過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『ザ・リング』(2002)
![]()
監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ナオミ・ワッツ、マーティン・ヘンダースン ほか
怖かった〜〜〜
日本版を最初に観た時の衝撃ほどじゃないが。
これだけお金かけてリアルにリメイクされたら、お客さんが可哀相だ![]()
観客インタビューで「ホラー好きでよく観てるけど、こんな怖いの初めて〜〜〜
」って言ってたのも分かる。
ほぼ日本版通りだが、さすがに貞子じゃなく馬の話になってた。アメリカ人にはそのほうが分かりやすいからか?
で、続編『らせん』も作るかな? ワッツは来日もしたし、新作も続々。
これは見せられたほうにゃたまらん反則行為だよね〜![]()
でも見ちゃう人間の好奇心ってほんと食えない・・・ほんと、このプロットってうまくできてる(感心
キング・オブ・ホラーのS.キングも思いつかないだろう。ホラーの夜明けか?
これで日本ホラーの輸出が増えたら面白い。金田一耕助シリーズとか思い切りドロドロ系のやつ。
■『マリー・アントワネットの首飾り』(2001)
監督:チャールズ・シャイア 出演:ジョナサン・プライス、ヒライリー・スワンク、クリストファー・ウォーケン
ほか
以前読んだ『悪魔(デイモス)の花嫁』の話(王妃にソックリな娼婦が、
一夜の名声と富、愛欲しさに処刑の身代わりになる)かと思ったら全然違った。
フランス革命の引き金ともなった首飾り
を巡るスキャンダルという実話に基づく中世劇。
事件関係者が本を書いて騒がれる形はこんな昔からあったらしい。
ここでの王妃は贅沢をしながらも民衆の支持を切望し、命もいとわない女性に描かれている。
過去のことは人の口に伝えられるかぎり、様々な主観によって歪められる。真実はどうだったのか?
波乱万丈とはこのこと。民主主義の現代になっても、政治、宗教、金、スキャンダルの縁は切れない。
■『クロエ』(2001)
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監督:利重剛 出演:永瀬正敏、ともさかりえ、塚本晋也、西島秀俊 ほか
ボリス・ヴィアンの不条理で無限に自由な世界を、多少設定は変えても大切に映像化したのが
日本で今の時代だということに驚き、そして嬉しい。本人はどうだろうか?
とてつもなく絶望的な結末なのに、ここまで美しく純粋な感動の余韻が残るこの傑作が
当時なぜ受け入れられなかったか不思議でならない。
ヴィアンに巡り会わせてくれたひやむ、ひいてはスカパラに感謝![]()
少年が小説のネズミ
の代わりか? 医師が高太郎を慰めるために妻の写真を見せるシーンもちゃんと入っている。
いつもはキレた役が多い永瀬が優しい青年を好演。塚本さんまでリンクしているのにはビックリ。
やわらかな音楽と、2人の親密さと絶望感を表す部屋の照明が原作のイメージより、ずっと暖かなのが分かる。
これを機にヴィアン作品を全部映画化ってどーかな? 不条理さもそのまま、より原作に忠実なままでv
■『プレッジ』(2001)
監督:ショーン・ペン 出演:ジャック・ニコルソン、ベニチオ・デル・トロ、ロビン・ライト・ペン ほか
予告編に感動して、観てみたら、泣くよりも胸騒ぐサスペンス劇。
豪華なキャスティング、渋い音楽の使い方、そして大ベテラン、ニコルソンの演技が見事。
止まらない幼児誘拐、レイプ、殺人、行方不明でも犯人が死刑になっても、
わが子を失った家族らの深い悲しみは消えない。
ハッピーエンドと思いきや、真実もハッキリしないまま寂しい終わり方。
が、このほうがよりリアルに恐怖と孤独感が伝わる。
平和な日常が描かれるほど、その裏に潜む暗い影がヒシヒシと伝わり、緊迫感が伝わる名演出だ。
■『シンプル・プラン』(1998)
監督:サム・ライミ 出演:ビル・パクストン、ビリー・ボブ・ソーントン、ブリジット・フォンダ ほか
何年か前、Nさんから原作本をもらって一気に読んだミステリー。映画にしてもやっぱ面白い。
大金への欲がいかに簡単に人の善悪、良心、罪悪感の秤を狂わせてしまうか。
もっとも正直者だと思っていても分からないもの。微妙なバランスで保たれている人間関係も、家族ですら危ない。
「父が言っていた。男を幸せにするものはシンプルなこと。愛する妻、まともな仕事、
信頼、尊敬し合える仲間と隣人。自分は気づかずに全て持っていた。幸せなはずだった」
以前ならささやかでも幸せだった家庭が、今となっては偽善で空しいだけになってしまっても
どうしようもないラストが哀しい。
■『悪いことしましょ』(2000)
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監督:ハロルド・ライミス 出演:ブレンダン・フレイザー、エリザベス・ハーレイ ほか
派遣先の誰かが絶賛してた1作。『ハムナプトラ』の男優の達者な変化ぷりと、
『オースティン〜』の女優の迫力あるセクシーコスプレで、人の欲を叶える大人のマジックテイル。
笑えてほのぼのできる1本!
世界一繊細な男になっても、夕陽にいちいち泣けて「いつになったら沈むんだ!
」て爆
プロバスケ選手になっても、滝のごとく汗をかいてバカ丸出し/爆泣
「本当は悪魔も神も自分の中にある。天国も地獄もこの世にあるの」
「マジックで叶えられるものじゃない。ゴールが重要じゃなく、プロセスが大事なんだ」
■『キャッツ & ドッグス』(2001)
監督:ローレンス・ガターマン 出演:エリザベス・パーキンス ほか
可愛い&よく出来てる! 本物の動物たちの撮影も大変だろうけど、メイキングにあったCGや、
コンピュータで動く人形?の組み合わせが絶妙で、犬猫の愛らしさを残しつつ、うまく擬人化させてる。
CGは無限の可能性だね。人と動物の見事な共演v
でもこれって犬好き向きだな
会議中フリスビーで遊ぶ犬を高級ドッグフードで黙らせて、「SIT!」w
本部では本格的な訓練をさせているのに、人を見るとお互いのお尻を嗅いだり、
穴を掘ったりして誤魔化したりw 細かいギャグが可笑しい。
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photo6:剣さんもいる。
photo5:ジャパサキのチラシ。
photo4:ポップジャムのハガキ(これは外したほう![]()
【読書感想メモ】
「ヴェルコカンとプランクトン」ボリス・ヴィアン(追加で別記)
「赤い草」
「人狼」
「帝国の建設者」
「ぼくはくたばりたくない」
「死の色はみな同じ」
「醜いやつらは皆殺し」
「陰陽師11」岡野玲子/著 夢枕獏/原作
「からだレッスン」寺門琢己
「大阪学」大谷晃一
「続・大阪学」
「こんな飼い主と暮らしたい 犬編」澤邦彦
【歌詞をメモした曲】
♪FLYING BABY/真心ブラザース
♪FLY/YO-KING
【イベントメモ】
「善光寺7年に1度の御開帳」@長野
【ライヴレポ(追加で別記)】
★冷牟田竜之presents TABOO 2003.2.14
★ポップジャム公録@NHK 2003.2.17
★CRAZY KEN BAND in FRIDAY@関内 2003.2.18
★JAPAN CIRCUIT vol.10@赤坂BLITZ 2003.3.9
★スカパラ HIGH NUMBERS TOUR@CLUB CITTA' 2003.3.19
★FACTORY公録@フジテレビ 2003.3.29
★ミシェルライヴ@赤坂BLITZ 2003.4.9
★スカパラ@渋谷クアトロ 2003.6.5
★ロッキングタイム@野音 2003.6.7
★スカパラ HIGH NUMBERS TOUR FINAL@東京ベイNKホール
part2からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『ザ・リング』(2002)
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監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ナオミ・ワッツ、マーティン・ヘンダースン ほか
怖かった〜〜〜
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これだけお金かけてリアルにリメイクされたら、お客さんが可哀相だ
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観客インタビューで「ホラー好きでよく観てるけど、こんな怖いの初めて〜〜〜
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ほぼ日本版通りだが、さすがに貞子じゃなく馬の話になってた。アメリカ人にはそのほうが分かりやすいからか?
で、続編『らせん』も作るかな? ワッツは来日もしたし、新作も続々。
これは見せられたほうにゃたまらん反則行為だよね〜
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でも見ちゃう人間の好奇心ってほんと食えない・・・ほんと、このプロットってうまくできてる(感心
キング・オブ・ホラーのS.キングも思いつかないだろう。ホラーの夜明けか?
これで日本ホラーの輸出が増えたら面白い。金田一耕助シリーズとか思い切りドロドロ系のやつ。
■『マリー・アントワネットの首飾り』(2001)
監督:チャールズ・シャイア 出演:ジョナサン・プライス、ヒライリー・スワンク、クリストファー・ウォーケン
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以前読んだ『悪魔(デイモス)の花嫁』の話(王妃にソックリな娼婦が、
一夜の名声と富、愛欲しさに処刑の身代わりになる)かと思ったら全然違った。
フランス革命の引き金ともなった首飾り
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事件関係者が本を書いて騒がれる形はこんな昔からあったらしい。
ここでの王妃は贅沢をしながらも民衆の支持を切望し、命もいとわない女性に描かれている。
過去のことは人の口に伝えられるかぎり、様々な主観によって歪められる。真実はどうだったのか?
波乱万丈とはこのこと。民主主義の現代になっても、政治、宗教、金、スキャンダルの縁は切れない。
■『クロエ』(2001)
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監督:利重剛 出演:永瀬正敏、ともさかりえ、塚本晋也、西島秀俊 ほか
ボリス・ヴィアンの不条理で無限に自由な世界を、多少設定は変えても大切に映像化したのが
日本で今の時代だということに驚き、そして嬉しい。本人はどうだろうか?
とてつもなく絶望的な結末なのに、ここまで美しく純粋な感動の余韻が残るこの傑作が
当時なぜ受け入れられなかったか不思議でならない。
ヴィアンに巡り会わせてくれたひやむ、ひいてはスカパラに感謝
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少年が小説のネズミ
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いつもはキレた役が多い永瀬が優しい青年を好演。塚本さんまでリンクしているのにはビックリ。
やわらかな音楽と、2人の親密さと絶望感を表す部屋の照明が原作のイメージより、ずっと暖かなのが分かる。
これを機にヴィアン作品を全部映画化ってどーかな? 不条理さもそのまま、より原作に忠実なままでv
■『プレッジ』(2001)
監督:ショーン・ペン 出演:ジャック・ニコルソン、ベニチオ・デル・トロ、ロビン・ライト・ペン ほか
予告編に感動して、観てみたら、泣くよりも胸騒ぐサスペンス劇。
豪華なキャスティング、渋い音楽の使い方、そして大ベテラン、ニコルソンの演技が見事。
止まらない幼児誘拐、レイプ、殺人、行方不明でも犯人が死刑になっても、
わが子を失った家族らの深い悲しみは消えない。
ハッピーエンドと思いきや、真実もハッキリしないまま寂しい終わり方。
が、このほうがよりリアルに恐怖と孤独感が伝わる。
平和な日常が描かれるほど、その裏に潜む暗い影がヒシヒシと伝わり、緊迫感が伝わる名演出だ。
■『シンプル・プラン』(1998)
監督:サム・ライミ 出演:ビル・パクストン、ビリー・ボブ・ソーントン、ブリジット・フォンダ ほか
何年か前、Nさんから原作本をもらって一気に読んだミステリー。映画にしてもやっぱ面白い。
大金への欲がいかに簡単に人の善悪、良心、罪悪感の秤を狂わせてしまうか。
もっとも正直者だと思っていても分からないもの。微妙なバランスで保たれている人間関係も、家族ですら危ない。
「父が言っていた。男を幸せにするものはシンプルなこと。愛する妻、まともな仕事、
信頼、尊敬し合える仲間と隣人。自分は気づかずに全て持っていた。幸せなはずだった」
以前ならささやかでも幸せだった家庭が、今となっては偽善で空しいだけになってしまっても
どうしようもないラストが哀しい。
■『悪いことしましょ』(2000)
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監督:ハロルド・ライミス 出演:ブレンダン・フレイザー、エリザベス・ハーレイ ほか
派遣先の誰かが絶賛してた1作。『ハムナプトラ』の男優の達者な変化ぷりと、
『オースティン〜』の女優の迫力あるセクシーコスプレで、人の欲を叶える大人のマジックテイル。
笑えてほのぼのできる1本!
世界一繊細な男になっても、夕陽にいちいち泣けて「いつになったら沈むんだ!
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プロバスケ選手になっても、滝のごとく汗をかいてバカ丸出し/爆泣
「本当は悪魔も神も自分の中にある。天国も地獄もこの世にあるの」
「マジックで叶えられるものじゃない。ゴールが重要じゃなく、プロセスが大事なんだ」
■『キャッツ & ドッグス』(2001)
監督:ローレンス・ガターマン 出演:エリザベス・パーキンス ほか
可愛い&よく出来てる! 本物の動物たちの撮影も大変だろうけど、メイキングにあったCGや、
コンピュータで動く人形?の組み合わせが絶妙で、犬猫の愛らしさを残しつつ、うまく擬人化させてる。
CGは無限の可能性だね。人と動物の見事な共演v
でもこれって犬好き向きだな
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本部では本格的な訓練をさせているのに、人を見るとお互いのお尻を嗅いだり、
穴を掘ったりして誤魔化したりw 細かいギャグが可笑しい。
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photo6:剣さんもいる。
photo5:ジャパサキのチラシ。
photo4:ポップジャムのハガキ(これは外したほう
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【読書感想メモ】
「ヴェルコカンとプランクトン」ボリス・ヴィアン(追加で別記)
「赤い草」
「人狼」
「帝国の建設者」
「ぼくはくたばりたくない」
「死の色はみな同じ」
「醜いやつらは皆殺し」
「陰陽師11」岡野玲子/著 夢枕獏/原作
「からだレッスン」寺門琢己
「大阪学」大谷晃一
「続・大阪学」
「こんな飼い主と暮らしたい 犬編」澤邦彦
【歌詞をメモした曲】
♪FLYING BABY/真心ブラザース
♪FLY/YO-KING
【イベントメモ】
「善光寺7年に1度の御開帳」@長野
【ライヴレポ(追加で別記)】
★冷牟田竜之presents TABOO 2003.2.14
★ポップジャム公録@NHK 2003.2.17
★CRAZY KEN BAND in FRIDAY@関内 2003.2.18
★JAPAN CIRCUIT vol.10@赤坂BLITZ 2003.3.9
★スカパラ HIGH NUMBERS TOUR@CLUB CITTA' 2003.3.19
★FACTORY公録@フジテレビ 2003.3.29
★ミシェルライヴ@赤坂BLITZ 2003.4.9
★スカパラ@渋谷クアトロ 2003.6.5
★ロッキングタイム@野音 2003.6.7
★スカパラ HIGH NUMBERS TOUR FINAL@東京ベイNKホール