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『みんなで生きる・21世紀 11 戦争はなぜおこるのか』(ポプラ社)

『みんなで生きる・21世紀 11 戦争はなぜおこるのか』(ポプラ社)
ドン・スレイター/文 山本直英/訳

戦争をテレビのニュースでしか知らない子どもたち。
小さな子どもにも分かりやすいように書かれた戦争についての本。


【内容抜粋メモ】

「どうして、人々は戦うの?」
国と国が戦う時、戦争よりほかに解決の方法がなかった、と思っている場合が多いのです。



「戦争で戦うのは、誰なの?」
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戦争をしようとしたり、戦ったりするのは、ほとんど男性たちです。

大人たちは、女の子には平和な遊びをさせ、
男の子には鉄砲ごっこをさせたりして、強くなるように育てます。
男の子たちは、「強い子は、よい子」で、自分の強さを試すように、と教えられます。


この戦争は正しい、と信じて軍隊に入る人は大勢います。
彼らは、政府や、戦争を始めた人たちが、きっと自分たちを守ってくれるだろうと信じて、軍隊に入るのです。

現在、ほとんどの軍隊には、職業として希望してきた人たちが集まっています。
その中には、戦争に賛成の人もいますが、反対して、戦いたくない、という人もいます。



「敵は、どうやって作るの?」
兵士は、敵を「生きている人間」と見ないように、教えられ、鍛えられます。
「敵は自分たちとは違う」と思っているのです。

戦争がおきると、政府は、テレビや新聞やラジオを使って、国民に
「悪いのは敵で、自分たちは完全に正しいのだ」と、さかんに宣伝します。



「どうして、戦争は起こるの?」
国が戦争をはじめる理由は、たくさんあります。

強い国がいくつかの国を占領すると、「帝国」のような強大な国家をつくりあげます。
19Cにイギリスは、アフリカをそのように支配しました。


独立するために起こした戦争もあります。
支配している国は、そんなにカンタンには自由を返してくれないからです。

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アフリカのアンゴラでは、ポルトガルの支配から自由になるために、長い戦争を続けました。



ある国は、資源をもとめて争います。

また、ある国は国境をめぐって争い、隣りの国の領土の一部は、正しくは自分たちのものだと主張します。

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イランとイラクの間で起きた「湾岸戦争」は、領有をめぐる争いから始まりましたが、
実は、宗教の違いなど、他にもいろいろな理由があったのです。



「戦争で苦しむのは、誰なの?」
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1940年、燃えるロンドンの街。第二次世界大戦中に、世界中で4000万人以上の人が死にました。



「兵器がなくなれば、戦争もなくなるの?」
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アメリカ軍のFB−111戦闘機

対立しあう2つの国は、相手よりもたくさんの兵器をつくらなければならないと考えます。
こうして、「軍備拡張」の競争がはじまります。
そのために、「兵器産業」は、大きな力を持つようになりました。



「核戦争って、どんなこと?」
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核爆発の実験は、南太平洋で頻繁に行われています。
現在(1997年発行)、核兵器を持っているのは、アメリカ、ロシア、中国、インド、イギリス、フランス、イスラエルです。



「戦争は、止められますか?」
第二次世界大戦後、国連が設立され、1996年現在、185の国が加盟しています。



【解説抜粋メモ】

わが国の戦争体験者は、人口の3割台になった。

国家が、その構成員である個人の生命や意志を無視してすすめていく暴挙が戦争である。
国家の主人公である個人の意志を結集させれば、戦争を止めさせることもできるということは、大切な視点なのです。

世界に誇る「日本国憲法 第9条」をもつ国の子どもとして、その意志を熱烈に発信することが大切。


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