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プレミアムトーク 伊達公子@あさイチ

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プレミアムトーク 伊達公子@あさイチ

“ことし9月、2度目の引退をしたテニスプレーヤーの伊達公子さん。
 イギリスBBCが選出する「社会に影響を与える100人の女性」の一人にも選ばれました。

 伊達さんは、高校卒業と同時にプロに転向。グランドスラムの4大大会すべてで、
 ベスト8以上の成績を残したほか、当時の世界ランキング1位、シュテフィ・グラフ選手とも互角に戦い、
 1995年には世界ランキング4位まで上りつめます。

 しかし、華やかな成績とは裏腹に「孤独」とも戦っていたと言う伊達さんは、よくとし、26歳で最初の引退をしました。

 2008年、12年のブランクを経て再びコートに戻ってきた伊達さんは、
「現役復帰」という言葉を使わずに「新たなチャレンジ」と表現。
 ことしの9月まで、ケガと戦いながらも現役選手として若い選手たちに挑み続けました。”


「あさイチ」まとめ見メモ

2017年最後のプレミアムトーク
「なによりも大事なクッション」を抱いて登場w

伊達:
先月末に肩の手術をして、普段は装具をつけているが
だいぶ装具から離れられる状況になってきて、でもまだ不安定なので

(そこまで悪いのに、こないだあんなに真剣に試合していたのか/驚

日清食品ドリームテニスARIAKE2017@有明コロシアム(2017.11.25)


伊達さんとイノッチは『ポンキッキ』で共演した
伊達:今思い出しましたw
イ:子どもたちにテニスを教えてくださるということで



<引退会見>



topics~伊達公子(46) 2度目の引退会見 ほか

伊達公子、有明でラストゲーム(2017.9.12)

 

BBCは今年「社会に影響を与える100人の女性」の一人に選んだ

 



<その人生哲学は?>

「常にチャレンジし続けることは楽しい」





<経歴>

高校卒業後、すぐにプロに転向
負けた時は涙でインタビュー

「全然、自分のプレーが出来なくて、これから帰って練習して、全日本目指して頑張ります」

 

あらゆる筋肉を鍛えるためにゴムボートの上で特訓!



そして獲得した「ライジングショット」
跳ねた直後のボールを打ち返す技を武器に世界ランキング4位までのぼりつめた

 

1位がグラフ、2位セレス、3位コンチータ・マルチネス、5位メアリー・ピアース、
6位マレーナ・マグダレーナ、7位サバチーニ、8位メアリー・ジョー・フェルナンデス・・・錚々たるレジェンドばかり/驚



●グラフvs伊達公子 ウィンブルドン準決勝 1996
これは毎回出されるね




●その2ヵ月後の1996.9 26歳で引退会見
絶頂期の突然の発表に日本中が驚いた



 


●VTRゲスト:陣内貴美子さん(スポーツジャーナリスト 伊達さんの長年の親友)

 

陣内:
食事は、たまに行きますけど、
焼肉は、彼女は1枚1枚キレイに焼いて、ゆっくり食べたいタイプ

私はいっぱい食べてほしいから、食べて、食べてーて乗せるんです
最初のうちは黙って食べていましたけど、
そのうち「自分のペースで食べさせて」て言われて、あら?みたいなw



伊達:先輩なのに、けっこうづけづけと言わせていただいてますw

う:
事務所の方にうかがったら、食べることへの情熱がスゴイと
どこに行っても美味しいお店が頭にインプットされてて、
知らない所に行ってもコンピュータのように美味しいお店をはじき出して連れて行ってくれる

伊達:
行き慣れてる場所は大体インプットされてる
大阪ならあすこに行こうとか

大体テニスの試合で行ってたので、泊まる場所もいつも決まってるし
行ける場所も限られているので、その中から出てきます
朝ごはん食べながら、お昼ご飯何食べようかなあって考えてるw



●引退会見を自分側から写メった画像(そういえば撮ってたかも

 

伊達:
全部会見終わった最後、ずっと撮られっぱなしなので、反対に皆さんを撮ろうかなと思って

私はメディア嫌いで有名でした 今みたいにスマホもないですし
アスリートで世界に行く選手もそんなにいなかったので
自分も若くて、ハンドリングする力がなくて、うまくメディアと距離感を保ったり
うまく対応する術がなかった

ブログもないから、自分の言葉で発する言葉もない
今なら言いたかったのはこういうことですって言えるけど

当時は、ちょっと喋ったことが勝手にいろいろ書かれて
あまり器用ではないので、殻を作るようになって

そうするとさらに「強い伊達公子」みたいなイメージが出来上がって
どんどんメディアとの距離ができたのはあったかもしれない

今はどうなっても自分の言葉で言えると思うとあんまり抵抗がなくなって、
仲良い方はすごく仲良い状態を築けるようになった


う:BBCからは年齢が目標のさまたげにならないことを評価された

伊達:
すごく喜ばしい賞ではあった まさかBBCから選んで頂けるとは思っていなかった

う:
実は、BBCより先に井ノ原さんが目をつけておられまして
昔書いたエッセイで、伊達さんが引退復帰された時に

“日本人は何歳だからダメとか、引退したからもうやらないとかあるけれども
 伊達さんが年齢は関係ないと証明してくれている”と書いていた

イノ:勇気をもらったし、日本のメディアは年齢で決めちゃいがちじゃないですか

伊達:そう 日本人は女性の場合にとくに

イノ:“ムリだよ”って言う人が必ずいる

う:
私だったら、1回引退したら、絶頂期で、有終の美みたいで、
もう1回やるってスゴイなと思う一方、自分だったら出来ないと思う

伊達:
(ブランクが)約12年だったので、反対にだからこそ出来たっていうこともあると思う
中途半端に2年、3年、5年くらいとかだったら
前の引退を引きずる部分で考えちゃうと思うけれども

11年半あると、もう出来ないのは当たり前
年齢も30後半だったので、当然、肉体的にも難しいっていうのももう分かってたし
別のものとして、スタート切れた部分はありました

イノ:同時に“ここまでは行きたい”という目標はあった?

伊達:
いや、なかったです もう出来るわけがないと思ってた
そもそも世界っていうのは頭になかったので
日本の中で全日本選手権を目指して出るってことだけを考えてスタート切った

う:
「若い人たちに自分の姿勢を見てほしい」とおっしゃってましたが
あの世界4位の走れた自分がどこかにあるじゃないですか?

伊達:
結果はあんまり考えてなかった 自分は指導者になれる器ではないと思っているので
ただコートに入ってボールを打ち合うことで若い選手たちの刺激になったり
コートの中では伝えられることがあるんじゃないか 結果ありきで始めたことではなかった


イノ:若い選手とやって、昔と違うことはあった?

伊達:
私たちが90年代、世界を回ってた時ってトップ100に(女子テニス選手は)10人ぐらいいた
トップ50だけでも5、6人いた時代だったので
けっこう女子の場合、バチバチ状態だったけれども
今はなんかこうみんな仲がいい(w
時代のせいもあるかもしれないけど、みんなSNSでつながってたりとか

当時のトップと今のトップを見ても、私の時はグラフやセレスがいたり
サンチェス、サバティーニ選手の間では交流がなかったけれども
今はけっこう、孤立してる人もいるけど、比較的みんな仲がいい

試合ではメリハリはしっかりしてるけど、日本人の場合みんな仲がいい
直接対戦して負けても「ご飯一緒に食べる?」って言う選手がいるくらい

私たちの時代には絶対なかった その考えがなかった
反対に、「伊達さんが出来るなら、私に出来ないわけないでしょ」
て思ってる選手が多かった・・・と思うんですw

イノ:和気藹々もすごくいいけど、そっちのほうが切磋琢磨していくような気がする

伊達:切替さえできれば、それに越したことはないかなと思う



<VTRのつづき>

陣内さん:
彼女は、すっごい女性らしいですよ 優しい、気配りとかもすごくできる人

ただ、私と伊達さんがいつも言ってるのが
プレー中にいっぱい写真とか撮られるわけです

「なんで鬼みたいな顔のところしか出さないのかね!」て
それを2人でいつも文句を言ってましたw
「もっといろんなの撮ったでしょうに これは悪意がある」とかって

(遠くから映像を撮るのは、テレビ観戦者には必要だけど
 最近はサービス過剰で、カメラが近すぎるよなあ

私の父親が亡くなった時に、熊本の八代って所で葬儀をしたら
そこに伊達さんがいたんですよ

もうその時は、今思い出しても涙が出るくらいなんですけど
あの人の自然とやる行動っていうのは、、、ほんとにすごい嬉しかったんですよ/涙
だから絶対に友だちとしてずっと付き合っていける人だなと思いました





<伊達さん独特の美容法>



陣内:
彼女はやっぱり日に焼けるから、色が黒いじゃないですか
しばらくして会った時に、ものすごく白かったんですよ!
「本来、私は白いんだ」って話で、色白のケアをやったり

洗濯物が干してあって、ガーゼみたいなのがいっぱい干してあった
やり方は分かんないけど、そのガーゼでパックしたりしてたのかな それは聞きたい
「だてちん、白いじゃん!」みたいなw


伊達:
一時期やってた化粧品があって、ガーゼでパックしたのを取るんですよ
ガーゼを熱湯煮沸して繰り返し使うんですけど、それを見たのかもw

う:伊達さんは健康な小麦色のイメージですけど

伊達:
今は全然してないけど テニス辞めた後、一時期してた なんか友だちに薦められて
6歳からテニス始めているので、自分が色黒なのか色白なのか分かんないくらい焼いてるからw
意外と(紫外線を)吸収しやすくて、テニスやらずに外出ないとそれなりに白いんです


<鬼みたいな瞬間写真>


(フィギュアスケーターもジャンプ跳んでる時はこうなるよねw

こちらはステキ

 

 

伊達:
打ってる時は涼しい顔して出来ない
選手によっては涼しい顔して打つ人もいるんですよ

イノ:どこで撮られるか分かんないですもんね

伊達:
そんな事気にしていられない
でも、躍動感とか、打ってる瞬間の前後はしょうがない



<女性の幸せについて>

伊達さんの幼い頃からの理想の生き方はこうだった



伊達:
子どもの頃から早く結婚したいという思いはすごく強かった
早く子どもを産んでっていう、勝手な自分の中のイメージだけで言ってました

高校卒業してプロ転向した後も思っていた
女性だから、やる時まではテニスやって、そんなに長くやらずに
パッと辞めて結婚して、子ども産んでみたいにずっと思ってた
実際、25で辞めて、結婚はしなかったですけど

う:結婚は31歳 その間はしなきゃって思ってた?

伊達:
いや、その時にはもうそれほど思ってなかった
現実的に考えると、思い描いていた年齢が近づいてきて、あ、もうムリだなみたいなこともありましたしw

いざ、テニスを辞めたら、ずーっとテニス漬けの人生だったから
今まで出来なかったことを取り戻すかのように、お茶をやったり、
いろんなことをやって楽しくなったので、今すぐ結婚したいって思いはなくなった


イノ:(1回目の)引退後、いろんな挑戦をして楽しかった?

伊達:
すっごい楽しかった! 25で辞めて早かったので、「後悔してるんじゃないか」とか
いろいろと、今でも言われるから、再チャレンジしたんじゃないかとか言われるんですけど

もう時間気にしなくていいし、お酒も当時飲まなかったので、お酒も飲まないで、
友だちとスズメがチュンチュンて鳴くぐらいまで朝までw(言い方が可愛い

現役時代は次の日の練習が気になるので、そういう些細なことも楽しかったし
ずっとお茶もやりたくて出来なかったから、お茶、お料理やったり、ペン習字(!)、着付けもやったし

イノ:けっこう日本ぽい

伊達:
「花嫁修業」って言われるんですけど、全然そんなつもりはなくて
ただ自分のやりたかったことをやったことが、世の中的には花嫁修業的に見えちゃった


う:
そこからまた復帰されて、引退もされて、離婚も経験されて
今考える幸せな生き方って、この時と変わってます?

伊達:
今は全然違う 前の旦那の影響もありますけど、自分の時間、仕事はずっと持っていたいし
お茶とかもチャンスがあればまたやりたいし、スタンスとしてはテニスをずっと軸として持っていたいし
仕事としてもしていたいという気持ちはあります


う:旦那さまの影響とは?

伊達:
彼は「やっぱりキミコはテニス、仕事にしても、出来る存在だから、それを無駄にしてほしくない
結婚することによって、自分というものを無駄にしてほしくない
結婚してもキミコはキミコの人生として輝いていて欲しい それがあっての結婚生活」ってゆってくれて、
あ、この人は別に気を遣ってとか、私のためだけを思って言ってるわけじゃない
1人の人間、1人の女性として見てくれてるんだなと思って受け入れられるようになった

(イメージと真逆なんだな

イノ:そういう言葉がなかったら結婚しなかった?

伊達:
結婚した後にそれに気づいた

私は結婚したら、食事を毎日作るとか思っていたけど
「食事を毎日作ってもらうために僕は結婚したんじゃない キミコが輝いているから結婚したんだ」
その言葉にウソはないんだなと思えて、自分の中で変わっていったところがある

(理想的では? どこがスレ違ったんだろう?


う:
トップのアスリート同士が一緒にいるってどういう感じ?
お互い繊細だろうし、気を遣うところもあるだろうし
分かり合い過ぎるところもあるだろうし

伊達:
彼はレーサーだったので、またちょっと特殊ではあったけれども
でも独立してる2人なので、寄り添うとこは寄り添うけど、
完全に孤立のところは、本人に任せても大丈夫

自分の世界を持っていて、いろいろ悩んだり、私自身もそうだし
その辺はなんとなく空気として読めるところがあったのかと思います

(まさに理想的なパートナーシップでは?


う:伊達さんてすごく芯がしっかりしてて強い女性と皆さん思っているけど、弱いところはある?

伊達:
オフコートは弱いですよ、意外とw
痛みにも弱い コートの中では痛みに強いけど
注射とかだともう「痛い!痛い!痛い!痛い!」
ちょっと熱出ると「ああもうしんどい、しんどい、しんどい」とかゆってるし
言葉にもしょっちゅう傷ついてます だから「私、意外とデリケートなんで」て言ってますw

う:イヤなことを見たり、聞いたりした時はどう乗り越える?

伊達:そういうのは見ないようにしてます

イノ:
テニスで強い部分を見ているから、生活の中でも気にしないイメージだったけど
そういうことでもない? 完全に切り離されてる?

伊達:切り離そうとしてるかもしれない



●大勢の視聴者のリクエストで、グラフとの対戦を振り返る

 

第1セットをグラフに奪われ、第2セットは伊達さんが追い詰めて奪い返す
一進一退の激闘の末、日没順延となり、試合は2日間にわたった
最後はわずかに及ばなかったが歴史に残る名勝負となった

 

レジェンドの名勝負まとめ

イノ:この時の精神状態ってどうだった?

伊達:
2日間かけて戦うということはほんとに私にとって人生で最初で最後だったし、そうあることではない
雨が降って順延っていうのは、わずかでもないわけではなかった

あの日は本当に長い1日で、朝から雨が降ってて、夜7時半になる前くらいか
「もう今日はない」って言われてて、自分もないと思っていたら
たまたま前のもう1つの準決勝が早く終わっちゃって、急遽入るって言われてコートに入った

だから日没のことを考えることもなく、やってるうちにグラフが妙に主審にアピールをしてて
それも目に入ってたんですけど、リズム、ペースをもっていかれるのがイヤだから
彼女はどこかでもう切りたかったんですよね

で、スーパーバイザーが出てきて、もうサスペンデッドって言われて

昔のチャンピオンのヴァージニア・ウェードさん(?)て方とかにも
「あれはフェアじゃなかった」ていまだに言ってくれる人はたくさんいるんですけど

(当時女王のグラフですら、追い詰められたら、ウィンブルドン勝利のためなら、こういう手も使うんだなあ

私はもうスーパーバイザーは絶対だし、出てきた時点でこれはもういくらこちらが主張しても
相手はNO.1だし、通るわけないし、ある意味1セットオールでやめることのほうが
次の日のことを考えるとまあ、いいのかなあって思ったこともちょっとあった(そうなんだ

グラフが焦ってるってことは分かってたけど、次の日になった時点でもう本来のグラフの姿に戻ってる
それは自分でも分かってるんで、やっぱ早くやめたかったのかなあ
でも、その次の日の、時差がイギリスと日本であるので、7時のニュースで流した?

う:7時のニュースを変更して、異例の中継をしました

伊達:それを聞いた時ビックリしました



<これまでの軌跡>

両親から「健康のために」と言われて、6歳でテニスに出会った
体が動かすことが好きな子どもだった
伊達:この写真はコートではなく、スペースがあればボールを打ってた



高校はテニスの強豪・園田学園に入り、プロになることを意識し始める

 

その時出会った監督・光國彰さん
全国から指導を受けたいと集まる名物監督



光國さん:
それがあかんねんやって! 下からいかんと お前これ絶対やめとけよ!
(関西弁だと余計コワイ・・・



伊達:
懐かしい すっごい怖いって有名な監督ですけど、怖さの中に愛情があふれてる

東京の試合会場まで生徒と一緒に行ったりとか
日曜日でもいつもコートにいてくれる監督

私を強くするキッカケを作ってくれた
中学までそんなに強い選手じゃなかったので、園田に入って、
先輩・後輩のことにも慣れなかったですけど

当時、園田は強い学校だったので、これまでの実績があるので勝たなきゃいけないんですけど
先生から「お前はもう勝たんでええ!」「ボールもアウトしといて」て言われてた

後から考えると、先生は高校3年間という結果じゃなく
高校時代に結果を求めてちっちゃいテニスになるよりは
私をその先に伸ばすための練習をしとけってことだったと思う
プロになろうと思って入る生徒も多い中、そんなことはほど遠くて考えてなかったけれども



●部活の記録、戦術などをまとめたノート



光國さんは17年前に亡くなったけれども、
伊達さんをどう思っていたか取材したら、ご家族が貸してくれた

 

スクラップブックにも伊達さんの記事をいろんな新聞・雑誌から切り抜いて丁寧にとっておいた
伊達さん、伊達さんの父宛てのハガキ、遠征先から伊達さんが送ったハガキも大事に残していた

 

その中の一部を紹介



 

伊達:初めて見ます ビックリです ちょっとウルってきてます

サンチェスとの試合をテレビで観ながらメモ



 


光國さんの娘さん:
アドバイスをしようとしたわけではなく、教え子の伊達さんについて
気づいたこと、感じたことを残しておきたくて記録していたんだと思う


伊達:
今になって思いますが、想像以上に大きかったんだなと思いますね
卒業後も、生徒を連れて東京に来る時は、必ず私の試合を観てくれたし

この体だから大体すぐ分かる
いつもセンターコートで試合してて、パッて見て寝てると、私の試合は大丈夫なんだって思うw
カップヌードル食べて、安心して太陽のもとでお昼寝されてるw
起きてると、あ、ヤバいなみたいな


う:監督と約束されたことがあったって

伊達:
ウィンブルドンのセンターコートに入ったら監督を呼ぶっていう

高校の時に初めて観たグランドスラムがウィンブルドンだった

それまでは子どもの頃、すり鉢状のセンターコートをテレビで観ていて
まさか自分がそこに立つなんて考えてなかったけれども

18歳以下のウィンブルドンJR.で初めて見た時に
そこに立ったわけじゃなくて、自分の目で見て
あ、テレビで観てたセンターコートだあって思って

高校3年生の時に、監督と朝食を食べてて
監督に「お前、大学どうするんや」て聞かれて「プロになります」ってゆった

監督も「そう言うと思った」てゆって、それからプロになる準備を手配してくれて
その時か、その後に「いつかセンターコートに立ったら監督を呼びます」て言ったのは覚えてます
実際立った時はさすがに来てくれなかったですけどw



●監督は、ウィンブルドンの試合を自宅で見守っていた

 

負けた瞬間「ようやった」

光國さん:
もうほんとにこのメインコートで、ウィンブルドンていう伝統的な試合の中で味わえたものを
次の試合でやってもらいたい とにかくよく頑張ったと思います ありがとうと言いたい


伊達:
今みたいにインターネットもなかったし、日本でどれほど報道されているってことは
私の耳には入ってくることはなかったし、試合にフォーカスしてたので知らなかった

その後、日本に帰ってきてからか、監督がテレビで試合を観ながらっていうことは聞きましたけど
映像見たのは初めてです

監督が「よう頑張った」とか「ありがとう」なんて言うことは絶対ない
すごい褒めてくれてるってことだと思いますね

呼びたかったけれども、その時は自分のことだけで必死だった
思ってても出来ることは限られてた

今は世界との距離も近いし、自分も変わったけど、若い時にはそんなキャパもないので
なかなか難しい部分もあった



<視聴者からの質問>

Q:どうしたら伊達さんみたいに強い気持ちで試合に臨めますか?

よく「試合で緊張しないですか?」て聞かれるんですけど、私がいつもゆってるのは
緊張にもいろんな緊張があると思う 緊張は悪いものではないと思っていて

反対に、私は緊張しないと焦るんですよ
わざと緊張させるように、行動をちょっと変えたりする

緊張感がある時のほうがパフォーマンスが上がると思う
ほどよい緊張 緊張はするものだと思っているから
あんまり緊張することに「どうしよう」とは思わない

今日はテニスの調子も、体のコンディションもいいしと思う時は結果が出ないので
なにか不安な材料がちょっとでもあるほうが結果が良いことが多い
万全っていう時は焦る

みさなん思うのは「緊張すると力が出ない」って言いますけど、
緊張は悪いことじゃないと思ったほうがいいんじゃないか
緊張したほうがいいんだと受け入れられれば

そのために私は、試合に行くまでのプロセス、練習期間とか
これだけ自分は準備をしてきたって納得して大会に臨むってことは心がけていた

だからこそ試合に入った時に緊張しても大丈夫
準備がなかったら「どうしよう」ってなる

(宮原知子ちゃんの「練習は裏切らない」を思い出した

う:
練習したのに負ける、自信もなくなる、やっぱダメなんじゃないの私みたいな
自信が持てない時はなかった?

伊達:
あります あります
調子が良い日もあれば、悪い日もある 人間だから
でも、悪い時なりに、じゃあどうやったらいいリズム、いい状況にもっていけるかってことを探す作業が
結果的には楽しいわけで

う:それって、若い頃からそんな余裕があった?

伊達:そんなことはない 必死ですけど、そういう事の繰り返しですよね

う:めちゃくちゃ落ち込んだっていつ頃?

伊達:
負けるたびに、ヤケ食いしたりとか、大泣きしたり
もう3日間くらい機嫌悪いですよ 長い時は1週間とか ヘタしたら1ヶ月とか


(ニュース いつも笑顔がステキな人だなあ


う:
昔からすごく可愛らしくて、周りのテニス男子とかは伊達さん大好きでしたけど
どんどんおキレイになるのは、なにかある?

伊達:何もないです!

う:精神的に心がけてらっしゃることとかは?

伊達:
テニス辞めて、ケガしてからもそうですけど、コートに入るとピリピリモードは凄いんですよ
自分でも認めるぐらい でも、コートから離れるとピリピリモードになることはないので
今は精神的にすごく穏やか ピリピリするものがないので

イノ:ピリピリするものを作りたいと思う?

伊達:
前も作りたかったわけじゃないから、どうしても勝負ってなるとすごく神経質になる
1分とかもこだわるし


イノ:睡眠は多くとってるとか?

伊達:
けっこう寝たい派ですね 40代もずっとテニスをやっていたので
9時間を2日寝ると元気になる 回復力がこの年齢になると衰えるけれども
なにが一番回復するって、やっぱり寝ることだった なによりも

もちろん、治療受けたり、マッサージ受けたり、酸素カプセルだ、水素水だ
いろいろやりましたけど、やっぱり睡眠
しかも9時間を2日眠れば、もう劇的に元気になる

ただ、その時間を確保することも簡単じゃないし、
1日は寝れても、目が覚めちゃったり、2日連続は難しい

イノ:みんなで寝ればいいのにね(日本人が一番睡眠足りてないからねえ・・・


Q:今、一番楽しいことは何ですか?

今は、家でぬか漬けをかき回している時が一番楽しいww
テニスを1回辞めた時に、一番最初にやりたかったことが、家にいなきゃ出来ないことだった それでぬか漬けを始めた
今回も、つい2週間前くらいにまたもらってきて、かき回しているんですけど、愛おしいですね

イノ:旅行にも行かなくなる人いますもんね

伊達:
クルマの後ろに積んで移動してた時もあります
温度が上がるから絶対よくないですけどね
古漬け大好き(発酵食品は体にいいよねえ!





特選!エンタ 音楽「追悼 ことし亡くなった偉大なミュージシャンたち」
リポーター:グッチ裕三さん

<2017年に亡くなった海外ミュージシャンの一部>



(伊達さんはブラックミュージックを聴くかなあ?



<スタジオで紹介した主な海外ミュージシャン&代表的な曲>



♪Johnny B. Goode/チャック・ベリー
♪Blueberry Hill/ファッツ・ドミノ

グ:
2人の共通点は、カントリーミュージックとロックの融合 だから万人にウケた ロックの先駆者


<VTRで紹介した主な海外ミュージシャン&代表的な曲>

♪Mornin’/アル・ジャロウ

 

グ:歌の魔術師 声が楽器 テクニックが違う スキャットがスゴイ


♪堕ちた天使/J.ガイルズ・バンド

 

グ:
注目は歌詞 タイトルは中開きのページという意味 ヌード写真とか入ってる
“僕の憧れの天使がヌード雑誌に出てた オレの思い出は完全に裏切られた”て歌詞でみんなイエー!ってなってる(ww


♪Back In Black/AC/DC

 

グ:デビューから変わらないハードロックの王道

このアルバムはマイケル・ジャクソンの♪スリラー に次いで、
歴代2位を記録して5000万枚を売り上げた

ギタリストはカッティングが有名で、1曲でピックを2個潰すそう


<日本のミュージシャン>



グ:
平尾昌晃さんは作曲家としても有名ですが、歌手としてもすごくカッコいいと思う
ロカビリーを日本に広めた とても優しい方 人柄が素晴らしかった

ムッシュかまやつさんは、飄々としたムードですけど、音楽的に素晴らしい方で
1960年代、スパイダースというグループサウンドをやっていて すごくサウンドが垢抜けてた
なぜなら、かまやつさんが1960年代のイギリス音楽の最先端とかを吸収していたから

僕は『ザ・ヒットパレード』て番組の本番中にギターをもらったことがある
その時弾いてたギターを「やるよ」「え、どうしたんですか?」
その前に寿司屋に行って、たまたま僕が勘定を払ったのを覚えてて
「こないだのお礼だよ」とかゆって 高いギターですけど

ペギー葉山さんは、♪南国土佐を後にして が有名だけれども、青学でジャズを歌っていた
大学生の頃から米軍キャンプに出ていた リリースした曲は2000曲以上ある
ジャズの下地があって、こういう日本語の歌を歌うからオシャレ レヴェルが高い

イノ:遠藤賢司さんも亡くなられましたしね

グ:
けっこうショックですよね 一緒に飲んだ方とかはうーんときますね
歌ってて、ふと気づくと、亡くなった方の曲を歌ってる時がある
やっぱり歌って生き続けるんだなと思う



カオルくんのコーナーでレモンを紹介後

う:伊達さんのイメージってレモンの爽やかさがあるんですけど

伊達:本当ですか? でも、酸っぱいもの大好きです



<FAXコーナー>

クッションはやめて、黒いストールみたいので手を固定してた






伊達:
『エースをねらえ』は好きだったから、お蝶夫人はよく分かりますけど
でも、テニス界で言えばエバート(納得!
テレビでしか観たことがないけれども、ナブラチロワ、エバートは特別な存在でした







伊達:
中学の時、3年間滋賀県に住んでいた
去年、ケガしていたので、久々に同窓会に行ったんです
フシギなもので、時間がパッて戻りますね


Q:伊達さんの思うアスリートの素質とは?



伊達:
才能っていろいろあると思う
テニスの場合、ただボールを上手く打つのも1つの才能ですけど
やっぱり最後まで諦めずにやり続けることも才能の1つ
それをどうやって周りの親とかコーチが引き上げてあげるかはすごく大事だと思うので

やっぱり最初の頃は好きじゃなきゃいけないから
好きになるためには、いい所を引っ張り上げてあげることが大事

その時、その時の年齢や段階で変わるんじゃないかと思う

(とっても説得力あるなあ! 褒めて伸ばすのは大事v




伊達:
離婚しちゃった私に聞くのはちょっとどうかとw

でも、一緒に住むのは薦めてます 必ず、みんなに 結婚する前に
行き来することと、生活することって全然違うから

同じ日本人でも、育った環境、地域が違えば、全然違うと思うから
住んでみて違和感がないかどうか、心地いいかどうかとかは大事じゃないかと思う
1回離れてみて気づくこともあるし

(ほんと、説得力ある 結婚も離婚も経験の1つだから、なんでも実際やってみることには価値があるよね

好きな人はいつもいたほうがいいと思うし、離婚したから恋愛は全然しませんて言う気は全然ない
旦那ともいい関係が続いているし、相談にも乗ってくれるし
イキイキとするためにはそういう存在も必要かなとは思います


Q:(残り15秒で)これからやりたいことは?

環境整備 テニスという軸は持ちつつ
世界に輝く選手たちが育つようにやっていきたいと思います



(最後もステキな満面の笑顔で元気もらった


その後すぐに「NHK海外たすけあい」のCMが流れた



伊達:
プロテニスプレーヤーとして、私は37歳で現役復帰しました
そこからは1日1日が挑戦で、挑戦することが私の人生の支えとなりました



世界の子どもたちが安心してチャレンジできる未来のためにご協力をお願いします

(12月25日までだった・・・







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