脱水症状を引き起こす
「酒やけ」は声帯の衰え むくんでいる状態
タバコ:慢性的な炎症を起こす やめるとそれなりに戻る
(友だちはヘビースモーカーだけど、全然高音出るよ