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Channel: メランコリア
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『リアル〜完全なる首長竜の日〜』

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『リアル〜完全なる首長竜の日〜』
原作:乾緑郎 監督:黒沢清
出演:佐藤健、綾瀬はるか、中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太、松重豊、小泉今日子 ほか

「なんだか生まれた時からずっと一緒に暮らしていたような気がする」
「これからもずっと一緒だよ」

劇場で観たいと思ってた私好みのメランコリックな作品。
どうやら、私は佐藤くんと松坂桃李くんをずっと同一人物だと思っていたようだ(似てない?
B'Zみたいな高音で歌ってるテーマ曲がミスチルだったのも驚き。

▼story
コウイチの妻アツミは人気漫画家だが、スランプからか自殺を図って昏睡状態になり1年が経つ。
医療の進歩により、人の意識に入る装置が開発され、コウイチはアツミの意識に入ってゆく(センシング)。
仮想現実の中でも、締め切りに追われながら必死にマンガを描き続けているアツミに事情を話すと、
小学生の頃にあげた首長竜の絵をもってきてくれと言う。

「あの絵は完璧だった。漫画家としての自信が取り戻せる気がするの」

センシングのストレスによる副作用からか、コウイチはずぶ濡れの少年や、アツミの描くグロテスクな死体の幻影を見るようになる。
2人は飛古根島にいた頃からの幼なじみ。コウイチの父は島の開発にたずさわっていた。
首長竜の絵は島にあるのではないかと思い、15年ぶりにコウイチは島に渡る。。。


「ここは私の意識の中でしょ。だからどうにでもなるんだ」


荒廃してしまった島で暮らすアツミの父が、コウイチの父が過労死したことを知って
「天罰だな。じゃあ、悪いのは誰だ。誰がこの責任をとるつもりだ」というセリフも重い。

近未来の車や家のデザインが面白い。

「フィロソフィカルゾンビ」と化した松重さんたち怖い!

「哲学的ゾンビ」
本当にある言葉なんだ/驚


警官役でふつーにハマケンが出てきたし/爆

今朝見かけたこのニュースともリンクした。
ネッシー観測されず死亡説も

ロビン・ウィリアムズ主演映画『奇蹟の輝き』も思い出す。
あの作品では、自分を責めて自殺した妻が、自分の作り出した地獄から抜け出せずにいた。
ペンダントであっさり納得しちゃうのは、なんだか安易だけど、
CG技術の進歩によって見事生き返った首長竜がステキ←超自然大好き


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